火祭り??
2009年 04月 28日
27日23:00過ぎ、仕事を終えて家に帰ろうと職場を出た瞬間、「さ、さぶい!?」。
慌てて戻って園地の気象ロボットにアクセスしてみると、予報では23:00に4.3℃、04:00に2.3℃くらいであったが、しばらくモニターしていると、23:45頃には1.3℃まで下がってきた!?外は快晴で風もない。予報システムでは「曇り」表示になっていたので、放射冷却がそれほど加味されていないようだ!?
うちの職場には実にイロイロな種類の樹種、品種が植栽されているが、そのなかでもゼッタイに凍害に遭わせてはいけないものがいくつもあり、毎日交代で監視当番を決めている。
「ちょっとヤバいかなー?」っと担当者に連絡し、3人ほどが集まってきてモニターを続ける。そこからはあまり気温が下がらなかったが、午前2時過ぎに0.5℃を切ったところで、燃焼法開始。危険温度は「あんず」で-0.5℃(30分)であるが、そこまで下がってからでは遅いのだ。
トラックを2台出し、燃焼資材(固形燃料のバケモノ)をリレーで載せ、必要な場所に数m置きに置いて点火開始!写真のようにバーナーで点火するが、ここ数年、燃焼させる機会もなかったようで、湿気ているのかなかなか火が付かずにタイヘン!?
トップの写真を、少し明るめに撮影すると、こんな感じ。直接加温するだけでなく、空気を動かすことも効果のひとつかもしれない。
約10haある園地を走り回り、必要な箇所の点火が終わったのは午前3時半過ぎ。しばらく様子を見ることに。4:20過ぎに、消火しているものがないか確認に回ると、じきに空が白み始めた。ライトに照らし出される地面には、白く霜が降り始めて滑りやすい。
結局、最低気温は-1.0℃。被害が出たかどうかはすぐにはわからないが、無事であって欲しいものだ。
それにしても、ほとんど徹夜のままで、そのまま朝からフツーに仕事。歳なのか、さすがにキツいです、汗。