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湯川、シーズンインのはずが。

 2013年3月30日(土)
 この週末は伊豆・城山ツアーを考えていたが、日曜日の悪天を受け「湯川」へ変更。久し振りの高原のパン屋さんは、なんだかテンションが上がった。いよいよシーズンだな~。

 川沿いにはまだ、アイスクライミングが楽しめそうなアイスが連なる。「こんな寒い日に、わざわざ来る衆もおるまい」と思っていたら、甘かった。既に何パーティか入山していた。アップで「北風小僧」に入るも、とにかく寒い、いや冷たく、ハンドもフィンガーも感覚を失うほどに岩が冷えていてビビりまくった。
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 ハンドの効きが良いはずのデゲンナーも、こうも冷たいと辛い。首筋では手が温まらず、脇に手を挟みながらのクライミングに。
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 14:00過ぎまで修行するも、あまりの寒さで某エリアへ転戦。アプローチでたまたまIさんに出会う。「え?今から?」。午後4時半を回っていたので、妥当な疑問だな、苦笑。それでもやっぱり湯川よりは暖かく、シーズンインの鈍った体には快適。
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 シーズン初めで砂っぽかったけれど、楽し。
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 今年は通えたらいいなぁ~。
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 しかし、独特の岩質だわな。
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 帰りに、最近ハマりつつある「鮮味館」へ。今日は試しに「モツ辛定食」。うーん、自分的にはやっぱり「油淋鶏定食」がお気に入りになりそう。
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 さぁ、いよいよシーズンイン。やっぱり、冬の間も登っていないとダメなのかなぁ。今年こそは頑張るぞ!ほんと毎年行っている気がするが。。。みなさま、今シーズンもよろしくお願いします!
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by kanechins | 2013-03-30 22:35 | 「岩」の独り言 | Comments(0)

ローカル岩場、第2弾「尼厳山」

 2013年 3月24日(日)
 今日はチームMに混ぜて頂き、ローカル岩場である「尼厳山」に行ってきた。写真は、IchicoをビレイするM山隊長。
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 正直、尼厳山の岩場をなめていた。随分と前に登りに来たときは「ブッシュがひどい」「クラックの中は泥だらけ」とあまり良い印象ではなかったのだが、今回はすっかりこの「尼厳山」の魅力にどっぷりハマってしまったので、その魅力を報告したい。

 「尼厳山」と言えば、長いアプローチ。山好きにはこのアプローチが楽しみでもあるが、落ち葉で覆われた斜面がいやらしい。更埴の町並みのバックに聳える北アルプス連峰。
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 さらに歩みを進めると、写真のカンバン(Lizardさん作?)が。
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 カンバンを越えると、そこには見事なスケールの岩が聳える。M山リーダーとワタシの2班に別れ、マルチ気分で上部岩壁を目指す。ワタシらは右側のダブルクラック(5.7?)へ。
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 クラック内部の様子。すっきりとし、思ったほど汚れてもなく、快適。カムは1セットのみで、限られたタマを上手に使うトレーニングになった。ロープスケールで20mほど。
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 フォローするFuku-chan。
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 同じく、Oggy。
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 M山パーティは、マルチの講習会。
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 「ニッチモサッチモ」(5.8?)をフォローするT氏と、フォローのビレイを練習するIchico。
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 続いて、上部岩壁で遊ぶことに。Fuku-chanの課題となっていた(過去に登ったらしいが、今回はカンテ限定で登りたいらしい)「バレーフェイス」(5.10d)へ。
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 ワタシも触らせて頂くが、1便目はちんぴんかんぷん!?これで10d?しかし、ひとつひとつムーヴを解決していくと、こ、これは面白い!スケール、岩質、内容ともに星が付いてもよいのでは?
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 続いて「ラスト・エンペラー」(5.10b)へ。こちらもスケール、内容ともになかなかの1本。1便目は核心を越えたにも関わらず、最後でホールドを見失いテンション、ばかばかー。やっぱ、堕ちるまで登るクセを付けないといけないな。
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 M山班は懸垂下降の練習をしつつ、下部岩壁へ。
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 Pon-chanも合流し、我々は皇帝目指してトライ!ボルダラーOggyは1撃、さすがやわ^^。写真は修行中のIchico、がんば!
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 皆神山。もうしばらくすれば、田に水が入って緑豊かな大地へと変わる。
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 そんなこんなで、楽しい時間はあっという間。
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 急遽、お仲間に混ぜていただいた皆様。楽しい時間をありがとうございました。
 それにしても、昨日の鳶岩といい、近場にこんな素敵な岩場があっただなんて。これからは、折りを見て再訪したいな。

