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小川山「流星めぐり」。

 2014年10月26日(日)
 今年最初で、恐らく最後の小川山へ。今日は相棒のリクエストにお応えして「流星めぐり」(5.10c、9P)へ。廻目平に07:20amに到着。わかってはいたけれど、すーんごい混んでいる。なんとか駐車スペースを見付け、林道を南へ。

 標高1,600m付近は紅葉真っ盛り。青空に彩り豊かな木樹が映え、絶好のハイキング日和だ。金峰山へ向かうハイカーに混じり、フェニックスの大岩を越え、右手の祠を過ぎたところで準備。ここまで、およそ30分。

 1P目(5.9)はワタシ。小川山にしてはボルト間隔が近く、安心して取り付ける。最近、モロい岩が続いたので、硬い花崗岩はなんだか嬉しい。
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 弱点をついて右往左往するので、ランナー調節の練習にも良い。終了点がないので、木を支点にする。
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 2P目(5.10c)は相棒。ほぼボルトラインでリップを越える。直上すると、リップへ立ちこむ部分が核心。ここもボルトが近いので、安心してトライできる。
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 上部は快適なスラブが続く楽しいピッチ。そこからは、林の中を右側に踏み跡を辿る。ちょっとわかりづらい。
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 3P目(5.8)はワタシ。ひたすら、快適なスラブが続く。暗い林のトンネルを抜け、陽が当たる上部を目指す。
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 4P目(5.8)はボルト2本のボルダーちっくなフェース・クラック。
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 そこから尾根を直上し、岩に出合ったら左へトラバース。「流星めぐり」の核心、5P目(5.10c)はワタシ。
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 下部スラブは5.9程度。途中、枯れ木があるところからが核心。今回こそはと意気込むも、やはりどーやっても越えられず、またもテンション><。時間も早いし貸切であったので、今日はゆっくりムーヴを探ることに。ほんとにあれこれ試してみて、やっと「これか?」というムーヴにたどり着くが、手順、足順が複雑で、とても10cには思えないムーヴになってしまった、汗。また、いつの日か。ゴジラ岩が見えてきた。
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 大日岩方面。
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 核心部をフォローする相棒。ザックがあるときつそうだ。
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 6P目(Ⅳ級程度)は相棒。ボルトがない部分を探りながら。
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 頭から6P目を振り返ったところ。
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 尾根まで歩き、一旦、左側の谷を降りる。あちこちにある大小さまざまな流星を辿る、まさに「流星めぐり」だなぁ。写真は7~9P目。
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 7P目(5.8)はワタシ。出だしは逆層スラブになっているが、弱点を探ればそれほど難しくはない。かえって、中間部がちょっとバランシーか。上部岸壁の下にある、写真左上の白い木でピッチを切る。
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 このピッチも支点豊富で快適。
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 8P目(5.9)は相棒。出だしのスラブに5.9が付いていると思う。
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 上部岩壁の右側を巻き上げるが、そこそこ高度感も出てきて爽快。
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 終了点から振り返ったところ。見えている岩峰は、6P目の終了点。
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 上部岩壁を歩き、花道である9P目(5.8)は相棒に譲る。スラブから始まり、大きなルンゼを登る、これまた爽快なピッチ。ランナーの取り方がポイントとなる。
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 そして、終了点へ。気が付けば、冷たく強い風が吹き荒れ、めっちゃ寒い。すぐ上までガスが降りてきており、今にも雨が降りそうであったので、下ることに。帰りにゴジラ岩へ。真っ白で美しい壁であるが、かぶりもすごい!
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 ザックを回収し、すぐに降りれる場所であるスラブ状岩壁へ。雲行がアヤシイからか、いつもは混雑しているエリアは1パーティいただけ。久しぶりに「オーウェンのために祈りを」(5.10c)を触る。前は下部スラブはコワかったけれど、楽しく登れるようになっていた。「小川山ショートストーリー」(5.9)も触るが、ショートな割りに楽しくてよい。

