「大地の芸術祭の里」を辿る。
2016年 08月 29日
大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催される世界最大級の国際芸術祭。里山の暮らしが今も豊かに残る地域で、「人間は自然に内包される」を基本理念に、まさに地域全体が芸術の舞台となるらしい。次回は2018年、これも行ってみたい。
芸術祭マップを見てびっくり。とても半日では見て回れない。的を絞り、まずは「雪国農耕文化村」に行ってみる。ナビがなければ難しいところが、また面白い。水田の中に佇むのが、まつだい「農舞台」である。
郷土資料館とセットで、大人600円。休館は水曜日。
とにかく、トイレへ?え?あ、赤い?
中もびっくり!って、これ、みんなは落ち着くのかな??
こちらは、館内は基本撮影がNG。
撮影可能であった、磯﨑真理子氏による作品「Flower」。
農舞台は、北越急行ほくほく線「まつだい駅」に直結しているので、冬でも来られそうだ。
屋外にも、色々なオブジェが目を楽しませてくれる。
長野県民には馴染みが深い草間彌生氏による作品「花咲ける妻有」が、大地にどっしり根付いていた。
大西治・雅子夫妻による作品「ゲロンパ大合唱」。なんとこの作品、刈った草を食べさせるとたい肥化させてくれる実用的な作品らしい!
小沢剛氏による作品「かまぼこ型倉庫プロジェクト」。
Ilya & Emikia Kabakov氏(ロシア)による作品「米が実る里山の5つの彫刻」。
棚田そのものがアートに。
里山に色々なアートが点在しているらしい。
クリスチャン・ラピ氏(フランス)による作品「砦61」。
田中信太郎氏による作品「○△□の塔と赤とんぼ」。
Pascale(カメルーン)、Marthine(ベルギー)、Taiyou(フランス)氏らによる作品「Reverse City」。
ハーマン・マイヤー・ノイシュタット氏らによる作品「WDスパイラル・パートⅢマジック・シアター」。中に入ることができる。
トビアス・レーベルガー(ドイツ)氏による作品「フィヒテ(唐檜)」。夜間はつるされている照明が点灯するらしい。
裏山の中腹から、農舞台を見下ろす。村全体がアートフィールド。
帰り道。関根哲男氏による作品「帰ってきた赤ふん少年」。展示当初は、ふんどしは真っ赤だったみたい。
松代(まつだい)の集落から、再び幾つものトンネルや峠を越え、十日町へ。
桔梗原の中里中学校隣にある、Richard Wilson氏(イギリス)による巨大な作品「日本に向けて北を定めよ(74°33′2秒)」。
なんと、ロンドンにある自宅をもとに、実物大の構造物を方位を保ったまま妻有に移動させた作品らしい。
そして、今回一番行ってみたかったのが、桔梗原うるおい公園(十日町市桔梗原キ1463番地1)にある、内海昭子氏による作品「たくさんの失われた窓のために」。
と、これでも恐らく全作品の2割程度しか見ていないと思う。恐るべし、大地の芸術祭の里。
ちなみに、他の作品は次のHPで場所も含めて検索できる。(コチラ)
うーん、まだまだ行ってみたいところが一杯!
帰り道。いつもの「きらく園」へ行ってみると、なんと定休日!がっくし。
なので、近くにあって気になっていた「とりまさ」へ。名前のとおり、鳥料理がメイン。迷わず、「鳥から揚げ定食」(900円)を。
戸狩や野沢方面で滑った帰りに、お腹が空いたらオススメである。(水曜定休、夜は8:45まで)