 ■本日のメニュー■
・「ダブルクラック」(5.7?、NP) ○(OS/m) グレード通り、ホールド、スタンスが豊富なハンド中心のきれいなクラック。スケールもあり、アルパイン気分が味わえる。
・「バレーフェイス」(5.10d) ×○(RP) 最初はちんぷんかんぷんで10dには思えなかったが、ムーヴがわかればなるほどな、というポイントが幾つかある好ルート。ルート名は、登って納得。右に左に、舞うように登る。ボルト位置がちょっと高め。
・「ラスト・エンペラー」(5.10b) ×○(RP) すっきりしたスラブフェース。スケールも大きく、核心の上部はムーヴが求められてなかなか手強い。青空に向かって登るほどに明るくなり、気分はまさにエンペラー。グレードは辛め。
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by kanechins | 2013-03-24 05:38 | 「岩」の独り言 | Comments(0)

ぽっかぽかの鳶岩。

 2013年 3月23日(土)
 今日は急遽、ふくちゃん&M岡氏に混ぜてもらい、久し振りに鳶岩へ。細かいホールドが多くあまり良い印象を持っていなかったのだが、実に面白い岩であることを再発見!こんな素敵な岩場がウチから15分ほどの場所にあっただなんて><。写真は、看板ルート「みかん」を登るふくちゃん。
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 ノンビリと午後出勤。午前中は片付けやらカムの手入れができてよかった。大室古墳からの長野市の眺め。風は強いが、陽射しもあってぽかぽかと暖かい。
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 まずはアップで「無名ルート」(5.9)へ。以前に触ったときは「ピンは遠いし、おっかないルート」という印象であったが、ちゃんとあるところにはホールドもスタンスもあり、それがまたわかりづらいという楽しい1本であった。写真はM岡氏。
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 続いて「春が来い」(5.9)へ。スラビーなのにムーヴもある、これも楽しい1本。
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 ふくちゃんは「みかん」(5.10b)を登りたいとのことでマスタートライし、見事に再登。「みかん」は随分と前に苦労して登った1本。今日はどうか?途中、かなりしびれるパートはあったものの、1発で再登できてかなり嬉しかった。歩みは遅いが、少しは進歩しているみたいだ。

 折角カムを持ってきたので、「アリンコ」(5.7)にトライ。久し振りのクラックではあったが、妙に落ち着いて登ることができた。いよいよシーズン。今年こそはクラックが上手になりたいな。
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 みんなでわいわい、クラック遊び。ふくちゃんがぼそっと「クラックにも慣れないといけないなぁ」と呟いていたのを聞き逃さなかったよ。
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 大室古墳は、しばらく来ないうちにキレイに整備されていた。
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 最後に「吹雪」(5.11d)にトップロープをかけて、ムーヴ探索。わいわいとムーヴをみんなで解析するのも楽しい時間ではあるが、じきに風が冷たくなってきたので17:00に退却。
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 夜は友達カップルが遊びに来てくれるというので、慌てて夕食の準備。和食な気分であったのでひじきを炊き、鶏もも肉の照り焼き、ほうれん草のおひたし、サラダ、ナメコと豆腐の味噌汁(まるゆき味噌)を作ってみた。心身ともに疲れているときは、やっぱり和食が落ち着くなぁ。
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 週末は、まだ1日もある!明日も好天に期待したい。

■本日のルート■
・「無名ルート」(5.9) ○/m (再登) カンテ沿いに登る、キーホールドがわかりづらいのが楽しい1本。ハマると、5.9には思えない。2ピン目のクリップは要注意。
・「春が来い」(5.9) ○(再登) スラブなのにムーヴもある楽しい1本。ボルトをチェックすること。
・「みかん」(5.10b) ○(再登) 看板ルート。10bと思ってかかると痛い目に合う。出だしから終了点まで緊張が耐えない好ルート。
・「アリンコ」(5.7、NP) ○/m (再登) スタンスが周囲に多いので、このグレード。カムもセットしやすく、練習には良い?斜上するため、力だけでは登れない印象。
・「吹雪」(5.11d) × ムーヴ解析できず。カンテは限定?また触ってみたい。
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by kanechins | 2013-03-23 01:59 | 「岩」の独り言 | Comments(0)

