初、ハーフマラソン in 群馬・富岡

 2013年12月8日(日)
 前にも日記に書いたけれど、自分、走るのが大キライ。「生涯、マラソンという競技には手を染めないだろうな」と思っていたけど、先日の須坂マラソンは悪天にも関わらず予想以上に充実してしまい、「折角走り慣れてきたのだから」と、すぐに次の大会を探索。なんとお隣の群馬・富岡でハーフマラソンが。思わずエントリーをクリックしてしまった。

 ちょっと前ならハーフを走るだなんてあり得ないことであったが、「勢い」ってすごいな。しかし、傷めた右足首はなかなか完治せず、結局、まるっきり走らない期間が1ヶ月にもなってしまった。

 さらに、練習する時間が思ったよりも取れない。年の瀬が近づくに連れて仕事の忙しさは半端なく、また外気温もかなり下がってきて、夜な夜な走ることは極めて困難に。そこで考えたのが、昼ラン。時間が限られているので走れる距離も限界があるが、そこはペースを早くすることで負荷をかければよいと考えた。

 で、レース前に慌てて行った練習結果。
 11月19日 2.53km 0:13:08 5:11min/km
 11月20日 3.48km 0:17:24 5:00min/km
 11月22日 4.78km 0:24:18 5:05min/km
 11月26日 4.76km 0:23:32 4:57min/km
 11月29日 5.12km 0:26.55 5:15min/km
 12月02日 5.12km 0:27:02 5:17min/km
 12月05日 14.27km 1:17:35 5:26min/km
 7日間で総走行距離40.06km、走行時間3:29:54となった。あれ?なんだか前よりも悪くなってる?

 本番まで20日を切ってから練習を始めたこと、レース直前に長めの距離を走ってしまったたこと(後で知ったが、これはあまりよろしくないらしい)が裏目に出て、おまけに前日にクライミングを頑張っちゃったこともあり疲れを隠せない。正直、「雨が降ってくれれば止めるのにな」、とさえ思えた。

 で、当日。天気は最高。遅れると駐車場が遠くなりそうだったので、スタートの3時間前には現着して受付。あれだけ気乗りしていなかったのに、タグ付きゼッケンを貰うと気分が高揚するから不思議だ。ハーネスを履いた感覚に似ている。
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 それよりビックリしたのが、参加賞の豪華さ!名物の下仁田ねぎ、しらたきに原木しいたけ。刺繍が施されたスポーツタオルに、な、なんと群馬サファリ入場優待券(通常2,600円)が2枚も!?大会参加費はハーフなのに2,000円と格安なうえ、どう考えても開催側は赤字では!?
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 スタートまで時間があったので、そこに見えていた小丘までアップで走る。標高は低いのだけれど、身を刺すような冷気を伴う「浅間おろし」が吹き付け、めちゃくちゃ寒い。マラソン経験が少ないので服装の調整に悩むが、アップした感じでは帽子&手袋着用、下はタイツにハーフパンツ、上は長袖Tシャツに半袖に決めた。後で知ったが、ヒートテックはこういう時には向いていないな。

 出発直前までは身体を冷やさないように、上はダウン、下はジャージで保温。出発前に荷を預け、いよいよスタートラインに立つ。周りを見ると、なんか須坂と勝手が違う。◯◯マラソン完走とか、◯◯ランニングクラブみたいなTシャツを着た人が多く、見るからにランナーという人が少なくない。やはり、ハーフともなると「ちょっと出てみっか」なんて人は少ないのかもしれない。

 それでも、そんなに緊張感がないのは、ローカル大会ならでは?号砲により、歩く早さでのスタート。連日の乾燥でグラウンドの砂埃が、まるでつむじ風が起こったのかのように巻き上がり、あちこちでくしゃみの音が聞こえる。

 道路に出ると、すぐに妙義や浅間山が望めて、なかなかの景観。焦らず、マイペースをキープしながらゆっくり走る。角を曲がると緩い登り。わずか1キロ弱の登りであるが、そこで40人は抜いたか。ペースアップしているつもりは無いのだが、自分、やっぱり登りが向いているみたい。

 逆に、軽い下りに入った途端に抜かれるように。ペースを抑え気味に走るよう自分に言い聞かせるが、どうしても周りに引っ張られる。マイペースのキープって、本当に難しい。まだ4キロ位しか走っていないのに、気分は10キロは走った感じ。大丈夫か、オレ?

