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遥かなる錫杖 (左方カンテ)

 北鎌を無事に終え、余韻に浸る間もなく再びハンドルを握る。安房トンネルを越え、平湯を抜ける。途中、酒屋でお酒と肴(コンビニがないので、これが夕食となる)を仕入れ、新穂高温泉口の無料駐車場へ。

 無料で入れるアルピニスト御用達の「新穂高の湯」へ、ヘッドランプとビー○を片手に向かう。灯りの無い橋下の露天風呂は混浴(水着着用OK)!?結構、カップルや家族連れで入りに来る人たちも多くてオドロイた。ゆったりストレッチしながら、師匠と思い出話に花を咲かせる。温泉にはマット(お湯)付きボルダーあり!?

 汗と疲れを流し、駐車場にテントと居酒屋を設営!改めて、北鎌の無事と錫杖に向けてカンパ~イ!!
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 ビールに芋焼酎、チーカマに焼き鳥(ホ○イの缶詰をランタンで温める)にトマトジュース!?やっぱ、野菜を摂らなきゃね!錫杖のルート図を眺めながら、明日の好天を祈りつつ盃を進める。駐車場とはいえ、深山で虫の音を聞きながらの晩酌は、素晴らしき多幸感を授けてくれた。
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 あまりに心地よく、夜空をかけ布団にして眠りについた。。。

 翌朝は、結局6時過ぎに起床。アプローチもそんなに遠くはないし、疲れも溜まっているということで、余裕のお寝坊。しかし、後でこれが尾を引くことになるとは。。。二人とも初めてのルートなので、どれくらいのギアが必要なのか見当がつかずに悩む。でも、誰かに「あれとこれが○本」と言われて行くよりも、想像力、冒険心がかきたてられる。
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 最終的には、2人でアルパインQDを5、6本、QDを10本程度、適当なカム5、6本、ナッツ1セット、ロープ(8.5mm50m、9mm45m、これがあとで大変なことに!?)セットとした。

 登山口にある、電話機がない電話ボックス(登山届用ポスト)。
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 ここから、いきなり登りが続く。北鎌のダメージか、太ももの筋がパンパンでかなりの苦痛。ほんとに、こんな体で大丈夫なのか!?

 トラバース気味に山肌を登っていくと、クリヤ谷に出会う。渡渉して左岸を登っていくと、深い霧が流れて不意に錫杖が頭を覗かせた。え?デ、デカイ!?デカイとは思っていたけど、想像よりもデカくて呑まれてしまった。。。
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 右岸に渡渉すると、すぐにクリヤ谷舎。巨岩を左に巻き、錫杖前衛壁基部まで続く登山道を進む。途中から急なルンゼ登りになり、ふとももに疲労が残る足に堪える。突如、基部に到着(09:45)。

 どこに着いたのかわからないので、少し奥へ進んで様子を見る。岩伝いに進むと、巨大なカンテ&ルンゼに出た。これが北沢で、その上に大きく口を広げるクラックが「注文の多い料理店」だ。北沢の下には踏み跡も見えたので確信した。場所を確認できたので、5分ほど引き返して踏み跡が残るルンゼへ。ハーネス、ガチャにヘルメットを纏い、ダブルロープを結び合う。いよいよ、登攀開始だ!(10:10)

 と、ちょうどそこへカップルが現れた。「(ワタシ)こんにちは~!」「こんにちは!あれ?こんなところにルートがあるんだ~!?」「え!?こ、ここって左方カンテでは?」。どうやら、あの巨大なカンテ&ルンゼこそが「1ルンゼ」らしい!?
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 お礼を述べて、一旦ギアを撤収。靴も履き替えて、さらに奥へ奥へと進むと大きな沢に出た。これが北沢か!仕切りなおして準備に取り掛かり、いよいよホントの「左方カンテ(8P、Ⅳ+A0(フリーⅤ+)」に取り付く。1Pは師匠リード、草付きルンゼ(Ⅲ)。時間は遅れに遅れて10:40。
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 2P目のクラック&フェースはワタシがリード(Ⅳ)。ギア一式がこんなに重く、嵩張るものとは。
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 積極的にカムやナッツを決めていくが、ハーケン類も多く、セットしてから気付いて節約のために回収、なんてことを繰り替えす。40mくらいロープを伸ばすと、ロープはかなり重たい。ダブルロープの操作になれていないので、アルパインQDの長さ調節まで頭が回らずロープが屈曲して重くしているようだ。

 ちょっとしたテラスまで登り切ったところで、不意に巨岩に気持ちが飲み込まれてしまった。高所恐怖症ということ、慣れないダブルロープの操作で我を失ってしまった。すぐに師匠がフォローで登ってきた。「ちょっとすれば落ち着く」という言葉を信じ、回りの風景に目をやる。諦めがついたと言った方が正しいのかもしれないが、落ち着いてきた。

