いろいろな練習~
2009年 05月 24日
活気付いているAWC2に混ぜていただき、懐かしの某人工壁へ。振り返れば、初めてクライミングなるものに触れたのも、yumippeさんにご案内してもらったこの壁であった。道中も懐かしい~^^。それにしても、こんなにデカかったっけ??
M隊長をリーダーに、夏のアルパインシーズンに向けていろいろな練習。まずは、カウンターラペルの確認。シングルロープでの下降、レスキュー時などフリクションをGETできる方法。ATCとエイト環によるラペリングの違いについても検討。
多人数での行動には不可欠なFIX技術の点検。ただダラッと張ってプルージックで登るだけでなく、シチュエーションに応じてスピーディーかつより確実な支点位置・支点FIXの有無を確認。固定支点の通過にビナ1枚で通過する方法は知らなかった!
FIXの通過。その他、確保器がない場合の下降、ハーネス類もない場合の下降なども確認。
次に人工登攀(鐙:アブミを使用した登攀)の確認。支点強度に応じたクリップのタイミングや、よりスピーディかつラクな行動を意識し、ワタシも2本登らせていただいた。これで汗びっしょり。
垂壁を攀(よ)じる。
トップから、遭難者を抱え込んでのカウンターラペルも行う。頭ではわかっていても、いざとなると焦って頭が真っ白!?
次に「シングルロープを折っての懸垂下降中に、末端の長さが異なった場合の解除方法は?」という課題を与えられ、皆で検討。ATCの場合にはそのままカウンターラペル気味に下降が可能だが、エイト環の場合には自己脱出の要領で一旦エイト環を解除する必要がある。
右側では「50mのシングルロープと細引きがあるときに、50m懸垂してかつロープも回収する方法は?」という課題。何事も「覚える」のではなく、「理解」することが大切だ。
「シュリンゲ2本、ビナ2枚でロープテンションを得る方法は?」という課題。1/2引き上げシステムまでは構築できたものの、テンションを張りなおす際の固定法で詰まってしまった、汗。
残りの時間は内部壁を1本登らせていただく。FRPのいわチックな壁で、気分は外岩!?高さもあるし、なかなかステキな壁である。
前に訓練は「年に1度は」と書いてしまったが、「半年に1度」でもよいくらい。素晴らしい機会を与えてくれたM氏、AWC2の皆さん、ほんとにありがとうございました!またぜひ、ご一緒させてください^^。
さて、一足早く失礼し、乗鞍へ向かう。予報では日曜は「曇り時々雨」であったが、自称「晴れ男」なので気にせず向かう。某所には既にテント村ができており、その中にまぎれるようにテントを設営し、七輪焼き開始!空には満点の星!明日はGTの仲間たちと素晴らしき「滑り納め」(注:今回はテレマーク)ができそうだ!
5月24日(日)
が!深夜、雨がテントを打ちつける音で目が覚めてしまう。空が白む頃には、何か冷たくて目が覚める。げ!そう、まだテントに「吹流し」をつけたままであったが、こいつは水を通すのを忘れていた、汗。
シュラフ、びっちょ。山パンツ、びっちょ。外は雨。。。まだ出発していないリーダー、ちゃる子に電話をかけ、ネットでレーダーを見てもらう。「こりゃ、ダメだわ。。。」ということで乗鞍BCは中止に。。。
雪はいつになく少なく、これで今シーズンの滑りは終了。また来シーズンは、よろしくお願いします!