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映画「デッドクリフ」 (R15+)

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(C) 2009 Gaumont / Sombrero Films. All Rights Resereved.

 全ては「立入禁止」の看板を無視したクライミングから始まった。次から次へと何者かに襲われる仲間たち。「この山は、何かおかしい」。気がついたときには退路を断たれ、得体の知れぬ謎の影に追いつめられていく...。

 こう書くと、何かB級映画の雰囲気がプンプンするのだが、なんのなんの。映画としては、強烈な恐怖に苛まされた1本。一般の方々が観る以上に、クライマーは恐怖倍増ではないだろうか?ましてや、私はホントに軽い高所恐怖症(--;)。迫り来る闇、渦巻く霧。これだけでもリアルにドキドキものなのに、強烈な音響効果も重なってたまらんかった。
 こんなん観たら、もう怖くてVia Ferrata(ワイヤー1本にセルフを取りながら登るスタイル、ヨーロッパに多い)なんてできないっ!!でも、やっぱ山で怖いのは動物よりも、人だな。

 山をやる人は、家族に観させてはいけない。
 山の世界に引き込もうとしている彼氏、彼女に観させてもいけない、かな^^;? 
 フランス映画らしく内容、ラストもかなり激しいので、高いところとホラーがニガテは人は、ご遠慮されたほうがよいかな?なるほど、R15+だわ。

 【個人的評価 ☆☆☆☆★】  (ホラー映画としての評価を含む、こわすぎ。。。)

原題 Dead Cliff
監督 アベル・フェリー
出演 ファニー・ヴァレット (Chloe)
    ジョアン・リベロー (Loic)
    ラファエル・ラングレ (Guillaume)
    ニコラス・ジロー (Fred)
    モード・ワイラー (Karine)
製作年 2009年・フランス 85min



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by kanechins | 2011-10-30 21:29 | 「映画」の独り言 | Comments(0)

映画「私の中のあなた」

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 白血病の姉ケイトに臓器提供するドナーとして、遺伝子操作によってこの世に生まれた11 歳の少女アナ。弁護士でもある母サラは愛する家族のためなら当然と信じ、アナはこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきた。そんなある日、「もうケイトのために手術を受けるのは嫌。私の体は、自分で守りたい」とアナは辣腕弁護士を雇い、両親を相手に訴訟を起こす。しかし、その決断にはある隠された理由があった。

 レンタルショップで「何かないかなー」って物色しているときに、たまたま近くのカップルが「あったあった、これだよ」って会話を聞いて選んだ。病気と闘うということ、家族の絆などを考えさせられる逸品であった。涙もろい人は要注意、良作品。

 お独りででも、ご家族ででも。「家族ってなんだろー」って考えるあなたにぜひ。

【個人的評価 ☆☆☆☆★】

原 題 My Sister's Keeper(原作 ジョディ・ピコー)
監 督 ニック・カサヴェテス
出 演 アビゲイル・ブレスリン(アナ)
     ソフィア・ヴァジリーヴァ(ケイト)
     キャメロン・ディアス (サラ)
製作年 2009年(アメリカ)110min


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by kanechins | 2011-10-29 21:36 | 「映画」の独り言 | Comments(0)

2011クライミング日本選手権。

 2011年10月21日(金)
 まだ随分先だと思っていた日本選手権が、いよいよ始まる。
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 仕事を終えてから現地入り。ちょうど地元TV局の取材が行われていた。巨大マンモスも登場!野尻湖のナウマンゾウとケンカにならないとよいけれど。
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 マンモスはみんなの人気者!それにしても、映画の影響か山でのマムート率が随分と高くなったなー。昔は畏れ多くて身につけられなかったものだが^^;。
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 ナウマンゾウはElephas(アジアゾウ)属の亜属に属するが、マンモスの属するMammuthus属も同じElephas属の亜属らしく、遠い親戚ということのようだ。とりあえず、Mなので踏まれてみた。
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 ところで、会場は越冬場所を探しに潜り込んできたクサギカメムシ(Halyomorpha halys)の大群により、強烈なにおいが充満!技術的にお手伝いできないワタシは掃除に精を出す。この臭い、薄めると香水になるって知ってる??

