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もろもろだった、瑞牆。

 2012年 9月29日(土)
 同じ見慣れた岩でも、その時々によって不思議と印象が違う。
 今日の末端壁は、畏怖の念を抱くほど恐ろしく巨大に見えた。
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 「つくば行き」が決まってから、ろくにジムにも行かず。諸々に追われて登るヒマもなかったというのが正直なところ。そして、そんな「体たらく」が登れるほど「瑞牆は甘くない」ということもわかっていた上に、昨晩の雨で岩は黒い。植樹祭広場でテンションだだ下がり。迷惑なやっちゃな、ごめん。

 神奈川から来たおじさまは、100岩を片手に岩場の散策。奥方が湯治でラジウム温泉に通っていて、その合間に瑞牆をあらゆる角度から眺めているらしい。こんな「100岩」の楽しみ方もいいな。
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 どんよりした気持ちを抱きながら、以前に7P目までつなげた往年の名ルート「ベルジュエール(5.11b)」へ。取り付きには、なんとO君とヨセミテクライマーペアが。
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 彼の強さはよく知っている。しかし、1P目に取り付く彼の非常に難儀し、荒い息遣いが下まで聞こえてくる。さすがO君、オールフリーで抜けたみたいだけど、ツヨツヨの彼がこんなに苦労するとこを自分、行けるのか?フォローの君も「濡れてる!」「わりぃ!」とか、まじっすか。。。

 「どうする?」って聞けば、sonoもワタシのことをわかっていて一言、「行くよ」と。気を取り直して、1P目開始。下部は濡れてはいるけれど悪くはない。問題はコーナーから。色々な角度からムーヴを探求するが、どうにもこうにも進めない。限られた時間なので、下部はA1で。しかし、上部のスラブに入ってびっくり。こ、こ、こんなに悪かったっけ?なんか前回はもっとすんなり抜けられたような?
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 各駅停車でなんとか1P目終了点へ。
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 左に目をやると、正面壁のあちこちに取り付くクライマーが。他人事のように傍観している自分に苦笑。
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 じきに、ガスが斜面を昇ってきた。
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 見る間に、ルートは深い霧に包まれた。
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 無理。

 ごめん、今の自分には登頂は技術的にも時間的にも、なによりメンタルが無理。中途半端な時間なので、「1P目を固めたい」と提案。TRをセットして、ムーブ探索することに。が、これがよかった。

 TRでムーヴを探索。核心は、ワタシ的にはなんと4箇所。コーナー部とハング越え、スラブのカンテ越えと終了点直下。4つの中では、ハング越えが一番やさしいという印象。最終的に、3つはsonoがムーヴ解決(終了点直下はワタシは直上)、やるな。sonoは「11b相当じゃね?」って言ってるけれど、私は11cあってもいいと思うな。

 散々で、もろもろな1日ではあったが、唯一の救いは「ベルジュ1P目のフリーは実に、実に面白い」ということを知れたこと!もしこんなルートがゲレンデにあったら、星3つの人気ルート間違いなし!もっとも、こんだけのアプローチを経てわざわざ1P目だけを登りに来る人はいないと思うが。次回、フリーでRP目指して登ってみたい。

 日が暮れるのは早く、そうこうしているうちに15時を回り下山開始。ボルダーに来ているFukuちゃんと連絡を取り、ガリ虎で17時過ぎに合流。がんばるFukucha、Ichiko、M岡氏。
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 相変わらず厳しいスタートを強いられるsono。
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 大急ぎでラジウム温泉で汗を流し、夜はShigeponらと合流。KK&hanecoらも同じテン場に。台風が接近しているとは思えない、月が美しい夜。
 
 2012年 9月30日(日)
 台風17号が急接近。そんななか、我々は不動沢・屏風を目指す。ワタシとしては珍しく、カメラを車に忘れる><。

 まずはsonoがトップで「おしん」を登り、ワタシがフォロー。愛好会ルートにTRを張ってワイド修行。前回教えてもらったプッシュやチキンウィングなどを駆使して、なんとかノーテンで。次回はいよいよ、リードトライしないとな。
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 じきに雲行きが怪しくなってきたので撤収して、カサメリで登っているShigeponらを応援に。以前1度だけ行ったことがあるが(雨で登れず)、改めて行って見て、谷間の素敵な場所にあることを確認。彼らは奥の奥で登っていて再会。トライも終わったらしく、片付けて下山。駐車場に到着すると同時にざーっと雨が。

 んー。なんだろ、このモチベーションの低さは。こういうときって、自分は本当はクライミングは向いていないし、嫌いじゃないのかと沸々と思う。もちろん、トレーニングしてなくて登れるほどクライミングは甘くはない。とか色々考えながら、台風の烈風の中を車を走らせて帰宅した。

 追伸。仮眠しすぎてびっくりした談合坂で頂いた黒カレー。
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by kanechins | 2012-09-30 22:45 | 「岩」の独り言 | Comments(2)

フィリピン旅行記 8.そして帰国。

 マニラ行きの飛行機まで時間があるので、お土産も探したくてドゥマ最大のショッピングモールでトライシクルを停めてもらう。天気は不安定で、すぐに強い雨に見舞われることに。しかし、雨期にしてはDauinでは好天に恵まれたなー、感謝!!
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 海外に行くと、スーパーに行くのはなんだか楽しい。フィリピンと言えば、バナナ。1kg110円。バナナ1kgって結構な量だぞー。
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 見たことも食べたこともないような果物もいっぱい!ドゥマにいるときに、もっと試せばよかったなー!
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 この国では、リンゴやブドウ(800円/kg!?)は高級品!クオリティは、推して知るべし。
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 日本人が多いのか、はたまた日本食が人気があるのか。価格は日本の1.5~2倍。
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 モール2階のレストラン街でミリエンダ。やっぱり、フィリピンのチキンは美味しいと思う。久し振りに野菜もたくさん。このご飯ともお別れかと思うと寂しいな。
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 ぼちぼち出発。
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 短い人生の中で、この町に来ることが出来た奇跡に感謝。さようなら、ドゥマ。
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 なんて感傷に耽っていたのに、空港は昼にならないと開かない!?仕方なく、すぐ前のWi-Fiフリーの喫茶店で小休止。名残惜しくマンゴーシェイクを頼むが、がんがん氷が入ってる(基本的に氷はやばい)。ま、いいか。雨がぱらついているが、このときマニラはすんごい嵐で、それで飛行機が遅れていたみたい。
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 やっと空港に入れたと思ったら、結局、2時間ほどのディレイ。空港待合室では、視覚に自由が利かない方々のマッサージ(1時間!200円)が。なるほど、空港に入れるような人を相手に、長旅の疲れを癒してくれるとは考えたものだ。結構、人気。
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 待合室では、ギター演奏。洋楽から、フィリピンの音楽から色々と織り交ぜながら、1時間超のリサイタル!なかなかの美声で、飛行機の遅れも気にならなくなった。もうひとつ驚いたのは、寄付する人の多さ。空港に入れるような人はフィリピンでは裕福な部類なのかもしれないが、相互扶助の精神がここでも感じれる。ワタシもその歌声にお気持ちを。
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 やっと飛行機が到着。後で知ったが、マニラは嵐のような天気で、一部では洪水になっていたらしい。帰りはエアフィルで。ワタシは全く気が付かなかったが、前の座席の韓国人は知ってか知らずか、隣のフィリピン人に竹島について熱く語っていたらしい。信念を持って語るのはよいが、聞かされるフィリピン人はどお思ったのだろう?
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 そして、再びマニラへ。タクシーで街へ向かうが、ドライバーはメーターを回さない。「なんで回さんの?」「だいじょーぶね!これちゃんと後で数字が表示されるね」「その左の数字はなに?」「だいじょーぶ、だいじょーぶ、コレ空港のメータータクシーよ」(あやしいなぁ)・・・。当然のように遠回り。It's Manila life。

