親田辛味大根のもう一つのお話

 秋が深まるにつれ、親田辛味大根の出荷もピークを迎える。
 寒に当たり、辛さの中に甘みが生まれる季節だ。

 ところで、親田辛味大根には「白系統」と「赤系統」がある。
 品種登録名は、白は「ごくらくがらみ」、赤は「とやねがらみ」となっている。
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「ごくらくがらみ」


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「とやねがらみ」


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「とやねがらみ」を使って料理してみた

湯通ししたエノキダケに、皮ごとおろした「とやねがらみ」を混ぜる

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「芭蕉の句碑」(下條村・太子堂)

 
 収量性が低く、「おろし」としての薬味にしかほとんど利用価値のない大根が、山間部の決して物質的に豊かであったとは思えない地理的条件のもと、なぜ江戸時代から今日まで絶えることなく栽培されつづけてきたのか。
 「からい大根とあまい蕪のものがたり」(長野日報社)の中で、信州大学の大井教授は次の様に記している。

 『下條村にある、現在は住職不在となった「太子堂」境内の片隅に、松尾芭蕉の句碑がある。
 「身にしみて 大根からし 秋の風」 明治27年5月と刻まれているので、芭蕉没後200年を記念して建てられたものである。さらに句碑の裏面には地元の人たちの詠んだ俳句の寄せ書きがあることから、明治27年の時点では住職を中心として句会が開かれていたことがわかる。俳句を嗜み、蕎麦を打って語らいながら食す遊びの文化が「親田辛味大根」を支えてきたのではないか。』

 秋風が吹く大地で、今日も親田辛味大根はゆっくりと育っている。
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# by kanechins | 2004-11-11 23:52 | 「日常」の独り言 | Comments(5)

深まる秋の空気

 自然豊かな土地にいると、四季の変化に敏感になる。

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    ふと見上げた青空に、一本の銀杏の樹。
 
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    秋の風物詩。。。

 山肌もだんだんと色付いてきた。
 前に何かのチラシで「秋は淋しい季節だなんて誰が言ったの?ほら、こんなに豊かで賑やかじゃない」といったコピーを見た。そう、大自然の中では秋は彩り鮮やかで実り豊かな美しい季節だ。
 一番大好きな季節「秋」は、刻々と南の島へ向かって歩き続けている。
 
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# by kanechins | 2004-11-10 23:45 | 「日常」の独り言 | Comments(4)

「干し柿」づくりの最盛期

 下條村は、下伊那の名産品である「市田柿」(干し柿)の産地でもある。
 村内を歩き回っていると、あちこちで「柿むき」や「柿干し」が行われている。

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 写真は、柿の自動皮むき機「ムッキー」。
 テーブルに柿を載せると、自動的に柿の皮をむいてくれる。

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 写真は、皮をむいた柿を「ひも」に吊るしているところ。
 「ひも」に柿の実が当たらないようにするのがコツ。

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 写真は、「ひも」に吊るされた柿を乾燥させるために、ビニールハウス内に吊るしたもの。
 家の軒先に飾られる「柿のれん」が風物詩であったが、衛生面を考慮して、現在は鳥や虫などが入らないような施設での製造が行われている。

 実は、信州に来るまで「干し柿」はあまり好きではなかった。
 なんかべちゃっとして、むちゃっとした食感が合わなかった。
 しかし!市田柿を食べてからはその印象はがらりと変わった。市田柿は水分が非常に少なく(30%程度)、まるで「グミ」のようなしっかりとした歯ごたえの中に深い甘みと味が豊かで大変に美味しい。
 下伊那名産の「市田柿」、是非お試しあれ。
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# by kanechins | 2004-11-09 22:38 | 「日常」の独り言 | Comments(4)

デジカメを購入した

 今まで使ってきたオリンパスのデジカメは、画素数は130万画素ではあったが、3倍の光学ズームを持ち、暗い場面での露出も良いなど非常に使い勝手がよく大変気に入っており、またその気持ちに応えて実によく働いてくれた。
 まだデジカメが世に出回り始めた頃に購入した「彼」は、購入時には7万円以上した記憶がある。一度、沢登りで水に漬け、4万円ほどの修理費もかかったので、余計に愛着が湧いていた。

