餓鬼岳~燕岳縦走 day2

 2017年8月27日(日)
 午前3:40、起床。外に出ると雲海は消え去っており、安曇野方面の夜景がきらきら輝いていた。お湯を沸かしてコーヒーを飲み、ゆったり朝食を摂る。
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 うっすらと空が白み始めた頃からテントを撤収。
 全天に光が届いた4:50、ヘッドランプを点けて出発。
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 またいつか、来ることができるといいな。
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 縦走路をゆっくり歩を進め、剣ズリに差し掛かったところで朝日が昇り始めた(5:15頃)。
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 見た目どおり、剣ズリは岩場が幾つも出てくる。ルートはよく整備されており、慎重に進む。
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 そうこうしていると、お日様の光が裏銀座を照らし始めた。
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 細やかなアップダウンが続く。どこが剣ズリの頭かわからない。
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 飛騨側を巻くように樹林帯の中を下る。ここはそんなに急ではなく、難なく剣ズリを下りきる。コルまでの部分で、崩落地帯あり。歩いている最中も、ぱらぱらと小さな落石が続く。上部に注意しながら、一人ずつ渡りたい。
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 2,430m付近から、剣ズリを振り返る。
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 左上の緑色の三角山が、東沢岳。そこから右側の尾根を下り、右上の稜線まで登る。
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 7:00に東沢岳(2,497m)。軽く食事を摂りながら、15分休憩。
 ここから西側のトレイルに入り下る。

 7:35、東沢乗越(2,253m)。奥秩父を想わせる、良い雰囲気。
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 休まずに、そのまま燕岳の稜線を目指して登り始める。
 道は頃合いの傾斜で、ゆっくり高度を稼いでいく。途中、谷からの風に揺れるチングルマが応援してくれた。
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 振り返ると、東沢岳と同じ位の高さまで登り返していた。剣ズリの崩落地もよく望める。
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 恐らくここが、地図にある「雪渓が遅くまで残る所」。
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 その証拠に、9月なのにチングルマの花がまだ残っていた。
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 ざれた道を登ることしばしで、8:35に燕岳稜線(2,710m)の稜線へ。
 眼前に広がる裏銀座の峰々に、槍ヶ岳。
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 燕岳の稜線なのに、だーれも居ない贅沢な空間。
 20分ほど、貸し切り展望テラスで早めの朝食を。
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 北燕岳に続く、静かな稜線を歩く。
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 アルペンチックな風景に見とれてしまう。
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 空中散歩。
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 北燕岳は、信州側に大きく巻く。途中、ザレが流れた場所があり、慎重に歩を進めたい。写真は、餓鬼岳方面を振り返ったところ。
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 さらに進むと、多くの登山者で賑わう燕岳が近づいてきた。静かな時間も、あとわずか。
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 9:30に燕岳(2,763m)山頂。
 ここで15分ほど、歩いてきた道や裏銀座をゆっくり眺める。
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 大天井岳も近づいてきた。
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 10:05、燕山荘(2,704m)着。
 燕岳を正面に、右手に今日歩いてきた餓鬼岳が望める。
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 ヨーロッパ的な風景!?
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 後は下るだけと思うと、なんだか名残惜しい。
 25分ほど、小屋の前でゆったりと過ごし、10:30に下山開始。 
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 10:55、合戦小屋(2,380m)を通過。途中、本当に多くの人とすれ違ってびっくり!燕岳は本当に久しぶりだけど、道もすっかり良くなった気がする。
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 12:00、中房温泉(1,460m)に到着。
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 ここから5分ほどで、車をデポした第一駐車場(1,390m)に到着。
 本当にお疲れ様でした!北アルプスとは思えない、静かな稜線歩きは、本当に優雅な時間。またいつか、忘れた頃に静かに歩いてみたいと思える好ルートであった。

(参考タイム)
4:50、餓鬼岳キャンプ場発
7:00 東沢岳(2,497m)7:15発 (2:10 CT2:30)
7:35 東沢乗越(2,253m)(0:20 CT0:40)
8:35 燕岳稜線(2,710m)8:55発(1:00 CT2:10)
9:30 燕岳(2,763m)9:45発(0:35 CT0:50)
10:05 燕山荘(2,704m)10:30発(0:20 CT0:25)
10:55 合戦小屋(2,380m)(0:25 CT0:50)
12:00 中房温泉(1,460m)(1:05 CT2:00)
12:15 第一駐車場着(1,390m)
実行動時間(休憩除く)5:55(CT9:25)CT率0.63
累積登高 834m 下降2,034m
撮影:コンパクトデジカメ「オリンパス TG-860Tough」