 で、案の定。目的地に到着する頃にメーターががんがん上がってく。「こらこら、なんでメーターそんなに動いてんねん(ちょっと怒り)!」「え?あんさん、250って言ったあるよ」と、英語を話せるだろうに片言っぽい英語でしらを切られる。まぁでも、彼らなりに混沌の街、マニラで一生懸命生きているんだな。最後にウワサの改造メーターを見れただけでも良しとするか、笑。もしマニラでメータータクシーに乗るときは、カウンターで渡される紙(乗車したタクシー情報が書かれている)は、ドライバーに「見せて」と言われても渡さないようにっ!
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 最後の夜。明日からまたSan Dionisioで頑張る48のリクエストに応じて日本食を食べに電車で。磁気カードはカウンターで購入。確かPHP12(24円)だったかな?
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 改札にカードを入れるが、カードを抜き取らないとゲートが開かないので注意っ!ゲートが開かずに焦った!
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 時間が時間なのでそれほど混雑してはいなかったが、ラッシュ時はすごいらしい。
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 2012年 9月23日(日)
 そして、帰国。年寄りなのか、都会の喧騒に弱いのか、日の出前に目覚めてしまう。屋上に上がってマニラの街を眺める。右側のビル群が都心か?
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 早目の飛行機なので、朝食も朝一番に。さらもっちりしたご飯、真っ赤なソーセージ、コンビーフ、モツが入った野菜炒めと、これでお別れか。寂しいな。
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 宿のタクシーはふっかけてきて交渉がうまくいかず、道路まで出てタクシーを拾う。最短で(って、近っ!)、普通の料金で国際線ターミナル、国内線ターミナルを回ってくれる。こういう普通のタクシーもいることを知れてよかった!

 国際線ターミナルに48は入れないので、タクシーでお別れ。48と一緒に岩やアルパインに取り付いていた頃には、まさか48がJOCVでフィリピンに行くなんて想像もできなかったし、まさか一緒に潜ることがあるなんて思わなかったなー。人生、わからないものだ。

 ニノイ・アキノ国際空港の出発ロビーはなかなかきれい。空港利用税は別途PHP550が求められるので、現金の用意を忘れないように。
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 なんか、懐かしい感じ。
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 イミグレーション。帰りは素通り。
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 最初から最後まで、ソーセージは真っ赤だったな。
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 台北でトランジット。
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 台北ー成田は最新鋭のB747で、エコノミークラスなのに各自にワイド液晶、USB端子、100Vコンセントが付いていた。
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 成田で車を回収し、無事につくばへ帰着。濃厚な9日間を無事に過ごすことができたことに、まず感謝。


 「日本で働くフィリピン人は少なくない」、と冒頭に書いた。空港には「国外労働者」専用の入口があり、長蛇の列。海外で働き、そして稼いだお金の大半を祖国の家族に送っているフィリピン人はかなりの数に及ぶらしい。日本や欧米での生活が簡単ではないことは想像できる。そんな中でも、一生懸命働き、そして家族を守る家族思いの人種なのだ。偏見というものは「知らないことから生じる」んだなと改めて思った。

 蛇足だが、ワタシは「発展途上国」という言葉がひっかかるのであまり使わない。彼らはその土地で生まれ、それぞれの土地の時間で暮らし、お互いに助け合いながら生きている。「外の世界を」何も知らなければ、当たり前のように自分たちの時間を自分たちの宗教観や理想、信念、慣習の中で暮らしてきた。それを「途上」と言うには御幣がある気がする。

 そもそも「途上国」という言葉には「先進国」という目線がある。確かに先端技術開発やインフラ、社会システムという意味ではそうかもしれない。法整備や治安維持、行政システムも色々な変遷を経て改善しつつ発展してきたことは評価できるが、「完成形」かと問われれば「途上」真っ只中だと思う。
 毎年3万人も自ら命を絶ち、人員は減らされるのに前年比プラス%で常に向上を求められ、サービス残業は当たり前、仕事でメンタルをやられる人は跡を絶たず、どれだけ対策を講じてもいじめはなくならず、信じられないような事件や犯罪が連日ニュースを賑わせそれに慣れてきている人たちの国を「先進」とされると、目標を見誤る危険がある。目標はあくまで、コミュニティーを含めた自分達にとっての「真の幸福」を見据えた思考と行動力そのものと思う。

 そういった意味では、我々が実行し発見し失敗し学んできたことは少なくはない。これらを善意で伝え、そして現地の人たちが自分たちで課題や解決策を考え行動を始めたときに何かが変わり始めると思うし、そのときになって初めて「我々」も含めて「目標に向かって途上」し始めたと言える気がする。そんな仕事に携われるのって、やっぱり貴重なことだと思う。

 色々なことを体験し、見て、食べて、お話しして感じ、そして考えることができた貴重な9日間。行く前は相当のリスクを覚悟しなければならなかったが、こうして無事に還って来た今、本当に行ってよかったと思う。貴重な機会を与えてくれた48には、本当に感謝。なんか、自分の日本での役割を改めて考える良い機会にもなった。

 残りの1年、健康で怪我や事故、病気なく元気に48が活躍されることを祈っている。
 みなさんも、ぜひフィリピンへ!
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by kanechins | 2012-09-23 23:55 | 「旅」の独り言 | Comments(2)

フィリピン旅行記 7.アポ島でダイビング(後編)

 2012年 9月21日(金)
 念願のApo islandに行けるかどうかは最少催行人数みたいなのがあって、他のダイビング客が行かないと厳しいらしい。やばい、このままでは48にシバかれる。が、なんとか他のダイバーも手を挙げてくれて、天候も安定しているみたい(小さな船なので海が荒れていると行けない)で決行決定!通常、この海域のダイビングでは別途、Dauin周辺は1ダイブPHP150(300円)、Apo島周辺は「1日」PHP300(600円)の自然保護費を支払う。Apo島の方が割安なのはなぜ?水中カメラ持ち込みの場合も別途必要。

 DauinからApo島までは50分程度の船旅。天気は悪くはないが、ちょっとしたうねりがあり小船は良い感じに揺られる。最近、釣りもご無沙汰なので船酔いは大丈夫か心配であったが杞憂に終わった。
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 そして、念願のApo島へ!島の西側は広い棚になっており、少しいくとガクンと落ち込んでいる。光の加減もあるだろうが、深いところよりも水深10m程度のほうが珊瑚、熱帯魚ともに豊富。彩り鮮やかな樹木の間を縫うように、赤や青や黄色の鳥たちが自由に飛び回る様は、地上に住む生き物からは到底想像ができない美しい世界。彼らにしてみれば、戦争や貧困、飢餓などが起こっている「陸地」の方こそ信じられないかもしれない。
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 この海域には図鑑に載っているだけで650種の海洋生物が生息しており、珊瑚の種類だけでも400種を越えるらしい。フィリピンにある珊瑚のほとんどが、この海域で見ることができるらしい。ウミガメも豊富。ダイブ毎に挨拶を交わし、一緒に泳ぐことができる。
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 2ndダイブはカレントダイブ(海流に身を任せるスタイル)。いきなり海流に乗ってゆっくり流れていくが、船が回収に先回りしてくれるかと思えば、あれ、泳いで戻るのね。ハイパーベンチレーションを起こさないようゆったり流れに遡って泳ぐが結構大変。普通はこういった場合、まずカレント上流に向かって泳いでから流れに乗って帰ってくるものだけど、It’s Philippine’s diving??

