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穂高・屏風岩「雲稜ルート」 day2

 2014年 9月28日(日)
 夜半、1ルンゼの激しい崩落音で何度か目が覚め、そのたびに身を丸めてヒヤヒヤする。標高が2,000m前後あるT4でのビバークは、シュラフカバーとツェルトだけだと寒さが身にこたえる季節となってきた。

 朝5時に一旦目覚めたものの、まだ暗くて2度寝。次に気付いたときは外は明るく、寝坊!午前5時半過ぎに起床。夜露か結露か、ツェルトはびしょびしょに濡れていた。お湯を沸かし、軽く朝食を摂る。ツェルトなどを撤収しパッキングしたり、ギアを整えたりしていると、あっという間に時間が過ぎていく。

 一緒になったパーティは今夜も泊まりというのでトップを譲って頂く、多謝。さっさと出たいところであったが、06:40に登攀開始。遅すぎる。このロスは痛いな。1P目(V:5.7、45m)はワタシ。出だしから落ちられないスラブフェイス。凹角へ入ると思ったよりも傾斜が強い。ここは支点の取り方(延長の仕方)がポイントで、ロープの流れ注意しながら慎重にオールフリーで登る。登りの技術よりも、支点取りの技術が求められる感じ。
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 ハング下に終了点があったが越え、その上のテラスにあった終了点でピッチを切る。時間は07:00。ほぼロープ一杯。07:30にフォローも1P目終了点へ。
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 2P目(Ⅴ+:5.8、40m)はsono。テラスを3、4mほど上がって右にトラバースすると終了点があった。ピナクルもあるし、ここが正規の1P目終了点っぽい?けど、多分50mロープだと届かない?そこから先のルートが判然としないらしく、ロープが出たり戻ったりを何度か繰り返す。

 すぐに次のパーティが終了点まで上がってきた。sonoはカンテの向こう側に行ってしまっているので、状況がわからない。が、じきに意を決したようにロープが伸び始めた。頭の中で、上まで抜けるには時間が足りないことを、うすうす感じ始めていた。

 ワタシが2P目を登り始めた時間は08:30。最初の垂壁が少し手強い。焦っていたのでホールドを見逃したのかもしれないが、5.10はあると思う。後続も待っているし味わう時間的余裕もなくA0で越え、ピナクルを目指して右上する。下が見える垂壁を登っていくため高度感がすごく、難しくはないのだがビビる。ピナクルから扇テラスまではバンド状を左上。ここは歩きに近いのだが、支点がないのでしびれる。
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 2P目を登っている最中、またも1ルンゼから大きな崩落音が。写真の白い煙はガスや雲ではなく、落石により生じた岩の粉が舞っているところ。
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 08:38に扇テラスに到着。当初はフリー化された5.11cのピッチをトライするつもりでいたが、後続も来ていること、いきなり5mほどノーピンであることなどからさっさと諦め、アブミを取り出す。08:50に、3P目(A1)はワタシで登攀開始。
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 幸いなことにボルト間隔は近めで、リングが欠落しているボルトにかかっているシュリンゲも比較的新しめで、慎重に1ピンずつ高度を上げていく。途中、人工からフリーになる場所が2箇所ほどあったが、悪くはないのだが怖い。次のピッチのトラバースが眼前に迫ったところで、09:15にリング3本の終了点着。09:20にsonoがフォローを開始し、09:45に終了点へ。
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 フォローが登ってくる間、時間計算。4P目は悪そうなうえ、大きく右にトラバース。一旦取り付いたら、下降するためにはもう1~2ピッチは登らないといけなそうで2時間かかる可能性。12:00に下降開始、素直に降りられるかもわからずT4に13:30。荷物をまとめて5ピッチの懸垂下降+歩きで横尾15:30、上高地18:00かぁ。大丈夫な気もするけれど、明日はアサイチから抜けられない仕事があることも気になり、ここで撤退することに。

 そうと決まれば、後続パーティに意思を伝えてすぐに準備に入り、09:55に下降開始。
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 3P目を登る後続パーティ。折角譲って下さったのに、ごめんなさい。
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 同じく、3P目を登る後続パーティ。
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 扇岩からは一旦、2P目のピナクルに向けて一旦下降し、扇岩の縁まで来たらまっすぐ下ると2P目の取り付きピナクルへ。そこから、最初にピッチを切った部分まで短く懸垂しようかとも思ったが、そのまま下降し取り付き方面へ下っていくと、1P目の取り付きに降りることができた。岩沿いの踏み跡は、下降跡だったのね。
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 10:50にT4へ帰着。
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 ギアを分け、パッキング。11:15にT4尾根の下降開始。落石を誘発するような道を下るので要注意。狭い林の中を下降するので、ロープを丁寧に束ねて、少しずつ出しながらの下降を繰り返す。
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 途中、どなたか設置してくれたのかわからないが、ありがた~い下降リングが各ピッチに設置されていた。感謝。
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 暗い1ルンゼ方向への下降。時折、落石の音が聞こえるたびに身を丸めてしまう。
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 2P目取り付きにも、立派な下降支点が。本当にありがたいなぁ。
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 雲稜、T4尾根を継続して8ピッチの懸垂下降を繰り返し、12:35にT4尾根の取り付きへ。
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 いつまた1ルンゼが崩落するのかわからないので、手短に荷物をまとめて、12:45に下降開始。1ルンゼは危険なので、草付きの踏み跡を辿る。意外によく踏まれている。途中、小さな落石が発生して焦る。岩の粉で全身真っ白に染まりながら安全地帯まで進む。さようなら、屏風。また、いつの日か。
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 渡渉は靴を脱がずにいけた。13:35に登山道。荷物をパッキングしなおし、14:00出発。横尾で15分ほど休憩し、一気に上高地まで歩く。河童橋周辺は、紅葉に染まる穂高連峰を眺める人々で賑わっていた。
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 上高地BTには16:30に帰着。ちょうど沢渡行きのバスが待っており、17:10に沢渡着。平年よりも紅葉が早く始まっていたためか、意外にBT周辺は空いていて助かったなぁ。