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# by kanechins | 2017-08-27 21:01 | 「山」の独り言 | Comments(0)

餓鬼岳~燕岳縦走 day1

 2017年8月26日(土)
 予報では「朝方にかけて降雨」とあったので出発を後(おく)らせる。
 白沢登山口の駐車スペースは、登山口、途中の路肩、広場に計20台近く停められる。水場は無し、簡易トイレ・登山届の提出箱あり。

 7:30 白沢登山口(標高993m)発。
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 なだらかな扇状地を歩いていくと、時期に白沢にでる。名前のとおり、花崗岩の白い礫が美しい沢。すぐに小橋を渡って右岸(川上から見て右)へ渡る。
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 じきに、傾斜がきつい斜面を登り、急峻さを増す白沢を眼下に進む。
 「紅葉の滝」辺りは、紅葉の時期にはかなり良さそうである。
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 途中、比較的最近に発生したと思われる土砂崩れの跡が。
 降雨中や降雨後には、あまり通りたくない地形である。
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 再び左岸へ。
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 沢登り気分も楽しめる道。
 逆に言えば、増水時はかなりリスクが増しそうな道でもある。この滝を登ると、道は再び右岸へ。
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 8:35 魚止ノ滝(1,310m)。
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 魚止ノ滝を高巻き、急峻な道を下る。ハシゴが設置されているが、針金でぶら下っている状況なので要注意。
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 右岸に渡り、これで白沢とはお別れ。
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 9:00、標高1,500m位にある「最終水場」着。ベンチもあり、休憩にはもってこい。
 すべての水筒を満タンに。小屋は天水のみで、好天が続くと「テント泊の人は水を買えないことがある」という噂を聞いていたので、水分だけで(お酒含む)5リットル担ぐ。(結果的に、小屋で水を200円/1リットルで購入可であった。噂の真偽を確認すればよかった)
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 15分休憩し、行動再開。
 高度を増すに従い、「鍬の峰」や「大町の街並み」が眼下に望めるように。
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 10:50、展望が利かない大凪山(2,079m)着。
 この先は急登らしいので、15分ほどしっかり休憩。
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 一旦、コルに下るところから、餓鬼岳が望めた。
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 しばらくなだらかな尾根を進むと、いよいよ最後の急登となる「百曲がり」。細かく道は折られていたので、傾斜の割りに登りやすくて良い。

 百曲がりを登り終え、尾根に上がった2,540m付近に嬉しい看板が。
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 餓鬼岳南面を巻くように道が進み、尾根をまたぐと餓鬼岳小屋、12:50着。 
 なんとも歴史を感じさせる佇まい。調べると、なんと建造は大正末期らしい。
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 しっかし、なかなかの眺め!明日の目的地である燕岳の稜線、その奥には槍穂の峰々が望める。
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 ここのテント場は狭いと聞いていたので、まずはテント設営に向かう。
 まだ誰も居ない、一番乗り。実際、6、7張位しか設営できない。

 再び小屋へ戻り、受付。テントは1人1泊700円。水は1リットル200円(天水だが塩素消毒済み)。トイレは大2つ、小1つ。大は土足禁止でキレイ。

 餓鬼さんが、花束を。
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 なぜ餓鬼岳?調べてみると2説あるらしく、裏銀座から見ると目の下に見えて子供のようだから。もう一つは峻険で岩場や崖続きの山であることから、崖(がけ)岳が転訛したという説があるらしい(引用:信州山岳ガイドHP)。

 明朝は3℃まで冷えるらしい。いよいよ、山の上は秋か。
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 写真左が餓鬼岳、中央の窪みに餓鬼岳小屋、右は展望テラス。
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 餓鬼岳(2,647m)山頂までは5分程度。
 山頂は、とても北アルプスにいるとは思えない静けさ。 
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 手前のコブは、とても気になる唐沢岳。見た目よりも遠いらしい。
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 その奥には裏銀座、立山、剣の峰々が。コブの左上が五色が原、右が獅子岳、鬼岳、竜王岳。さらに雄山に剣岳。手前さらに右は針ノ木、蓮華岳、爺が岳。

 眺めていて全く飽きない。
 お湯を沸かしてコーヒーを淹れたり、オレンジを頬張ったり、サラミを齧りながらワインを頂いたりと贅沢な時間を過ごす。

 あっという間に3時間くらい経ってしまった。
 一旦、テントへ戻って夕食。稜線にテントが見えるが、テント場が一杯になったときは許可されるとのこと。
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 狭いテント場は満員御礼。お湯を沸かして夕食。
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 防寒着を持って、再び山頂へ。
 明日、歩く道。右側の剣ズリから左のコルへ下り、登り返して中央上の尖がりへ。そこから右下の見えないコルに下り、槍ヶ岳手前の尾根へ上がる。
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 稜線での日没は、およそ18:20。
 明日の安全と好天を願って、思わず手を合わせてしまう。
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 槍ヶ岳へ延びる雲がうっすらと燃えていた。
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 夕闇が迫る後立山連峰。
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 明日は天気が良さそうだ。(つづく)