 最初はあれだけ不安だったのに、すっかり慣れてもっともっと水中の世界に留まっていたいと思うほど。ランチタイムは揺れが少ない浜辺に近いところに係留。島ではちょうど結婚式が開かれているようで、ドレスを着た男女が写真を撮っている様子が遠めに眺められた。
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 お弁当ランチは野菜チャーハンに果物いっぱい。地図で見て「行けたらいいなぁ~」って思っていたアポ島にこうやっていることの不思議。ボリューム満点で、今度は眠くなってくる。
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 そしていよいよ、ラストダイブ。
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 海面下の散策。しかし、ここもご多分に漏れず、海水の温暖化に瀕しているのも事実。赤道に近い珊瑚は徐々に白化が進み、このままでは信州でりんごを作れなくなる日もそう遠くはない。できるところから温暖化対策に取り組まねば、と海の生物たちから無言のメッセージを頂いた気分だ。

 帰り道。名残惜しく甲板に立っていたら、これで一気に上半身が日焼け。ヒリヒリで、水が当たっただけでも痛いほど。まぁ、これもまた良い思いでだ。

 最後の夜は、ロシアから来たカップルが隣に。やっぱり、英語が第二外国語である外国人の方がずっと話しやすいな。って、こんなんじゃいかん!改めて英語を勉強しようと思った。

 聞けば、明日からOWDの講習で初ダイビングとか、ドキドキだねきっと。バイカル湖の近くから来たらしい。正直「どこ?」って思ったけれど、iPadの地図を見ながら、この湖が素晴らしく美しいこと、いつか潜ってみたいことなどと言っていた。いつか行ってみたいな。

 ダイビングは怖いけれど、やっぱり非日常かつ現実にある世界を垣間見れる素晴らしい遊び。けど、機材を買ってまでははまらないかなー?過去の潜水記録を見てみると、ほぼ4年毎に潜っている、汗。ということは、次回は2016年か、笑?

 2012年 9月22日(土)
 楽しかったリゾートライフも、これで終わり。腹八分目なのがちょうどよいな。ここで白人向けの食生活をしていたら、すぐに丸くなってしまうし!でも、ここのパンは本当においしいんだな。
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 フルーツ盛り合わせのボリュームも、またすごいわ。
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 プールでは、昨晩にお話したロシア人カップルの講習が始まっていた。がんば!
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 ところで、このリゾート。お値段はお幾ら??

 参考までに。1人1泊1,200円(エアコンなし、天井ファンあり。温泉シャワー&トイレ付。食事は別)。ダイビング機器のフルレンタル(レギュレーター、BCD、マスク、フィン、ウエットスーツ、ウェイト、シューズ)は1日800円、ガイド・タンク・ボート(ジープ)込みのダイブ料は1ダイブ1,000円(自然保護費は別途)。ビール1本70円!日本に比べれば格段に安い(フィリピン人には高い><)。ヨーロッパの旅行口コミサイトで高評価だったのも頷ける。しかも、帰国してすぐ、PADI(国際的なダイビング団体)の5つ星ショップとなった吉報も!機材もスーツも比較的新しくてよかった。

 たまたま見つけたダイブショップ。うーん、こういう良質のスポットはあまり他人には教えたくはないのだけど、英語や会食が苦にならないダイバーのみなさん、選択肢にいかがでしょう?

 ちなみに、今回はホントにびびっていたので、特に海外ということもありダイビング保険に入っていった。万一海外で減圧症になれば酸素吸引や加圧チャンバー治療に加え、気圧が低い飛行機に乗れなくなるので帰国もできなくなり大変なことに。DANは世界的なネットワークで、海外での万一の際のサポートは心強い。不安がある方は、ぜひいかが?
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 ジンベエザメに出会えたらよかったけれど、自然界の彼には残念ながら会えず。また来いってことかなー?興味があるダイブ仲間がいれば、ぜひご案内します!気になる記事(ジンベエザメの餌付け)も発見。機会があれば、紹介したい。
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 さて、みんなとお別れして、再びトライシクルでドゥマへ。いよいよ、短かったフィリピンの旅も終わりに近づいてきた。到着してすぐは「オレ、大丈夫か?」と真剣に思ったが、今はもう帰りたくない一心であったが、そうもいかないこともわかっている。

 (つづく)
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by kanechins | 2012-09-23 23:40 | 「潜り」の独り言 | Comments(0)

フィリピン旅行記 6.Dauinでダイビング(前編)

 2012年 9月19日(水)
 朝から雨。旅の後半戦は「折角なのでリゾートもリサーチしないと」と思っていたけれど、なんか落ち込むわ。さて、「フィリピンのリゾート」というと、誰もが浮かぶのがセブ島では?実際、私もセブくらいしか知らなかった。けれど、いざ行くとなって調べてみると、実にダイビングスポットが多い国であった。

 その中でも、世界中のダイバーの憧れとされるのが、アポ島(Apo island)。国際的なダイビング雑誌(Sport Diver Magazine,2008)で「世界のトップ100ダイブスポット」に選ばれたほどで、サンクチュアリ(水中生物保護区域)になっている。

 そこで、アポ島に行けて、かつ現地人(もしくは外国人)経営の手ごろなリゾートを探したところ、ちょっとドゥマから離れるけれど、郊外のDauinに位置するLiquidが見つかった。メールを送ったところ、めっちゃフレンドリーな返事が速攻で返ってきた。細やかな相談にも乗ってくれたので、迷わずココに決定。

 Dauinまで行ってくれるトライシクルを見つけて値段交渉し、いざ!ドゥマの街は緑や花が多く、落ち着く。集落の合間には学校も。
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 普通は15時チェックインなのだが、事情を話すと「いつきてもオッケー!」みたいな感じだったので、早めに。なんとか雨は上がったけれど、空はどんより。ダイビングに対する自分の不安の現れか?でも、雰囲気はとっても素敵な場所!
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 メールをくれた経営者のZoeは男性と思い込んでいたけれど、実際に会ってみると女性!それであの細やかなメール返信だったのね、納得。現地スタッフも笑顔が素敵な方たちばかりで、不安は徐々に飛んでいった。

 しかし、ダイビングって、怖い。クライミングもそうだけど「-ing」が付くスポーツって怖いし危険。実際、水深20m付近でハイパーベンチレーションを起こしてパニックになったことが2度もある。いざというときも急浮上できない(血液中に溶解している窒素ガスは簡単に体外へ排出されないので、急浮上すると水圧の減少に伴い気泡が生じ血栓となる=減圧症)ので、遠のく意識の中で「あ、終わった?」って真剣に思った。ダイビングは2度とやらないはずだったのにな。あ、クライミングもいつもそう言ってるか。

 時間は存分にあるので、ワタシは不安を払拭すべく、ダイビング講習用の深さが3mほどある海水プールへ。自分、実は水が怖かったりもする。そもそもプールが久し振りなので足が付かないだけで最初はドキドキであったが、徐々に感覚を取り戻して泳いだ後、素潜りして耳抜きの練習。うーん、なんとかなるかな?
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 受付、ダイブショップ、レストランを兼ねたメインの建物。
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 今回お世話になるダイブマスターはフィリピン人のJun。まだ若いけれど、ダイブ本数は4ケタとか。挨拶も早々に、周辺のダイブスポットをレクチャーしてもらう。外洋に近く海がきれいなだけに、不安よりも期待が徐々に増してきた。
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 夕食はみんなで会食。Zoeは話を聞けばオランダ人で、ダイバー客もほとんどが白人。よくある会食スタイルで、白人向けにボリューム満点なディナー。隣に座った女性は水中カメラマンで、700本くらい潜っているとか。ウミウシを中心に、iPhoneで個展に出された素敵な写真をいっぱい見せていただく。海の底って不思議な生き物がいっぱい。
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 とにかく、静か!そして、涼しい!前半戦は街の雑踏や鶏の鳴き声、うだるような蒸し暑さで寝不足が続いていたので、今夜はたっぷり寝られそうだ。