 写真の赤線が、今回登ったルート。
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 1泊で雲稜を抜けるのであれば、下降するにしても「屏風の頭」に抜けるにしても、扇岩でビバークするほうが確実と思われた。またいつの日か、今度はちゃんとコンディションを整え、まだ2daysでトライしてみたい。
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by kanechins | 2014-09-28 14:50 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(0)

穂高・屏風岩「雲稜ルート」 day1

 2014年 9月27日(土)
 このところ天候が安定している。「こんなチャンスはそうないゾ」と思い、meg&sonoと3人で屏風へ行くことに。が、直前にmegは風邪を引いてしまい断念。この状況で選んだルートは、ミーハーだけど、クラシックの名ルートである「雲稜ルート」(4級上、V+A1)に。一般的には2泊で入るルートであるが、T4でビバークして1泊でトライすることに。

 午前6時、沢渡から乗り合いタクシーで上高地BTへ。登山届を提出し、06:30に上高地を出発。明神に07:10着。トイレが混雑しており、かなり待たされる。07:30に再び歩き始め、横尾には08:40着。ここのトイレも大賑わい。いよいよ屏風岩が見えてきた。
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 ゆっくり朝ごはんを摂り、9:10に横尾発。樹林帯の中を歩くことしばし。木樹が開けると、これから登る屏風岩・東壁が見えた。かっこいい。
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 岩小屋跡から梓川の河原へ。時期も遅いだけに梓川の水温は暖かめとは言え、足を水に入れた瞬間、冷たいを通り越して痛いくらい。要領が悪く、2回も渡渉するはめに。渡渉点はよく考えよう(帰りは靴を脱がずに渡ることができた、笑)。
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 1ルンゼの押し出しから水無沢に入る。
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 そういえば、熊鈴を持ってこなかったな。今年は熊が多いらしいので、時折、声を上げながら登る。沢が開けたところで、いよいよ東壁が近づいてきた。
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 T4尾根の取り付きに近づくと、なぜか辺り一面は真っ白に染まっている。細かい粉が一面を覆い、まるで新雪のようだ。気無しにそのまま沢を詰めて取り付きへ。後で知ったが、1ルンゼは崩壊が進行中で、時折、あほみたいに大きな岩雪崩が発生。沢を詰めているときにデカイのが来ていたら、やられるところであった。草付きに踏み跡があるので、ここは迂回すべし。
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 10:50、T4尾根取り付き。落石により生じた砂が、口や目に入ってきていやらしい。念のためにダブルロープでアンザイレンして、11:20にT4尾根の登攀開始。1P目(Ⅳ、30m)はワタシ。Ⅳだからとナメていたら、荷物はそこそこ重たいし、砂がホールドやスタンスを覆っていてヒヤヒヤする。写真は振り返ったところ。白ッぽいのは、落石により生じた岩の粉が堆積した跡。
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 2P目(V-、40m)はsono。アンカーからすぐの垂壁は、荷物があるとなかなかパワフルなムーヴを強いられる。ルンゼに入ってからが意外にいやらしかったな。
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 3P目からはコンテと書かれていたが、悪そうなのと様子がわからないのでスタッカートで。登りはともかく、ここを荷物を背負ってノーロープで下るのは怖いな。距離は40mほど?3P目をフォローするsono。
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 4P目はsono。このピッチはロープがなくても良い感じ。距離は30mほど?5P目(Ⅲ、40m)はワタシ。チムニーからスラブへ上がる。難しくはないのだが、荷物が重いと後ろに引かれてなかなか苦労する。
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 そして、13:50にT4着。思ったよりもフラットで、快適そうだ。ロープを解除し、明朝に出発しやすいようギアを整理する。
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 ここから先が「雲稜ルート」である。
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 振り返れば、青空をバックに常念や大天井が佇んでいる。こんな静かな場所でビバークできるだなんて、幸せだなぁ。
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 早速、ツェルトを設営。時間はたっぷりあるので1P目の偵察に行っても良かったけれど、なんか今日はお疲れモード。まだベルジュの疲れが完全に抜けてはいないようだ。
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 じきに、もう1パーティがT4まで上がってきた。他にも、ソロクライマーがT4取り付きまで来ていた。明朝からソロで取り付くらしい。
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 16時過ぎ、夕食の準備。T4はdocomoは圏外。久しぶりに、スマホから開放される時間だ。ゆっくりと日本の屋根を動く白い雲を眺める。これほどまで、無心でぼーっとできる時間が取れたのなんて、久しぶりだ。