 今回は視覚障碍者の大会も同時開催。事前に熱で膨らむインクを利用した「飛び出るホールドマップ(?)」でルートを覚えるとか!?す、すごいな。
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 さぁ、いよいよ明日から本番だ!早く寝ないと、と言いながらも、遠路から駆けつけたShige達との話も弾み、結局夜更かしに^^;。

 2011年10月22日(土)
 いよいよ、本番。選手でなくとも緊張が走るっ。
 男子は52名、女子は24名がエントリー。予選はフラッシュ形式(他人の登りを見ることが可)で、左右のA、Bルートに分かれて2本登る!ビレイヤーはワタシを含めて10人。「大勢いて楽勝!」って思っていたら、決勝まで含めれば1人当たり20回はビレーしないといけない計算!?こりゃ、我々もガンバだわ^^;。

 写真は、日本を代表する松島選手の登り。
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 みんな、がんばる、ガンバル!
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 取り付きから見上げると、いかに急かが伺える。
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 選手は次から次へとルートに取り付くので、スムーズな運営を心がける。そうこうして、全選手の152登が無事に終了。

 続いて、視覚障碍者日本選手権予選!大会はトップロープ方式で行われる。障碍の程度により3段階に分かれるとのこと。「まるでホールドやスタンスが見えているのでは」と思えるほどの素晴らしい登りに感嘆の声が!
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 「NO sight, but ON sight」のフレーズで有名なNPO法人モンキーマジック代表であり、視覚障碍者へのクライミングの普及・指導に尽力されている小林さんの登りもすごく印象的!体を決めたところでホールドやスタンスをまさに手探りし体を上げていく姿は心を打つものがあった。

 そうこうして、男子26名、女子8名が勝ち残り、初日の予選は無事に終了。長野を代表するESのDKにN嶋くん、我らがAWのKanayoさんも見事に予選突破!すごいな~!!健闘を祈るっ!!

 2011年10月23日(日)
 まずは、男子の準決勝から。ここからはオンサイト形式(他人の登りを見ることができない初見でのトライ)。双眼鏡を片手に、ホールドやスタンスの確認に余念がない選手たち。
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 次々にトライする選手たち。正面から見ても遠いボルトは、横から見ればさらに遠い。基本的に選手は突っ込んで墜ちるため振られる距離も半端なく、ビレーも緊張の連続だ。
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 そして健闘の結果、な、なんとDKは決勝に勝ち残った!いつの間に、こんなに強くなったんだー!

 一旦、会場はクローズされて決勝のルートセットが始まる。日本を代表する選手たちがトライするルートは、当初の想定よりも厳しくなりそうだ。そして始まった、オブザベーションタイム。
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 そして、いよいよ決勝!巨大ハリボテにランジ!
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 この体制でレストできるって^^;。
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 ハリボテから戻る部分が難しいらしく、多くの選手がここで苦戦を強いられる。観客の応援にも力が入る。
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 決勝で最高到達点に達したのは2人という接戦のなか、最終的に大会を制したのは松島暁人選手であった!
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 男子決勝のダイジェストはコチラから。
 女子決勝のダイジェストはコチラから。共によくまとまってます^^。

 2011 JFA日本選手権のリザルトはコチラ。DKは第7位、Kanayoさんは第8位!強豪を相手に、ほんとがんばったよ~!

 最後に選手、スタッフたちで記念撮影!みなさん、お疲れ様でしたっ!
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 それにしても、やはりビレーは奥深い。20人ほどビレーさせていただいたが、納得がいくビレーなんてわずかだなー。それでも、ボルトを離れてからどーんと堕ちる人をスムーズに落とすなんてことは普段なかなかできないし、日本を代表する選手たちの間近で緊張感溢れる登りに接することもまずないので、とてもよい機会であった!
 素晴らしい機会を与えてくださった組長、県山岳協会、そして本大会役員の皆様にも感謝です。

 さいごに。女子優勝の野口選手とステキな仲間たちと一緒に。
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 野口選手の登りは、もはや芸術の域。見るからに困難なルートを完登した瞬間は、ほんとに感動!!今後のご活躍を一同、信州からお祈りしてます!!
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by kanechins | 2011-10-23 23:05 | 「岩」の独り言 | Comments(0)