 2012年 9月20日(木)
 セブ島から昇る太陽。鶏も声も響かず、久し振りにぐっすり眠れた。水中で居眠りしたら一大事なので、よかった。
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 朝食からボリューム満点。食べられちゃう自分にもびっくり。
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 Junから、今日のダイブポイントのブリーフィング。ん?チェックダイブ(事前にレギュレータークリアやマスククリアなどの技術確認を水中で行うこと)ってないのね、やっぱり。
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 ということで、いきなり本番。大丈夫か、自分?写真が、今回お世話になる船。
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 「殿様ダイビング」で有名なフィリピン。ウワサどおり、ギアはセットしてくれるわ、背負わせてくれるわ、フィンまで付けてくれるわで、ほんと殿様気分。クライミングで言えば、エイトノットを結んでくれる感覚。いいのか??まぁ、いいや、笑。
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 1本目はDauin South(max depth 19m/58min)、2本目はPoblacion(18m/54min)。Safety stopは5m/3min。時期外れではあったのであまり期待してはいなかったが、まずまずの透明度と珊瑚や熱帯魚もそこそこ見られて満足。最初は呼吸が整わずに焦りもあったが、なんとかコントロールできたので大丈夫そう。
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 ランチは一旦寄港して。サーモンががっつり入ったスープが美味しい。
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 ここに来て、天候が一気に回復!対岸に見えるのはシキホール島?
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 午後はジープに乗って、ビーチダイブ。
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 静かなビーチ。
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 漁師さん、お気をつけて。
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 停泊している場所の下は珊瑚礁。
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 3本目はMasaplod(18m/58min)、4本目はSahara(18m/64min)。
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 Marcが、なんと”Go Pro"で撮影してくれた1枚。水中ライトがないので、発色が得られないのは仕方ない。
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 1日に4本も潜ったのは初めて。今回はダイブコンピューターを借りなかったのでよくわからないが、こんなに潜って減圧不要限界を越えていないのか?久し振りのダイビングはクッタクタに疲れたけれど、それ以上に楽しかった。
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 夕食までの間にログブックを書いたり、水中の生き物を調べてみたり。今回見つけられた生き物で覚えた単語は"napoleon fish"、"sea star"、"lion fish"、"flat heat"、"box fish"、"anemone fish"、"stingray"、"nudibranch"など。それぞれ、何かわかるかな?

 答えは、ナポレオンフィッシュ(そのまんまや)、ヒトデ、カサゴ、ヒラメ、フグ、クマノミ(ニモ!)、エイ、ウミウシ。昔はよく潜っていたというカナダ人のおじさまにも色々と教えてもらう。
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 そして、夕食はマグロのステーキ。って、でかっ!!48も日々、1日5食を頂いているだけあって、完食、あっぱれ。
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 それにしても、静かな夜がこんなにありがたいものだなんて。考えたら、日本の夜って静かだよなー。
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 明日はいよいよ、念願のアポ島!小型船に往復2時間乗るので、しっかり休む。
 (つづく)
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by kanechins | 2012-09-23 23:30 | 「潜り」の独り言 | Comments(0)

フィリピン旅行記 5.Bacolod ~ Mabinay ~ Dumaguete

 2012年 9月18日(火)
 宿のすぐ下にあるJollibeeで朝食。朝早くから営業しているので便利。やっと食欲が戻ってきたので、少しがっつり朝食セット(PHP68≒140円)を。なんか給食を思わせる懐かしい味がした。
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 ジプニーに乗り、Bacolod郊外にある南部バスターミナルへ。ドゥマゲッティ行きのバスは長距離だけあって冷房付き(全便が冷房付きかは不明)。7時間超、210kmのバス旅で、運賃はPHP315(630円)。バスは毎日、午前3:20~19:00頃にほぼ40分ごとに出ている。
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 黄色い弾丸は海岸に沿って南下。時折小さな町や教会が車窓に飛び込んでくる。
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 それ以外は「砂糖の島」とされるだけあって、延々とサトウキビ畑が広がる。
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 イログ(Ilog)の街で一旦、大休止。バスターミナルに併設される売店に寄り、スナック菓子やお勧めアイス(MAGNUM・ALMOND)を購入。庶民には高いアイスだが、ベルギーチョコをふんだんに使用しめちゃうま!日本で売ったら人気出ると思うのにな~。
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 わ、マイス(mais、いわゆるメイズmaize)!48に買ってもらう。ボツワナの主食だけあって、懐かしい味~。試してはいないけれど、多分、日本でも飼料用とうもろこしを食べればこの味を楽しめるとは思うのだけど。
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 バスは緩やかに高度をあげ、山っぽい風景が広がってくる。畑状にバナナの樹が植わっている場所も少なくない。バランガイ(集落)がある場所には学校があり、バスへの乗降がある。
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 そして山村の町、マビナイ(Mabinay)に到着。ここでも大休止。
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 この先の峠を越えると、海峡を隔ててセブ島が見えてくる。かなりの勾配で、いつ終わるかわからないような道路工事が至る所で続いている。
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 海沿いの町、バイス(Bais)まで来ると、主要幹線道路に入るためか路面も良くなる。そして、峠を越えてから明らかに建物の雰囲気や人々の顔立ち(より黒く、マレー系っぽくなる)が違う。人々が使う言葉も違う(西海岸はイロンゴ語、東海岸はセブアノ語)らしい。
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 後で知ったのだが、ネグロス島の先住民は暗い色の肌をしたネグリト人に属する人たちで、フィリピンを征服したスペイン人航海者ミゲル・ロペス・デ・レガスピの部下たちは1565年4月にこの島に到来したとき、会った先住民の肌が黒かったので島の名を「ネグロス」と呼んだらしい。なるほど、黒く見えたのは気のせいではなかった。

 バスは快調に南下し、タンピ(Tampi)を通過。この頃から、海の色が今までの濁ったような茶色から紺碧に変わってきていることに気づく。外洋が近いからだろうか。町並みの風景もがらっと変わり、流れる車窓の風景に飽きはこない。

 そしていよいよダイバー憧れの地、ネグロスの州都ドゥマグェッティ(Dumaguete)に入る。地図とにらめっこしながら現在地を把握し、思い切って途中下車。そこからトライシクルで郊外の宿へ。
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 いつも思うが、私が話しかけると表情を変えずにビジネスライクな対応になるのだが、48がイロンゴ語で話しかけると「え~、なんでしゃべれるの?」「どこに住んでるの?」(私にはイロンゴ語は暗号なので、勝手な想像)ってな感じで盛り上がり、みんな笑顔になる。言葉って、意思をつなげるだけの道具じゃないなー。
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 ともあれ、サービスのホットコーヒーを頂き、長距離バスの振動から来る体の揺れも落ち着いてきた。時間もたっぷりあることだし、ドゥマの町並みを歩いてみることに。中心地に向かって下ると、両側に広大なキャンパスが広がる、フィリピンで唯一プロテスタント系のシリマン大学(Silliman Univ.)。放課後なのか、学生の往来が激しく活気が溢れている。