 ご飯を食べてしまえばやることもなく、持ち上げたワインをくいっとやれば眠気が襲ってきた。18時前にシュラフカバーの中へ潜り込むと、そのまま寝入ってしまった。(つづく)
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by kanechins | 2014-09-27 23:53 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(0)

瑞牆山・十一面岩「ベルジュエール」。

 2014年 9月23日(祝)
 今年の夏はあまり天気に恵まれず、ほとんど登れてない。が、やっと好天に恵まれた休日が!今日はsonoと、往年の課題となっている瑞牆山・十一面岩の「ベルジュエール」(5.11b、10P)へ。

 午前06:00に植樹祭広場を出発。振り返れば、植樹祭広場は今年初。小川山は今年はまだ一度も行っていないな><。06:40、誰もいない末端壁着。
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 さらに歩みを進め、ベルジュエールの取り付きに07:05着。ハーネスを装着し、ギアを確認。水や食糧、前半は不用な大きなカムなどをザックに詰め、07:45に登攀開始。
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 1P目(5.11b)はワタシ。気温は低く、岩は結露でしっとりと冷たい。体も十分に温まっていない中でのこのピッチは未熟な自分にはやはり厳しく、凹角上部、ハングの乗っ越し、カンテへの乗っ越しでテンションが入る。それでも、フリーでトップアウトできたので良しとし、先を急ぐ。チョーク跡が酷くてびっくり。
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 2P目(5.10a)はsono。相変わらず悪そうだ。小ハング下を左にトラバースし、凹角を上がっていく。ランナーの長さか鍵。苦労している声は聞こえてくるが、姿は見えず。じきに解除コール。
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 3P目(5.7)はワタシ。前回の反省を活かし、下部は直線的にロープが流れるようノープロテクションで上がっていく。
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 後半、立木で2個所ほどランナーを取って、クラック直下へ。ロープの流れは悪くはないが、40m以上スラブ面を這わせてきているので、めっちゃ重い。手繰りながら、リングボルト1本だけのコワイスラブを登って、クラック下部の終了点でピッチを切る。コワイスラブをフォローするsono。
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 4P目(5.9)はsono。あれから湯川や不動沢で修行を積んだだけあって、クラックはより洗練された感じ。余裕で抜けた。ココはワタシは前回、フォローでも大変に苦労した記憶があるが、今回は足が見えるようになってきて、苦労しながらもノーテンで抜けることができた。
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 そして、10:30に白クマのコルへ。早くはないけれど、少し時間に余裕を感じて大休止。

 今回は山頂まで抜けるつもりでいたが、白クマのコルに荷物を置いておいて回収できるのかわからず、フォローが持ち上げることに。そして後に、これが大変なことになる。

 5P目(5.10a、大フレーク)はワタシ。
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 中間部の横に走るクラックにハーケンが打ってあった気がしたが、無くなっていた。今回はキャメロットの#4~6まで1つずつある。上手に使いわけながら上がるが、やっぱりオフィズスは修行が足りない。背に腹は変えられず、カムエイドを交えながらフレーク上部へ。途中からレイバック体勢に入ろうとするも、「圧倒的な高度感」と「自信の無さ」からオフィズス登りを続け、本当に上部だけレイバックに入る。テラスにあったボルト2本でピッチを切る。フォローするsono。
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 小ヤスリ岩を登るクライマー。
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 6P目(5.7、チムニー)はsono。前回はかなり苦労して登った感があったが、今回はスムーズに抜けてくれた。sonoにとっては、このチムニーサイズはぴったんこみたい。
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 そしてフォロー。ザックを背負ったらチムニーに入れず、自分の上のロープにクローブヒッチで荷物をセット。押し上げながらチムニーに入る。2、3mほどずり上がったところで消耗していることに気付くが、テンションを入れようにも荷物と自分の間のロープがたるんでいてテンションできず焦る!チムニーをクライムダウンしてテンションをかけレスト。

 sonoから「荷物は自分の下にぶら下げたほうがいいんじゃない?」と言われ、60cmのシュリンゲで下げてみる。が、今度は自分の体を上げようとしても下から引っ張られているので登れない、汗。結局、余ったロープを下げて貰い、プーリー効果で荷物を上げてもらう。最初からこうすればよかった。

 しかし、チムニーは自分には狭すぎてやはり苦戦。ヘルメットは引っかかるし、必死のパッチだ。それでもなんとか抜けることができた。
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 7P目(Ⅲ級、チムニー)はワタシ。ブッシュの中の踏み跡を右上に向かって進むと、チムニーが現れた。ここをバック&フットで乗り越える。ここから未知の領域だ。左上に向かってクラックが走っているので、ここからが8P目に違いない。

 8P目(5.10b、ハンド)はsono。一段上がると、すぐに姿が見えなくなった。そこから先に、ルート取りできそうなクラックがいくつかあって、どれかわからないらしい。しばらくロープが出たり戻ったりした後、意を決したようにロープが伸びていく。苦戦している様子はロープを伝ってきた。しばらくしてロープが流れるようになり、解除コール。