映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」

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 主人公ジャックは『ハロウィン・タウン』の王様。ここの住人達は怖いことや、人を驚かせることが大好き。「ハロウィン」当日は町の住人達は大盛り上がり。だが、ジャックは毎年同じことの繰り返しに辟易し始めていた。
 そんな時、ジャックは森の奥で陽気で明るい『クリスマス・タウン』の別世界に紛れ込む。初めて見る美しい雪景色の中、色鮮やかな電飾で飾られた街全体が祝う『クリスマス』に心を奪われたジャックは、自分達の力で『クリスマス』を作り出そうと計画を立てるが。。。

 ストップモーション・アニメーションに最新のデジタル映像技法を組み入れたミュージカル調の作品で、とにかく映像がきれい!ストップモーションとは思えないスムーズかつリアルな動きも見もの。ファンタジーとホラーな世界観がマッチングした独特な雰囲気もたまらない。

 ストーリー展開も観ていて安心100%、時間も70分強とコンパクトで、ココロが疲れた休日の夜に甘めのコーヒー片手に観るもよし、家族で仲良く夕食後のデザートでも頂きながら観るもよし。折りしも、もうすぐハロウィンだ。幽霊犬zeroには癒されるわー。

 【個人的評価 ☆☆☆☆★】

  監督:ヘンリー・セリック
  製作:ティム・バートン、デニーズ・ディ・ノーヴィ
  原題:The Nightmare Before Christmas (76分) 
  1993年・アメリカ


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by kanechins | 2011-10-21 00:28 | 「映画」の独り言 | Comments(0)

映画「フィッシャーキング」

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 挑発的な話し口で人気を博していたDJ.ジャックは、熱心なリスナーの相談にいつもの調子で答えたことによって悲惨な事件を引き起こしてしまう。
 職も名声も失った彼はヒモ同然の身分に落ちぶれる日々。ある日、浮浪者狩りの若者たちに襲われたジャックは、奇妙な浮浪者パリーに命を救われる。聖杯を探す使命を神から与えられたと語るパリーは、ジャックに手助けを求める。最初は嫌がっていたジャックだったが、パリーの身の上を知るにつれ心境を変化させていく。。。
 
 主人公はジャック(ジェフ・ブリッジス)だが、映画の印象はやはりバリー(ロビン・ウィリアムズ)に牽引されている。なんと、監督は当初ブルース・ウィルスの起用を考えていたようだが、ここはロビンで正解でしょう。聖杯を探しながら、それぞれが本当に探しているものを最後に見つけるという、安心して観られる1本であった。

 日本人にはあまり馴染みがないかもしれない「聖杯伝説」のひとつ、「漁夫王」(フィッシャー・キング)をモチーフとした1本。観る前に、ネットでカンタンに「漁夫王」について調べておいたほうがよいかも。ちなみに、有名な「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」も「聖杯伝説」をモチーフにした作品である。
 
 映画など観るヒマもないほど忙しい時に、敢えて深夜にひとりスコッチを片手に観たい感じ。
 
 【個人的評価 ☆☆☆★★】
(評価が低いワケではなく、ちょっと疲れていたのか素直に受容れられなかった感じかな)

 原題:The Fisher King、1991年アメリカ
 監督:テリー・ギリアム 137分
 1991年 ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞
 1991年 ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ロビン・ウィリアムズ)
 1991年 ロサンゼルス映画批評家協会賞 女優賞 (マーセデス・ルール)
 1992年 アカデミー助演女優賞 (マーセデス・ルール)


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by kanechins | 2011-10-19 20:43 | 「映画」の独り言 | Comments(0)

青森県黒石市にて。

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無事に到着するも、さ、さぶい!おひさまが出ているのに、手袋が欲しいくらい。いつか滑りたい岩木山をバックに、って無理か。
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by kanechins | 2011-10-18 12:18 | Comments(0)

盛岡にて。

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思ったよりも風が冷たい。これから高速バスに乗り換え、まだ道は半ばだ。いつか登ってみたい岩手山をバックに。
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by kanechins | 2011-10-18 09:44 | Comments(0)

もしも、PCの電源が入らなかったら。

 それは、突然に訪れた。PCの電源ボタンを押しても、ウンともスンとも言わない。データは大丈夫なのか?修理にどれくらいの時間と経費がかかるのか?購入してわずか2年ほどで電源が入らないってどいうこと!?職場のPCはほとんどがBTOパソコンだが、こんなことは初めてだ><。