 が、時代は流れ、大電力消費型であり単三電池では電池の消耗が激しかったこと、カメラ自身が大きく重さもあったこと、そして今回の不調から、ご隠居させることに決めた。

 というのも、今日ぶらりと電機店に行ったら、かなり前から狙っていたオリンパスの「μ-30」が店頭にないのだ!!
 実は9月頃から値下がりが始まっており、「これは新製品が出るから、値段は下がるな」と読んで、じっと狙ってきていた機種だ。
 なぜ「μ-30」にこだわるのか。
 1.登山、沢登りやスキーなどに強い防滴構造であること
 2.露出が強いこと
 3.小型・軽量であること
 それよりなにより、なぜかこの機種に適合する「ダイビング用の水中ケース(2万円弱する)」を持っていることから、「μ30」でなければいけなかったし、後継者は「彼女」と決めていたのだ。

 ところが、電機店に行ってみて驚いた。
 予想どおり10月から新機種が発売されていたのだが、なんとカメラ本体の形状が斬新なデザインに変更されており、私の持つ水中ケースには適合しないものとなっていた。
 すぐに店の人に聞くと「あぁ、もうμシリーズは製造中止になりましたので、品物はありません」だって。がーん。
 急いで飯田市内の電機店を回るが、やはり在庫はないとのこと。
 最後の望みを託していた、ちょっと郊外にある某電機店に行ったら「展示品限り」で置いてあった。値段は下がってはいたものの、展示品のみか。傷があったり、落とされているかもしれないし、電池もそのままだ。
 が、あまり悩むことなく購入することにした。恐らく、飯田で販売されていた最後の1台であろう。

 巡り巡って、多くの人の手に触れてきた「彼女」がうちにやってきた。
 「彼女」はこれから、色々な山や岩、海外、水中の世界を旅することになる。
 「彼女」がそれを喜んでいるのかわからないが、大切にしながら共に歩んでいきたい。
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# by kanechins | 2004-11-08 20:01 | 「日常」の独り言 | Comments(0)

新潟中越震災の災害復興支援(その5)

 最後に、思ったことを。

 実際に、衣食住に困っている方々が新潟には大勢いる。
 全国各地から、実に多くの救援物資が到着していることに感激した。
 家庭から届けられるダンボールの中には衣服などのほかに、「雲仙・普賢岳災害のときにはお世話になりました。辛いことも多いと思いますが、力を合わせて乗り越えてください」など、一日も早い復興を祈るメッセージが入っていたものも多々あった。仕分けをしながら、目が潤うこともあった。届けられた荷物が、欲しい人の元に届くように仕分けにも力が入った。

 「多くの方々が実に様々な支援をしてくださり感謝の念に絶えない」と被災者をはじめ、関係者の方々が実際におっしゃっていたので、この場を借りてその言葉をお伝えしたい。

 と同時に、第三者として、不謹慎で言いづらいことではあるが、次の事も感じた。
 これから季節は冬。そう思ってか、まさに山ほどの衣類が届く。が、正直なところ、衣服を送るのは控えた方が良さそうだ。
 被災者の需要に合わせて衣服を配送するためには、男女別、種類別(シャツ、セーター、フリース、ズボン、下着など)、大きさ(XL、L、M、S、子供用など)に分類しておく必要がある。
 しかし、これは全て開けて仕分けしないといけないが、この作業には膨大なスペースと人足、時間が必要である。今日も4tトラックに5、6台ほどの衣服類が到着した。仕分けだけでも4、50人ほどのボランティアが担当したが、今日1日かけても仕分けは終わらない。一方で、物資の搬出・入も頻繁にある。
 ダンボールなどに日用品や衣類などを混ぜて送っていただく方も多いが、やはり仕分けに膨大な労力が費やされている。

 もし衣類などを送っていただく場合には、性別や種類、サイズを箱ごとに分けていただき、箱の外からすぐにわかるようにしていただけると大変助かる。
 実際、衣類については多くのメーカーからも、サイズごと、種類ごとにダンボールに区分けされたものが山のように届いている。
 
 また、各自治体などのホームページにも書かれているが、物資を送る際には事前にセンターなどに問い合わせていただきたいとのこと。
 恐らく、どこの物資センターもパンク状態で、限られたスペースに多くの種類の物資を揃えるには、各物資の適正在庫量を保つ必要があるからと思われる。

 必要なものを的確に被災者に届けるためには、ご理解いただければ幸いである。

 今回の派遣には、うちの母が当初から災害救助法が適用されていた安塚町の出身で親類も長岡市など周辺地域にいたということもあり、志願して参加させていただいた。
 忙しい時期にも関わらず参加を許してくださった関係者の皆様には、この場を借りてお礼を申し上げたい。
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# by kanechins | 2004-11-07 22:19 | 「日常」の独り言 | Comments(0)


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