年末年始ツアーday3-1 フェリーで指宿へ。
2014年 12月 29日
早く起きるつもりが、目覚めたら午前7時。あれ、まだ暗い?それもそのはず、鹿児島は東京とおよそ30分の時差があり、日の出は07:17。折角なので、近くを散策。当時、みんなで一緒に植えたお茶は見事な成木になっていた。
何年か前にお亡くなりになられたk先生と一から作った炭焼き窯も健在で、今でもここで炭を焼いているとのこと。「交流の窯」の看板の裏には、国内外の若い人たちの熱いメッセージかいくつも記されていた。なんだか、感慨深いな。
私がいた頃は肥育が主であったが、今は仔牛の価格が高騰し、繁殖が主になっていた。
お母さんは最近は餅作りに力を入れており、濃厚で美味しい草餅をご馳走くださった。アゴ出汁のお味噌汁も17年振りであったが、毎日頂いていた味はしっかり覚えていて、懐かしさが込み上げてきた。
限られた時間ではあったが、ずーっと念願だった里帰りがやっと実現。普及員になろうと思ったのはここでの経験がキッカケであったので、ワタシの原点のひとつ。「またいつか来ます」、そう約束して、再び故郷を後にした。大変お世話になりました。いつまでもお元気で。ほろり。
旅はまだ始まったばかり。今日は根占港から発着するフェリー「なんきゅう」に乗って、錦江湾を渡って指宿(いぶすき)へ。乗船待機場所の先頭に駐車。予約不可の早い者勝ちで、小さなフェリーなのですぐに満車になってしまうそう。車検証を持って、乗船券を購入。運賃は大人は700円、5m未満の車は3,300円(運転手込)。
出航は9:00のはずなのに、錦江湾を挟んだ山川からのかっわいいフェリーが到着したのは8:50。
船から人が歩いて出てくるのは、何かの映画のワンシーンみたいだ。
いよいよ、乗船。
船は乗用車9台で満車。
どうなるかと思ったが、車を積み込んで定刻の9:00に出航するあたりはすごい、手馴れている。
風が強く、小型のフェリーは揺れが激しい。
薩摩富士(開聞岳)が見えてきた。薩摩半島はもうすぐだ。
船は50分程で、無事に指宿・山川港へ着岸。降りてすぐに、三半規管が穏やかでないことに気づき、近くにあった道の駅「山川港活お(いお)海道」(「いお」は鹿児島弁で魚の意味、http://io-kaido.com/)で小休止。
九州の南端まで来ると、売っているものも普段目にしないものが増えてきて面白い!これで「食べ納め」と、懲りずに薩摩揚げを頬張る。ぷりぷりでうまいなぁ。
「薩摩揚げ屋さんの焼きそば」に惹かれ、これも衝動食い。名前のとおり、お肉の変わりにさつま揚げ。美味しいに決まってる、カロリーさえ気にしなければ。
指宿や枕崎と言えば、「かつお節」。珍しい「生節」も売っていた。試食すると、見た目よりもやわらかく、芳醇な香りに惹かれ購入。ご飯に合うおかずは、お酒も合うのは承知の輔。
「たい焼き」ならぬ「かつお焼き」。おなかの中身は、指宿さん「そらマメ」と安納芋でつくった餡。美味しそうだったが、すんごい人気で行列が出来ており、焼き上がりまでかなり待たされるとのこと。残念ながら諦めた。
そして、旅は続く。(つづく)