 他のパーティの方、どこかで見たことがある。もしや、インスボンのトポを書かれた広瀬さん?思い切って声をかけてみたらやっぱりそうで、ソラクサンやテドンサンについて教えていただいた。あのトポがあってこそインスボンに行けたので、感謝である。

 岩も湿気てきたので下山。車に着いたところで、本格的に雨が降り始めた。良い引き際だったなぁ。「流星めぐり」は、喧噪から離れた森の中を静かに登ることができるのがステキ。また、忘れた頃に行きたいな。
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by kanechins | 2014-10-26 22:54 | 「岩」の独り言 | Comments(0)

友、遠方より来たる。

 学生時代のカナダからの留学生であったジャズが、日本を訪れてくれた。ワンゲルの同期である新潟のH氏が声を掛けてくれ、急な話にも関わらず、和歌山から先輩のK氏、同期のF氏、京都からG氏が塩尻に集結!しかし、あれから20ン年かぁ、時が流れるのは本当に早い。みんな、変わってなくてびっくりであった。

 K氏が差し入れてくれた山口県岩国市の旭酒造が醸した「獺祭(だっさい)」のスパークリング日本酒、ジャズが新潟で買ってきてくれた新潟県南魚沼市の八海醸造が醸した「八海山しぼりたて原酒『越後で候』」、ともにタイヘン美味しく頂いた。

 ビーナスラインにも久しぶりにドライブに行ってみたが、標高1,500m付近はまさに紅葉真っ盛りで、ワンダラーであったみんなに好評であった。改めて、信州の自然の豊かさを再認識するよい機会となった。
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 また、こうやって何年か1度に再会できたらいいな。
 久しぶりに、大山にも行きたいな^^。
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by kanechins | 2014-10-25 23:51 | 「日常」の独り言 | Comments(2)

第31回 大町アルプスマラソン(ハーフ)

 2014年10月19日(日)
 去年の暮れから不意に始めたマラソン。走るの大キライだったはずなのに、人生3回目のハーフマラソンに参加すべく、第31回大町マラソンが開催される大町市運動公園へ。
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 ハーフマラソンの出走は10:00。昨年は土砂降りの中でのレースを強いられたようであるが、今年は風もなく、空気が澄んだ気持ち良い秋晴れに恵まれた。号砲で一斉にスタート。気温も少し肌寒いくらいで丁度良い。
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 ロードに出てから2km地点までは平坦、そして折り返しの8km地点までは80mの下り。自分、下りは苦手なのだが、気持ち良く走れる程度の緩い下りで助かった。折り返しから18km地点までの10km区間は緩い登りが延々と続くが、登りは嫌いではない。
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        (フィニッシュ後にGPSを切り忘れて平均ペースは遅く表示)

 2度目の折り返しの後は、緩い下り。ここに来て、決して遅くはないはずなのに、何人かに軽く抜かれた!その選手らは、なんとフルマラソンのトップ!39km位走ってきて、このペース!?すごすぎる!

 最後のコーナーを回り、陸上競技場までラストスパート。トラックに入り、足がもつれそうになりながらも、無事にフィニッシュ!グロスタイム(号砲からゴールまでの時間)は、自己記録を3分上回る1時間47分3秒で、298人中68位。ネットタイム(スタートラインを越えてからゴールまでの時間)は、恐らく1時間46分くらい。平均ペースはkm当たり5分2秒、時速11.9km。うーん、調子が良いと思ってめっちゃガンバってもこの程度か、苦笑。改めて、キロ5分の壁の大きさを知った。
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 それでもやっぱり、フィニッシュの瞬間は気持ちいい!きっと、これがクセになるのだろうな。しばらく芝生の上で寝転んで、大休止。地元のスタッフが用意してくれたリンゴ(シナノスイート、秋映)の香りは疲れを癒してくれ、漬物&お茶もたまらなく美味しく頂いた。ローカル大会は、ほんと素敵。
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【今回、良かったこと】
○ 自分好みのルートであったこと。最初の下りでキロ5分程度のペースが固まり、体が乗ったところで得意な緩い登りに続いて、最後は下りでスパートを掛けられたこと。
○ 前日に、車でルートを確認したこと。富岡、魚津ともにレースは地図でしか確認してなく、ルート全体の距離感や傾斜などを把握できず、走りながら「うぇ-、まだあるの?」と思うことが多くメンタル的に参ってしまった。試走(車だけど)により自分がどの辺りを走っているのか、この先どれくらいあるのかがわかっていたので、走りながらペース配分ができた。
○ レース中はkm当たりペースをチェックせずにカラダと相談。魚津のレースでは「km当たりペース」を気にしすぎて、体のコンディションをよそに焦ってしまい、結果、ペースが乱れてしまった。
○ スタートから速度をキープできたこと。これも魚津の反省であるが、最初はkm当たり6分ペースで、と思っていたらそのペースに体がなじんでしまい、そこから5分に上げていくのがすごくしんどかった。タイムを狙うのであれば、最初から飛ばすのが良い(もちろん、21kmを走り切れるペースを上限に)?

