2023年5月20日(土)
この週末は、3年振りとなる小川山クライミングに、チームYの皆さんと!当初は湯川を考えていたが、しばらく前から登攀禁止になっているようで断念。初日は山さん、Micky、Cozy、のぼるんと賑やかに。
廻目平に着いたのが9時を回っていたので駐車場が空いているか不安があったが、前日に雨だったこともあってか駐車場は半分埋まる程度。
テントとタープを設営して場所を確保。岩は黒く濡れ、曇り空で湿気が抜ける気配がない。撤退が容易な、近場の兄岩を目指すことに。
お目当てのジョイフルは先客がいらしたので、隣の「春の雨上がり」(5.9、10m)へ。久しぶりの花崗岩にびびってしまったが、楽しく再登することができた。写真は山さん。そうこうしている内に青空が見え始め、岩も乾いてきた。
合間を見て、「ジョイフル・ジャム」(5.7NP、10m)へ。山さん(写真)はさくっとOS。ワタシ自身はカムを使うようなクライミングは4年ぶりでひやひやであったが、なんとかリードで再登できた、ほっ。
いつになく空いているので、父岩へ。今や4つ星が付いている「小川山物語(ストーリー)」(5.10a、30m)へ。まずは山さんがマスターOSトライ。
続いて、スラブが得意なMickyがフラッシュトライ。3ピン、4ピン目が遠くビビるところであるが、ランナウトしながらも粘り強い登りを見せて、なんと1撃!
ワタシも8年振りにトライ。墜ちれないプレッシャーに押されながらも、無事に再登することができてよかった。内容、スケール共に、やっぱり素晴らしいルートと思う。
撤収して、久しぶりに金峰山荘のお風呂(500円)へ。汗を流した後で、生ビール(600円)で乾杯!後で知ったが、ジョッキでも頼めるとのこと。
岩峰を見上げながらテラスで一杯だなんて、ちょっとしたリゾート気分だ。喉を潤したところでテントに戻る。そしたらなんと、隣のテントは以前にお世話になったA田ご夫妻!お声がけ頂きありがとうございました。ほぼ10年振りの再会に、気持ちが上がる。
そして夜の部、開始。
居酒屋Mickyは、今夜も仕込みに抜かりがない。前菜では半熟煮卵から始まり、砂肝のマリネ、焼き厚揚げ、鶏胸とキュウリのシソ和え。お酒はCozy持参の「山本 純米吟醸 ピュアブラック」(秋田県、山本酒造店醸造)。キレがあるのにコクがある感じが、たまらない。
そして主菜は「チーズタッカルビ」。「赤から」ソースを上手に使うと、こんなこともできるんだ、とびっくり。これはご飯も進む。
満腹度120%となってしまい、お酒が入らない。適度な疲れと満腹感、寝不足もあってか、珍しく早々に寝床についてしまう。Micky、ごちそうさまでした!
2023年5月21日(日)
朝5時に目覚めてしまう、年寄りってもんだ。。。しっかりと夜露が降りて、タープはびしょびしょ。湯を沸かしてコーヒーを頂く。
居酒屋Mickyは盛りが良く、朝からボリューミー!?
久しぶりにマルチクライミングをしたくなったので、わがままを言って「流星めぐり」に行くことに。じめじめ感があったので、のんびりと8時頃に出発。ギアを担いで歩くのも久しぶりだ。
取り付きに着くと、なんと先客が!遠いこともあり静かなルートと思っていたのでびっくり。聞けば「新しいトポで見つけて来た!」とのこと。
ワタシ-Cozy、山さん-Mickyでロープを結び、先行させて頂くことに。1P(5.8、20m)はワタシ。金曜の雨で染み出しはあるものの、それがまた山っぽくて楽しい。
2P目(5.9、20m)もワタシ。ぐらつくキーホールドを祈りながら押さえ、小ハングを越えてからは快適なカンテを登る。写真は、核心を越えた山さん。
3P目(5.8、20m)もワタシ。コケっぽいスラブは階段状で楽しい。写真はワタシ。
4P目(5.7、4m)はCozyが。短いものの、ムーブがあって楽しい。60mロープのロープアップが核心!?
5P目(5.10b、30m)はワタシ。スラブフェース状でスケールもあるパート。写真は先行パーティ。
フォローのCozyは、苦笑い!?山さんは、さすがのOS!
6P目(5.8、25m)はCozy。昔はロープで支点が作ってあった記憶があったが無くなっていた。360cmのスリングで岩角を支点に。
小ピークからは、これから登る岩峰を一望でき、気持ちが上がる。
Micky&山さん。ここで一旦ロープをまとめ、下り道へ。
7P目(5.8、25m)はワタシ。スラブ下部はしっかりとコケが生え、じっとりと湿っている。丁寧な足置きが求められ、山屋にとっては楽しい!?途中のテラスにある大木を支点としてピッチを切る。
8P目(5.9、30m)もワタシ。出だしのスラブがなかなかに厳しく、危うく墜ちるかと思ったがなんとか。そこから右の凹角に入り、高度感溢れるアルパインチックな楽しい部分。
ここから、20mほどの歩き。バックには、5~6P目の岩峰が聳える。
9P目(5.8、20m)もワタシ。スラブからのチムニーとなるが、カンテにボルトが打たれており快適。
チムニーを進む山さん。
名峰「金峰山」を背景に登る。
そして、登頂!お疲れ様でした!
「え?こんな所にイチゴの花!?」と思ったら、シロバナノヘビイチゴというらしい。可愛らしい花がお出迎え。実は美味しいとか!?
荷をまとめて下山。ちょっと遠いけれど、山っぽくてやっぱり楽しいルートであった(皆さんがどう感じたのかは不明、汗)。
久しぶりの小川山は、実に楽しかった。今年は何度か訪れたいな~。楽し美味しい時間を共有させてくださった皆様に、感謝!