 さらに南下すると店舗が増え、車道の往来も賑やかになり街の中心地に向かっていることがわかる。左手に緑溢れるケソン公園(Quezon Park)が見えると、すぐ右側にベル・タワー(Bell Tower)が聳えている。この鐘楼は19世紀に建てられたものらしく、マリア像を祀った祠があり、行き交う人々が手を合わせていく。この鐘楼はスペインの統治に抵抗するモスリムの海賊がミンダナオ島からドゥマへ来襲してくることに備えた見張り台とされる。
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 ベル・タワー周囲は公園になっており、しばらく街の往来を眺めて過ごす。「何か落ち着くね」、「なぜだろう?」と。そう、ここは街の中心で交通量もきわめて多いが、この街ではクラクションの音がしないのだ。何か条例でもあるのか定かではないが(誰一人としてヘルメットはかぶってないし)、クラクションの音がしないだけでこんなに穏やかな空気になるんだな。
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 ケソン公園の西側には、ドゥマグェッティ教会(the Dumaguete Cathedral Church, the St. Catherine of Alexandria Church)が鎮座する。石造の教会としてはネグロス島で一番古いらしく、オリジナルは1754年から76年にかけて建造され、建物は1885年に、また現在の正面壁は1936年に再建されたらしい。
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 中に入るとひんやりとした空気が心地よく、抜けるようは広い天井からはステンドガラス越しの暖かな光が降り注ぐ。じきに礼拝が始まったので、膝を落としてみる。教会のドームに聖書の声が響きすぎ何を言っているのかさっぱり聞き取れないが、そういえば佐久に住んでいた頃に顔を出していた教会の神父さんは今頃どうしてるのかな、とか全く違うことを考えたりしながら、静かに流れる時間に身を委ねてみた。
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 日は西に傾き、暖かく湿った潮風も凪いできた。すると、ケソン公園にぞろぞろと人が集まってくる。どうやら早朝ラジオ体操ならぬ、夕方エアロビクスが始まるみたい。しばらく眺めていると、ここ何日もろくに体を動かしていないことに気がつき、目立たないよ~に後ろの方で仲間に混ぜて頂く。
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 実は、初エアロビ。舐めてかかっていたけれど、すぐに有酸素運動になり、蒸し暑い空気がまるでサウナスーツの用にまとわりつき、普段汗をかかない私でも大粒の汗が噴き出してきた。翌日、筋肉痛になったのは秘密。

 ドゥマの神様にもう一度手を合わせて旅と48の安全を祈り、ケソン公園を後にした。
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 ドゥマは港町でもあり、海岸線沿いに公園を兼ねた美しい歩道が続く。そこには海が見える小洒落たレストランが続き、なかなかの雰囲気だ。

 厳しい環境の中で1年間、San Dionisioでの活動、お疲れ様。
 そしてこれからの1年の健康と活躍を祈念して。一同、応援してます。
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 パナイ島ではイタリアンはなかなか食べられないらしく、ラザニアを中心に夕食を頂く。なんかいい街だなー。こんな場所に留学に来たら、勉強に身なんて入るのだろうか、笑。
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 帰りは歩けば良いだろうと思ったが、港を過ぎた途端に危険な香りを察知し48がトライシクルを止めてくれる。翌朝同じところを歩いたが、ほとんど照明がなく昼間でも怖い感じ。歩いて通っていたらかなり危なかったかもしれない。こういった感覚は、やっぱり日本に住んでいると鈍くなるな。 

 (つづく)
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by kanechins | 2012-09-23 23:25 | 「旅」の独り言 | Comments(0)

フィリピン旅行記 4.San Dionisio ~ Iloilo ~ Bacolod

 もうしばらく滞在してSan Dionisioという土地を体感したかったが、後が決まっている忙しい旅。挨拶も早々に、再びSaraの街を目指す。

 平らな大地に伸びるコンクリート道路の両脇は、バナナやココナッツが覆う丘陵地までは水田が延々と広がり、そこに点在する集落、頭を垂れる稲の刈り取りに汗を流す農夫たち、草をはむ水牛といった風景が流れていく。
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 道路の至る所で、脱穀された籾が丁寧に広げられて南洋の太陽を受けている。はざ掛けは、もしかしたら雨が多いフィリピンには向かないのかな?って、直接道路に広げてるやん!!雨が降り始めたらどおすんの??
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 バスやバイクは、広げられた籾の間を縫うように走る、この時期の風物詩なのかもしれない。しかし、後で知ったのだが、フィリピンは世界一のお米の輸入国らしく、お米の自給率は85%程度とか!?3~4期作が可能で、お米の生産量は世界8位の生産国でもあるのになぜ?お米の消費量が多いから?生産性が悪い?このことを知っていたら、そういう目で見てきたのに、本当に残念。。。

 SaraからIloiloへのバスは、今度は各駅停車。そのためか運転も穏やかで、車窓の風景をのんびり楽しめる。後半は寝不足であったためか爆睡してしまい、気づけばIloiloのバスターミナルであった。

 ジプニーに乗り、Iloiloの街を流す。途中、Jaro Church(ハロ教会)が。見事な鐘楼に感嘆。
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 イロイロで一番おっきなショッピングモール「SM City」へ。ちょうど昼時で小腹が空いたので、イロイロが発祥の地とされるバッチョイ(Batchoy)を頂く。ポークとチキンのコンソメベースであっさりしており、そこに馴染みのある麺とモツ系の肉、野菜などが入ったラーメン風。ニンニクが効いていて、汗で塩分を失っていたからか汁まで全て頂けた、グッチョイ。写真を撮らなかったのを後悔。

 ジプニーを乗り継ぎロビンソン。こうやってみると、結構な高級車が普通に走っているよな。これもフィリピンライフ。
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 さらにトライシクル(サイドカー付きバイクみたいなの:写真)に乗り換えて埠頭へ。
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 いくつか船会社があるが、ちょうどどの便も出たばかり。バコロド(Bacolod)へは1時間の船旅。根拠はないけど素早いイメージな"Super Cat"を選びチケット購入。エコノミークラス(冷房なし)はPHP250(500円)+ターミナル料PHP10(20円)。

 当然、チェックインにも荷物検査。待合室は冷房が効いて快適。そして、なんと無料のWi-Fiサービスが。後々知ったが、フィリピンでは公共施設やレストラン、喫茶店やホテルなど至るところに無料のWi-Fiサービスがある、セキュアかどうかは不明だが。久し振りにFBにログインし、ブログに写真アップ。iPodが役だったが、これならiPadを持ってきてもよかったな。

 コロニアルな教会は、今日も河口を行き交う船を見守っている。
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 フィリピンはバスは速いが、船も速い。後続の船を、この後ブッチ切る。
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 かっ飛ばしてくれたおかげで揺れはそれほどなく、(強烈な暑さを除けば)快適な船旅である。出るときに冷房室の前を通ると「冷蔵庫!?」と思えるような冷気が、極端だなぁ。
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 船はじき、フィリピン4番目の大きさの島であるネグロス島(Negros)へ着岸。波頭弾ける港を降りると、今度はタクシーの客引きが波のように押し寄せる。トライシクルで中心広場シティ・プラザへ。露天の花売りが、街に彩りと香りを解き放っている。
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 Bacolodは、イロンゴ語で”石の岡”を意味する「bakolod」から来ている。1770年、入植地が石の丘が多い場所(現在のGranada地区周辺)に建設されたのが由来らしい。第二次世界大戦中、1942年3月21日に日本軍に占領、のちの1945年5月29日にアメリカ軍により奪還された歴史がある。なんか、そんな地に立つだなんて感慨深い。

 中央広場に面するサン・セバスチャン教会(San Sebastian Cathedral)は街の象徴。
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 考えたら、旅の前半は環境変化や極度の暑さで珍しく食欲が失せていた。やっと空気にも慣れてきたのか空腹を覚えるようになったので、早速ミリエンダ(おやつ)に。フィリピンのファーストフードの代表格「Jollibee」で、JOCVで派遣されるとまず食べさせられるというパスタ(PHP49≒100円)を。バナナケチャップという甘~いケチャップが、ぶにぶにの麺にドンとかかっている。最初は「甘っ!」と思ったけれど、コクがすごくあってクセになる味。
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 ところで、フィリピンの消費税は12%と高い!高くてもそれが全国民に還元されていればよいが、どこに消えていくのだろう??