 ブログの更新はもとより、週末の山行計画や気象データの確認、登山届の提出、山岳会HPの更新、掲示板の管理、会報の作成、i-podのデータ更新、メールやニュースのチェック、銀行の口座管理、来週の出張の準備、プレゼン資料の作成、デジカメ写真の整理。あれこれやろうとしていたことができない、汗。

 いざ使えなくなると、こーんなにもPCに依存していたんだということがわかった^^;。

 すぐに、購入元のD社にメール。返事は早かった!まるで想定されていたかのように(--;)。が、PDF版の「修理見積書」を見て唖然。消費税、送料も加えると、ほとんど40,000円!!!あ、ありえへん。。。

 ということで、自分で直すことに。

(1)コンセントの確認。パソコン裏の電源ユニットのLEDは点灯しているので、100Vは来ているようだ。が、このLEDに振り回され、「電源ユニットはOK」と思い込んでしまう><。
(2)放電作業。電源ケーブル、周辺機器、C-MOSバッテリー(3Vボタン電池、計測したら定格電圧)だけでなく、HDD(ハードディスクドライブ)やDVD、メモリー、接続ケーブルなども全てはずし、3時間放置。が、好転せず。
(3)他のパソコンにHDDを移して起動。起動できたので、HDDはOK。いよいよ、マザーボードか?
(4)マザーボードのLEDが点灯してない?確か、電源が供給されていると電源OFF時でもLEDが点灯するはず。ということは、もしや??

 と思って声をかけたら、280WのSFX電源(micro-ATX用)を借りられた。マザーボードと接続し、祈るような気持ちで電源を入れると・・・起動した!!ヨカッター^^。写真右が亡くなったATX電源ユニット。
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 早速、市内の電気店を3軒回ってみたところ、一番手ごろかつ信頼できそうな「玄人志向」の400W電源を発見。価格は3,970円と、10分の1の経費で修理できそうだ!しかも「80PLUS」の高変換効率、耐熱コンデンサの採用、大口径12cmファンによる静音設計に加え、400Wにパワーアップ。さらにはOPP(過負荷保護)、OVP(過電圧保護)、SCP(短絡保護)、NLO(無負荷運転保護)機能まで付いている。このファンの大きさを見よ!今までのショボいユニットとは大違い。
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 「予算を抑えられたこと」、「バックアップの必要性を感じたこと」、「電源出力に余裕が出たこと」から、ちょうどバルクで500GBの内蔵型HDD(7,200rpm)がなんと嬉しい3,170円で販売されていたので、SATAケーブル、インチネジと合わせて購入。
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 まず、追加するHDDをケースに入れ、インチネジ4本で固定。
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 SATA 1に増設ドライブを、SATA 4にDVDドライブを接続。まぁ、これはどこでもよいのでしょう?
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 次に、電源をケースに装着。付属のネジ4本で固定する。
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 24pin ATXと4pin ATXをマザーボードに接続。
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 さらにケーブルをHDDドライブ、DVDドライブにも接続し、ケース内の通風を考慮して配線しプラバンドで固定する。
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 そして、電源を接続して通電してみると・・・やたー!マザーボードのLEDが無事に点灯!
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 ケースにふたをして、ディスプレイやLANケーブルなどを接続して起動。C-MOSバッテリーを取り外したので、BIOSの設定から行う。そして「Boot Device Configuration」でHDDが認識されていることを確認。
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 しかし、このままでは使用できない。「コンピューターの管理」画面(XPでは「マイコンピューター」を右クリックし、「管理」で起動)へ進み、その中の「記憶域」-「ディスクの管理」をクリック。
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 認識されていないディスクをクリックし、右クリックで「ディスクの初期化」-「ダイナミックディスクに変換」-「新しいボリューム」をクリックすると写真の画面が出てくるので、ファイルシステムが「NTFS」になっていることを確認して「次へ」をクリック。
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 すると、増設ドライブのフォーマットが始まる。うちのPCでは、500Gのフォーマットに1時間半程度かかった。そして、新たなドライブF:として認識され、使用可能に^^。
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 写真が、問題の電源。写真じゃわかりづらいが、赤い円で示した2次側コンデンサがパンパンに膨らんでいた。恐らく、内部は破裂していることだろう。
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 ほんとに、無事に直ってよかった!故障の結果、信頼のある電源へ更新、HDDの増設、しかもファンがすごく静かで起動しているのかわからないほど!パワーアップして還って来たので、まぁよしとしよう^^;。

 すぐに電源を貸してくれたでんちゃん、「電源ならあげるよー」って言ってくださった天飾さん、yoshiにも感謝です、ありがとうございました!って、みなさん、電源ってふつーに持ってるものなのね!?

