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by kanechin
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登山の後は温泉三昧

 瑞牆山で極寒の北風に煽られて、芯まで冷え切った体を温めるために、増富ラジウム温泉峡にある公共浴場「増富の湯」に向かった。
登山の後は温泉三昧_b0050067_23291086.jpg
 これが実に良かった。鉱泉なので加温されてはいるが、温度調整は熱交換器によるため希釈のないかけ流しであり、いかにも温泉らしい、茶緑色に濁った湯が印象的だ。
 しかも、温度設定が27℃、30℃、35℃と色々設定されているのが嬉しい。自分に合った気持ちよい温度の湯に浸かっていると、自然と眠気に襲われるほど快適。

 他にも、密閉された空間に朝鮮人参などハーブ香がぎっしりとつまった、まるでスープのような湯船があるかと思えば、なんと山梨らしく「ワイン風呂」がっ!酒呑みには、まさに天国かのようなお風呂。甘い芳香漂う湯船に体を沈ませると、それだけで多幸感に包まれる私って。
 他にも、「ゴロ寝部屋」があったり、マッサージ室があったりと、のんびり湯治するには良さそうだ。風情がちょっと、という点だけを除けば、なかなかポイントの高い温泉であった。

 山荘に戻り、標高1,400mの凍るような水で野菜を洗い、鍋の準備。寒い夜には辛いものを、ということでキムチ鍋に。
登山の後は温泉三昧_b0050067_23371040.jpg
 信州新町のお酒や、まさかの「桜島(芋焼酎)」と再会したりと、美酒を交わしながら山談義に花を咲かせた。
# by kanechins | 2005-12-03 23:54 | 「旅」の独り言
 瑞牆(みずがき)山は奥秩父西端に位置する、標高2,200m程度ながら日本百名山に録される名山であり、私が初めて泊まりの単独行を行った思い出の山でもある。初冬の瑞牆山に仕事仲間+αで行ってきた。

 飯田を朝の5時に出発。中央道を長坂まで飛び、懐かしの増富ラジウム温泉峡に向かう。今夜の宿泊地「金山山荘」で集合し、車を1台に減らして瑞牆山荘を目指す。
 前に来たのは、実に12、3年も前のこと。林道も随分と改良されていたが、驚いたのは100台くらい駐車できそうなアスファルト敷きの立派な無料駐車場があったこと。
奥秩父・瑞牆山に行ってきた_b0050067_22515141.jpg
 落ち葉が積もる斜面を登ることしばらくで、富士見平小屋に出る。ここからは、名前のとおり富士の雄峰が望めた。
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 一旦沢に下ると、シンボルになっている、中央にワイドクラックが走る巨岩「桃太郎岩」が現れる。今にも倒れそうな岩に「つっかえ棒」がされている!?
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 上空を見上げると、澄んだ空気が宇宙までつながっているかのような深い青空であった。が、冬らしい冷たい北風が吹き流れ、雲がものすごい早さで流れていく。
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 こんな巨岩をも支える小枝たち。細い枝も3本集まれば。。。
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 息をせくような急な登りを詰める。
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 尾根を乗り越え北面に出ると、雪が残っている。その下にはつるんつるんに磨かれたアイスバーンもあり、転倒に注意。クライミングもどきで最後の登りを極める。
奥秩父・瑞牆山に行ってきた_b0050067_2393437.jpg
 そして、瑞牆山頂(2,230m)に到着。風は強いが、運良く流れから外れているようだ。
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 空気も澄んで展望はきくが、残念ながら八ヶ岳は雪雲に包まれていた。
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 うっすらと雪をかぶった金峰山方面をバックに。
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 次第にまた、強い風が当たるようになってきた。手が届きそうなところをすごいスピードで向かってきた「はぐれ雲」。
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 登山道を下りながら、徐々に姿を消していく富士山を慈しむ。
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 ヤナギ坂から振り返った瑞牆山頂。見かけとは裏腹に、比較的手軽に楽しめる名峰である。
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 沈み行く夕日を追いかけるように、落ち葉で埋まった斜面を駆け下りる。
 これでひと雪来れば、晩秋から初冬に変わるのだ。
# by kanechins | 2005-12-03 23:36 | 「山」の独り言

オレンジ色の小惑星

 いよいよ、市田柿の柿干しシーズンが最盛期を迎えた。あちこちの軒先にずらりと並ぶ「柿のれん」が風物詩であったのだが、近年は衛生的な生産ということで、最近はその風景が見られることがなくなってきたのは残念である。
オレンジ色の小惑星_b0050067_347699.jpg
 今年は陽気が良く、柿の実の太り、玉数も多く豊作のようだ。
 実は、干し柿って好きではなかった。しかし、固く締まり香り、甘みが豊かな市田柿に出会ってから、すっかり魅了されてしまい大好物になった。市田柿を街で見かけたら、是非ご賞味あれ。
# by kanechins | 2005-12-02 23:42 | 「農業」の独り言

アスパラガスの健康診断

 アスパラガスの葉(正しくは「擬葉」)が霜に当たって枯れ始めてきた。アスパラガスの葉は枯れ上がるまで畑で立たせ(立茎)、太陽の光を受けて生成された養分を根っこに運ばせ(養分の流転)、根に蓄えられた養分(糖)を使って春先にまた芽を出させるのだ。

 ということは、葉の生育具合や根に含まれる糖分を調べることで、アスパラガスの健康状態、すなわち来年の生育予想ができるのだ。これを「株養生量の調査」と呼び、この時期の恒例行事となっている。

 例年は寒風吹きすさぶ寒空の下で震えながら行っていたが、今年は好天に恵まれポカポカ陽気の中での調査となった。さて、来年の予想はいかに!?
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# by kanechins | 2005-12-01 23:23 | 「農業」の独り言

試験なんて久しぶり

 今日は、法改正に伴う某資格試験を受験するため長野県庁を訪れた。試験会場は、名古屋なら1時間半で行けるのに、長野市まで3時間かけて行く(しかも自腹)というのは、なんだか解せないなぁ。

 それにしても、最後に試験らしい試験を受けたのはいつだろう。
 今回は、小論文2題に集団面接とのこと。文章を書くのは嫌いではないが、時間に追われて書くというものは膨大なストレスを産む。構成の設計から一気に清書に持っていくのだが、2時間で3,200字(原稿用紙8枚相当)というのはかなりの短期戦だ。結果、時計を見ながらフルスピードで記入して、終わったのは残りわずか数分であった。

 集団面接というものも、恐ろしい。5人づつ受験したのだが、前の人の発言を聞いていると「あれ、面接官の質問って何だったっけ?」「ありゃ、言おうとしたこと言われちゃった」「あ、あれも言わなきゃ」など、あれこれ考えているうちにパニックに、何度も陥りかけた。

 それにしても、普段いかに文字を書かなくなったかを実感。もはや現代では「ペンだこ」なぞ死語なのでは?ワープロの浸透は実に便利ではあるが、「文章の全体構成を考えず思ったまま書くようになった」「漢字が書けなくなった」「ペン書きに耐える筋肉が退化した」などの弊害を如実に感じた。
 特に、漢字などひどいもので、「遊休農地」を「有休農地」と書いていることに最後に気付いて修正しまくるロスも。

 どれだけ緊張して冷や汗をかいたかは、答案用紙が濡れて乾いたときのシワシワで一杯だったのから伺えた。もう当分は、試験はたくさんだ。
試験なんて久しぶり_b0050067_0344968.jpg

# by kanechins | 2005-11-30 21:01 | 「日常」の独り言