(参考タイム)
7:30 白沢登山口発
9:00 最終水場 9:15(1:30 CT2:20)
10:50 大凪山 11:05(1:35 CT2:00)
12:50 餓鬼岳小屋着(1:45 CT2:30)
行動時間(休憩除く)4:50(CT 6:50)CT率0.7
累積登高 1,755m、累積下降 148m

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# by kanechins | 2017-08-26 22:09 | 「山」の独り言 | Comments(0)

槍ヶ岳~穂高縦走(テント泊2日間) day2

 2017年8月20日(日)
 午前03:45、起床。高気圧が本州に乗ってきたのか、昨日までの天気がうそのようだ。雨が降っていれば天狗原経由で下山しようと思っていたので、ほっとした。
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 さっと朝食を摂り、テントを撤収して、04:50出発。
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 まずは、大キレットの底を目指していきなり200m程度の下降から始まる。一見、とても険しそうであるが、至る所にマークが施されており、迷わずに慎重に下れれば難しくはない。マークを見失ったら、迷わずに引き返すこと。
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 およそ下り切ったところから、南岳方面を振り返る。
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 5:15頃に大キレット(最低コル)。ちょうど、朝日が昇り始めた頃だ。左上が北穂高岳、中間右上が長谷川ピーク。
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 ふと横に目をやると、裏銀座の峰々が。
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 05:45、長谷川ピーク。飛騨側(右側)に切れ落ちている部分が多く、昨日の雨と夜露が乾ききっていないこともあり、思っていたよりも緊張を強いられた。
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 長谷川ピークを越えれば、A沢のコル。歩いてきた道を振り返る。
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 大キレットの北穂高側。
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 一見、どこを登るのかわからないが、弱点に沿ってしっかりマークが施されているのが心強い。
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 振り返ると、ちょうど長谷川ピークを後続パーティが進んでいるところであった。
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 歩いてきた、大キレットを振り返る。
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 所々、ガレているところがあり、下に人がいることを考えれば慎重に慎重を重ねた登りが求められる場所が少なくない。
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 高度を稼ぐに従い、長谷川ピークが目よりも下の位置に。
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 ここが飛騨泣き。北穂側から下ってくると、一番の難所となると思われる。写真では判り辛いが、左中央のハング部分から下がすっぱり切れてコルになっているのだ。
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 飛騨泣き付近から振り返ると、長谷川ピークが随分と下になった。
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 06:40、北穂高小屋着。ここまで来ると、長谷川ピークがどれだかわからないくらいになる。昨日登った槍ヶ岳が燦然と輝いている。
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 パンを頬張り、06:45に出発。
 06:50に北穂高岳(3,106m)に到着。南側に目を送ると、これから歩く涸沢岳(写真中央)と奥穂高岳(写真左)が望める。なんか、遠く感じる。
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 それは気のせいではなく、まず、北穂高岳を稜線に沿って降りなければならないが、結構シビアな場所があり、思っていたよりも時間がかかってしまう。
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 7月に登った前穂高岳・北尾根が見えてきた。何回見ても、かっこいいなぁ。
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 ハシゴ場、鎖場が思っていたよりも多く、アップダウンが続く稜線に体力を奪われていく。
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 08:10、涸沢岳(3,110m)着。穂高岳山荘、奥穂高岳が眼前に。
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 08:20穂高岳山荘着。
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 ここでしっかりと休憩。08:35に出発。
 涸沢岳を振り返る。南側と北側では、顔つきが全く異なる。
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 ハシゴ場を越え、山頂から続く尾根に取り付く。
 ガスの中に、ちょろっと槍ヶ岳が望める。遠くまで来たものだ。
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 09:00、奥穂高岳(3,190m)。5分ほど休んで出発。
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 さぁ、いよいよ長い下りが始まる。吊尾根の先に前穂高岳が聳える。
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 10:00、紀美子平。ここでも5分ほど休憩。ホントは前穂高岳も登ろうと考えていたが、テント泊装備をもって飛ばしてきたので疲れが蓄積しており、これからの下りを考えて大人しく重太郎新道を下る。

