「風が強く吹いている」/三浦しをん

 今年、4冊目となる本は「風が強く吹いている」。著者は「舟を編む」で惹き込まれた三浦しをんさん。
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 ふとしたきっかけで出会った、故障で走りを諦めざるを得なかった灰二(はいじ)と、陸上名門高でタイム優先の監督を殴って退部し独りの世界に入っていた走(かける)。案内された寮で、走は10人目の寮生に。歓迎会で灰二が「10人の力を合わせて、スポーツで頂点を取る」と箱根駅伝を目指すことを宣言。経歴も能力もバラバラで個性あふれる10人はどこまでいくのか・・・

 正直、駅伝についての知識がほとんどないまま読み始めたが、人と人が走ることを通じて繋がっていく様、それぞれの努力、何より、スピードが重視される世界で「速さ」よりも「強さ」を求める灰二の考え方に共感できる部分が多く、十分に楽しむことができた。襷(たすき)の重さかぁ。
 「走りとは力だ。スピードではなく、一人のままでだれかとつながれる強さだ」。

 初版は平成21年。勉強不足でしたが、漫画や映画もあるそうな。「寝不足必至」と山仲間に言われた言葉も納得。久しぶりに走りたくなってきた。長野マラソンで黒くなった爪も、7割ほど再生が進んできた。まだ歩くとちょっと痛いけれど、そろそろ走り始めないと。忘れた頃に、きっとまた読みたくなる一冊であった。

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by kanechins | 2017-08-05 00:41 | Comments(0)

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