八ヶ岳・中山尾根(日帰り)

 2013 3月20日(春分の日)
 つい先日、山ヤとは思えぬ失態を繰り返して断念した中山尾根。祝日を活用し、日帰りでsonoと再トライ。写真は、上部岩壁上部から眺める主峰・赤岳とsono。総行動時間は13時間に及び、久し振りにがっつり山してきた。
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 ほとんど徹夜状態で、美濃戸口の八ヶ岳山荘を午前03:45に出発。ヘッドランプの灯りを頼りに、凍結した林道をとぼとぼ歩く。途中、アイゼンを付けたり外したりもあって、美濃戸山荘に04:50着。今回は靴紐を縛り過ぎたのか、右足甲が痛い。

 午前06:10、空が白んできたので、靴紐調整をしながらヘッドランプを消灯。また来たよ、八ヶ岳さん。当たり前だけど、雪解けが進んですっかり春の様相。
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 写真の左3分の1のところを走る尾根が、今回登る「中山尾根」(2級Ⅳ-)。
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 07:15に行者小屋。長丁場になると思われたので、トイレを済ます。ここでハーネスを装着し、07:40出発。
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 中山峠を右折し、樹林帯へ。睡眠不足が祟って、ウトウトしながらの登りとなる。
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 08:25に下部岩壁基部へ。前にも後ろにもクライマーがいないので、ゆっくり準備。ダブルロープをほぐして結び合い、ギアの受け渡しを行う。パンに噛り付き、ウエアや靴紐も再調整して09:10に登攀開始。

 1P目はワタシ。正面のペツルが打ってある場所から取り付く。本来は青点線のように、右下に一旦下ってルンゼを詰めるらしく、そっちの方がカンタンらしい。
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 1P目の正面壁を登るワタシ。取り付きから見上げると、こんな感じ。今日は気分が乗っているのか、さくっとノーテンで突破。
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 1P目の終了点はペツル2本のアンカーが2ヶ所もあり、人気が頷ける。終了点から望む主峰・赤岳(2,899m)。
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 同じく、地味だけどかっこいい阿弥陀岳(2,805m)。北東稜を登るクライマーが見える。
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 2P目はsono。スラビーなフェースで、sonoが得意とする所。
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 終了点がよくわからず、稜線上のテラスで木で支点を構築していた。そのままワタシがトップにはいり、50m一杯登ってそのままコンテ(同時登攀)に入る。稜線はこんな感じ。
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 下部岩壁2P目終了点のsono。コンテに入ると伝えておいたので、ノービレイ。
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 雪解けが進み、ミックスパートも少なくない。
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 鬼のように重たい50mロープ2本を引きずりながら、上部岩壁基部に11:00着。写真は、フォローするsono。この辺りから、西壁に吹き付ける風が強さを増してきた。
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 上部岩壁基部に到着したsonoと、赤岳。ギアの受け渡し。
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 上部1P目はsono。ペツルが2本打ってある場所の右にある、顕著な凹角を登る。結局、写真の場所までノーピン。
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 上部テラスでしばらく右往左往したのち、左側に打ってあるペツルから稜線に上がった、ナイスクライミング!2P目はワタシ。まっすぐ上を目指して稜線を詰めていく。程なくしてペツル2本の終了点が。この先の様子がわからなかったので、ここでピッチを切る。