 今年、下部のハシゴ場付近で事故が相次いでいるらしい。足に疲れが出る頃なので、下部も気を緩めてはいけない。
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 11:15、岳沢ヒュッテ着。残ったパンを頬張りつつ、10分ほど休憩。
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 岳沢からの道は非常によく整備されていて歩きやすく、快調に飛ばしていくことができた。

 上高地登山口。
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 天気が良いためか、河童橋周辺はまるで新宿のような人混みでびっくり。
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そして、12:35に上高地バスターミナルに帰着。
運よく、到着していたバスに乗ることができたが、恐らく異臭を放っていると思われ、バスの中ではおっきな荷物を抱きながら落ち着かなかったなぁ。
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 駐車場の隅っこで、びっちゃびちゃに濡れたテントを干し、充実した週末は幕を閉じた。

【参考タイム】
03:45 起床
04:50 南岳キャンプ場を出発
05:45 長谷川ピーク(0:55 CT1:00)
06:40 北穂高小屋 06:45発
06:50 北穂高岳(3,106m)(1:00 CT2:00)
08:10 涸沢岳(3,110m)
08:20 穂高岳山荘(1:30 CT2:15)08:35 発
09:00 奥穂高岳(3,190m)(0:25 CT0:50)09:05 発
10:00 紀美子平(0:55 CT1:20) 10:05 発
11:15 岳沢ヒュッテ(1:10 CT2:30)11:25 発
12:35 上高地(1:10 CT2:00) 

2日目の行動時間(休憩除く)7時間5分(CT11時間55分)
累積登高差 766m、下降差2,294m

2日間の行動時間(休憩除く)15時間20分(CT24時間55分)
行動時間/CT率 約61%(やっぱ、一人だと速い)
累積登高差 2,725m

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# by kanechins | 2017-08-20 23:40 | 「山」の独り言 | Comments(0)

槍ヶ岳~穂高縦走(テント泊2日間) day1

 2017年8月19日(土)
 2週間前にパキった指が、いまだ良くならず。だもんで、久しぶりにテントを担いでソロで北アルプスへ行くことに。
 今の自分がどれだけ歩けるのか不安ではあったが、ご無沙汰の槍ヶ岳~大キレット~穂高の縦走を企て、計画書を提出。総歩行距離34km、累積登高差はなんと2,700m。さて、どれだけ歩けるものか。
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 03:50、沢渡駐車場着。8月の週末なのに、だーれも居ないバスターミナル。
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 チケットセンターが開いたのが、04:30。それでも、列には20人も並んでいなかった。定刻の04:40にバス乗車(臨時便なので時刻表を参照されたい)。

 予報は土曜日は晴れ時々曇り、日曜日は曇り時々晴れ。であったのに、上高地バスターミナルはぱらぱらと小雨が舞う。05:15に上高地発。
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 河童橋から見上げる穂高連峰。
 なんか、思っていたよりも天気が悪い。
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 05:50に明神館を通過。06:30に徳沢園を通過。
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 07:15に横尾に到着し、最初の休憩。
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 ぱらつく雨で身体が濡れたので、10分ほど休憩して07:25発。河原添いの道は、全くと言ってよいほど人に会わない、静かな歩きとなった。
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 08:25、槍沢ロッジに到着。まさか、こんなに雨に当たるとは思わず、ザックもびちゃびちゃに濡れてきた。いよいよ登りが始まり、心拍数も上がってきたので10分休憩。