【今回の反省】
× 練習なくして、進歩なし。ちょろっと練習したくらいで速く走れるほど、マラソンは甘くはなかった。歳も歳だし、タイムを狙うのであればちゃんと練習をしないといけない。
× 初めて知ったが、市民マラソンでは一般的にグロスタイムが公式記録となり、順位もグロスタイムで決まる。これは、ゴール時に即時「完走証」を発行するためと、ゴール順位と実際の順位が異なることを防ぐためらしい。具体的目標を持ってレースに挑む人は、早くからゲートに並んで早く出走できるよう努める必要がある。

 本当に素敵な大会でした。
 大会を運営してくださったスタッフの皆様に感謝です!
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by kanechins | 2014-10-19 21:13 | 「走り」の独り言 | Comments(0)

明星山・西壁 P2西稜末端壁「風ルート」

 2014年10月11日(土) 
 連休は台風19号の来襲により計画変更を余儀なくされ、明星山へ行くことに。今までに2度来たのだが、予報は悪くなくてもなぜか雨に祟られてきた。3度目の正直となるか。

 おのおの仕事の都合で前夜発が叶わず、05:30amに長野を出発。明星展望台に到着したのは07:30。好天が約束された週末。当たり前だけど、既に南壁は多くのクライマーで大賑わい。ざっと見ただけでも、左岩稜に3人、クイーンズウェイに4人、JADEに2人、そして当初計画していたフリースピリッツには、な、なんと8人!?人気なのね^^;。
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 急いで準備をしても取り付きに08:30。時間も遅く、先行パーティも多く、また先日のOちんのクィーンズウェイでの事故(上部岩壁で剥離した岩と一緒に墜落)もあったので、今日の南壁登攀は潔く諦める。

 代替案は、明星西壁はP2西稜末端壁にある「風ルート」(5.11a、7P フリー化1994)。トポには「春の息吹」(5.10d、7P)の不快な部分をクリアすべく、大凹角のスラブのど真ん中を貫いたとある。橋の近くに車を停め、ギアをまとめて08:15に歩き始める。
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 クマが多いとのことであったので、クマ鈴をうるさいほどに鳴らしながら歩くこと50分で、P2西稜末端壁大凹角の基部へ。前は濡れて真っ黒な印象であったが、今日はパリッと乾いて石灰岩らしい白さが輝いていた。
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 時間も時間なので4人でロープを結び、ワタシとsonoが交代でリードすることに。09:50に登攀開始。1P目(5.10d、25m)はワタシ。久しぶりの石灰岩はスタンスがシビアでシビれる。下半分は岩は硬く、薄かぶりのルートはムーヴもあり楽しい。が、ハンガーが「お手製」(切断したアングルに穴を開けてボルトで固定したもの)なうえサビサビで、あんまり衝撃加重をかけたくはない。