【注意:修理は自己責任で行ってください。データの消失や感電、火災などが発生しても責任は負えませんので悪しからず^^;】
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by kanechins | 2011-10-15 05:10 | 「日常」の独り言 | Comments(0)

仏壇岩偵察から、小川山物語

 2011年10月10日(体育の日)
 さすが、晴れの特異日!今日は、前から気になっていた小川山・仏壇岩へ行ってみることに。今日は朝から続々と、多くのクライミング仲間と偶然の再会!シーズンの到来を感じる。お話しているうちに、どんどんと時間が^^;。

 金峰山への林道を進み、フェニックスの岩場に出る手前の沢が「涸沢」。西股沢第1号堰堤から仏壇岩が望める。遠いなぁ~!
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 林道をちょっと進んで右手の窪地に入り、一段上がったところから右に進み涸沢に戻る。沢を詰めると、程なくして「13番」と書かれた大岩に出て、右手のトレースを辿る。
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 ケルンが乱立する広場に「涸沢岩峰群」の看板が白樺にくくりつけられており、左へ。じきに沢に戻る。沢を詰めると傾斜が増してくる。ここで「左にトレースがあるよー」と言われるが、トポには「ガレを詰める」とあったので気に留めなかった。
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 さらにガレを詰める。なんだか、最近崩落したと思われるガレが多く、すごく不安定。
 沢の上部は四つん這いになるほど。一部、自動車大の岩が今にも墜ちそうな部分がある。岩雪崩を起こす危険があったので、左岸(上に向かって右側)に渡り、安全なブッシュの中を登る。落石についたキズから、そんなに古いものではないことがわかる。冷蔵庫大の岩も浮いており、かなり危険を感じた。3月の地震によるものか?

 さらに沢を詰めると、多分これが「ペンギン岩」だろう。かわいー。
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 さらに仏壇岩を目指そうと本流へ戻る。いつ岩が崩れてくるかわからないほどの状態であったので、前衛峰の基部で引き返すことに。
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 ちょっとした地震が来たら、こりゃアウトだ。感覚的には、奥又白C沢よりも危険な感じ。こんなもんなのかな?
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 冗談抜きで岩雪崩に巻き込まれる危険を感じたため、右岸(下って右側)のブッシュに入る。すると、右側の岩を回り込むようになり、もう1本のガレ沢に出た。基部からボルトラダーが望めた。本流を下るよりはまだ安全そうだったので、この沢を下ることに。
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 すると、行きに分岐があると言われた場所に出てきた^^;。次回(あるのか?)は、ここから登ることとしたい。それにしても、ペンギン岩下部はあの状態がフツーなのだろうか?過去に登られた方、ぜひ教えてください。
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 結局、ロープ2本、ギア2セットを担いでのタイヘンなハイキングとなってしまったが、まぁ偵察と割り切ればこれまた楽しものだ!?

 行きはすごい賑やかだった廻目平も午後はすんごく静かに。兄岩を見上げるとだーれも登ってない感じだったので、普段なら順番待ちで触れない「小川山物語(5.9)」に行ってみる。ワタシは随分前に触ったことがあったので、パートナーがマスターでOSトライ!じわじわとホールド、スタンスを見極めながら、見事OS!ワタシも再登させてもらう(RP)。やっぱシビれるわぁ~。
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 廻目平も徐々に色づいてきた。いよいよシーズンインだ。今年はどんな物語が待っているのだろう。フリークライマーのみなさま、どうぞ今年も遊んでください^^。
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by kanechins | 2011-10-10 23:50 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(0)

