OMM JAPAN 2018 in 奥三河(day 1)

 2018年11月10日(土)
 OMM(Original Mountain Marathon)は、1968年に英国で生まれた、世界でもっとも歴史ある2日間の山岳マラソン。気候条件の厳しい時期に、必要な装備を全て背負い、読図力、判断力、走破力、タイムマネジメントなど「山の総合力」が試される、2人1組のチーム制トレイル&ロゲイニングレース。

 自身は2回目となる日本版OMM。当初は昨年のパートナー、某山岳会会長Tとエントリーしたものの、膝の靭帯を損傷したらしく欠場。慌ててパートナーを探したところ、ウルトラマラソンにも参加したことがあるJunが加わってくれることに!

 レースはストレート(すべてのコントロールを順番に踏破するタイムトライアル)と、スコア(コントロールのポイントと、地形や体力を判断して制限時間内に踏破するスコア制)の2種目。それぞれクラスが分かれており、今年もスコアロング(制限時間13時間)に参戦。

 我々のスタートは、2ブロック目の8:15と早め。
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 受付2階にはショップが。必携装備(携行していないと失格)のひとつ、熊鈴が見つからずに慌てて購入、助かる。初参戦のK竹夫妻としばし談笑。
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 スタート地点まで20分ほど要するらしく、早めにスタート地点を目指して登り始める。
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 地図を渡されていないので、どこに導かれていくのかは看板のみぞ知る。
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 冷たい風がゲレンデトップを乗り越え、出発直前までカッパを脱げない。1分間隔、4人毎のウェーブスタート。
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 スタート1分前にコントロールが記された地図(1/25,000図)を渡され、手首に装着したSIカードのパンチを行いスタート!
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 歩きながら地図を眺め、戦略を練る。まずは、スタートとフィニッシュの確認。限られた時間と体力の中で、スコアを取れそうなルートを検討。東側を取ってから南部へ移動し、時間を見てゴール付近のコントロールを取れるだけ取ることに。
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 電波塔が林立する頂きから、まずはコントロールAAを目指して250mの下降。
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 スタート時間が早いので、エリアの中はまだ人が少ない。コントロールAAはさくっと見つかった、幸先がよい。
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 そのまま1本南側の尾根に、道なき斜面をトラバース。
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 赤い実線は、我々の軌跡(腕時計のGPSログ)。DD、ABも順調にGET。ABは林道から回り込んだが、緑線のように尾根伝いに来たほうが標高差が少なく、体力も時間も温存できたかもしれない。
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 下りは尾根沿いに進み、林道に降りる。
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 そこからは、苦手なロード。下り坂は、全て走る。
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 奥三河は、ちょうど紅葉真っ盛り。
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 当初は南側に散らばるコントロールを取りながら西に進む計画であったが、Junがふと「上の道路に上がって西に行く方がよくない?」と。少々急ではあるが、距離が短い尾根を目指す。なんと、そこには梯子が!
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 上の道路に出て、西を目指す。途中、滑落しそうな急斜面があり、ヒロシ達が通った上記地図の緑線のほうがラクそうだった。
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 途中、BFを取りに行くが、地形図にある小高い丘2つを読み違えて、しばし藪の中を彷徨う。迷ったら元へ戻るのは、ロゲイニングでも基本。「50ポイントだから難しいに違いない」と思い込んで、勝手に藪に突き進んだのが間違い、笑。

 さらに西に進み、奥のDGを取った段階で残り3時間に。さらに下のBGを狙うが、雑にコンパスを読み、支尾根に紛れ込む。あるはずのない沢が右に見えたので誤りに気付き、大きく方向修正。わずか600m、標高差120mの下りなのに30分を浪費し、遅刻(1分につき5ポイント失点)を恐れてAFは諦めることに。
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 ヒロシ&おーきチームは道路から林道へショートカットし、AFを最初に取ったらしい!なるほど!それか、AFを取ってから上の道路へショートカットするのもありだったなー。
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 CG、AGをGET。
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 フィニッシュへの誘惑を断ち、ぐるーっと大回りしてBH、DHも取る。
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 そして、既に幾つかのテントが幕営された芝生広場が見えた。
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 ぐるっと芝生広場を迂回し、制限時間を1時間以上残して5時間57分でフィニッシュ!
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 Junのウルトラマラソンで鍛えられた走力、そして冷静なルートマネジメントに支えられ、初日は310点をGETすることができた。
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 とにかく、終わったー。汗だくになるような暑い走りから一転、冷たい風が容赦なく体を冷やす。上下ともダウンを着て保温に努め、ツェルトを設営。お湯を沸かして、ホットココアを頂く。体を芯から温めてくれる、ほのかな甘さにしびれる。
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 続々と選手は帰還し、徐々にテント村は阿曽原のような賑やかさを呈してきた。
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 ミヨマヨチーム、ヒロシ&おーきチームもゴールし、囲むようにテントを設営。乾杯し、それぞれ夕食の準備に取り掛かる。
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 ヒロシ&おーきチームは豚キムチ鍋。ミヨマヨチームは高野豆腐を上手に使って鍋。
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 私も、昨年の反省(焼き肉は寒すぎた)を活かし、鶏肉、肉だんご、はくさい、しいたけをたっぷり入れた鶏塩鍋。加えて、ご飯とラーメン!?
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 「多いかな?」と思ったけれど、基礎代謝も含めれば5,000カロリーくらい消費していたので、存外にぺろり。みんな、昨晩に呑み過ぎたようで、お酒の進みが悪い!?笑
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 明日に備えて、19時前にはそれぞれ寝袋に入り込んだ。(つづく)

【本日の移動状況】(GPSデータ基準)
・沿面距離 27.8km(累積登高差1,525m、下降差1,996m)
・行程断面は下記グラフ。
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【本日のルート取りの反省点】
・AB取り、上の道路へ上がるときのショートカットが甘い。AFも狙えたはず。
(上位得点者はみな、AF-BG-DGの順に取っている)
・BH,DHは時間調整に回しておいて、DUは狙えたと思う。
・結果論だが、370点は狙えた可能性がある。
・上位得点者は南側に入っているので、もっと走力が欲しい。

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by kanechins | 2018-11-10 21:53 | 「走り」の独り言 | Comments(0)

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