 上部に右トラバースしてからがムズい。斜めに傾いた前傾壁はホールドの向きが絶妙に悪く、核心ではスタンスを置きたいカンテ沿いがボロボロと崩壊しておっかない。これが硬い岩でしっかりした支点があったら、楽しいピッチだと思う。終了点は狭く、ほとんどハンギング状態。
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 2P目(5.10d、20m)はsono。出だしの垂壁~ハング越えが悪そう。途中のスラブもなかなか悪そうであったが、上手く弱点を突いて右巻きに登り切ってくれた。ミョウジシンパク(ミヤマビャクシン、以下シンパク)はショボく見えてもかなり強度があるみたいで、タイオフしてうまく支点にしていた。
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 ビレーを解除し、サードのmegを引き上げる。到着したところでワタシが2P目をフォロー。出だしからシビれたが、探せば弱点があって面白い。途中、「ぶぅん」という音が聞こえ、「お、鷹でもいるのかな?」と思った瞬間、今度は「びゅーん!」という音とともに、大きな岩が墜ちていった。落石は多いと聞いてはいたが、そのスピードが半端ない。当たればひとたまりもない。

 うまく弱点を突いて終了点へ。そこでmegのロープをアップし、今度はmegが4番手のお父さんをビレイ。1P目、2P目とも終了点は2人までと狭く、また支点強度も怪しいので、できるだけ支点にインパクトを与えないよう注意する。

 続く3P目(5.10b、20m)はワタシ。「春の息吹」は凹角沿いに直上するが、「風」はまず右方向に斜上。ピンの間隔は欲しいところにある感じで好感。が、ホールドが悪いというか、欠ける!丁寧に押しつけるように持っても剥がれるのでおっかない、汗。ムーヴそのものはなかなか面白いのに、岩が脆いのが珠に瑕。

 「やれやれ、リップまで来たぞ」と思ったら、次のピンが遠い!!石灰岩スラブのランナウト、まじか。行くしかないので自分の足を信じて突っ込む。(後で聞いたら、以前はリップの上に手製ハンガーがあったらしいが、下降時に確認したら折れて無くなっていた)。まぁ、花崗岩の5.9のスラブが登れれば大丈夫。

 12:35に3P目の終了点へ。大凹角のスラブが眼前に。う、美しい。美しい岩は難しいのだが。ほぼ中央を上がり、見ていてる最上部まで上がるようだ。
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 少し広いテラスではあるが、いつまた落石が飛んでくるかわからず、うかうかもしていられない。ビレイを解除してもらい、ロープアップ。セカンドのsonoがサードのmegを2P目終了点まで上げるまで、しばし休憩。天気も良く、風も穏やかで眠気を誘う。写真は3P目をフォローするsono。
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 写真が3P目の終了点。手製ハンガーはサビサビ。(後に、新たにリングボルト1本と捨て縄を追加)
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 セカンドのsono、サードのmegが上がって来たのは13:30。megのロープを束ねて渡し、4P目(Ⅲ、20m)はsono。ろくに支点はなく、ミョウジシンパクで支点を取りながら高度を上げていく。

 ロープはどんどん伸び、予定の20mを過ぎてもまだ登っていき、そのまま核心の5P目(5.11a)へ入ってしまった!?ロープは半分の25mを過ぎてしまったので、とにかく抜けて貰うしかない。
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 傾斜が変わるパートからすごく悪いみたいで、苦戦を強いられるsono。それでもなんとか1ピンずつ高度を上げ、14:30に終了点へ到着。よく頑張った!

 ワタシもフォローする。下部は支点を取れる場所が少なく、見た目以上に立っている。おまけに、かなり大きい岩まで不安定で、1手、1歩をすごく慎重に進む。核心部は薄カブリのスラブ(?)で、おまけにホールドスタンスがここでも脆い!フォローだからと、吹っ飛ぶのを覚悟で登っていく。終了点に到着したら、15:00に。
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 ここでお父さんから「残りのピッチは二人で行っておいで~」と声が。時間も残り少ないので、残りの2ピッチ、先を急ぐことに。写真は次のピッチ。グレードは下がるが、岩が剥がれた跡が目立つのが気になる。
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 5P目(本来の6P目、5.10b、15m)はワタシ。出だしいきなりのトラバースで、右手でピンチしたホールドが簡単にもげた。高いところが苦手な自分はかなり「いっぱいいっぱい」な上、脆いホールドはほんとメンタル的にもキツい。自分的には降りても良かったのだが、sonoに「また来るのイヤでしょ!!」と(今思えば)なんともわからん理論で説き伏せられ、「うん、イヤ!」と答えて登攀を継続する。