 周回ルートに入ると、再び軽い登り。呼吸を整えながら、ただペースダウンしないように努める。正直辛いが、そんなときは周りの風景を見て気を紛らわせる。走りそのものを身体で感じようと、敢えて時計もスマホも身に付けて来なかったので、ペースが早いのか遅いのかすらわからないが、決して悪くないペースだったと思う。

 今回、「ペースキープを目的」に自分に課したのが、手を振ったり応援してくれる沿道の方々に「笑顔」で手を振り返し「あざっす」と声をかけ返すこと。それくらい余裕が無ければ、未知の20キロ超は走り切れないと考えた。

 じきに、地図でも確認していた半分地点。既に1時間近く走っていると思うが、まだ半分だと思ったら一気に体が重くなってきた。やばいな。折しも、ルートは長い下りに差し掛かかり、太ももに負担を感じ始めた。つ、辛い。重ねて、走るのに飽きてきた。周りの景色も変化がなくなり、人間ウォッチングしたりで気を紛らわす。

 ふと見ると、老若男女に溢れ、色々な人がいる。シロウトのワタシが言うのも憚られるが、走るフォームも色々。がっしがしパワフルに力任せに走る人がいれば、コンパクトに小幅で精密機械のように走る人も。ここでも、やっぱり参考になるのは小柄な女性か。腕の振りを小さく、腰を入れてフラットに足裏を置く。

 そしていよいよ、マラソンでは未知の領域の17キロ地点へ。どこまでも真っ直ぐに続く、商店街。ここで、メンタルが折れた。加えて、片斜の道路が良くないのか、急に右足に痺れを覚えた。痺れはじきに無感覚に近いものになり、危うく倒れこみそうに。たまたま給水所があり、「水分不足が原因か」と思って止まってコップ1杯のスポーツドリンクをむせないように慌てず飲む。

 やばい。右足だけ股下の感覚がない。マッサージしようと足をさすった途端、力が入らなくなって座り込みそうになった。目の前には、ラストスパートを始める目印としていた富岡製糸場跡が。ここまできて棄権か!?

 すると、かなり年配のランナーが「もうちょいだ、がんばろう!」と声をかけてくれた。すると不思議、何かが吹っ切れ、まずはゆっくり歩き、少しづつペースを上げていく。気持ちの問題なのか、水分不足が原因だったのか、また徐々にペースが戻ってきた。しばらくは沿道で応援してくださる方々に手を振り返す余裕は無かったが、じきにまた笑顔を返せるようになってきた。

 そして、最後の大下り。落ちて行く自分の体重にブレーキをかけながら、なんとかボトムへ。そしていよいよ、ゴールが近づいてきた。少し前を走る、私に声をかけてくださったおじさんの背中を追うようにグラウンドに入り、全てを出し切るかのようにゴールを通過。

 終わった。初ハーフの感想は「長かったなー」って感じ。足腰はガクガクで、もうただの100mさえも走れない。すぐに完走証が発行され、順位は429人中263位、タイムは1時間50分20秒。タイムはともかく、完走できたことがすんごく嬉しかった。なんだか、長い時間をかけてトライしてきたルートを完登できたときの感覚に似ていた。
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 順位から見れば半分以下でちょっと凹んだけれど、後でマラソンやっている人に聞いたら「初ハーフで2時間切れたことは評価してもいいのでは」、というありがたいお言葉に救われた。

 帰り道。折角だったので、「こんにゃく博物館」(http://konnyaku-museum.com/、入場無料、10:00~17:00)へ。
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 富岡製糸場をイメージしてか、工場はレンガ様の造り。
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 でか!こんにゃく芋。
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 工場見学ができるようになっている。機械好きにはたまらない。
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 そして、お目当ての「こんにゃくバイキング」!すごいのは、なんと無料!
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 こんなのや。
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 こんなのも。
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 家の近くにあったら、通っちゃいそうだな。お土産に「こんにゃくソーメン」と「こんにゃくうどん」を買って帰る。

 帰り道。横川SAで無性に「モツ焼き」が食べたくなったので頂く。なかなかだけど、ご飯が少なすぎ。
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 ともかく、終わった。もう走らなくていいのだ。帰宅し靴下を脱ぐと、両足人差し指の爪が赤黒く変色していた。触れるだけで激痛が走る。しばらく、クライミングはオアズケだな、こりゃ。
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 おかしいな、あれだけ走るのは嫌いだったはずなのに。足首と爪が良くなるまでは、しばらくは走るのを止めておこう。また、暖かくなったら走ろうと思うのかな?
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by kanechins | 2013-12-08 21:56 | 「走り」の独り言 | Comments(0)

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