 フォローすると、一段上がったところに終了点があった。7P目はチムニーを登ったあと、この終了点まで来てピッチを切ったほうが、8P目のリードのロープの流れも良さそうだ。
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 9P目(Ⅲ級)はワタシ。巨岩がごろごろと積み上がった場所をノープロで歩いて行く。高度感はそれほどではないが、ふと足下を見ると、穴の中はどこまでも深くぽっかり穴が空いていて、落ちたらヤバそうだ。松の木が生えたテラスまで行く。腰がらみでsonoをビレー。
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 そして、花道である10P目(5.10a、ハンド~スラブ)はsono。出だしのクラックは少しかぶっており、体力が尽きた感がある我々にとってはなかなか手強かった。個人的には、8P目よりもニガテ。
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 sonoは根性でマントルを返し「やっと終わったか!?」と思っていたら、どうも最後のスラブがコワ悪いらしい。かなりの時間を逡巡した後、意を決したかのようにロープが伸び、解除コール。写真は、最後のスラブを登るワタシ。疲れたカラダに鞭打って、最後にノーピンのスラブかぁ。最後まで楽しませてくれる。
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 そして、15:30。8時間弱もかけて、憧れであった十一面岩の頂きへ。すごい。言葉に詰まる360度の風景。ずっと思い描いていた光景が眼前に広がっている。久しぶりに、感動した。写真は小ヤスリ岩。
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 植樹祭広場も、こんなに小さく見える。
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 不動沢も、上から眺めるとちっちゃく見える。
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 16:00、下降開始。リングボルト、RCC、アルミハンガーと、支点の歴史が組み合わさった下降点。
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 まず、10P目を懸垂下降。上に向かって、テラスを右側へ回りこみ、瑞牆本峰方面へ歩く。暗くなったら、特に滑落注意。広場の奥の藪の中に踏み後があるので、本峰とのコル(鞍部)を目指して降りていく。コル直前は右手から回り込むと、コルに到着。
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 右側に巨岩が連なっており、穴が3つ。一番右側の穴の木に白いマーキングがあるが、穴への下降が悪い。穴の上を過ぎると立ち木がある。それを使って左回りに下ると、右側の穴の中へカンタンに降りれる。そこから写真の三角形の穴をくぐる。
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 そこからルンゼを歩いて下る。途中、残置ロープで懸垂下降。ロープはかなり傷んでいるので、不安であれば自分のロープを出したほうが安心か。
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 2ピッチほどの懸垂下降で「白熊のコル」へ続く広場へ。コルへはすぐであったので、ザックはココに置いておけば、6P目のチムニーはラクである。下降を始めて1時間後の17:00に取り付き。かなり迷ったので時間が掛かったが、わかっていれば3~40分ほどで降りられると思う。

 ギアを整理し下降開始。末端壁の辺りでヘッドランプを点灯。昔に比べて踏み後がしっかり付いており、安心して下ることができる。そして、18:20に植樹祭広場へ帰着。アプローチを含めると12時間を越えた。まだまだ実力が及ばないルートではあったが、でもこうやって少しずつ経験値を上げていくしかないな。それにしても、素晴らしいルートだなぁ、と改めて実感。もっと実力をつけて、またトライしたい!

 念願の登頂を果たしたということで、久しぶりに鮮味館へ。定番の油淋鶏定食で、体重はすぐに戻ってしまったかな?
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 往年のクラシックルート、人気も頷ける素晴らしい1本であった。もっと修行を積んで、いつかちゃんとレッドポイントできたらいいな。
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by kanechins | 2014-09-23 00:32 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(0)

講習会のお手伝い。

 2014年 9月20日(土)~21日(日)
 この週末は、講習会のお手伝い。
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 皆、それぞれに憧れの山やルートを持っている。そういえば、自分にもそんなルートが幾つもあったなぁ。
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 夕焼けに浮かぶ北アルプス。
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 爺ヶ岳。
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 登った山は、降りなければならない。下降の手順を確認。
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 懸垂下降は事故が起こりやすい。入念にチェックを重ねる。
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 実際に岩場でのトレーニング。
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 わっせ、わっせ。
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 これからアルパインの世界に入ろうとしている皆さんの安全登山を祈念します。
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by kanechins | 2014-09-21 23:46 | 「岩」の独り言 | Comments(0)

北海道ツアー day4 「また、いつの日か」

 2014年 9月15日(祝)
 朝7時に眩い朝陽で目覚め、賑やかな食卓を一緒に囲ませて頂く。そのときに頂いた「鮭の塩辛」みたいなヤツがすんごく美味しかった!「ルイベ漬け」というらしい。お土産に欲しいところだが、要冷蔵で持ち帰り困難。佐藤水産がお勧めらしい。これは本当においしい!

 午前中は相棒の北海道時代のお友達とご一緒させて頂く。普段ならまず入れない、すんごいお洒落な喫茶店で、ひっさしぶりにパフェっぽいものを頂く。なんだかんだ、甘い物も好きなのである。

 時間が経つのは早い。お昼を回り、いよいよ新千歳へ向かう。連休最終日とあって駅は大混雑。大きいザックがあるので、指定席を押さえておいてよかった。

 早めに空港についてレストランで食事でも、と考えていたのだが、手荷物カウンターのX線検査が長蛇の列となっており、結局、ちょこっとお土産を買う時間しかなくなった。早めに空港に来ておいてよかった。
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 食事する時間もなかったので、初めての「空弁」。たまたま佐藤水産の空弁コーナーがあったので、そこで「北の海 幸づくし」を購入!そう、ルイベ漬けが入っているのだ!シートベルトのサインが消えたところで、早速!ああ、北海道が名残惜しくなってくるおいしさだ。
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 余韻に浸りウトウトしているうちに、富士山が見えてきた。4日間なんて、ほんとあっという間だなぁ。在道中、多くの方にお世話になりました。楽しい時間を共有させてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
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by kanechins | 2014-09-15 23:28 | 「旅」の独り言 | Comments(0)