 広場から南は人々がひしめき合うマーケット街で賑やか。電化製品エリア、被服エリア、雑貨エリアみたいに分かれている印象。露天で魚介類も売っていた。調理場があれば買い物したいところだ。
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 こんなのでスープを作ったら、たまらんな。
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 夜は、これまたチェーン大手のInasalへ。ピリ辛チキンを頼む。なんとご飯はおかわり自由。カボスを絞った汁にチキンを漬けてほおばると、これがめっちゃうまい!フィリピンに来て思ったのが、鶏と卵がホントにおいしいってこと。グリルで焼きあげているので、鶏好きな私にとっては大変なごちそう。これでPHP99(200円)ってすごいわ。フィリピン人感覚だと1,000円相当と思われるので、無駄なくしっかり頂いた。
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 バコロドは「焼き鳥」が有名らしく、宿の前でも露天で売っていた。ご飯を3杯も頂いたので満腹ではあったが、ここの鶏は本当においしいのでもう1本!壁を背にして視野を確保し、クーラーボックスで冷やされたサンミゲルを片手に、薄暗い街並みを行き交う人々を眺める。オレンジ色の街灯に浮かび上がるぼわっとした情景は夢を見ているようで、本当にフィリピンにいるとは思えないな。
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(つづく)
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by kanechins | 2012-09-23 23:20 | 「旅」の独り言 | Comments(0)

フィリピン旅行記 3.Iloilo~San Dionisio

 2012年9月16日(日)
 ニノイ・アキノ国際空港の中では新造の第3ターミナルから、セブパシフィック航空でイロイロ国際空港へ。国内線はカードがあればネットで簡単にチケットを購入できるので便利。飛行時間は1時間ちょっとで、運賃は空港税など含めてPHP1,700(3,400円)程度。一旦国内に入ってしまえば、交通費が手頃(フィリピン人には高いな^^;)なのは旅行者には助かる。

 が、まずは空港ターミナルに入るのに一苦労。厳重な検査があり、まずは入口で大渋滞。
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 チェックインするまでも一苦労。なぜチェックインにこんなに時間がかかるのかナゾではあるが、まぁ、コレがフィリピンタイムなんだろうな。
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 カウンターでは「これ何?」「Donation(寄贈)?」とか聞かれる。焦っても仕方ないのに、「後ろが詰まってるのよー!」って思ってしまうのは日本人なんだろうな。英語で車いすをなんて呼ぶか知らず、そのまんまwheelchairであることをこのとき知る。うっかりして、手荷物申請してなかった48の方に車いすの重さが課金されてしまう。普通は2人分の荷物を合計して超過しない限り課金されないのに、ここは日本ではなかった。「良いように取り計らってくれるだろう」だなんて考えの方が甘かったわ、反省^^;。

 なんとかかんとか、搭乗。セブパシは機体も新しく、デザインも南国っぽく好き。
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 フィリピン上空は気流が乱れることが多いらしいが、48が言った通り確かに操縦も上手で快適なフライト。
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 残念ながら、パナイ島のイロイロ空港に到着したら雨。空港からイロイロ市内はかなり距離があり、タクシーで2~30分くらいは走ったかな?マニラと違って、運転手さんは極めて普通。メーターも普通に回してくれ、遠回りどころか、近道(悪路だったけど)で行ってくれる、Salamat(ありがと)!
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 バスターミナルで、すぐにバスに乗車。フィリピンでは大手のCeresという黄色い車体のバスが目立つ。冷房がないので窓を開ける。すると、雨が入ってきて窓を閉める。車掌のお兄さんが親切に窓を開けてくれるが、水が入ってくるのだよ~。
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 2時間くらい乗るが、これでPHP111(222円)、1って何よ、1って。48はたまに学生に間違われて、運賃が安くなったりするらしい。
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 いわゆるノンストップバスなためか、到着は早いが運転も速いっ、荒いっ。路面がビッタビタに濡れているのに、クラクションを頻繁に鳴らしつつガンガン車を抜いていく。広いパナイ島、そんなに急いでどこへ行く?途中、大きなバス停に止まると売り子の人たちが乗り組んでくる。
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 およそ100km離れた街、Saraに到着。ちょうどSan Dionisioに行くジプニーがいたみたいで、屋根に車いすを積んで乗りこむ。48はやたらデカいサングラスをしていたが、すぐに納得。ジプニーが巻き上げる砂ぼこりが即座に両眼に入って涙ぼろぼろ、眼も当てられぬ><(ハードコンタクトは辛いのよ)。
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 霞む眼に映る風景は、逆にとても落ち着くものがあった。
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 San Dionisioに到着してからは、もう48の街。みんな声を掛けてくる。車いすも丁寧に運んでくれてSalamat!
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 歩いて行けない距離でもないらしいが、「車いすもあるので」バイクでホストファミリー宅へ。え、バイクで!?郷に入れば、郷に従えだわな。素晴らしい運転技術に拍手だが、これこそコケたら車いす共々ちーんだな。。。

 マニラから飛行機、タクシー、バス、ジプニー、バイクを乗り継ぎ、恐らく日本ーマニラ間くらいの時間をかけて、なんとか無事にホストファミリー宅に到着!すごいとこで活動してるんだなー、48。

 ちょうど週末ということもあり、ファミリーは玄関口でご近所さんと麻雀中。普通にイロンゴ語で言葉を交わしている48に感銘を受けつつ、事前に聞いて用意してきた缶入りクッキー(缶が重要らしい)を手渡す。「日本のクッキーは本当に喜ばれるよ!」とは聞いていたが、ほんとにおいしそうに食べてくださるので、はるばる運んできた甲斐がある。普通にランブータンが置いてあるのが印象的。
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 夕食まで時間があったので、海岸を案内してもらうことに。48の任地が決まった時に見せてもらった写真のトンガリ山(島の名前は"Pan de Azucar” 砂糖パン??)が、実際に目の前にある、この不思議さ。
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 椰子の実って、改めてみるとこんなに実をつけるものなんだ!
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 海は、正直言うときれいではない。生活雑排水が浄化されることなく流れ込んでいるのだから仕方がない。住んでいる人たちにとっては、これがSan Dionisioの海。よそ者が「きれいじゃないなー」なんて言う方がおこがましいな。
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 この辺りで生まれた人たちは、ほとんどの人がこのまま一生をここで終えるらしい。シティ(ここではメトロマニラではなく、イロイロを指す)に行くことすらままならない。病院や交番すらないこの地域では、なるようにしかならない生活を強いられるが、これがここでの現実。
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 ところで、日本の皆が気になるひとつに48の仕事があろう。そもそもは、NGO(非政府組織)のHandicap International(ベルギー、スイス、ルクセンブルグ、ドイツ、イギリス、カナダ、アメリカ、フランスからなる途上国での障がい者支援団体:http://www.handicap-international.org/)が以前からパナイ島で広域に活動しており、JOCAへは現地での直接的な作業療法士としてのニーズに応えるべく要請があったとのこと。ただし、実態は日本で言う社会福祉士(social worker)ような仕事ニーズの方が強いみたいで、48はなかなか苦労している様子。

