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by kanechin
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小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)

 2013年 4月14日(日)
 いよいよ、クライミングのメッカ「小川山」にも春の声が聞こえるようになってきた。今日はMegのリクエストに応え、足慣らしも兼ねて隠れた名ルート「流星めぐり」(9P-5.10c ★)へ行ってきた。写真は8P目終了点のPonちゃん。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_5283711.jpg

 廻目平はオープンしていないにも関わらず、ボルダーマットを背負った人たちも少なくない。少し肌寒い春風を受けながら、西股沢沿いの林道を進む。フェニックス大岩を越え、右手の祠と尾根を過ぎると取り付きだ。

 オーダーはMeg&ワタシ、Pon&初マルチのUeQ。1P目(5.9)はワタシ。カンテがまた絶妙なスラブ。ボルトはRCC主体だが、短い中にルートファインディングが求められ、山っぽくて楽しい。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_5371286.jpg

 初マルチのUeQは花崗岩ボルダーで鍛えられているだけあって、余裕の登りを見せてくれた。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_5375438.jpg

 少し左上に歩くと2P目(5.10c)。やたらとホールドがあるので、かえって悩んでしまう?
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_5391164.jpg

 2P目の上部は、カンテ付きのスラブ。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_540595.jpg

 3P目(5.8)の取り付きはわかりづらい。2P目終了点から右手にトラバース。取り付きには残雪が残っており、靴が濡れていやらしい。下部はこけっぽかったけれど、上部は明るいスラブ。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_5425386.jpg

 4P目(5.8)はまさにヒモ付きボルダー。7級くらいのボルダーにボルト2本と親切設計。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_5452317.jpg

 近っ。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_5455440.jpg

 5P目(5.10c)は、本ルートの核心。見えてる立ち木の上に核心がある。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_5464164.jpg

 途中で振り返ったところ。ロープの擦れもあるので、ランナー長を上手に取らないと自分の足が引っ張られることに。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_6124590.jpg

 核心を越えてきたPonちゃん。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_6294878.jpg

 ここからもう1ピッチ、上にロープを伸ばすことを忘れていて、左下に下降してしまった^^;。トポでの7P目(5.8)はMeg。取り付きの残雪が核心!?コケっぽいスラブを抜ける。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_6413620.jpg

 途中の大木でピッチを切ってくれていた、ナイス判断。8P目(5.9)はワタシ。出だしのスラブが核心かな。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_6431551.jpg

 8P目の後半は、巨岩側面の弱点をついた登り。岩も硬く、これまた山っぽくて楽しい。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_6442130.jpg

 最終ピッチの取り付きまでは、岩稜歩き。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_6445358.jpg

 樹林帯を越えると高度感が出てきて気持ちいい。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_645591.jpg

 さぁ、いよいよ最終ピッチだ。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_6481327.jpg

 花道(5.8)はMeg。スラブからチムニー状へと変化ある楽しいピッチ。ランナーの長さ調整を意識して登る。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_6501020.jpg

 チムニーを這うPonちゃん。チムニー横のボルトはなんだか、インスボンを彷彿とさせるな。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_650451.jpg

 殿(しんがり)を務めるUeQ。初マルチなのに、素晴らしい頑張りと表情を見せてくれたUeQに拍手!
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_6522791.jpg

 下降はゴジラ岩方面からシオサブ沢沿いに歩き。
小川山「流星めぐり」(9P-5.10c ★)_b0050067_653049.jpg

 2度目の「流星めぐり」となったが、ピッチ数もそこそこに多く、ボルト間隔も小川山にしては近めで安心、快適。フリークライマーさんには泥臭くて「今ひとつ」なのかもしれないけれど、個人的には★ひとつでは勿体無いくらいの好ルートと改めて感じた。

 ヌンチャクは終了点構築も含めてパーティに12本程度(うち、アルパインヌンチャク3~4本)、長めのシュリングも3、4本は欲しい。カムは不要。どこでも敗退できるのでロープはシングルでOK。静かなマルチを楽しみたい方にオススメかな。
by kanechins | 2013-04-14 06:59 | 「岩」の独り言