 3P目に取り付き、上部の様子を伺うsono。ロープが半分出たところで、再びペツル2本の終了点へ。
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 4P目はワタシ。少し登ると、右側に壁が立ちはだかるが、どこを探してもピンがない!?風はいよいよ強さを増し、アヤシイ黒い雲が近づいていたため「ええいっ!」と突っ込む。わずか4、5mほどの壁とは言え、リップ手前は薄かぶりだし、ノーピンはかなりびびった。写真は振り返ったところ。後で調べたら、ここは左から巻けるらしい。
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 上部は体が持っていかれそうなほどの烈風で、匍匐前進。終了点が岩陰で風がしのげたのは助かった。最後のトラバースはsono。落ちるようなルートではないが、下は崖がぱっくり口を開けているのでびびる。
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 そして、12:55に八ヶ岳の主稜線に到着、登攀終了。
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 稜線でロープをまとめるsono。お疲れさまでした。
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 気温はそれほど低くはないが、体が持っていかれるほどの突風が吹き荒れていたので、荷物を早々にまとめて13:05に下降開始。
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 雲行きがどんどん怪しくなってくる。時折襲ってくる突風に耐えるため、耐風姿勢をとることもしばし。
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 眠気と疲れで漫然と歩きがちであったが、滑落したら終わる斜面はさすがに緊張が走る。
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 13:30、地蔵分岐。横岳を振り返る。
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 融けては凍りをくり返し、がちがちに締まった地蔵尾根。風も強く、気が抜けない下降が続く。
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 樹林帯まで下ると風も和らぎ、暖かさを感じた。登ってきた中山尾根を振り返る。
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 14:40に行者小屋を通過。さようなら、八ヶ岳。また来るよ、きっと。
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 16:00に美濃戸山荘を通過、やまのこ村で大休止。足の疲れはそれほどではないのだが、今回も慣れない靴下のためか、靴が緩かったかで靴ズレしまくり。荷を背負ったままベンチで休んでいると、よっぽど辛そうな顔をしていたのか、諏訪ナンバーのやさしいお兄様が車に乗せてくださった!4輪チェーンは、さすが強い!そして、16:35に美濃戸口へ帰着。荷を解いたと同時に雨が降ってきた。お兄様、ほんとにありがとうございました。

 総行動時間はおよそ13時間。寝不足も加わり疲労困憊ではあったが、念願のルートにオンサイトトライし、無事に下りてくることができ、充実感もひとしお。けど、帰りに寄った「もみの湯」(17時以降は300円)で湯船に腰掛け「足湯」を楽しんでいたら、そのまま爆睡してしまって湯船に落ちた!周りの人たちは「倒れたか!?」と焦っていたが、とても「寝てました」とは言えなかった。。。

 帰り道。前回と同様に「鮮味館」へ。今日は「油淋鶏(ユーリンチー)定食」(880円)を注文!うーん、美味しいナァ、嬉しいナァ。
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 今日という一日にありがとう。共に攀じ登ってくれたsono、ありがとう。やっぱ、山は大変だけれど、楽しいなぁ。さぁ、次はどこへ行こう!?

03:45 美濃戸口 発
04:50 美濃戸山荘 通過
07:15 行者小屋(装備)
07:40 出発
08:25 下部岩壁基部(美濃戸口から4時間40分)
09:10 下部岩壁の登攀開始
11:00 上部岩壁基部
12:55 登攀終了(登攀開始から4時間半)
13:05 下降開始
13:30 地蔵尾根分岐
14:40 行者小屋 通過
16:00 美濃戸山荘 通過
16:35 美濃戸口 帰着
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by kanechins | 2013-03-20 01:26 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(2)

春の鍋倉山BC

 2013年3月17日(日)
 今日はK林氏、H野氏、Megと4人で、恒例となりつつあるブナ天国の「鍋倉山」でバックカントリー。温井の集落にいつになく早く到着、まだ車が2台のみ。準備を整え、08:00出発。
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 小屋を過ぎ、北東のいつもの尾根に取り付く。このところの温かさと夜間の冷えで雪面はカリカリに凍り付き、しっかりステップを切る。
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 通称「ブナの谷」まで上がったところ。尾根の左側は、冬季の強烈な大陸の風から守られている様子が想像できる。
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 標高1,050m付近。この辺りのブナ尾根は、本当に見事。
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 高度を稼ぐに従い、空が開けてくる。バックは野沢温泉。
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 09:50、標高1,150m付近で20分ほど大休止。Tシャツ1枚でも汗ばむほどの陽気だ。
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 以前、一度だけ鍋倉にボードで来たことがあったけれど、平坦移動を嫌ってかほとんどボーダーを見なかった。しかし、今回の鍋倉はスキー&ボードは半々くらいかな。
 標高1,200m付近まで登ると、ブナの上部は霧氷が着氷。陽気でパラパラと降ってくるのも、いとたのし。
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 ブナに囲まれた花道に入ると、山頂はすぐそこだ。
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 山頂直下から、猛烈な風が当たり始める。それでも耐えれるくらいの暖かさ。
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 振り返ると、温井集落の奥に野沢温泉スキー場が。
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 2年前の震災の記憶が新しい、栄村。奥に見えるは越後の山々。
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 そして、10:30に鍋倉山頂(1,289m)に到着!山頂からの大パノラマ。写真は右から火打、妙高、黒姫、飯綱、そして善光寺平。
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 頼もしい、チームIYN!
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 名残惜しいが、風が強いこともあり早々に装備変更し、10:30に山頂から黒倉山のコル目指してドロップ。強い風が当たった尾根は、いつになくカリカリでびびる。コルから東に伸びる谷を滑り、標高950m地点の無木立斜面を大滑走!名残惜しくて、ワタシだけここでおかわり1杯!