瑞牆十一面岩「ベルジュエール」

 2011年10月 9日(日)
 瑞牆山・十一面岩「ベルジュエール(5.11b、8P)」。岩をやっている人であれば誰もが耳にしたことがあり、そして遠き憧れでもある単語ではないだろうか。初めて大フレークの写真を目にしたのは、かれこれ13,4年も前かと思う。当時は一生触れることがない世界と感じていた。
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 そのルートを今、眼前にしている。去年、途中でビバークしたパートナーは珍しく緊張の面持ちであったが、このルートのすごさを全く想像できていないワタシは比較的、脳天気であった。空気はかなり冷たいが、天気は上々。

 S大学の上手なパーティーが先行。1P目の核心(5.11b)は果敢にフリーで越えていった、やるな。
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 1P目はワタシ。昨晩の雨で森が全体的にしっとりとしていたため、出発を遅らせていた。時間は限られているし、迷わずアブミを取り出す。が、ハング上のボルトがとにかく遠くて苦労。墜ちれば左壁に激突するので、たとえA1でもクリップはかなり緊張。ハングを越えれば快適なスラブ。
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 1P目上部を振り返ったところ。
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 2P目はパートナー。5.7って書いてあるけど、そりゃないでしょ^^;。回り込んでからの数歩もちょっと度胸が要った。
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 3P目はワタシ。スラブからコーナー。ロープはいっぱいあるとのことで、さらにコーナーを詰める。通常はここでピッチを切るみたい。すぐに傾斜は増し、否応なしにスラブ面へ。ロープは既に50m近く出ているらしく(今回は60mシングル使用)、おまけにロープはスラブ面を擦った上に大屈曲して劇重。重いロープを手繰りながらのランナウトはシビれた。コーナーにリングボルト2本あったので、ここで切る。恐らくこの上が「白クマのコル」。
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 フォローの重いロープも50m以上上げるので疲労困憊。
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 コル直下のクラックはフィスト~シンハンドで5.9。パートナーの得意とするところ。
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 ワタシャ、やっぱクラックは苦手だなー。
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 それにしても、瑞牆ってほんとにかっこいいなー。
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 6P目の大フレーク(5.9)はワタシ。
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 一旦下部スラブへクライムダウンし取り付く。下部はオフィズスでスタンスもあり中間部へ。が、ココからが悪かった><。体半分を岩につっこみずりずり上がる。傾斜が増した部分はどうしようもなく、A0を駆使。最上部はレイバックだが、ロープがフレーク内部に入っていると墜ちたときに切れそうで怖い。ありったけのパワーで角をとる。想像以上に厳しかったなー。
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 白クマを見下ろしたところ。
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 7P目(5.7)はパートナー。体が完全にチムニーに入ってしまうので、何が起こっているのかわからないが抜けてくれた!
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 チムニー内部の様子。ウワサどおり狭い!!上部では胸板と同じ幅になってしまい、ギアの回収が困難であった。ヘルメットはひっかかるし、もう大変!
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 なんとか抜ける。残りはまだ2ピッチあるが、時間は既に15:30を回っている。残念ながら、7P目終了点で撤退することに。折角なので、悪いというウワサの上部クラック(5.10a)の偵察。
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 秋の日はつるべ落とし。さ、降りよう。初秋の箱庭にロープを投げる。
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 2ピッチ懸垂して、白クマのコルへ。ここで16:30。
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 裏側へ歩いて降りて取り付きへ。荷物をまとめ、取り付きからの下降開始は17:15。さようなら、十一面。修行し直して、また来るよ-。
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 末端壁に降りた頃にはヘッドランプが必要なほど。森に入ると真っ暗。昼間でもわかりづらい部分は夜はほんとわからないが、カンで降りていき登山道へ。植樹祭広場へ着いたのは18:15。十一面から広場まで1時間か、覚えておこう。

 憧れのベルジュエールは敗退に終わったが、自分の持っている力を出し切れたためか悔しさは残らなかった。まっだまだ修行が足りないなー。やばいな、ますます瑞牆の魅力に惹き込まれてしまった^^;。さらに修行を積んで、出直してきたい。憧れのルートに導いてくれたパートナーに感謝! (つづく)
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by kanechins | 2011-10-09 20:43 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(0)


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クライミング、沢に限らず「登山」は体力、技術、経験、ルート状況、気象条件、装備などによりリスクを伴う活動です。本ブログに起因するいかなる事象についても責任は負いかねます。皆様の安全登山をお祈りします!
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