甲武信ヶ岳 de お散歩 (後編)

 賑やかな山頂を背に、十文字峠へ向け下る。思えば、「甲武信を見る」ことってほとんどない。五丈岩を抱く金峰山は、里で皆から「ほら、あれが金峰だよ」と言われはしても、「ほら、あれが甲武信だよ」って聞いたことがない。尾根のベールに包まれた、隠れたピークなのだろう。
 かくいう私も、何度も登っているのに「甲武信」を見た記憶がない。今回、三宝山ルートを歩くことで、初めて甲武信を見上げることができた。実は、三宝山の方が標高が高いので「見下げる」という表現が正しいのかもしれないが。。。
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 三宝山から尾根を下ると、稜線の鞍部に写真の岩があった。名前は見たとおり「尻岩」というらしい。ワイドクラックでフリクションも良さそうだが、尻の谷間を水が流れていたので登るのは厳しい!?
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 武信白岩山への登り。埼玉と長野の県境にある白岩だからかな??
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 ここまで来ると、三宝山も「見上げる」という表現が正しくなってくる。
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 武信白岩山。山頂には立派な三角点が見える。が、いちお登攀は禁止のようだ。
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 今回のもうひとつの目的は「石楠花(しゃくなげ)」。しかし、葉はあれど花芽が見えず。今年は裏年かもしれない。写真は、貴重な「つぼみ」。個人的には、豪勢な花よりも、これから開こうとする「つぼみ」に美を感じてしまった。
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 本ルートの最後の山頂、大山。バックは八ヶ岳。谷間に見えるのはダムではなく、川上村のレタス畑なのだ。美味しい水と空気、降り注ぐ太陽で育った川上村のレタス、甘くてみずみずしくて美味しいにっ!!
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 最後のピークからは、いきなりの急下降。疲れる頃なので要注意ポイント!
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 そして、十文字峠に近づくにつれ、石楠花が迎え入れてくれる。
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 十文字小屋。この小屋の方が石楠花の摘芽とかして毎年咲くようにしてくれているようだ。
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 ええい、あとは下るだけだ。しばらく尾根伝いに歩き、八丁坂から一気に下る。そして、いよいよ散歩もフィナーレを迎える。
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 毛木平に戻ってきた。結局、梅雨入りしたばかりなのに丸一日、ど快晴に恵まれた。普段なら山から離れる時期なので、感謝、感謝である。
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 【補足】 本ルートは、日帰りだと少~し健脚向きかもしれません。鎖場もあるので、時間に余裕を持った行動をオススメいたします。
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Commented by とも at 2007-06-21 18:58 x
石楠花、きれいですねぇ。花でも果実でもその季節にしかならないというのが素晴らしいです。季節ごとの自然の姿、守っていきたいなぁ・・・と思う今日この頃です。
Commented by kanechins at 2007-06-23 10:00
十文字峠は石楠花で有名なスポットなんですよ~。けれど、知っている人に言わせると「今年は少ないっ!!」んだそうです。。。最近、体内時計「時計仕掛けのオレンジ」が話題になりましたが、植物にもしっかりした時計があることを、「りんご」や「もも」などの樹を見て感じてます。
ほんと、いつまでも咲き続ける花じゃ「造花」と変わらないですもんねー。なんだ、人間もいっつも花を咲かせていなきゃ、って焦る必要はないんですねー、苦笑^^;
Commented by とも at 2007-06-23 19:42 x
 ほんと、その通りですね。「自然体」が一番だと思います。
いい時もあれば悪いときだってあるんだから、取り繕わず、ありのままでいることがいいと感じます。人間も自然も一緒ですね。周囲の環境から色々な影響を受けてしまう。良くも悪くも。
 だから時にはそんな環境にすねて、花を咲かせずにいることも必要なんじゃないかなぁ・・・なんて思いますよ。
Commented by タマ at 2007-06-24 13:07 x
私が行った時も、花芽が少ないね~と言っていたのに、写真を見たらたくさん石楠花が咲いているのでビックリしました。
「小屋の方が石楠花の摘芽とかして毎年咲くようにしてくれているようだ。」と読み、そうなんだ~と納得。

それにしてもこのコースがお散歩だなんて、私にはとても言えませんが・・・。
Commented by kanechins at 2007-06-25 00:20
☆ともさ~ん
 自然体って、ただ自然にしていればいいだけなのに、難しいですよねー。そうそう、じっと「つぼみ」の時期があったっていいじゃない!たっぷり充電して、ぱーっと花を咲かせたいものです^^;。え?咲いたら終わり?花芽はまた、着くんです!!
Commented by kanechins at 2007-06-25 00:22
☆たまさ~ん
 源流から山頂、十文字手前までは、ほんと花芽がありませんでした。時期もあるんでしょうが、満開だったのはほんと、十文字峠周辺だけでした。。。
 葉も傷んでいるし、葉芽もないものも多かったです。もしかして、獣害に合っているんでしょうか??
by kanechins | 2007-06-16 23:31 | 「山」の独り言 | Comments(6)

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