第19回長野マラソン。

 1万人規模のマラソン大会への、初めての参加。
 大会のダイジェスト映像はこちら。




 フルマラソンの制限時間としては厳しめの5時間。それでも、エントリー開始からわずか28分で定員締め切りという人気の高さ。当日は天候に恵まれすぎ、午前10時には20℃超えと厳しいコンディションで、完走率は77.9%。実際、過酷なレースではあったが、走って実感、人気も頷ける素晴らしい大会であった。


 2017年4月15日(土)
 地区の会合を終え、午後から長野マラソンの受付に向かう。長野を離れて2週間しか経っていないが、既に久しぶり感でいっぱい。
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 受付会場はビッグハット。会場に到着すると、折り良くグループ相談会なるものが始まるところであった。

 時間は潤沢にあったので、まずは「ランニングフォームのアドバイス」に参加。講師はバルセロナオリンピック競歩代表の園原健弘氏。
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 今までフォームにあまり気を配っていなかったので、全ての話が新鮮。筋肉を縮める運動は疲労がたまるので、伸ばした反動を活かす。もも上げは着地の反動を意識する。内転筋を鍛える。

 特に印象的であったのが、重力の活用。骨盤を前傾させることで、体が倒れ込む力を走力に活かす。特に30キロの壁を越えてから意識するとよいとのこと。

 後半は「中級レベルのトレーニングアドバイス」、講師はシドニー・アテネオリンピック代表の大島めぐみさん。
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 本番の予想気温は24℃と暑いレースになる見込みなので、給水について。今まで、給水といえばコップを掴んではこぼし、飲んでは顔面にかかり、焦ればむせる、と散々であった。
 
 コップの掴み方、つぶして飲み口を作ること、気温が高いレースでは脱水が顕著なので、必ずすべての給水所で150ml程度しっかり飲むこと、とアドバイス。また好天時は強い陽射しにより目から疲労がくるので、サングラスよりは帽子をかぶるほうがベター。

 質問コーナーでは、食事について聞いてみた。前夜は炭水化物を中心に普段の1.5倍食べること、豚肉とネギの取り合わせがよいこと、朝は納豆ごはんがよいと。先生は「ごはん」と「おかゆ」を食べて、即効性と持続性を狙うと。サプリはハーフ、30kmで摂ること。給食は前半はバナナ、後半は饅頭がよく、塩分が抜けるので梅干しも良いと。なるほど、先生、ありがとう!

 受付でゼッケンを頂く。自己申告は確か4時間15分であったが、番号は8456番!?スタートブロックはJ。どんだけ速い人が多いのだ!焦るわー。。。

 受付も無事に終わったので、須坂・関谷温泉「湯っ蔵んど」へ。暑いレースとなりそうなので、苦手なサウナで身体を高温に馴らしてみた。効果あるのかな?

 4月にまさかの転勤となったので、今夜は某所で車中泊。周りにはランナーっぽい人がちらほら。山屋もランナーも、考えることは似ているなぁ。午後8時過ぎに就寝。


 2017年4月16日(日)
 午前04:50起床。車の音も気にならず、しっかり眠れた。す〇家で「納豆定食ミニ」を頂き、選手駐車場に05:20頃到着。既に20台ほど停まっていた。身支度を整え、シャトルバスでスタート会場「長野運動公園」へ。

 午前06:10頃、会場入り。まだ人もまばら。
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 選手の荷物を運ぶトレーラー群。大きな大会って、すごいなぁ。
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 ウォーミングアップエリアである県営野球場へ向かい、軽く2周走る。
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 07:00を回ると、徐々に人が増えてきた。
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 トイレも済ませてあるので、結構、余裕。上着を脱いで荷物をトレーラーに預け、07:40にスタートエリアへ移動。
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 スタートブロックはAからMまで。自分のブロックであるJが遠いこと。前に7千人くらいおり、スタートアーチがはるか彼方に見える。
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 そして、08:30に号砲!しかし、3分ほど全く列が動かない、汗。それからも、歩いては停まりを繰り返し、スタートラインを通過したのは6分後。この時点の順位は6,147位。
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 左手でQちゃん(高橋尚子さん)が声援を送ってくれる。初めての生Qちゃんにテンション上がり、タイムロスを忘れることができた。

 しかし、スタートしてからもノロノロ走行。人口密度が高すぎて、抜くにも抜けない。それでも、スペースを見つけては地味に抜いていく。応援してくださる方々の数がハンパない!

