今日の「目からうろこ」
2006年 12月 30日
写真は、本日午前8時半に気象衛星が撮影した日本付近の可視画像。
私は2つの点で驚いた。
1つめは、日本という島がいかに大陸の冷気を受け止める壁になっているか。富山、新潟など日本海側の雲の溜まり方はすごい。
また、山と山のすき間から吹き出た細い冷気は太平洋側まです~っときれいに伸びていること。暖かい空気と冷たい空気は混ざりにくいというが、これほどまでとは。また、冷気の流れも相当な速さであることが伺える。
2つめは、やはり斜めに走る陰。
2年前の正月は銚子・犬吠崎でご来光を拝んだ。
そこには「(山頂や離島を除いて)日本で一番早い日の出が見える岬」と書かれていたが、頭の中では「そんなん、北海道の利尻の方がずーっと東に突き出ているから、『本州一』の間違いじゃないん?」と思ったのだ。
その謎が氷解した。地球は地軸のずれによって傾きながら太陽の周りを回るため四季があるわけだが、正月頃には「夜明けの線」がこれほどまでに傾くのだ。ぱっと見、45度だぞ!?なるほど、確かに日本一早い「日の出」は犬吠崎というわけだ。納得。
実際に日本で一番「日の出」が早いのは、どこだろう?思うに、富士山か。いや、南大東島とか南東方の離島か?