餓鬼岳~燕岳縦走 day1

 2017年8月26日(土)
 予報では「朝方にかけて降雨」とあったので出発を後(おく)らせる。
 白沢登山口の駐車スペースは、登山口、途中の路肩、広場に計20台近く停められる。水場は無し、簡易トイレ・登山届の提出箱あり。

 7:30 白沢登山口(標高993m)発。
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 なだらかな扇状地を歩いていくと、時期に白沢にでる。名前のとおり、花崗岩の白い礫が美しい沢。すぐに小橋を渡って右岸(川上から見て右)へ渡る。
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 じきに、傾斜がきつい斜面を登り、急峻さを増す白沢を眼下に進む。
 「紅葉の滝」辺りは、紅葉の時期にはかなり良さそうである。
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 途中、比較的最近に発生したと思われる土砂崩れの跡が。
 降雨中や降雨後には、あまり通りたくない地形である。
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 再び左岸へ。
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 沢登り気分も楽しめる道。
 逆に言えば、増水時はかなりリスクが増しそうな道でもある。この滝を登ると、道は再び右岸へ。
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 8:35 魚止ノ滝(1,310m)。
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 魚止ノ滝を高巻き、急峻な道を下る。ハシゴが設置されているが、針金でぶら下っている状況なので要注意。
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 右岸に渡り、これで白沢とはお別れ。
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 9:00、標高1,500m位にある「最終水場」着。ベンチもあり、休憩にはもってこい。
 すべての水筒を満タンに。小屋は天水のみで、好天が続くと「テント泊の人は水を買えないことがある」という噂を聞いていたので、水分だけで(お酒含む)5リットル担ぐ。(結果的に、小屋で水を200円/1リットルで購入可であった。噂の真偽を確認すればよかった)
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 15分休憩し、行動再開。
 高度を増すに従い、「鍬の峰」や「大町の街並み」が眼下に望めるように。
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 10:50、展望が利かない大凪山(2,079m)着。
 この先は急登らしいので、15分ほどしっかり休憩。
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 一旦、コルに下るところから、餓鬼岳が望めた。
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 しばらくなだらかな尾根を進むと、いよいよ最後の急登となる「百曲がり」。細かく道は折られていたので、傾斜の割りに登りやすくて良い。

 百曲がりを登り終え、尾根に上がった2,540m付近に嬉しい看板が。
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 餓鬼岳南面を巻くように道が進み、尾根をまたぐと餓鬼岳小屋、12:50着。 
 なんとも歴史を感じさせる佇まい。調べると、なんと建造は大正末期らしい。
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 しっかし、なかなかの眺め!明日の目的地である燕岳の稜線、その奥には槍穂の峰々が望める。
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 ここのテント場は狭いと聞いていたので、まずはテント設営に向かう。
 まだ誰も居ない、一番乗り。実際、6、7張位しか設営できない。

 再び小屋へ戻り、受付。テントは1人1泊700円。水は1リットル200円(天水だが塩素消毒済み)。トイレは大2つ、小1つ。大は土足禁止でキレイ。

 餓鬼さんが、花束を。
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 なぜ餓鬼岳?調べてみると2説あるらしく、裏銀座から見ると目の下に見えて子供のようだから。もう一つは峻険で岩場や崖続きの山であることから、崖(がけ)岳が転訛したという説があるらしい(引用:信州山岳ガイドHP)。

 明朝は3℃まで冷えるらしい。いよいよ、山の上は秋か。
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 写真左が餓鬼岳、中央の窪みに餓鬼岳小屋、右は展望テラス。
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 餓鬼岳(2,647m)山頂までは5分程度。
 山頂は、とても北アルプスにいるとは思えない静けさ。 
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 手前のコブは、とても気になる唐沢岳。見た目よりも遠いらしい。
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 その奥には裏銀座、立山、剣の峰々が。コブの左上が五色が原、右が獅子岳、鬼岳、竜王岳。さらに雄山に剣岳。手前さらに右は針ノ木、蓮華岳、爺が岳。

 眺めていて全く飽きない。
 お湯を沸かしてコーヒーを淹れたり、オレンジを頬張ったり、サラミを齧りながらワインを頂いたりと贅沢な時間を過ごす。

 あっという間に3時間くらい経ってしまった。
 一旦、テントへ戻って夕食。稜線にテントが見えるが、テント場が一杯になったときは許可されるとのこと。
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 狭いテント場は満員御礼。お湯を沸かして夕食。
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 防寒着を持って、再び山頂へ。
 明日、歩く道。右側の剣ズリから左のコルへ下り、登り返して中央上の尖がりへ。そこから右下の見えないコルに下り、槍ヶ岳手前の尾根へ上がる。
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 稜線での日没は、およそ18:20。
 明日の安全と好天を願って、思わず手を合わせてしまう。
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 槍ヶ岳へ延びる雲がうっすらと燃えていた。
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 夕闇が迫る後立山連峰。
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 明日は天気が良さそうだ。(つづく)

(参考タイム)
7:30 白沢登山口発
9:00 最終水場 9:15(1:30 CT2:20)
10:50 大凪山 11:05(1:35 CT2:00)
12:50 餓鬼岳小屋着(1:45 CT2:30)
行動時間(休憩除く)4:50(CT 6:50)CT率0.7
累積登高 1,755m、累積下降 148m

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by kanechins | 2017-08-26 22:09 | 「山」の独り言 | Comments(0)

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