北ア縦走 day1(八方~唐松岳)

 2013年 8月17日(土)
 お盆は普通に仕事をこなし、訪れた週末。sonoらはカナダへ飛んでしまったことだし、「久し振りにギアが要らない山に行きたいな」と思っていたら、相棒が「唐松から鑓温泉に抜けたい」と言うので「いいね!」と二つ返事。

 当初の予定は「遠見尾根から唐松」であったが、リフト始発の時間が遅い(07:30)うえ、大気が不安定であったことから、八方尾根から上がることに変更。ゴンドラ+リフト2本を乗り継ぐと(片道1,400円)、一気に1,070mも稼いでくれる。
b0050067_6524870.jpg

 07:45、山頂駅。なんだろ、ギアがない山って、こんなに素直にわくわくできるのか!子供から年配の方まで老若男女が準備する中、出発。天気も良いし、申し分ない。
b0050067_653469.jpg

 慌てる旅でもなし、のんびりと尾根道を辿る。山頂駅方面を振り返ると、どうやら下界は曇っているようだ。
b0050067_6545660.jpg

 最初の尾根を登りきると、五竜岳(右)、鹿島槍ヶ岳(左)がどどーんと視野に飛び込んできた。か、かっちょいい!
b0050067_656212.jpg

 ここからは、白馬岳へ続く主稜線を右手に眺めながら、なだらかな尾根の展望散歩。
b0050067_6563885.jpg

 ハクサンシャジン(ツリガネニンジン)と思われる高山植物もお出迎え。
b0050067_65864.jpg

 気分はアルプス。あ、ここもアルプスか。
b0050067_658377.jpg

 気持ち良い尾根歩きを続けると、じきに八方池へ続く分岐。時間に余裕もあるので、八方池へ寄り道することに。木道は景観を損ねるモノかと思っていたが、こうやってみると植生保護にかなり貢献していることがわかる。人が山に入るのが必然とすれば、木道は風景にマッチした景観にも思える。
b0050067_23242864.jpg

 八方尾根は何度か訪れているが、八方池は初めて。水鏡に映えるは、明日に通過する不帰ノ嶮(かえらずのけん)。
b0050067_23245144.jpg

 八方池越しに、これから歩む八方尾根を望む。
b0050067_2325511.jpg

 風化した花崗岩のザレ道を進む。
b0050067_23252417.jpg

 09:20、大雪田。すごい人にびっくり!時間もあったので、持参したワインを雪に埋め大休止。10:00に再出発。
b0050067_23265346.jpg

 高度があるので気温は低いはずだが、夏の陽射しが肌に痛い。
b0050067_23271087.jpg

 風に揺られるチングルマの大群落。
b0050067_23272594.jpg

 傾斜が増すと、いよいよ主稜線の直下。
b0050067_23273629.jpg

 尾根の頂きを南側に巻くと、唐松岳頂上山荘(http://karamatsu.jp/)に到着、10:50。
 そして、どどーんと眼前に飛び込む唐松岳。裏側に厳しい不帰ノ嶮を抱きながらも、その穏やかな山容はなかなかに素敵。
b0050067_23285937.jpg

 唐松のテン場は狭いうえに、到着が遅くなれば遅くなるほど下へ追いやられてしまう。すぐにテントの受付(1人700円、トイレ管理料込み)を済ませ、幕営場所を求めて西側斜面を下る。五竜をバックに幕営するパーティ、いいね!
b0050067_23293574.jpg

 次のカーブにスペースを見つけて、テント設営。アプローチではなく、稜線にテントを張るのは久しぶりな気がする、ウレシ^^。

 大気が不安定なので、午前中に唐松岳に登ってくることに。11:50に山荘を出発。途中から山荘を振り返る。箱庭みたいな風景。こうやってみると、テン場へは随分と下るんだなぁ、雷様が訪れた場合は少し安心だけど。
b0050067_23301199.jpg

 12:05、唐松岳(2,696m)へ登頂。賑やかな山頂でゆっくり昼食を頂く。普段、なかなか山頂でゆっくりできないので新鮮。
b0050067_6303098.jpg

 お昼を過ぎて、徐々にガスが湧きあがってきた。のんびりと小屋へ戻る。無事の登頂を祝い、展望ビアガーデンにて生ビールで乾杯!
b0050067_6421611.jpg

 それでもまだ、夕食まで自由時間があるだなんて、贅沢だな。
b0050067_6464669.jpg

 テントに戻り、「走ることについて 語るときに 僕の語ること」(村上春樹著)を読み始める。読み始めて数ページで記憶が。。。
b0050067_6323896.jpg

 16:30、徐に夕食の準備。手抜きで「早ゆでペンネ」とポークビッツを茹で、ハウス食品「ルウスパ!」を溶かし込む。
b0050067_648029.jpg

 パセリとタバスコを散らして頂きます!ペンネから出てくる塩分が意外に強く、ちょっと味が濃くなってしまったので、残ったスープをのばして頂戴する。
b0050067_6474733.jpg

 遭対協として唐松に駐在していたRickyと小屋前で、唐松に沈む夕日を眺めながら談笑。昨日、今日は不帰ノ嶮から天狗まで往復し、マーキングをペイントしなおしてきたそう。みんなの安全のために、ありがとう。明日に解任され、40日間に及ぶ活動が終わるらしい、本当にお疲れ様でした!
b0050067_649680.jpg

 陽が傾くと、急激に気温が低下してきた。完全に陽が落ちる前に我が家へ戻る。寝袋にくるまると。風の音が子守唄になりすぐに深い眠りの縁へと誘われた。 (つづく)

本日の移動量:5.23km (登り834m、下り69m)
b0050067_23141637.jpg

[PR]
by kanechins | 2013-08-17 06:49 | 「山」の独り言 | Comments(0)

【 Facebook、Twitter、mixi からご訪問の方】  最新の投稿を見るには、タイトル「旅鳥の独り言」をクリックしてみてください。


by kanechin
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31