穂高・滝谷 番外編 (そして、またもトラブル)

 沢渡へ到着し、車へ。お疲れサマー。鍵を取り出し、ボタンを押す。

 「ん?鍵が開かない?」、「ザックの中で鍵のボタンが押されたままになって、電池がなくなったかな?」。仕方なく、鍵を挿し込み開錠。熱せられた室内を換気するため窓を開けようと、エンジンをかける。「え?バッテリーが完全に上がってる??」・・・



 ヘッドライトを確認すると「消えている。なぜ?」。ちょっと、嫌な予感がし始めていた。「まさか、漏電じゃないよな。」。山ヤな車なので、3種の神器「ブースターケーブル」「牽引ロープ」「スコップ」は車載しているので、近くに停めていたおじさまに声を掛けて、車を前につけてもらう。
 ブースターケーブルを接続し、sonoちゃんに救援車のアクセルを押しておいてもらう。「お、来た来た」とキーを回すと、セルが少し回ったあと「カタカタカタタカタ・・・」と言って電気系統が落ちてしまう!?

 この段階で、ワタシの頭の中では「漏電」しか浮かばなかった。
 昔、周囲百キロ以上に人がいないアフリカの砂漠の真ん中でエンストトラブルに逢ったことがある。たまたま重機の整備士が同乗しており、二人でかなり時間をかけて原因を模索し、シャーシ下部を通っていたケーブルが引火した下草で外皮が解けてショートしていたのを発見。テープで絶縁し、飛んだヒューズをケーブルでごまかし生還したことがある。

 心当たりがあった。インバーターを積んでいるが、前にショートさせたことがある。ハイマウントストップランプもボルトが外れてがたついていたことがある。問題を解決しなければ、いくらブースターでつないでも、エンジンがかかるはずがない。

 ここは山の中。すでに17時を回っている。幸いなことに携帯は通じるが、電池も残りわずか。焦った。とにかく保険屋へ電話しGPSで居場所を送り、業者の手配をお願いする。が、保険屋は「ブースターでつないでもだめなら、レッカー移動の可能性が高い。修理業者へはそちらで連絡してください」と。げ。そりゃそうか。松本のどこだかわからない業者へ事情を話し、受け入れ態勢を整える。

 が。ちょうど沢渡第2駐車場前の国道で、正面衝突の事故があり、レッカーはそっちへ駆けつけていていつ手配できるかわからないと。次第に夕闇が迫ってくる。

 すべての電装品を取り外し、他の車にお願いして、もう一度トライ。が、現象は一緒。とにかく、今、携帯が切れたらまずい。近くのタクシー乗り場で運転手さんに無理にお願いして、充電させていただく。100V用のケーブルがあってよかった。

 同時に、職場の同僚へ「もしかしたら、明日、遅れるかも」とメール。sonoも家族や職場にメール。そうしている間にも自己脱出を図るべく、あれこれ見てみる。がわからない。今の車はブラックボックス。コンピューターにトラブルがあれば、もうどうしようもない。

 暗くなってきた。修理業者へ電話すると、「待てても19:30くらい」と。どう考えても、間にあわない。保険で帰宅手段の交通費は同乗者を含め、全て出る。車はとりあえず業者へレッカーし、なんとか2人、長野へ帰る算段をするが、時間も時間。タクシーで帰るか、yoshiに無理言って迎えにきてもらうか、真剣に話す。

 sonoの携帯が充電できたところで、前にジムで一緒に登っていた自動車整備士のM氏へ電話してみる。藁にもすがる思い。すると「その現象は、電流が足りていない可能性がある。ケーブルをもう1本足し、救援車の電装品やクーラーなど全て切って回転を上げてみては」と。おお!

 タクシーの運転手さんにお願いすると、車ごと回してくれた。そして、ケーブルの太いこと!ワタシのは鉛筆ほどであったが、タクシーのは小指並みの太さ。接続。室内灯が明るく付いた。キーを回す。一発でかかった!!!

 ありがとー!うれしー!と喜ぶのもつかの間。すぐに保険屋、レッカー業者、修理業者に事情説明の電話を入れる。なんとレッカーはまさに沢渡に到着したところとか、ごめんなさい。。。

 ということで、結論。ただのバッテリー上がりでした。。。ご迷惑をおかけして、ほんとにごめんなさい。Mさん、アドバイスをありがとー!

 思い込みが思い込みを呼んで、大変なトラブルだとパニクッてしまった。冷静なsonoちゃん、ヘルプをありがとー。

【反省点】
・バッテリー上がりの原因は、まだ暗いうちに出発の準備のため読書灯(前部座席を照らす小さなライト)を点灯し、出発時は周囲がすっかり明るくなっていたため読書灯が点灯しているのに気づかなかった。
・バスの時間が結構ギリギリで、すごく焦っていた。
→ 焦るとロクなことがない。とくに夜明け時は要注意。ライトだけでなく、読書灯、室内灯もチェックする!

・電流容量の小さいケーブルを持っていた
→ すぐに、小型ディーゼルクラスまでOKの80Aクラスのブースターケーブルを購入。今の常識は、ケーブルはダブルらしい^^;。

・携帯のバッテリーが少ない。
→ バスに乗ったからと安心しない。車のエンジンがかかるまで、携帯の電池は大切に。
→ 遭難時のことも考え、車の中には乾電池式の携帯電話の充電器、筆記用具を入れておくことに。

 とにかく、遅くなってしまったけれど、無事に帰宅でき、出勤できてよかったです。
 sonoちゃん、イロイロとごめんねー。でも、おかげで安全に帰ってこれたのかも!?
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by kanechins | 2010-08-08 23:57 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(0)

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