 それにしても、年々、スノーモービルの爆音がひどくなっている気がする。せめて林道を走ってくれている分には良いと思うのだが、最近はこの無木立の斜面や黒倉山コルまで上がってくる人たちも。

 3人は帰路方向に斜上しながらもう1本滑り、田茂木池へ。
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 さようなら、鍋倉。また来るね!
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 そして、12:20に林道へ帰着、お疲れ様でした!
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 帰り道。K林さんオススメの、豊田飯山IC近くの道の駅「ふるさと豊田」前にある「きらく園」へ。上村愛子さん御用達らしい!お姐さんオススメの「トリパリ定食」を注文。これがまた、皮がぱりっと仕上がり美味しい!自家製味噌のタレをつけて頬張る。春を感じさせてくれる「ふき味噌」が、これまた美味しい!次回はK林さんが召し上がっていたモツ定食に決まりだな。
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 チームIYNの皆様、晴天の下、楽しい時間をありがとうございました!
 ぜひ、今後ともよろしくお願いします!

【本日のトレース】
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by kanechins | 2013-03-17 20:26 | 「滑り」の独り言 | Comments(2)

山ヤ失格な八ヶ岳 day2

 2013年 3月 3日(日)
 「雪山のテント泊で、シュラフカバーってホントに必要なの?」
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 実は、ずっこそんな疑念があった。冬のアルパインでギアが多いときはツェルト泊なので「シュラフカバー」は必須であったが、「テント泊ではなくてもいいんじゃね?カバーって意外に重くて嵩張るんだよね」という気持ちもあったので、身をもって体感できることに。

 ・・・ 「んあぁ~、さぶい!」。ふと目覚めて時計を見たら、まだ21:50。少し身体を動かすと、冷たい粉が顔に舞った。シュラフ表面は身体から出た汗が凍り付いて結晶となり、青い寝袋は白く染まっていた。ワタシの冬用寝袋は、14年前に買った代物。「重い、デカい、寒い」と三拍子揃った、年季が入ったヤツだ。

 はて、実に寒い。寝袋の口を閉めて鼻だけ出していたら、鼻先が凍傷になるかと思うほどの冷え込み。後で調べると、野辺山測候所(標高1,350m)の最低気温は-14.3℃。すると、行者(2,350m)の推定気温は-20.3℃になる。そりゃ、寒いわけだ。

 人間、あまりに寒いとホントに眠れない。特に、冷え切った下半身の凍えがハンパない。ぷるぷる痙攣し出し、太もも以下が猛烈に痛い。そういえば、雪崩講習のとき「低体温症を回避するには鼠蹊(そけい)部を温めれば良い」と教わったな。ホッカイロを股の間に挟む。しかし、一向に下半身の冷えは止まらない。

 全く寝付けないまま23時、0時と時間が過ぎていく。「早く朝よ、来い!」と思ったのは久し振りだな。しかし、カバーがないとこんなにも寒いのか!?確かに、カバーと寝袋の間のデッドエア(動かない空気層)は重要だし、寝袋に霜が付く=寝袋表面は0℃以下ということだ。カバーがあれば、少なくとも寝袋表面がそんな低温に晒されることはないだろう。結論、シュラフカバーは温かい、きっと。

 それでも、午前3時が近づくと温かさを感じるようになり、やっとウトウトしはじめた。

 午前04:20。携帯の目覚ましで起きる。外は満天の星空。sonoに「朝だよ、起きるかー」と声を掛ける。「あいー」と応えたのを聞いたあと、記憶がない。身体は冷え切ったままだし、寝不足で眠かったし、温まってきた寝袋から出るのは本当に億劫であった。

