映画「のぼうの城」
2014年 04月 11日
本日の映画は「のぼうの城」。原作は、和田竜が第29回城戸賞(2003年)を受賞した脚本「忍ぶの城」。第139回直木賞(2008年上半期)ノミネート、2009年の第6回本屋大賞第2位の作品。石田三成率いる2万超の軍勢に、農民らを含めても3千強の成田勢。どうなることか。
<リンク http://youtu.be/vCCzFakSD08>
歴史的知識が乏しいワタシは「歴史モノ」は苦手な部類であるが、ストーリーはシンプルでわかりやすく、素直に入り込めた。成田長親(なりた ながちか)に扮する野村萬斎の演技が、また素晴らしい。「陰陽師」といい、能楽師だからこその振る舞いは、感嘆に値する。かの時代を再現させた映像の美しさも秀逸。個人的には限りなく☆5つに近い、☆☆☆☆★。
第36回日本アカデミー賞において10部門で優秀賞を受賞し、美術賞では最優秀賞を受賞。監督 犬童一心・樋口真嗣、脚本 和田竜、ナレーター 安住紳一郎、出演 野村萬斎、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充ほか。主題歌 エレファントカシマシ「ズレてる方がいい」、主なロケ地は北海道・苫小牧。2012年、日本、145分。