北海道ツアー day3-2 「神居古潭・神居岩」

 2014年 9月14日(日)
 「三浦綾子記念文学館」を後にし、今度はワタシの希望で 「神居古潭・神居(かむい)岩」を見学に行くことに。旭川から札幌方面へ国道12号を西へ進むこと30分ほど。神居古潭の駐車場へ車を停める(無料)。左上に見えるのが「神居岩」のようだ。
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 「神居古潭」は石狩川の急流を望む景勝地。アイヌ語で「神の住む場所」という意味らしい。水上交通に依存していたアイヌにとっては最大の難所で、しばしば犠牲者が出たこと、無事な通過を神に祈ることから 「神居古潭」という地名になった説があるらしい。
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 「岩を見るだけ」のつもりであったが、念のために(?)ギアも担ぐ。橋を渡ると、旧駅舎(旧函館本線、旭川市指定の有形文化財)があり、現在は休憩所として利用できる。
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 北海道内を実際に走っていたSLたち。
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 神居岩へはSLを過ぎた右側の階段から山道へ、ボルダーエリアへは先のトンネルへ。
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 登山道は程よく整備されていて快適なハイキング気分も味わえる。
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 そして、神居岩へ到着。で、びっくり!す、すんごくでかい!まず目に入った北東面は傾斜も強く、5.12台のルートが続く。さらに時計回りに進むと東面、南面へと続く。ふと見上げると、前傾クラック「元気があってよろしい」(5.12a★★NP)に人が。すごい傾斜、そりゃあ元気が必要そう。
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 カンタンなルートでもと「ゴリライモ」(5.7)を探すが、草に覆われよくわからない。第2クラック(Ⅲ+)辺りでも登ろうかと思ったら、上からロープが垂れていた。時間もそうないので、いきなりお目当ての「ゲバコンドル
」(最新トポは5.10d★★)へマスタートライ!トポには「当初付けられた10bが北海道グレードを狂わせた
」と言わしめた1本。

 ニガテな石灰岩のカブリではあったが、下部は快適。トラバースの部分で先読みして手順を整えテラスまで触れたが、そこからさらに先に移れずテンション><。テラスから右上するが、そこから先もコワ悪かった。トップアウトし、相棒もTRで触ってみることに。
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 少し休憩。時計の針は既に14時を回っていた。レンタカーの返却時間があるので少し悩むが、思い切ってロープを抜き、2便目。下部~トラバースは手順もムーヴもわかっていたのでスムーズに処理。テラスから先の核心も、わかってしまえば高度感も楽しい感じでレッドポイント。なんでこうも1便目と2便目で動きが違うのか、苦笑。

 二つ星も納得の、ムーヴが凝縮された好ルートだと思う。これ、三ツ星でも良いのでは??石灰岩は慣れていないのでおっかないけど、楽しいなぁ~。時間切れて撤収に入る。折角だから登山道をさらに時計回りに進んで神居岩山頂(233m)へ。
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 山頂から見下ろす北海道の風景、いいなぁ。
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 無事に駐車場へ戻り、道央道で札幌へ。渋滞にはまりながらも、返却時間より1時間早くレンタカーを返却。さすがハイブリッド!500kmほど走行したけれど、ガソリン代は3,000円でお釣りがきた!素晴らしい!初めて北海道の地下鉄に乗り、夜は相棒のお兄さん家族のお家へお邪魔。
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 すんごく美味しいお寿司を用意してくださっていたが、聞けば回転寿司らしい(名前を忘れた、汗)!?さすが、北海道。回転寿しのレベルが違うなぁ~。またいつか北海道に来る機会があったら、トライしたい!(つづく)
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by kanechins | 2014-09-14 23:42 | 「岩」の独り言 | Comments(0)

