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by kanechin
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万太郎本谷(1) 入渓 ~ 一ノ滝

 9月13日(土)
 朝から雨。溜まっていたブログの更新を行い、車検の見積もりへ。予約をしたにも関わらず、土曜とあってか異様に待たされ焦る。帰りに食糧を買出し、沢の準備&料理の下ごしらえ。この週末は、念願の魚野川水系・万太郎本谷(2級、★★★★★)へ!

 19:00、待ち合わせ場所に集合。花火大会があるのを知らず、国道は大渋滞でちょい遅刻。乗り合わせて、飯山、津南を越えて土樽へ。真っ暗で、すんごくわかりづらい林道を進んで、3時間ほどで仲間と合流。今回のメンバーはな、なんと9人の大所帯!?テントを設営し、仮眠を取る。

 9月14日(日)
 午前5時起床。おのおの朝食を摂り、入渓の準備。
万太郎本谷(1) 入渓 ~ 一ノ滝_b0050067_0441120.jpg

 午前6時、遡行開始!いきなり堰堤からスタート!魚道を伝って簡単に越えられる。
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 さらに進むと、去年にできたばかりのウワサの堰堤へ。
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 近づいてみると、その巨大さに圧倒される。
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 単調な河原歩きを終えると、淵が出迎えてくれた。
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 ジェットスライダー状のナメ滝。この時点では曇り空で、まだ水に浸かる勇気がない!?
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 カラホリ沢と出合うと、5m滝が待ち構えていた。釣り人に「左岸から巻けるよ」と言われるが、ブッシュの様子。ここはやっぱり、右岸を巻かせてもらう。
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 トップの赤シャツがワタシ。以下、ワタシが写っている写真はU嬢提供。サンキュ!
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 淵は胸までの深さで、洗礼を受ける。ちょっとホールドは細かめだが、フェルトで十分に拾える。
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 滝の上部は、ポットホールも見られる奇岩状。
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 じきに、関越トンネルの換気口が見える。近くまで行くと、その巨大さに驚く。ゴ~っという低い音が響いていて、ちょっと異質な雰囲気。あれ?ここって、何かの映画に使われてなかった??
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 川棚沢に出合うと、いよいよ沢はゴルジュの雰囲気。右側からオキドウキョウ沢がスダレ状に流れ込む。なんとも涼しげだ。というより、ちょっと寒い!?
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 オキドウキョウのトロ。20mほどのトロ場となっている。まず、右岸のバンドを進む。
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 バンドの終端から飛び込み、数m泳いで対岸へ。思ったよりも流れがある。
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 末端にある小滝。普通は巻くようだが、突破を試みる。まずワタシがトップで右岸をウナギ泳ぎするも、泊まり装備のザックが頭にひっかかり、実に泳ぎづらい。
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 体が冷えてきたので一旦泳ぎ返し、Sリーダーが空身で左岸をへつる。横ホールドが続くが、スタンスがちょっと悪い。
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 全身フリクションでワタシも追従。とにかく人数が多いので、10mロープに加え、50mロープも流してザックピストン開始。その間に50mのもう一端をワタシに結び、トップを登る。が、次のゴルジュはほんの数mだが水流が強く、気合いで突破。さらに強烈なシャワーを浴びたりと、なかなか登り応えがあり楽しい!が、体の芯まで冷えてブルブル。写真は、トップから見た様子。
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 3m2条滝は、左岸を泳いで右壁を登る。
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 末端は、こんな様子。滝の落ち口に居るのがワタシ。
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 今回は初心者が数名いたので、ロープをFIX。要所に残置ハーケンあり。
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 この後は、楽しい小滝とナメの連続。
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 谷が屈曲するとゴルジュを抜け、急に明るい雰囲気となる。
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 小滝の連続で、飽きがこない。
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 噴水状の滝を持つ奇岩滝。
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 自然の造形って、すごい。
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 釜川を彷彿とさせる釜が続く。
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 こんな面白い出合いもある。
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 西沢渓谷・七つ釜を想わせるエメラルド・グリーンの淵が続く!巻くのも自由。泳ぐのも自由。ワタシは楽しく泳がせてもらう^^。
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 しばらく、このようなナメ状の楽しい滝が続く。
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 時間が経つのも忘れて、ナメ床を一歩一歩詰めていく。
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 淵から淵。ナメからナメへと、ひたすらに続く。
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 波打つような、楽しいナメ。
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 そしていよいよ、念願の30m大滝「一ノ滝」と御対面~!ここ何日も写真に魅入っていたので、ほんとドキドキの対面となった。 【続く】
by kanechins | 2008-09-14 13:24 | 「沢」の独り事