人気ブログランキング | 話題のタグを見る

【 Facebook、Twitter、mixi からご訪問の方】  最新の投稿を見るには、タイトル「旅鳥の独り言」をクリックしてみてください。


by kanechin
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

初、インフルエンザB。

 2018年3月19日(月)
 午前3時頃に悪寒で目覚め、そのまま寝付けずに朝を迎える。念の為に体温を測ると37.1℃。とにかく、今日は外せないアポがあるので職場へ向かう。諸般の仕事が片付き、お昼前に体温を測ると37.5℃。体の芯から悪寒が走るこの感じは、インフルっぽいぞ。

 あまりに具合が悪いので、午後は無理を言って休ませていただく。マラソンで保険証をウエストポーチに移していたのを思い出し、一旦帰宅。昨年に引っ越してきたばかりで、馴染みのお医者さんがいない。朦朧とする頭の中で、ネットでふと見つけたのが「高感度診断可」の文字。この時、38.5℃。

 午後の診断は15時からとのことで、少し早めに行って一番乗り。問診のあとに体温を測定すると、まさかの39.2℃。「だ、大丈夫ですか?」と看護師さんに聞かれるも、むしろ辛かったのは37℃台のとき。このときは、ふわふわと浮遊感すら感じていて「全然大丈夫です」と答えていた。

 そして、恒例の鼻ぐりぐり検査。この検査はとても辛かったのを覚えているが、今回は高感度ということもあるのかもしれないが、細くしなやかな綿棒でちょっと奥をこちょこちょやられた感じ。検査は、ウイルス量に応じて数分から20分位かかるとのこと。待ちますとも。

 この間に、気になって高感度診断について調べてみた。
 従来の簡易迅速診断法であるイムノクロマト法は、発症から12時間が経過しウイルス量が一定以上に増殖していないと陰性と判定される可能性があったが、今回の診断法は、発症後2~4時間後でも診断できる優れもの。原理そのものは一緒の抗原抗体反応を利用したものであるが、フィルム現像の銀の増幅技術と画像認識技術を組み合わせることで、従来のおよそ100倍の感度が得られるそう。

 そうこうしているうちに、お医者さんに呼ばれる。「はい、インフルエンザBです」。覚悟はしていたが、その次に驚きの言葉が。「ほんの数日前に発売されたばかりの薬がありますが、どうしますか?」と。聞けば、今までの薬は細胞内のウイルス増殖を抑えることはできず細胞からの拡散を押さえるものであったが、新しい薬はウイルスの増殖そのものを抑えてくれるらしい。
 ワタシ的にはその作用機作に思いを巡らせていたが、お医者さんは「新薬に不安がある」と思ったのか、「大丈夫ですよ。認可されている薬品ですし、大きな副作用の報告もなく、たまに下痢症状が出る位」とおっしゃってくださった。

 むしろその効果に興味深々であったので、「ぜひ新薬でお願いします!」と元気に答えた。今年のBは咳が出やすいとのことで、咳止め、解熱剤も処方箋を頂いた。高感度検査といっても、従来のイムノクロマトと費用は変わらず、保険適用で総額2,000円かからなかった。

 院外処方頂き、帰宅して早速、新薬「ゾフルーザ錠」20mgを2錠、服用。こんなちっちゃなお薬なのに、1回飲むだけで効果があるというのがすごい。咳止め、解熱剤を含めて、保険適用で2,000円かからなかった。
初、インフルエンザB。_b0050067_20125511.jpg

 気になる効果(ここから先は個人差がある内容です)。
 服用24時間後、36.9℃。頭痛や節々の痛みが残り、まだ外出する気にはなれない。
 服用48時間後、35.9℃。平熱に下がり、頭痛や節々の痛みはほとんど気にならない程度。15cm程度の積雪があり、20分程屋外で雪かき作業を行ったが、悪寒は全く感じず、日常と差がない。感覚的には、ほぼ快癒。

 38℃を越えてから3~4時間で高感度診断によりインフルエンザBと診断頂き、速やかにインフルエンザ薬を処方頂けたこと。また、タイミングよく新薬が発売されており、38℃を越えてから5~6時間のウイルスが劇的に増殖する前に服用できたことから、タイミング的にばっちりだったことも奏功したと思われる。

 なお、高感度検査は検査費用が従来とほぼ変わらないことからメリットばかりに感じるが、デメリットは「イムノクロマトはキットの数だけ同時に診断できるけれど、高感度検査は1人20分程度を要するので、10人待ちだと3時間以上待たされる可能性がある」とのこと。

 そんなこんなで、油断しているとぶり返してもいけないので、今日も早く寝るとします。
 ご心配頂いた皆様、本当にありがとうございました。

by kanechins | 2018-03-21 20:31 | 「日常」の独り言