北海道ツアー day3-1 「三浦綾子記念文学館」

 2014年 9月14日(日)
 今日はのんびり起床し、札幌へ移動。相棒の要望にお応えして、旭川駅から車で10分ほどの「外国樹種見本林」の中に佇む「三浦綾子記念文学館」(http://www.hyouten.com/)へ。樹高のあるストローブ松が林立し、独特の雰囲気を醸し出している。
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 「高いストローブ松の梢が風に揺れていた。それは揺れているというよりも、幾本ものストローブ松が、ぐるりぐるりと小さく天をかきまわしているような感じだった。」(線香花火の章)。言い得て妙である。
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 三浦綾子さんと言えば『氷点』。今年、『氷点』が入選してから50周年目に当たるらしい。その中のイベントで「氷点のまち フォトウォーク」の写真展も開催されていた。
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 三浦綾子さんとワタシの接点は、確か学生時代に『ひつじが丘』を読んで、それまで無宗教であった自分に宗教感というものを最初に抱かせてくれた作品であった。多分、北海道への憧れは、その頃に形成されたような気がする。
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 屋外の風景が額縁のような素敵な窓ガラスには、雪の結晶をモチーフにしたきれいなステンドグラスがはめられている。
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 緊急特別企画として『銃口』展が開催されていた。この作品は読んだことがなかったが、「北海道綴方教育連名事件」を題材に、「昭和と戦争」を描いた作品らしい。知らなかったが、三浦綾子さんご自身も教鞭をとっていたこともあり、また本作が彼女の遺稿とも言われるらしい。これは一度、読んでおかないといけない。
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 また、企画展としては「ゲンザイ」(原罪)、『氷点は現代に何を語るのか』も開催。しまったなぁ、ここに来る前に『氷点』を今一度読み返しておけばよかった。写真は第13刷(昭和41年3月5日)の貴重なハードカバー。当時の定価は380円!初版からわずか4ヶ月で13刷って、当時の人気が伺える!しかし、こんな貴重は本を「閲覧用」にってすごい。
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 三浦綾子さんが愛用していたという椅子。これも「ご自由にお座りください」って。座ってみたけれど、そのまま眠れてしまいそうなほど快適。
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 また、印象的であったのが、旦那様である三浦光世さん。彼自身は営林関係の仕事をしながらも、結核を患い苦しい時期を乗り越えてきたらしい。「馬橇(そり)に 灰積まれゐて 舞いかかる 埃の中に 馬静かなり」(『共に歩めば』)と、なんとも素敵な詩を詠まれている。終生、ラブラブな御夫婦だったみたいである。綾子さんの手が不自由になったのちは、光世さんがずっと代筆を務めてきたとのこと。
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 時間が許されるなら、何日も滞在して本を読み漁りたい。
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 代表作しか知らなかったけれど、実に多くの作品を残されていた。
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 「光は闇に輝く 光世」
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 天気が悪ければ1日を費やす価値が十分にあったのだが。またいつか、作品に触れてから再訪したい。(つづく)
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by kanechins | 2014-09-14 12:04 | 「旅」の独り言 | Comments(0)

北海道ツアー day2 「名寄・見晴岩」

 2014年 9月13日(土)
 今回の北海道ツアーは4日間しかなく、名寄に行けるチャンスは今日が最後。天気予報はあまり良いことは言ってはいなかったが、せめて岩だけでも見ておきたいと、朝6時に旭川を出発。

 道央自動車道を北に、士別剣淵ICまで。どこまでもまっすぐに伸びていく、北海道の高速道路。
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 インターを降りてから国道40号をさらに北上。風連にあった、北海道ツアーには欠かせないSeicomartで朝食。Hotchefのおにぎりは、やっぱり美味しいなぁ!
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 さらに名寄に向かって北上するが、フロントガラスに水滴が増えていくのは気のせいであろう。東風連の駅を過ぎて、北海道名寄高校を右折し、国道239号(下川国道)へショートカット。「中名寄7線」のバス停を左折し、採石場の中を失礼して、さらに林道を進む。
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 林道に入り、ゲートも通過。「恐らくココだろう」という駐車スペースに車を停める。時折小雨がぱらつき、砂利道はしっとり濡れ、湿度120%。完全に登る気は失せ、とりあえずカメラだけ持って岩場の偵察に行くことに。踏み跡は明瞭で、ゆっくり体を上げること15分位で見晴岩の基部へ。まだ午前8時半。

 予想をはるかに上回る巨岩が突如として現れた!写真は「デスモスチルス」(5.11a★★)。
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 とりあえず、端から端まで歩いてみることに。左側は「見張塔からずっと」(5.14a/b★★★★)、右がプロジェクト。すんごい迫力!
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 さらに奥に進むと、かなりのスケールの前傾壁が見えてきた。
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 こんな魅惑的なクラック(オヨヨのクラック、5.8)も。
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 時折、小雨が舞っては岩を湿らせる。見晴岩の頂きまで上がり、「さぁ帰ろう」とアプローチを下り始めると、なんと登ってくるパーティが!さらに下ると、もう1パーティとすれ違う。「え?こんなコンディションで登るの?」と思いながら駐車場へ下る。

 車に到着しスマホの電波が届くことに気付き、ウェザーニュースを開く。雨雲は抜けつつあり、天気は好転しそうだ。しばし悩んだ末、「折角ここまで来たのだから、カンタンなルートだけでも触ってみようか」ということに。ギアを背負いなおし、再び取り付きを目指して登り始める。

 まずは、気になっていた「マイルドハング・セレクト」(5.9)へ。斜上ハングってすごく珍しいし、5.9というグレードに惹かれた。相棒がオンサイトトライ。ん?ムーヴを見ていると、思っていたよりも厳しそうだぞ?
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 ワタシもトライ。リップまではなんとか取れたものの、そこからのマントルがすんごく悪い!「5.9だから、なんかムーヴがあるはずだ」と思うが、リップ下の傾斜がかなり強く、足がないのだ。とにかく根性でマントルを返す。その後のスラブもなかなか。

 「北海道グレードは辛い」とは聞いてはいたので、「ああ、ホントだ」と思いながらの2便目。リップから上は、ワタシとしては珍しい強いデッド。ハーケンは使わず、ボルトだけでなんとか完登。体感グレードは、リップ下のキーホールドがバネみたいに動く恐怖も加味して5.10dくらい?珍しいムーヴが続き、カブリとスラブの要素も調和し、個人的には★を2つ付けてもよいくらいのナイスルートと思った。

 (後でネットで調べたら、元々はトップロープ課題。ボルトが打たれてフリー化され、ルート名は「大人の肉丘」(5.10d?)になったらしい。要注意!)

