山陰ツアーday2-3 美保神社&美保関灯台。

 鳥取県境港を後にし、堺水道大橋を渡ると再び島根県。島根半島の東端で三方を海に囲まれた、聖なる岬と称される「美保関(みほのせき)」へ向かう。

 美保関は、古くから、風待ちの港として海上交通の要所であった。たたら製鉄による鉄の輸出港として繁栄し、室町時代には将軍の直轄領に、江戸時代には北前船交易の要所としても繁栄し、多くの廻船問屋などが存在したとのこと。
b0050067_17192280.jpg

 
 建物の間を抜けると、青石畳通り。
b0050067_17262215.jpg


 狭い土地の中で行き交う人や大八車などのために、江戸期頃に天然石(緑泥片岩)を敷き詰めたらしい。雨に濡れると石が青く光るため、青石畳通りと呼ばれている。晴れの日は、地元の方が路面を濡らしてくれることもあるらしい。
b0050067_17271749.jpg


 石畳は、美保神社の境内へ繋がっている。近世から「出雲大社だけでは片詣り」と言われるようになり、出雲大社と共に美保神社の参拝者が増えるようになったとのこと。
b0050067_17292665.jpg

 
 出雲の国を繁栄させた大国主神(おおくにぬしのかみ)は、高天原の神々から国を譲るように迫られ、息子である事代主神(ことしろぬしかみ)に返答を託す。「争うことなく譲ることが、最善の道である」、そう英断した事代主神は、手締めの起源とされる天逆手を打ち、海に身を投じて新しい国造りの礎となった。写真は、神門。
b0050067_17321544.jpg


 美保関では今も、国譲り神話を再現した平安と再生の神事が受け継がれ、事代主神は、海を守り繁栄をもたらす「えびす様」として親しまれているとのこと。写真は、本殿。
b0050067_17323612.jpg


 静かで、趣のある神社である。境内から鳥居方面をみると、すぐに港となっている。
b0050067_17332506.jpg


 再び、青石畳通りへ。
b0050067_17350044.jpg


 通りに面して、素敵な宿を発見。結婚式も行えるようだ。
b0050067_17570026.jpg


 通りの奥に位置する佛谷寺にも寄ってみる。創建は1200年前というから、奈良時代から平安時代であろうか。当時、この一帯の海に3つの妖しい炎があり、海を荒れさせて畏れられていた。それを「三火(みほ)」と呼び、この地を訪れた行基が三火を封じるために仏像を彫って納めたのがこの寺の始まりとのこと。
b0050067_17351915.jpg

 中には出雲様式の5体の仏像が祀られているらしいが、今日はお休みとのこと。

 美保関灯台にも足を運ぶ。1898年(明治31年)、島根半島の東端に、フランス人の指導により建設された山陰最古の石造灯台。
b0050067_17480634.jpg

 「世界灯台100選」、「日本の灯台50選」に選ばれている、日本を代表する灯台の一つ。その歴史的文化財的価値が高さから、Aランクの保存灯台に指定され、灯台として初の登録有形文化財に登録されたらしい。
b0050067_17490759.jpg



 閃光は白色で12秒に1閃光。光達距離は43km程度で、灯台そのものの高さは14m、海水面からの高さは83mほどあり、灯台として重要な役割を果たしているらしい。

 来た道を戻り、堺水道大橋を渡り、再び鳥取・境港に戻る。
b0050067_17520721.jpg

 さぁ、いよいよ旅の本命、伯耆大山へ向かう。(つづく)

[PR]
by kanechins | 2018-06-30 17:14 | 「旅」の独り言 | Comments(0)

【 Facebook、Twitter、mixi からご訪問の方】  最新の投稿を見るには、タイトル「旅鳥の独り言」をクリックしてみてください。


by kanechin
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30