山陰ツアーday3 伯耆大山(夏道~元谷)

 2018年7月1日(日)
 今日はいよいよ、20数年振りの伯耆大山(写真はGoogle Earth+GPSデータ)。
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 中国地方の最高峰で標高1,729mの成層火山だが、活火山としては扱われていない。伯耆大山(ほうきだいせん)、あるいはその山容から伯耆富士とも呼ばれる。

 午前4時過ぎに起床。荷物をまとめ、ヒロから念のためにと防虫ネットをお借りする。そういえば、ブヨ(ブト)が多かった気がする。

 05:20、ヒロに見送られて宿を出発。
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 橋からは、昨日旅をした美保湾が望める。
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 05:30、駐車場で登山届を提出。
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 登山開始。(撮影:天飾氏)
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 敷き詰められた細やかな階段を進む。
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 05:40に、森の中に静かに佇む阿弥陀堂へ。
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 まだ陽を浴びぬブナ林の中を登る。蝉が賑やかしてくれる。
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 エゾアジサイ。アジサイの花言葉は「元気な女性」(フランス)、「辛抱強い愛情」、「家族の結びつき」。
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 随所に見られた、「登山者自動位置確認システム」(MAPS)の発信モジュール。
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 2018年6月に設置されたばかり。GPS機能がついたスマートフォンの専用アプリ(Compass)と連動し、モジュールを通過すると、その時間がスマートフォンのアプリを通じて記録。スマホには周辺情報や注意報も通知されるらしい。まだ実証試験中で、浅間山にも設置されているそう。

 07:00、わー、懐かしの6合目避難小屋。
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 中はきれいに改装されていた。
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 素晴らしい眺望。
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 シモツケソウも応援。花言葉は「純情」「穏やか」。名前の由来は、下野国(しもつけのくに、栃木県)で多く自生していたかららしい。
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 小屋裏には、携帯トイレブースあり。なんと、トイレキットは無料で配布されていた。太っ腹!節度ある利用を心掛けて頂ければ幸いである。
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 07:20、スタート。北壁、別山が近づいてきた。
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 標高が上がり、いよいよガスの中に突入。。。(撮影:天飾氏) 
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 頂上付近の木道に入ると、遮るものがなく強風に煽られる。
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 ダイセンキャラボク。イチイ科の常緑針葉低木で、山頂にかけての緩斜面のくぼ地に純林があり、特別天然記念物に指定。樹齢600年とされ、地面を這いながら四方に伸び、その長さが15m以上のもあるらしい。
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 霧の中を、風に飛ばされないよう慎重に進む。
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 右手に、山頂避難小屋が見えてきた。懐かしすぎて、父ちゃん、涙が出てきた。
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 そして、08:10に大山山頂(標高1,729m)。
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 昔に歩いた縦走路も、2000年の鳥取県西部地震以降、山肌の崩落が激しくなり、現在は残念ながら通行禁止となっているらしい。
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 避難小屋でガスが晴れるのを期待し、待機。下界は30℃以上あろうが、ここは16℃程度。風があるので、むしろ寒いくらい。
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 小屋の中は、実にきれい。売店もあり、グッズや簡単な食糧も手に入る。そして、昔からそうだったか記憶が定かではないが、トイレが水洗!?
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 一向にガスが晴れる気配はなく、今日中に信州に戻らないといけないので、09:40に涙を呑んで下山開始。帰路は緩傾斜帯をぐるり周回。
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 岩室。
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 南西風が独立峰にぶち当たっているので、むしろう回路の方が風が強い!
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 さようなら、別山。また来る日まで。
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 10:35、6合目避難小屋を通過。少し下ったところにある分岐を右に折れて、元谷へ下る。
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 素晴らしいブナ林。
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 ブナ傘。
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 11:10、北壁が一望できる元谷。(撮影:天飾氏)
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 昼食を摂りながら、大山の見納め。11:35、出発。写真は、宝珠越えへの分岐。いつか、またユートピアに行きたい。
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 途中、樹齢1,000年の杉の天然木が。3人で手を回しても届かない。(撮影:天飾氏、一部改変)
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 11:50、大神山神社、奥宮。大神山は大山の古名で、大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られている。1805年に建立とされる。
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 思えば、今の自分があるのは大山の神様のお陰かもしれない。
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 参道から振り返る。裾広がりの階段は、意図的に遠近感を出すためのものか?
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 山頂で販売されていた「手ぬぐい」にもあった歌の石碑。
 「山のエスプリ(精神、魂)は 山頂にあつまる
  神はここにくだり 人はここにのぼる」(織田収氏)
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 氏は山陰のジャーナリストで、ラジオ山陰(現・BSS)の社長や県議会議員も務められたお方とのこと。

 さらに参道を下ると、参道市場に戻ってきた。残念ながら、山頂はまだガスの中。
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 12:10、下山。今日も、豪円湯院(380円、週末は21時まで営業)で汗を流す。天気が良いので、露天も気持ちよい!
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 併設の食堂「神の湯亭」で昼食。なんと、豪円豆腐が食べ放題!地下1200mから湧き出た天然温泉水と、鳥取県産の大豆を100%使用し、天然海水にがりで作られた豆腐で、美味しい。
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 実に名残惜しいが、寿庵のヒロと再会を誓ってお別れし、大山寺を後にする。
 折角なので、県道45号を南に下り、桝水高原経由で。20数年前、キスリングに満杯の荷物を背負って、ここを駆け下ったのかぁ。ここがワタシの登山の原点だ。
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 鍵掛峠、そして中四国地区合同ワンデリングでリーダーを務めた思い出の場所、鏡ヶ成(かがみがなる)へ。残念ながらガスが濃くて展望はイマイチであったが、とても感慨深いものがあった。

 蒜山ICから米子自動車道に入り中国道、名神、中央道を、うまく渋滞をすり抜け、安曇野へ帰着したのは22時過ぎ。総走行距離は1,600km弱。久しぶりに、よく走った旅となった。

 すっかり山陰から遠ざかっていたが、よくよく考えると、今の自分が形成される原点となった土地。いろいろな思い出が蘇るだけでなく、山陰の「今」に触れられたこと、また多くの素晴らしい出会いにも恵まれ、本当に充実した3日間となった。お誘い頂き、素晴らしい旅をご一緒させていただいた天飾氏、あっきゃん、Emiちゃんに、心から感謝。今度は秋に行きたいなぁ(ぼそっ)。

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Commented by 元T.U.W.V.青木です。 at 2018-07-14 15:33 x
残念でしたが次回は必ずや事前連絡を。秋にはOB会や63主催の前夜祭があります。会えるかな?来週末はユートピアと三鈷峰へ行く予定です。ではまた。
Commented by kanechins at 2018-07-15 20:20
 青木さま
 今回はかなり急に決まった話で、お会いできず残念でした!秋は残念ながら仕事が入っていて行けないのです。ぜひユートピアのご報告に期待してます!ほんと、またいつか!
by kanechins | 2018-07-01 23:20 | 「山」の独り言 | Comments(2)

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by kanechin
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