白鳥山BC(正面尾根)

 2013年2月17日(日)
 富山・新潟県境に位置する、その名も麗しい「白鳥山」バックカントリー(BC)へ。
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 【本記録は、一般的に「正面尾根」と呼ばれているルートとは少し異なります。地形図に記載されている林道が実際は延びていることを知らず、地形図から弱点を判断して滑走した独自ルートで、地形がかなり複雑でオススメではありません。青線のとおり往路を下り、山姥の洞から林道を辿るのが一般的だそうです】

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 2年前にボードで入ったときは北西尾根から(http://kanechin.exblog.jp/14981535/)。今回は正面尾根を辿り、テレマークで行く。国道8号線を糸魚川方面から行くと、道の駅「越後市振の関」を過ぎ、富山・新潟県境の境川に架かる境橋を渡ってから左折。上路(あげろ)の集落を目指し進む。
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 少し出遅れて、午前8時過ぎに林道末端へ。既に車が数台停まっていた。準備を整え、スキーにシールを装着して08:40出発。標高220mからのスタート。正面尾根を目指して進む。
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 林道をショートカットする形で尾根に取り付く。傾斜が増す部分から尾根は細くなり、灌木も多くて難儀する。雪庇が左側(東側)に張り出している部分も多く、要注意。高度を稼ぐに従い、日本海が見えてきた。
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 幾つかアップダウンを繰り返しながら、高度を稼ぐ。標高が上がるに連れ、灌木も少なくなってくる。標高650m付近の平らな場所で、先行の2人パーティを途中で追い越す。林道が地形図よりも延びているということを知らず、後でここが地図に載っていない林道の末端ということを知る。そうと知っていれば、何も複雑な地形を縫って地図上の林道末端を目指す必要はなかったな。

 ここから標高1,000m付近までは傾斜がきつい。先行トレースに従い、尾根の右側(西側)をトラバース気味に巻きながら高度を稼ぐ。時折、ルンゼや風が当たる面はカッチカチに凍り、滑落が許されない場所も少なくなく、緊張が走る。
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 前回に登った北西尾根。
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 標高1,000mまで上がると、急に目の前に楽園のような景色が広がる。
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 まばらに生えた樹の間を縫うように登る。深雪だと苦労するばかりか、雪崩が怖い。
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 標高1,070m付近。
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 まだまだ、山頂は遠いなぁ~。
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 稜線直下の雪面はさすがにクラストしていた。スキーアイゼンを持参しなかったので、弱点を縫って稜線へ上がる。写真は、帰りに向かう1171峰。
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 12:40、白鳥山頂(1,287m)。いつかは歩きたい、白馬へと続く栂海新道。
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 山頂にてパチリ!
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 林道でお会いし北西尾根を登ってきたパーティと、山頂で再会!小屋の積雪はこんな感じ。
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 スノーシューで栂海新道を行くハイカー。
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 山頂は風が当たってクラストしているので、栂海新道側に少し降りたところでランチ。シールを外し、13:15に滑走開始。右側の雪庇に気をつけながら、まず1171峰を目指す。山頂を振り返ったところ。
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 1171峰は傾斜がなるくて板が進まないので、少し手前から北北西方面へトラバース気味に下っていく。ところどころあるオープンバーンは快適!
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 1,050m付近。快適な滑走が楽しめるのは、950m付近まで。
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 細かい谷が入り乱れる複雑な地形を行く。雪庇や崖に気をつけながら、GPSを駆使して地形図の林道末端を目指す。降雪直後はかなり危険と思われ、コケたらやばいルンゼも随所にある。雪が安定していて良かった。ここまで降りてきて雪が不安定であったらアウトだったと思う。
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 GPS(と自分)、すごい!ドンピシャで林道末端へ出ることができた。林道に入ってからも安心はできない。上部からの雪崩に気をつけ、少し感覚を開けて下りラッセルしながら進む。
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 途中で、林道を2ヶ所ほどショートカット。
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 往路の正面尾根を見ながら、林道を下っていく。
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 そして、15:10に車へ到着。標高差1,100m、およそ登り4時間、下り2時間の行程であった。ここでもまた北西尾根パーティと再会。仲がよろしいようで^^。

 帰りに、国道を少し富山側に戻った境集落にある、たら汁が美味しいと聞く「栄食堂」へ。
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 1人前、たら汁+ご飯(中)で1,000円也。うまうまで、黙々と食べてしまった。写真は2人前。
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 帰ってからガイドブックやネットで調べたら、どうやら「正面尾根」は地図に載っていない林道末端を目指すのが一般的らしい。しかしながら、地形図だけを頼りに判断した場合、今回のルート取りは悪くはなかったと思う。が、あまりオススメしません。

 ともあれ、実は結構やばかった。正面尾根は藪のひどいリッジで滑走困難だったので、帰るためには稜線近くまで上がる必要がある。出発時間が遅く、もう少し雪が多かったらビバークものだったと思う。特に下りは深い谷を幾つも渡り、雪崩リスクが大きい。ほんと、条件が良かったので助かった。

 もしまた白鳥へ行くなら、北西尾根~北斜面か、北斜面~山姥の洞~林道がいいなー。標高1,000mから上は、楽園のような景色が広がる白鳥山。また、何年かしたら行ってみたい1本である。
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by kanechins | 2013-02-17 23:09 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)

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