 ・・・。「ん?やけに明るいぞ!?」。時計を見たら午前05:45!?「や、やばっ!」、慌てて起きるも、周りのテントからは既に準備が終わって山に向かう人たちばかり。完全に出遅れた。さすがに水や靴、手袋、ガス缶は保温に努めていたが、持ってきたパンは失念して全てのパンが完全凍結。「チーズ蒸しパン」は凍らないものと思っていたが、ガッチガチに凍結。自分のアホさ加減に辟易。

 急いでお湯を沸かし朝食を摂る。トイレ済ませたり、ギアやロープを準備しアイゼンを履いたら午前07:15、ちーん。ベースで泊まった意味ないし。
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 それでも、折角だからと中山尾根へ向かう。中山コルを右折し樹林帯へ。
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 先行ラッセルがあったので、登りはラク。凍えた体をゆったり動かし、下部岩壁基部まで40分程度で到着。今日の中山さんはモッテモテで、2人-3人-3人-2人組みで行列が。
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 ハーネス、ギアを装着して、手前の広い場所でアンザイレン。本来のルートは右側に一旦下ってルンゼを行くようだが、氷で埋まっているのか、皆んなペツルが打ってある、難しいと言われる正面から取り付いている。
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 陽の当たらない雪稜で1時間ほど待機し、上手な2人パーティも終了点へ。時間は9時を回った。山ヤとは言えない数々の失態に加え、体調不良。つい先週、一つ隣の尾根で起こった事故も頭をよぎる。気持ちの中では、既に敗退ムードが漂っていた。アイゼントレも今年はやっていないから、怖さも倍増。気分が乗っていないときに登れるほどアルパインは甘くはない。

 ボルトを越えてもう一歩上がるところで、どうにも突っ込めない。「気持ちの問題」であることは自分はよくわかっていた。「ここならまだ回収できる」という気持ちが身体にブレーキを掛けていた。そして、sonoはそんな状況を承知していたと思う。

 「わたし、代わるわ」、09:40にsonoと交替。ペツルにロープを掛けた場所から、急に悪くなる。甘い出っ張りの窪みは氷で埋まり、ピックで割ってはがしていく。苦闘の末に直上は諦め、根性で右上した。ルート取りはそっちが自然だが、なぜあんなところにペツルが打ってあるのか不思議。
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 慎重にルンゼを上がり、終了点へ。続いてフォローに入る。右側から上がるとそれほどでもないが、ボルトからかなり離れるので刃物を付けてのリードは怖いな。終了点に到着すると10:45、決断のときだ。

 時間が遅いことと、体調不良(寝不足、肢の不調、靴擦れ)。今のピッチが「Ⅲ+」で、未知の上部核心は「Ⅳ+」。先行は4パーティ。ここなら懸垂下降で撤退できるが、ここを越えた瞬間から上に抜けるしかなくなること。冬期の地蔵下降は随分前に行ったきりで、暗くなったときの下降に不安。先週の事故。この寒波&仕事状況ではビバークはありえないこと。

 これら負の事項と「天候は最高のコンディション」+「まぁ、多分、ダイジョウブでしょ」という気持ちを天秤に掛けた場合、かなり釣り合うところではあったのだが、こんなナメた状況では何かが起こりそうな気もして、結論は「撤退」。「山で『敗北』という言葉を使うな」という意見も聞くが、どう考えても「敗北」だ。ただし、八ヶ岳にではなく、自分に対して。ぼろっぼろだ。あまりにひどくて、ここまで来ての「恥ずかしさ」と「悔しさ」で危うく涙がこぼれそうだった。
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 「まぁ、でもこれでおあいこ」というsonoの言葉に救われ、周りを見渡す。そこには、風もなく太陽の光が照らし出す、美しき八ヶ岳の原風景が。それまで「もう、ヤマハヤメルカナ」と思っていた気持ちも氷解し、きっと、またちゃんと準備して来るんだと思う。
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 そうと決まれば、下降の準備。あばよ。
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 風も穏やかで、強烈な陽射しで暑いくらい。折角だからと、お決まりのチャイを淹れて、白銀の世界をじんわり楽しむ。隣りの学生さんたちは、賑やかに談笑。うん、やっぱり山はいいな。
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 真っ白だった赤岳も、この陽射しではベールを脱がされざるを得ないようだ。
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 また、きっと来るよ。今度は中山さんに失礼のないよう、十分に準備して。
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 テントを撤収し、ちゃっちゃと下る。随分と山から離れていたせいか、久し振りに足腰に来たな。「もみの湯」で汗を流し帰路へ。