 たまたま、San Dionisioに極近いConcepcionでの活動レポート(http://www.handicap-international.us/in-the-us/in-brief/?dechi_actus[id]=208&cHash=bb603deb80)があったので読んでみると、NGOの達成目標は①政府の障がい者登録者数を40人から1,000人以上にする(48の話だと登録されたところで病院もないし、減免されるはずの交通機関がそもそもないなどほとんどメリットがない)、②昨年の倍額となる障がい者支援予算5,000ドルを確保する(48の話だとフィリピン政府そのものの福祉予算は相当あるらしいが、中間搾取が多すぎてほとんど末端には来ない。おまけに、福祉スタッフの給与すら出ていない状況らしい)、③2012年から3年間の地域開発計画を策定する役割を担う、④障がい者の社会生活支援を主導する、とある。

 が、そもそも収入源すらままならない地方の中の地方。何か事を起こそうとした場合、それが相当に困難なことは想像に難くない。(帰国後の後日談で、とうとうNGOのパナイ島からの完全引き上げが正式に決まったらしい><。48の運命やいかに!?)

 そうこうしていると、子供たちも帰ってきた。元気なサム(7歳)とシャイなヘヴン(2歳)はたまらなくかわいいな~。って、48のブログで見ていたよりも随分育っていてびっくり!じきにお父さんも帰ってきて食卓を囲む(失礼かと思って写真なし)。
 たっぷりおいしいご飯を用意してくださり、小エビを炒めたものや干し魚を焼いたものなどを供してくださった。特に、ご飯がおいしい!食事を頂きながら、お母さん(学校の先生をしていて英語が達者)と色々な話ができて楽しかった。

 フィリピンの夜は早い。旅の疲れで免疫力を落とさないためにも、ここはしっかり寝てリカバリーしておかないと。しかし、ただでさえ寝付きが悪いのに、とにかく蒸し暑くて眠れない。ワタシの周りの山ヤはご存じだと思うが、本当に暑さに弱いのだ。かといって、外で寝て蚊に襲われ搭乗前にデング熱を発症させるわけにもいかない。

 そして、狙ったかのように停電、うけるわ^^;。扇風機も止まり、空気が異様に重く感じるじめ蒸し暑い夜が訪れた。iPodの睡眠導入アプリを使おうが何しようが、眠れないものは眠れない。午前4時頃になってやっと涼を感じるようになり「さ、ほんとに寝るぞ!」と思ったら、今度はコケコッ攻撃。笑うしかないな。

 2012年9月17日(月)
 そして、フィリピンの朝も当然早い。気付けば、みんな洗濯とか活動を始めている。水を分けてもらい体を洗って、やっと人心地ついた。朝食で印象的だったのが、ナスとタマゴの揚げ料理みたいなやつ。すっかり詳細は忘れたけれど、これはうまかった!48、帰国したらみんなにふるまってー。

 子供たちは学校へ。そして、車いすを転がしながら48の出勤に同行。噂のダンス大好きリッキーとも無事に会えた。機嫌が悪かったらどうしようと48は心配していたが、妙にゴキゲンで一安心。無事に車いすも届けられ、こっちも一安心。写真は48の職場。
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 車いすが1つ届いたところで、焼け石に水なのかもしれない。けれど、多くの人たちの気持ちが詰まったこの車いすが、たとえ1人の生活に少しでも役立てば幸いである。しかし、見ていれば竹細工や木工細工、バイクの修理技術などは地域にはある様子。工具と金属材料などがあれば、車いすの修理技術はすぐに習得できそう。

 福祉の課題はそこに留まらず、地域の収入源確保やインフラ整備、食糧生産の確保、栄養管理、教育などイロイロなものが関係してくるのは、何もSan Dionisioだけの話ではない。しかし、48のイロンゴ語力には正直びっくり。この1年で地域に溶け込み、課題もイロイロと捉えてはいる。実行するのに予算や同僚の協力など課題山積に思えたが、山で鍛えたバイタリティーで残りの1年、活躍されることを祈っている。(つづく)
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by kanechins | 2012-09-23 23:15 | 「旅」の独り言 | Comments(0)

フィリピン旅行記 2.Manila

2012年9月15日(土)

 まさかの台風接近中。どうやらセブーマニラ間の国内線は昨日から飛んでいないらしい、まじか。
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 台風の影響で便が早まる可能性があったため早めに家を出るが、あまりに早く着きすぎてカウンターも何も閉まっていて手持ち無沙汰。1人だと荷物を見ておいてもらうこともできず不便だこと。
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 成田空港で、梱包された車いすを受け取る。「空飛ぶ車いす」という(財)日本社会福祉弘済会が主催するボランティア制度があり、工業高校の生徒たちが再生してくれた車いすをアジアで必要とする人々に贈るというプログラムで、有志の旅行者が各国まで運ぶリレー作業。平成22年度までに18カ国、4,900台超の実績がある。どなたでも参加できるようなので、興味がある方は是非HPをご覧いただきたい。受け入れ国までの車いす分の手荷物料金は免除される。http://www.nisshasai.jp/soratobu/index.html
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 と、気軽に引き受けたものの、実は恥ずかしながら車いすを触るのは初めて。もっとちっちゃくて軽いものだと思っていたが、なんの。もっとも、重たい方が頑丈なので良いのだろうけれど、無事に届けられるのか?整備した高校生の顔とかが浮かび「なんとしても届けなければ」と考えると、(良い意味で)なお重たく感じる。
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 機内持ち込み検査では、靴までX線を通される。成田から台北経由でマニラ入り。乗換時間を入れると6時間の旅。短いフライトなので機内食はないだろうと朝からがっつり食べておいたら、結局、どっちの便も機内食が出ていきなり胃拡張。食べなきゃいいのに、貧乏性だなー。
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 台風がフィリピン沖にいるためか気流が乱れ、飛行機に遅れが。ニノイ・アキノ国際空港に到着したのは、現地時間(日本との時差は-1時間)で16:30頃、1時間以上の遅れ。しかもイミグレでやけに質問攻めに会う!?初めての空港ってかなりドキドキなのだが、はるばる48が迎えに来てくれたので心強い、ありがと!

 メトロマニラに着いての印象は「思ったよりも暑くない」であったが、これは大きな間違いであったことに気付くことに。マニラの空港タクシーがヤバイという話は聞いていて、協力隊員でも毎回苦労するとのこと。明朝にはまた飛行機で移動するため空港から比較的近いパサイを選んでくれたのに、案の定、遠回りはするわ、有料道路に入るわ^^;。まぁでもすっかり暗くなっちゃったし、車いすもあるし、雨はざんざん降るわで助かったけれど。