 5kmを過ぎると、善光寺への軽い登り。ここでかなり抜くことができ、順位は5,594位にアップ。ここから参道を下るが、応援がすごい!結局、10km地点までは団子状態。

 タイムロスが気にはなったが、キロ5:40前後のアップペースで10kmを越える。周りの声援に励まされるうちに、気付いたら10kmを過ぎていた。順位は4,914位。

 ビッグハットへの道路は広く、ここで団子状態から脱する。後ろから歓声が聞こえると思ったら、なんとQちゃん!ハイタッチを頂き、再びテンションアップ。この辺りから、キロ5:20ペースに上げる。飛ばし過ぎないよう注意。

 この頃から、暑さが気になり始める。慣れ親しんだ落合橋を越えると15km、順位は4,515位。ここからMウェーブまでが遠いこと。しかし、到達すると周回コースには多くの応援が!給水ポイントもあり、元気をもらって出発。

 五輪大橋へのキツイ登りを終えると、展望がよいフラットな橋。遠くアルプスまで望める。橋を下るとハーフポイント。タイム掲示は2時間3分!?自分の中で「まじ!?これじゃサブ4は無理やん!」と激しく落ち込む。(後で考えたら、スタートロスが6分あるので、実質、ハーフは1時間57分。慌てる必要はなかった。)

 しばらく行くとアートウォール。「誰かいるかなぁ」と思っていたら、旗を振る森山お父さんが!!ハイタッチを頂き、再び気合が入る。タイムはともあれ、ベストを尽くすのみだ。

 ここから大塚南の交差点までも長く辛い道のり。折り返してホワイトリングを過ぎると25km地点、順位は3,843位。無料でアミノバイタルを配っていた!まじか、すごいぞ!この充電は大きかったかも。

 ここから千曲川添いの道に。展望は良いのだが、陽射しを遮るものがなく、またはるか遠くを走るランナーを見て気持ちが萎える。歩き始める人もちらほら見え始め、自分も誘惑に駆られる。しかし、一旦歩いてしまえば走り続けることができなくなると思い、とりあえずは給水所を目指して頑張る。

 そして、フルマラソンの大きな壁である30km地点へ、順位は3,470位。さぁ、ここからだ。松代PAを過ぎ、再び千曲川の河川敷へ。衝撃だったのが、折り返しとなる岩野橋が遠すぎて見えないこと。炎天下の河川敷は、本当に過酷。気持ちが落ちると、ペースも落ちる。改めて、メンタル力も不可欠だなぁと感じる。

 そして、赤坂橋。ちょっとしたアップダウンが堪えるが、ここにはなんとQちゃんのハイタッチゾーンがあり、再びテンションアップ!辛くなるポイントに設置されているのがニクいなぁ~、惚れてまうやんか。

 しかし、気が遠くなる河川敷はまだ続く。すると、今度はthe Canadian Club がトレーラーの荷台で、大会テーマソング「1/2」を歌ってくれている。「・・・さぁ探しに行こう 知らない自分。まだ諦めるには早いだろう・・・」という歌詞が聞こえてきて、なんだかじんときてしまった。元気を頂き、岩野橋に入る。

 次の給水所まで頑張る、ということを繰り返し、いよいよ35km地点へ、順位は3,172位。強い横風もあってか歩く人が増え始め、路肩でストレッチする人も散見される。松代大橋までの3kmは、目まいが続いてきつい。

 松代大橋の38.8km地点の給水所の次は、1kmも走らず、39.9kmで再び給水所。これはありがたかった。そして、南長野運動公園に続く直線路。ここもきついが、応援もハンパない。

 踏ん張れば4時間切れるかもしれない、と、しんどい中でベストを尽くし続ける。ふと、骨盤のポジションの話を思い出し、重力を意識しながら足を前に出す。体は本当に限界で、視野が狭くなり、音が遠のいていく。ラスト2km、サブ4に不可欠なキロ5:40を維持しながら、必死で走り続ける。

 サッカースタジアムが見えたところで、突然の嘔吐感。汚い話だが、内容物が口まで上がってきた。多くの応援者がいるので必死でこらえ、ぐっと飲み込む。

 そして、いよいよオリンピックスタジアムへ。子供たちが手を差し出してくれるが、それに応える余力はゼロ。そして、倒れ込むかのようにフィニッシュ。

 終わったー。フィニッシャーズタオル、フィニッシュ目メダルをかけていただく。おしぼり、おにぎりを受け取り、スタジアムの外へ。
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 公式記録(グロスタイム、号砲からの記録)は、4時間4分58秒。総合順位は2,731位、3,416人を追い抜いた計算になる。ネットタイム(スタートからの記録)は、ぎりぎりサブ4となる3時間58分50秒!くー!いつか、堂々とグロスで4時間を切りたい。
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 Runkeeperの記録。6km位まではカメさんペースであったが、それが体力の温存につながり、最後までキロ5分台をキープできたのかもしれない。計算すると、平均ペースは5分39秒、時速10.6km。結果的には、理想的なペース配分となった。
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 荷物を受け取り、シャトルバスで駐車場まで送って頂く。初めてフルマラソンを走ったときは、足はガクガク、内臓はボロボロで食欲なんて出なかった。
 今回はそこそこ歩けて、食欲もある。松代インターで、調子に乗ってカツカレーを注文するも、やっぱり内臓は疲れてたみたいで食べきるのに苦労。
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 安定のレース運営で、走ることに集中することができた。エイド、給水も充実しており、桜に彩られた善光寺平を走ることができる素晴らしいレース。レースが終わった直後は「もう2度とフルは走らん!」と思ったが、辛かった思いはのど元を過ぎ、また走ってみたいと思うようになった。

 できることなら、また来年も参加してみたい。エントリー核心という話もあるが。スタッフの皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました!
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by kanechins | 2017-04-16 22:22 | 「走り」の独り言 | Comments(0)

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