fractarhythm。
2013年 07月 12日
(リンク:http://youtu.be/3KO8TYj1MtE)
コンパクトデジカメによる撮影なので、焦点も露出も固定できないのが見苦しい点となってはいるがご容赦ください。
ところで、ワタシは絵のセンスがない。小学生の頃には既にこの事実に気付き、以降、確固たる信念として根付いてきた。それだけに、ささっと絵やイラスト、漫画が描ける友達を見るたび、「すげーなー、お前!」と羨望の眼差しで見つめてきたものだ。
そんなワタシも、山の絵を描いたことがある。しかし、それは風景や写真の模写に留まり、改めて絵画のセンスがないことを知らされる機会でもあった。
そんな中、素敵な絵を描くクライマー、Sallyに出会う。彼女の筆先は画用紙だけでなく、時には空気清浄機であったり、時にはクライミングシューズであったり。白黒のはずなのに、色彩豊かな花が咲く彼女のイラストが、ずっと気になっていた。どうやって、その絵は生まれるの?
最初、幾何学的でシンメトリーなイラストが、まさかフリーハンドで生まれてくるとはにわかに信じられなかった。すると俄然、その描いている場面に立ち会いたくなるのは自然。
前々から思っていたその想いが、週末に雨が降ってくれたお陰で実現。彼女が生み出すイラストがどのように生まれるのか、感じていただくことができれば幸いである。
カメラといえば、20年以上も昔、リバーサルフィルムが全盛の頃にEOS-630という、今思えば鉄の塊のような重たいカメラを担いで山に入っていたことがある。岩に当たって液晶が割れたり、山の湿気にやられてシャッターにカビが降りようとも、愛してきたカメラ。
それも、デジカメが主流となってから、急激にカメラに対する熱が冷めてしまった。やり直しがきかない、修正も出来ない、露出も構図も含めて、ただその一瞬が残るリバーサルだからこそ執念があったのだと思う。
でも今回、意図してモノ(者、物)を撮ろうとすると、やっぱり一眼が欲しくなるなと思った。たとえデジタルでも何が違うって、レンズの明るさと、シャッターのレスポンスの良さ。それでも、最近のスマホは素晴らしい。あのちっちゃいレンズがこれだけ明るいのだから、裏面照射CCDってすごいな。せめて、もちょっとレスポンスがよかったらな。
身長もリーチもお互いに言い訳できない、リアルライバル、Ruby。
そして今回、素敵なイラストを描いてくれた、特にカチ力が半端ないSally。
ああ、もっともっと写真の腕を磨きたい。一眼、欲しくなってきたな。
結論。センスはともかく、クライミングも写真も、同じヤルなら楽しまなければソン、ソン(阿波踊り風に)。
イラストレーター、Sally ClematisのHP。
http://www.sally-clematis.jp/
素敵なキャプチャーをご提供くださった荒木みのりさんのHP。
「パピの手紙」http://www.valley.ne.jp/~elements/