 sonoが「辛いものを食べたい」と言うので、下氷鉋にある台湾料理「鮮味館」へ。ワタシはボリューム満点の「回鍋肉定食」(880円)を。お、これはなかなか、それっぽい味!と思ったら、本場シェフらしい。
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 sonoは「麻辣麺」。ワタシも「赤ペヤングくらいならへっちゃら」くらい辛いの大好き人間なのだが、コイツは洒落にならないくらい辛い!自分だったら食べきれてないな。完食したsonoに拍手。
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 と、まぁ実に「お恥ずかしい話」ではあったけれど、振り返れば、こうやって色々学べるのも「山のいいとこ」なのかもしれない。「やっぱり、山はいいな」と思えたし、行ってよかった。またいつか、しっかり準備を調え行きたいと思う。
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by kanechins | 2013-03-03 00:41 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(2)

山ヤ失格な八ヶ岳 day1

 敗退したのは「山」に対してではない。自分に対してだ。
 「恥ずかしい日記なので書くのをやめよう」かとも思ったけれど、同じことを繰り返さないように残すとするか。
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 2013年 3月 2日(土)
 1月下旬から仕事に追われ続け、2月の残業はとうとう100時間超え。仕事そのものは充実しているので苦ではなかったが、この歳になって4~5時間睡眠が連日続くと肉体的、精神的には堪え始めていた。
 疲れが溜まっていたこと、それに予報が芳しくなかったことから計画は順延になっていたが、直前になって日曜日の天気が良いことが判明。金曜日になり慌てて登山装備や入山届などの準備を始め、土曜日の午後から八ヶ岳入り。慌てるとロクなことがないのはわかっていたのに。。。

 行きの車中はsonoが運転してくれたので、ワタシは徐に「ヤスリ」を取り出し、完全に丸まっていたアイゼンの前歯を研ぎはじめる始末。

 美濃戸口の駐車場(1日500円)はスケートリンク状態。登山届を提出し、12:00に歩行開始。テント泊装備+ロープ・ギア類という重荷は久し振りで、足元が覚束ない。
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 林道はツルンツルンに凍結し、途中でアイゼンを装着したりしながらのんびり歩き、13:15に美濃戸山荘へ。慣れた靴ではあったが、新しい毛糸の靴下が合わなかったのか、この段階で激しい靴ズレ。紐の縛り方が甘かったかな。久し振りの山は、色々なことを忘れていて困る。
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 南沢に入り、程なくして主稜線が見えるポイントへ。
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 横岳を中心に、八ヶ岳連峰の主稜線。
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 この時期にしては珍しく、白く輝く赤岳西面。
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 好天が約束された週末ではあったが、思いの外、野営者は少ない模様。
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 今日は、アプローチでバラクラバを装着するほどの寒さ。今回は、ちょっと前に新調したアウターパンツを履いてみた。かれこれ10年近く使ってきたアウターは保温剤が入っていて快適であったが、新しいパンツには入っていないことに気付かず、太ももの付け根から下が冷え切り踏ん張りがきかない。休み休み歩みを進め、16:00に行者小屋へ。

 陽が陰り始めると、さらに気温が下がってきた。この時期の行者には何度か来ているが、今日はダントツに冷え込んでいる。テント設営のために雪面を踏み固めるも、あまりの低温で雪がまとまらない。いくらアタック時に使えないエリアだからって、雪山にスコップを持ってこないって、どういうこと??
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 いつ見ても凛々しい大同心。
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 そして、アタック予定の中山尾根。
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 寒さに凍える手で、なんとかテントを立てる。が、何か違和感が。
 「あっ!」、出入口を「吹流し」に替えてない。気温は低く風も強いため、「吹流し」がないとテント内部に風雪が流れ込み、テントの中は雪だらけ。。。

 しかも、ブラシもない!雪山でテント暮らし、どんだけやってたの??

 そして、寝袋を取り出しても違和感が。
 「あああっ!」。な、なんと素で、シュラフカバーも忘れたようだ。。。

 夕食はお決まり、レトルトのグリーンカレー。ワインで前夜祭をするも、あまりの低温のためか呑んでも呑んでも酔いが回らず、結局、持参した500mlを全て呑んでしまった。普段の疲れも加わり眠気が襲ってきたので、19時過ぎに就寝した。 (つづく)
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by kanechins | 2013-03-02 01:33 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(4)


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