 この5.9のルートですっかりやられてしまい、次に選んだのは「ロバの耳」(5.8)。念のために裏から登ってみると、終了点はかなり奥に。アンザイレンして、リード&フォローで登ることに。気を取り直した相棒が、マスタートライ。

 なんか、出だしから悪そう。着々と登っていくが、なかなかのスケールだ。最後にリップを返すところが悪いらしく、ロープを介して緊張感が伝わってくる。なんとか根性でオンサイト!フォローで上がるが、あまり登られていないのかドロっぽく、妙に高度感もあり、体感は5.10bくらいあっても良いのではと思う。アルパインちっくで、これも★が付いても良いと思った。
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 5.8や5.9でコテンパンにされ滅入ってしまい「そろそろ帰ろうかぁ」と思っていた矢先、ひらひらさん、いっちゃんらとバッタリ!ワタシの持っているトポに載っていない「森のカバさん」(5.10a)というルートにヌンチャクが掛かっていたので、ワタシたちも触らせてもらう。10aということは、10cくらいのつもりで登ろう、笑。
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 下部は大胆かつ立体的なムーヴが続き、上部は少しバランシーな1本。ルートファインディング力が試されるような好ルートであった(OS)!相棒も、見事にフラッシュ。コレも★を付けても良いと思うのだけれどなぁ。

 めちゃくちゃスケールのある、前傾カンテ「サンピラー」(5.12b/c★★)。初めてお行き会いした、信州出身のOさんは、見事レッドポイントをキメたらしい、すごい!ぱちぱち!しかし、こんな「北の果て」で岩村田の人に会うとはすごい偶然!
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 また、「モグラの穴」(5.11a、★★★)にトライされていた方がヌンチャクを貸してくださったので、トライしてみた。
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 下部はなるほど、手順が求められる面白い垂壁。途中のテラスで一息。そして核心へ。ボルトが2本打ってあるので、ここから悪いのだろう。使えるホールド、スタンスは限られているのでムーヴは想像できるのだが、ボルトが足下になってからそのムーヴがどうしても起こせない。自分の弱点を思い知らされた1本であった><。またいつか、トライしたいな。

 気が付けば、夕方5時近くになっていた。皆さんとの再会を誓って、岩場を後にする。ああ、あのまま帰らずに、登りに来てよかった!

 旭川へ戻る。今夜はラーメンな気分であったので、「旭川ラーメン村」へ。
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 旭川では有名処らしい「梅光軒」をチョイス。
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 旭川ラーメンの定義は「豚骨・鶏ガラの動物系スープ+煮干・魚介系スープ」のWスープに、中細ちぢれ麺が見事にマッチする逸品!大満足!
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 早いもので、ツアーも半分を過ぎた。さぁ、明日も動き回るぞ!(つづく)
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by kanechins | 2014-09-13 21:36 | 「岩」の独り言 | Comments(0)

北海道ツアー day1-3 「大雪地ビール館」

 旭山動物園を後にした、旭川の夜。なんと、ジンギスカンを頂きながら地ビールを楽しめるビアホールがあるらしく、行ってみることに。駅周辺はブロックで区切られわかりやすいはずなのだが、狙いの「大雪地ビール館」は駅前から少し外れた場所にあり、スマホのナビに従い見付けることができた。
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 「平日の夜だから大丈夫か?」と思っていたが、花金(死語?)のためか団体への貸し切りがあるみたい。タイミングが良く、ぎりぎり空いている席に案内頂けた。もうちょっと遅かったらやばかった。

 選べる地ビールは5種類。とにかく、北の大地に乾杯!地ビールならではの芳醇な香りに感謝!
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 メニューを見ると、ジンギスカンだけでなく、様々な「北の大地」の食材を利用した料理が並ぶ。
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 そうは言っても、まずはやっぱりジンギスカン!生ラム肉は全くと言ってよいほど匂いはなく、美味しい。最も、マトンは食べたことがあっても、生ラムは初めての経験??
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 「知床鶏のザンギ」や「ライスコロッケ」なども頂き、すぐに満腹に。貸し切りの1階では歌謡ショーが始まったみたいで、それがまた賑わいを倍加させてくれる。ビアホールはあまり経験がないが、静かに呑むより、がやがやと賑やかな方がいいね。
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 そうそう旭川に来る機会はないであろうが、機会があればまた来たいな!

