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by kanechin
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錦秋の小川山 (初日)

 恐らくは今シーズン最後となる「小川山」で、クライミングキャンプ。高気圧に覆われ、好天に恵まれた。写真は、駐車場から見上げる屋根岩。今日は右側の2峰に登ることに。
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 逸る心を抑え、駐車場から近い好条件の場所にテントを幕営。
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 すぐ横のサイトには、真紅に染まる「もみじ」が彩りを添えていた。
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 今回のメンバーはShimizu師匠をはじめ、小川山デビューの2人(あんぱんまん、Kitajo)がいたので、屋根岩2峰の南稜下部から取り付き、マルチピッチの技術確認。私&あんぱんまん、師匠&Kitajoのペアでザイルを結び合う。
 写真は1P目(5.5?)をフォローする「あんぱんまん」。初めての花崗岩で、スタンスを選ぶのに苦労しているようだ。
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 ふと回りに目をやると、カラマツ林が黄金色に輝いていた。
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 写真は2P目をフォローする「あんぱんまん」。重いザックを背負っての5.10aは厳しかっただろうに。
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 4Pほどの下部を抜け、名ルート「Selection(5.9改定)」に取り付く。写真は快適なガバフェースが続く1P目(5.5?)をフォローする「あんぱんまん」と、そのすぐ後を追うShimizu師匠。
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 2P目「ダイヤモンドスラブ(5.8)★」をフォローする「あんぱんまん」と、師匠&Kitajoペア。
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 3P目のチムニーを登る「あんぱんまん」。初めてのバック&フットはどうだったかな?チョックストーンの前側をリードする際、カムが岩に挟まってしばし動けなくなり、密かに必死になった自分もいた。
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 そして、いよいよ核心の4P目(ここが5.9に改正されたと想うのだが。。。)。いつかは越えなければと想っていた、自分にとっての「壁」がここだ。初めてカムデバイスでのリードということもあり、わずか3mばかりのクラックにカムを3つも入れてしまう。
 最初のボルトにクリップしてからは快調で、モアイフェースもどきの大フレークを越え、ちょっとしらスラブを乗り越えてビレイポイントに。
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 見下ろすと、黄金色に燃えるカラマツが目に飛び込んでくる。
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 最後のスラブを乗り越える「あんぱんまん」。
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 師匠&Kitajoペア。
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 初めて取り付いたときからは信じられないことだが、念願のレッドポイントを達成することができた。付き合ってくれたみんな、ありがとう!
 そして目に飛び込んできたのは、屋根岩3峰の南稜神奈川ルート。来年こそは、リベンジを果たしたいところだ。
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 実は、2峰の下りが一番怖かったりもする。ずるっと滑れば、絶壁をフリーフォールだ。降ってくる落石を避け、ワイヤーも頼りに慎重に下る。
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 そらまめスラブでしばらく遊んでいたが、「やわらかソラマメ」の右端のスラブルートではまってしまい、結局、日没ギリギリの山中を駆け下りることに。

 買出しは前日に済ませておいたので、ラクチン。火を起こし、とにかくビールで乾杯!テーブルにビールを置くと徐々に飲み頃に冷えてきたということは、外気温は3、4℃くらいか!?
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 色々な肉、野菜が七輪で焙られる。小川山の夜は、やっぱりこれだなぁ。
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 焚き火を囲み、酒を片手に炎を見つめるKitajo&あんぱんまん(職場の同期だったりもする)。
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 冷えた体にはお酒はいくらでも入る感じ。明日に備え、23時前には寝袋に入る。(遅すぎ!?)  【続く】
by kanechins | 2006-10-28 22:18 | 「岩」の独り言