 トポには「出だしが悪い」と書いてあったが、個人的には始終悪かった気がする。写真はフォローするsono。
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 15:50にsonoが到着。sonoの中には「降りる」という選択肢はないみたいで、すぐに6P目(本来の7P目、5.8-25m)に入る。これまた、体くらいの大きさの岩が浮いている感じがして、悪そう。
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 ナチュプロはTCUしか上げてこなかったので岩の間で支点が取れないまま登っていく。途中、右壁にハーケンを見付けたみたいで一息。
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 なんとか登り詰めるが、今度は終了点が判然としないらしい。「春の息吹」と合流する場所に下降点があるはずなのだが、あるのはサビサビの手製ハーケンとRCCボルト2本だけ。時間がないので支点を構築してもらい、16:25にフォロー開始。とうとう、太陽が尾根に隠れてしまった。先を急がねば。
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 下降途中にランナーの回収があり、ヘッドランプは3P目終了点に置いてきたので焦りを隠せず、フォローだからとゴイゴイ登っていく。登りそのものは確かに5.8くらいかもしれないが、岩の不安定さを考慮したら、やっぱりⅤ+という表記のほうがしっくり来るなぁ。つくづく、アルパインルートにデシマルは似合わない気がする。

 そうこうしながらも。16:35に終了点に到着!いやぁ、本当にしびれたなぁ。捨て縄を残置ハーケンに通すが、薄めの手製ハーケンは穴が面取りしていなくて、シュリンゲが角に当たって嫌な感じ。しかも、かすかに動く。。。
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 念のためにTCUで下降支点のバックアップをセットし、sonoから下降開始。sonoの体重がかかる度に、ハーケンがかすかにしなる。衝撃が加わらないよう静かに下降し、なんとか本来の5P目の終了点まで降りることができた。
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 ワタシの番。TCUを回収し、静かに支点に体重を掛ける。じわじわと少しずつ下降し、5P目の終了点(ココも決して良くはいないのだが)に到着してセルフを取った瞬間、無事に感謝してしまうほどであった。次の下降はワタシ。4&5P目のヌンチャクを回収しながら下降し、3P目終了点まで。お父さんとmegは待ってくれている間に新たにリングボルトを1本打ち足してくれており、新しい捨て縄も掛けてくれていたので安心。

 そこからは1回で取り付きまで下降することができた。下部は空中懸垂になったので、いかにカブっていたかがわかった。
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 sonoが取り付きまで下降し、ロープを回収したのが17:30。夜の帳はほとんど閉じつつある。朝にはなかった激しい獣臭が漂い不気味。荷物をまとめ、ヘッドランプを点灯し、クマ鈴を激しく鳴らしながら17:45に下山開始。

 すぐに暗闇に包まれ、獣臭から逃れるように下山を急ぐ。下りは早く、18:15に無事に車に戻ることができた。みなさん、本当にお疲れ様でした。
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 【使用ギア(4人)】
 50mシングル1本、60mシングル1本、50mダブル2本(2人なら50mダブル2本でOK)、ヌンチャク類(含むアルパイン)30数本(2人なら10数本でOK)、TCU1セット(さらにキャメロットの#1~#2が1つずつ有ったら7P目は安心か)。捨て縄、ハンマー&ハーケン&ジャンピング。(捨て縄2本、リングボルト1本設置)

 【トポ】 『岩と雪』 1995年4月号 P63~65
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 全ての支点と岩が強固であったなら、人気ルートになったであろうなぁ。が、この不安定な要素があってこその「明星山」とすれば、素晴らしい1本なのは間違いないと思う。ルートを開拓してくださった広瀬さん、愛瀬さん、ありがとうございました。岩が不安定な部分が少なくなく、上に山を抱えているので自然落石のリスクもあるので、トライの際は十分にご注意ください。
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by kanechins | 2014-10-11 23:50 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(0)


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