「大雪地ビール館」(http://www.ji-beer.com/index.html
北海道旭川市宮下通11丁目1604-1
電話:0166-25-0400
年中無休:ランチ(11:30~13:45)
ディナー(17:00~22:00)

1)「おもてなしチケット」があれば、1人1杯地ビールをサービスでいただける!
2)特にジンギスカン狙いであれば、予約をしたほうがよい。(ネット予約可)
3)煙により衣類に匂いが付くので、それなりの格好で!
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by kanechins | 2014-09-12 22:56 | 「旅」の独り言 | Comments(0)

北海道ツアー day1-2 「旭山動物園」

 旭川にはお昼過ぎに到着。今日中に名寄(なよろ)まで移動する予定であったが、天候が優れないことがわかったので急遽変更し、行動展示で一世を風靡した旭山動物園(www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/)へ行くことに。

 旭川市内宿泊者限定の「おもてなしチケット」を受け取り、入場。「平日だから空いているだろう」と踏んでいたが、さすが天下の旭山動物園。思ったよりも賑わっており、なんとか無料駐車場に停めることができた。
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 まずは、ワタシの希望で「ほっきょくぐま館」へ。館内には巨大プールが設置され、ホッキョクグマのダイナミックな飛び込みや泳ぐ姿を観察することが出来る。巨体な割りに、水中を自在に泳ぐことができる。
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 また、堀を利用し檻のない放飼場もあり、陸上でのホッキョクグマの行動を観察できる。
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 後ろのカプセルからは、間近でホッキョクグマを観察することができる。
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 前に来た時はシルバーウィークにより大賑わいで、じっくり見ることができなかったが、今日は人もまばらでゆっくり見学できた。改めてその巨大さと俊敏さに驚きを隠せない。屋外でロックオンされたら、これはひとたまりもないな。
 
 次に、お隣の「あざらし館」へ。アザラシと言っても、色々な種類がいるのね。
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 北海道内の漁港をイメージするために、小さな漁船やテトラポットも置かれている。館内には、アザラシの水中での行動が観察できる水槽が。「マリンウェイ」という円柱水槽の中を泳ぐアザラシも観察できて楽しい。
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 続いては「もうじゅう館」。アムールトラ、ライオン、ユキヒョウ、アムールヒョウ、クロヒョウ、ヒグマが飼育されており、傾斜を活かして様々な角度から動物を観察できるような施設になっている。写真は、アムールトラの「のん」(メス)。
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 この頃から、小雨がぱらつくように。大気の状態が不安定で、あちこちに雨足が見られる。
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 続いて、昨年秋にオープンしたばかりの「きりん舎・かば館」へ。放飼場の周囲はキリンの頭の高さとほぼ一緒で、キリンの目線でキリンを観察することができる。
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 かば舎の中には、放飼場の下からキリンを足元から見上げて観察することができる、ガラス張りのテラスもあり楽しい。
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 かば舎の屋外では、放飼場を囲うように色々な場所からカバを見ることができる。ちなみに、ボツワナで一番恐れられている野生動物はカバであった。壁やプールの縁は擬岩で囲まれ、カバが住んでいる環境を再現している。
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 屋内放飼場入るとすぐに、プールの縁と横側から動き回るカバを観察できる。水面から目や耳を出す様子や、水中を軽やかな足取りで歩く姿を観察できる。巨体の割りに、動きが早い。カバに噛み付かれる瞬間。
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 かば館内を下に降りると、プールの底が透明になっていて、カバを下から観察できる場所がある。 動いているカバを下から見上げることができるだなんて、素敵。
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 水の入れ替えは朝に行うみたいなので、カバ好きの人は早い時間帯に見に行った方がよいとのこと。

 次は「てながざる館」。シロテテナガザルの計り知れない運動能力を存分に観察できる施設である。
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 放飼場の壁に沿って鉄棒が付けられており、体の反動を上手に使って、次々に渡り歩いていく様は、観客から「おおー!」と歓声が上がるほど。

 ワオキツネザル(Lemur catta)。学名のLemurはラテン語で「死者の霊」、cattaは「猫」を意味するらしい。こんなにかわいらしいのにね。まさに、尾っぽに輪が。でも、なぜキツネ??
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 カピラバさん。ちなみに、ネズミの仲間だそうな。和名はイメージがガラリと変わるオニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)。カピバラという名前は、パラグアイやボリビアなどの先住民族のグアラニー語である「Kapiyva」(草原の主)に因むそう。
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 アタマを覗かせるレッサーパンダ。
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 何か、御不満でも?
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 ワシミミズク(Bubo bubo)は、フクロウ目フクロウ科。ミミズクとフクロウの違いは「耳があるかないか」とか。
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 オオワシ(Haliaeetus pelagicus)。種小名pelagicusは「海の、外洋の」の意味で、越冬地では水辺の樹上で休むらしい。しかし、かっちょいい。
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 サル本体の活発な動きを観察できる行動展示施設の規模は、なかなかのものである。
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 冬は屋内で観察できるようになっている。いつか、冬に来る機会ができたらなぁ。
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 かわいらしい、モルモット(Cavia porcellus)。頭が大きくずんぐりとしたブタのような体つきをしているため、英語では西アフリカの国ギニアのブタという意味で「ギニーピッグ」(Guinea pig)と呼ばれている。学名の種小名porcellusも「小さなブタ」という意味らしい。
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 キングペンギン(Aptenodytes patagonicus)。19世紀まではこの種が最大のペンギンとして知られ名に"King"(王)が冠されてきたが、19世紀に南極大陸でさらに大きなペンギンが発見され、名に"Emperor"(皇帝)が当てられたらしい。
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 13時頃に入園してから17時の閉園までの短い時間ではあったが、平日で混雑していなかったこともあり、前回に見ることができなかった部分も回ることができた。また、機会をつくって訪れることができたらいいな。
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by kanechins | 2014-09-12 18:03 | 「旅」の独り言 | Comments(0)


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