 08:35に出発。08:55にババ平にある槍沢キャンプ場に到着。
 トイレ、無料の水場完備の、素敵なテント場である。
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 5分ほど休憩し、09:00に出発。延々と続くかと思える槍沢の左岸を、ゆっくり上がる。沢の一番奥で左に屈曲する部分が「大曲」。
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 9:20、大曲。水俣乗越を越えて北鎌尾根を辿ったのは、もう随分と前のこと。日記を探してみたら、ちょうど10年前!てことは、このブログはもう10年以上続いているのだなぁ。(1泊で北鎌の記録はコチラ
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 やがて、槍沢にかかる雪渓が見えてきた。左岸(向かって右側)に人が歩いているのがわかる。
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 独りだとつい飛ばしがちになってしまうが、慌てずに高度を稼いでいく。
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 10:00に天狗原分岐を通過。
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 右手に見えるモレーン(氷河に削り取られた岩石等が土手のように堆積した地形)の上に殺生ヒュッテが鎮座する。
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 振り返ると、左手に西岳(2,758m)が、中央には平らな赤沢山(2,670m)が望める。
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 ヒュッテ大槍への分岐もスルー。
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 11:10に殺生ヒュッテ通過。
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 霧のヴェイルに覆われた、巨大な三角錐が近づいてきてどきどき。
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 横に目を送ると、東鎌尾根を辿る登山者とヒュッテ大槍が望める。
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 さらに高度を上げて稜線が近づいてきた。
 すると、な、なんと、突然に青空が!?
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 11:40、槍ヶ岳山荘に到着。殺生ヒュッテにテントを設営する予定であったが、思ったよりも良いペースで来れたので、天気が良い内に穂先へ上がることに。
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 ヘルメットを装着し、貴重品と食料を持って12:00発。
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 天気が好転してから、物資を揚げるヘリコプターが頻繁に訪れるように。
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 槍ヶ岳山荘にドラム缶を降ろすヘリコプター。
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 近々、登ってみたい小槍も偵察。なかなか面白そうな壁である。
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 先ほどまで穂先には人はほとんど取り付いていなかったような気がするが、好天を見て多くの登山者が登りはじめ、ちょっとした渋滞が始まった。
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 この2段梯子を過ぎれば山頂。
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 そして、12:30に日本第5位の高峰、槍ヶ岳(3,180m)に登頂。
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 どんどんと狭い穂先に人が上がってくるので、早々に下山開始。最後の2段梯子がボトルネックになっているようだ。
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 12:50に槍ヶ岳山荘へ帰着。登りと下りが交錯する部分でも渋滞が起こりやすく、大した距離ではなくても以外に時間がかかるものである。

 まだ時間も早いので、再び荷物をパッキングして南岳を目指すことにし、13:05発。写真は大喰(おおばみ)岳。
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 13:20に大喰岳(3,101m)、13:40に中岳(3,084m)を通過。中岳山頂から中岳へ続く道は途中、尾根が広くなり、視界が悪いときには迷いやすそうである。右奥が南岳。
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 14:05に天狗原分岐。疲れが取れていなかったり、天気が悪いようであれば、ここから槍沢へ下山しようと考える。

 14:25、南岳(3,032m)に登頂。奥に蝶ヶ岳、右下に屏風岩が望める。
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 じきに、赤色の屋根とテントが望めた。
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 14:30に南岳キャンプ地に到着し、テント設営料1,000円/泊・人を支払いテントを設営。
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  槍での青空はどこへやら、再び小雨が舞い始める。テントの中で、持参したビールとワインで無事を祝い、夕食の準備を始める。
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 夕食を済ませると、雨も上がったようだ。小屋の裏側にある高台に登ってみると、明日に歩く大キレットを望むことができた。
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 小雨が舞ったり、止んだり。暗くなるまでは時間があったので、ワイン片手に読書タイム。仕事のことを忘れ、嗚呼、なんと贅沢。
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 8月の週末だというのに、テントは5、6張程度?
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 飛騨側からは常にガスが上がってくるが、蝶ヶ岳方面はガスが晴れるときがある。
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 小屋の温度計は、10℃を指していた。肌寒いということもなく、至極快適な温度である。しかし、山の高いところは、着々と秋の空気が漂い始めているようだ。
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 19時には寝袋に入り込む。明日の好天に期待したい。(つづく)

【参考タイム】CT(コースタイム)は山と高原地図(1991年版)から引用。
05:15上高地発
05:50明神館(0:45 CT1:00)
06:30徳沢(0:40 CT1:00)
07:15横尾(0:45 CT1:10)07:25発
08:25槍沢ロッジ(1:00 CT1:40)08:35発
08:55ババ平09:00発
10:00天狗原分岐(1:20 CT1:40)
11:10殺生ヒュッテ(1:10 CT2:00)
11:40槍ヶ岳山荘(0:30 CT0:40)12:00発
12:30槍ヶ岳山頂(3,180m)
12:50槍ヶ岳山荘(0:50 CT1:00)13:05発
13:20大喰岳(3,101m)
13:40中岳(3,084m)
14:05天狗原分岐(1:00 CT2:30)
14:25南岳(3,032m)(0:20 CT0:20)
14:30南岳キャンプ地着

〇休憩を除く歩行時間 8時間15分(CT13時間)
〇累積登高 1,959m、下降 431m

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# by kanechins | 2017-08-19 23:32 | 「山」の独り言 | Comments(0)

盛岡冷麺。

 今日は早く帰ることができたので、盛岡冷麺を作ってみた。
 最近、戸田久の盛岡冷麺が近くのスーパーで入手できるようになった。茹でて、具材を載せるだけなので簡単&美味しい一品。梨が出回るようになったので、嬉しい~。
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# by kanechins | 2017-08-18 22:57 | 「料理」の独り言 | Comments(0)


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