 落ち着いた後、SMモールオブアジア(SM mall of Asia、略してMOA)へ初ジプニー(乗合ジープ)で行ってみることに。ぎゅうぎゅう詰めなので、スリに注意。「お勘定」は「バヤッド!」と言えば、みんな手を出して運転手にお金を渡してくれる。運転手は誰がいくら払ったか覚えていて、運転しながらてきぱきと清算してくれる。距離に応じて料金は増えるらしいが、基本はPHP7=14円。フロントに行き先が書いてあるが、そもそもそこがどこなのかわからないのが核心。
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 強いスコールが降るなか、MOAへ到着。雨は止みそうにないので、ええいと駆け込む。入口で荷物と身体チェックを受け、入ってびっくり。なんだここは?MOAは2006年に埋立地に造られた、「アジア」最大級のショッピングモール。
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 500の店舗、180のレストラン、シネコンにスケートリンクと、東京ドーム8つ分の広さに人が溢れている。
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 毎晩、花火が打ち上げられるというのにもびっくりだわ。
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 中を歩けば、それこそLUSHまである。フィリピン初上陸らしい「UNIQLO」があるらしいので探して行ってみる。開店に際し、徹底した店員トレーニングがなされたそうな。品揃えも敷地面積もかなり豊富。価格は日本よりもちょっと高いくらいだけど、多くの客で賑わっている。自分もよく利用するが、価格の割に品質が良いので、もしかしたらこれからフィリピンでも増えていくかもしれない。もっとも、都市部だけだろうけれど。
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 小腹が空いた頃合いに、吉野家発見!
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 どんなものかとノーマル牛丼を試してみるが、うん、特にフィリピン人向けに味を変えているということもなく、吉野家そのまんま。違いといえば、カリフォルニアロールみたいなメニューとか現地メニューが色々あったこと。
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 帰りはどの方面のジプニーに乗ればよいのかわからず、歩いて帰る。が、途中からちょっとヤバそうな暗い路面に。一応前後を確認して高架橋を渡ったが、久しぶりに緊張した。こんなところで囲まれたら即アウトだったな、反省。

 スーパーでフィリピンのビールを購入。サンミゲル(San Miguel)という銘柄がメインで、パンチの軽い方からLight、Pilsen、Red Horseとラインナップが。コクも香りも軽めなので、つい量を飲んでしまいそう。店で飲んでも1本PHP35(70円)程度。コーヒー1杯が平均PHP50くらいするので、ビール党にはたまらないだろうな。
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 とにかく、マニラだけを見ていたら危うくフィリピンという国を誤解していたかもしれない。

 さぁ、いよいよ旅が始まる。(つづく)
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by kanechins | 2012-09-23 23:05 | 「旅」の独り言 | Comments(0)

フィリピン旅行記 1.序章

 フィリピンは石垣島からわずか南方1,000kmに位置する、日本から一番近い東南アジア。日本に在住するフィリピン人は少なくはない。夜の街に繰り出せば、お会いしたことがある方もいるだろう。私としては偏見ばかりで、フィリピンのことは場所も含めて全くと言ってよいほど知らなかった。今となっては環太平洋の一員として恥ずかしい。

 一足遅い夏休みを頂き、9月の連休を絡めて15日からの9日間、山仲間48が活動するフィリピンを訪れてきた。48が元気にやっているか気になっている山仲間も多いようなので、この場を借りて報告したい。

 正式国名はRepublic of the Philippines(タガログ語ではRepublika ng Pilipinas)。スペインに統治されていた歴史があり、1542年にフェリペ皇太子の名からラス・フィリピナス諸島と名づけられたことに由来するらしい。複数形であることは、7,100を越える島々から成ることに関連あり?
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 国旗の青は理想、赤は勇気、白は平和と平等を象徴する。ボツワナもそうであったが、国旗の白に「平和」や「平等」の意味が込められるケースは多いし、考えさせられる。太陽は自由を、そして3つの星は主要諸島であるルソン、ミンダナオ、ビサヤを意味するらしい。
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 国土面積は日本の8割に相当する29万平方キロ、人口は日本の7割超に相当する8,900万人。首都マニラの人の多さには辟易するが、かといって地方で生まれて一生を地方で過ごす人の多さを考えれば、首都への人口集中度はそれほどでもないか。

 興味深いのは民族構成。国全体ではマレー系が95%を占めるというが、島によって微妙に異なる印象。島国なのだから、島によって民族構成が異なるのは当たり前か。
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 言葉はマニラのあるルソン島ではタガログ語が主。48が活動するパナイ島はイロンゴ語で、似て非なる言語らしい。例えば「おはよう」はタガログ語ではMagandang umagaであるが、イロンゴ語ではMaayon agaとなる。そもそも海で隔たれた島国なので、80前後の言語グループがあるとか。英語がほぼ通じる印象ではある。

 経済。2011年のフィリピンのGDP(国内総生産)は約2,130億ドル(日本は5兆8,700億ドル)。1日2ドル未満で暮らす貧困層は3,800万人(国民の40%)と推定されており、実際に都市部と地方を歩いてみてその格差は歴然。町中には銃を持っている人も少なくないみたいで、スーパーに入るだけでも荷物検査を受ける。事件も多く、特にマニラで無闇に出歩くのはかなりリスキーに感じた。
 「地方の若者はマニラに行きたがるの?」と聞くと「海外に行きたがる」とのこと。優秀な人材の海外流出も大きな課題になっている。かたや、マニラにはメガマートと呼ばれるショッピングモールも多い。店揃えや街行く人々の服装を見たり、普通にiPadやiPhone で写真を撮る若者も少なくなく、マニラだけ見ていればこの国に貧困層は無縁にすら感じる。

 気候。熱帯モンスーン気候に属するフィリピンの年平均気温は27℃前後。長野の年平均気温が12℃前後であることを考えれば、いかに暑いかがわかる。ところが南北に1,000km超と長く、また東西や内陸かでも雨の降り方が違うらしい。雨期ということもあるだろうが、毎日スコールが降る印象。

 物価。通貨単位はPHP(フィリピンペソ)、タガログではpiso。ペソというあたり、スペイン統治の名残を感じる。やたらとお札に種類があるので「なぜ?」と聞くと、偽札が出回って新札が出ているらしい。2015年には旧札が使えなくなるとか。
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 およそPHPを2倍すれば日本円になるので計算はしやすい。円に換算して考えると物価は安くは感じるが、年収などから換算すると「10倍換算」くらいが適当かもしれない。そうすると、どちらかというと日本よりもはるかに物価は高いな。

 食べ物。基本的に、3食お米を食べる。長粒米と日本の短粒米の間くらいで、さらりと炊きあげる。長粒米ほどサラサラしてないので、日本人には十分においしく感じる。
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 それに加えてミリエンダ(おやつ)。ボリューム少なめメニューが至るところにある。特にイロイロが発祥とされるバッチョイ(Batchoy)はポークとチキンだしのラーメン風で、汗をかいた後にはたまらなくおいしい。ということで、暑さと戦うために(?)、フィリピン人は1日5食が普通らしい。ちなみに、野菜はあまり食べないし、そもそもあまり売ってない。売っていても高い。

 携帯電話。町中を見る限りかなり普及しており、平面的な地形のせいか電波もかなりの田舎でも通じる印象。通話料は安くはないみたいで、メール(フィリピンではtextといい、動詞として普通に使われる)が流行している。Xperiaとかiphoneも売ってはいるが、高嶺の花と思われる。
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 実は、東南アジアは初体験。季節は雨期で、台風シーズン。PEXチケットは連休で高くて手にできず、台風で飛行機が飛ばなかったらアウト。つくばに身を置かせてもらいながら、デング熱やコレラ、マラリアや感染症などを患って帰国できないなんて事態に陥った日には、冗談抜きで洒落にならない。おまけに、1度死ぬかと思って2度と潜らないと誓ったダイビング。減圧症で帰国不能(飛行機に乗れなくなる)なんてなったら、クビになるかもしれない。けれど、これを逃すとフィリピンには2度と行く機会もないだろうと、ええぃと飛行機に乗ったまでだ。(つづく)
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by kanechins | 2012-09-23 23:00 | 「旅」の独り言 | Comments(0)

Taipei

Waiting for being swallowed by huge sparrow in Taipei, on the way to Japan. Her nose faces to far east islands, I pray.
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by kanechins | 2012-09-23 14:14 | 「旅」の独り言 | Comments(0)


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