 仕切りなおして、3P(フェース、フリーⅤ+)を師匠がリード。ロープが40m程しか伸ばせないので、ピッチを切る。フォローすると、一瞬「え?」と思う垂壁があるが、よ~く観察すれば、あるんだな、ホールドが。
 3.5Pはそのままツルベでワタシがリードし4P目基部へ。写真は、3.5P目でビレーする師匠。
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 4P(チムニー、Ⅳ)目は師匠リード。奥へ入りすぎるとザックがひっかかって厄介!?
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 続いて5P(フェース、Ⅴ+)も師匠リード。2本のロープ長が違う状況で同じ人がトップを繰り返すと、2本のロープに長さのズレが生じて大変なことになることに気が付いた。けど、上手にやるしかない。ボルトベタうちで快適なフェース。冬だと、これでもキビシそうだが。。。
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 途中で1回ピッチを切り、6P目終了点はビバークできるくらいの大テラス。さて、ここでルートがわからなくなった。持参のルート図とは、明らかに様子が違うのだ。1P下まで懸垂して他ルートを探索したり、写真のクラックに入って様子を見たりもしたが、7P目が判然としなかった。写真よりも大きく右側に突っ込む案も出したが、師匠がクラックに入り偵察に行くと、横も手前もすっぱり切れたピナクル(尖峰)になっているらしい。突っ込んでいたらやばかった。。。
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 なぜ、このときに「注文の多い料理店」のトポを持っていなかったのか。さすれば、ルートがわかったのに(結果論)。時刻は14:30を回った。タイムオーバーだ。岸壁の奥には、さらに高さを持つ美しい峰に「アンタには、ちょっと早かったかな?」と笑いかけられているようだった。師匠のロープ、じゃなかった、足を引っ張ってしまったなぁ。。。
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 「降りよう」。そうと決まれば、ちゃっちゃと懸垂下降の準備。ルートの確認も含めて、ちょっと時間がかかるのを承知で、往路を懸垂することに。
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 スピーディに懸垂ピッチを伸ばすことができたが、屈曲したルート、慣れない長いロープ操作で途中、てこずった場面もあった。そして、ほぼ1時間かけて再び大地に立つことができた(15:30)。

 「秋の日はつるべ落とし」。降りると決まれば、もうチャッチャカ下っていくだけ。クリヤ谷で振り返ると、錫杖が「来れるもんなら、またおいで」とデンと構えているように思えた。写真、赤線が左方カンテと思われるが、いかがだろう??
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 駐車場には17:20到着。陽はすっかり西の峰に隠れ始めたものの、なんとか明るいうちに帰着することができた。

 帰路、錫杖が見える部分まで行ってみる。しっかり修行を積んで、いつの日か3ルンゼや1ルンゼに取り付ける日が来ることを祈りたい。
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 今回、二人とも初めてのルートというのが良かった。よく言う「核心はアプローチ」という言葉を思い知った。もしルートを知っている人に同行してもらえば「ココダヨ!」「コウイクンダヨ!」と迷わずに行けたかもしれないが、「そこかな?」「どこだろ?」と間違えながらもルートを探索することの楽しさ、冒険心こそが楽しかった。師匠、またいつか行こう!今度は前衛壁山頂だ!

 さぁ、明日からまた多忙な日々が始まる。がんばっ!!
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by kanechins | 2007-09-24 23:31 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(4)

槍ヶ岳・北鎌尾根 (2日目)

 04:50起床。夕方からガスに覆われたためテントの入口を開けるのが怖かったが、頭を出すと表銀座の稜線が見えたのでホッとした。すると突然、カップルが沢を登ってきた!?

 「途中、ビバークですか?」「北鎌沢出合はテント村状態なので、午前3時から登り始めたんです」って、す、すごい!我々ものんびりはしていられない。朝食はカップ麺とおにぎりで済ます。例の詰め替え用カップ麺を試してみる。冷めにくいのは良いが、やっぱり重たいゾ!?
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 追い立てられるようにテントを撤収し、06:00出発!
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 P8、P9と順調に進む。踏み跡もしっかりついており、ヤバいところはない。P9を間ノ沢方面に巻いたところで、独標(P10)が顔を覗かせた!
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 表銀座を眺める。昨日乗り越えてきた「水俣乗越」が見える。赤い点線を下ってきたわけだ。
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 急峻な尾根を進むと、だんだんと独標が近づいてきた!
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 07:00独標基部に到着。順調に進み、朝に出会ったカップルが独標の弱点であるバンドを登っているのが見えた。
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 出だしに岩を抱きかかえるように絶壁を乗り越えるところがある。年々崩壊が進んできているのか、完全に空中に投げ出されるかのようだ。残置シュリンゲがあったが使わず、カチを使って乗り越える。
 
 バンドはそこそこ広く安定してはいるが、ご覧のとおり、下はすっぱりと切れ堕ちているので慎重な行動が求められる。西に位置する鷲羽岳が完全に雲に包まれた。悪天の兆しだ、先を急ぐ。
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 小尾根を乗り越えたところで、よく記録で見かけるチムニーが現れる。残置ロープは回収されたようだ。ホールドを見つけられれば、核心はほんの2、3手。
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 P11付近で、とうとう槍が頭を覗かせた!てか、尾根は急峻だし、まだまだ遠いなぁ。。。
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 ふと振り返ると、カップルが稜線に上がっているのが望めた。ハーネスを装着し始めたので、懸垂下降するみたいだ。
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 あっという間に、稜線が深いガスに包まれ始めた。。。
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 完全にガスに包まれると方向感覚を失ってしまい、変な支尾根に行ってしまいそうになる。こうなると、もうどれがP12、P13かわからない。細かいアップダウンを繰り返しながら、トラバースするのか、稜線を行くのか、その都度悩むことになる。

 ガスに包まれたナイフリッジ的岩稜を進むと、急に崖の上に出た。ガスで先はよくわからない。間ノ沢沿いにクライムダウン。岩は安定しているものの、一歩間違えれば数百メートルは自由落下しそうな断崖の上。

 下りすぎて、師匠に「下り過ぎだよ~!」と声を掛けられる。左を見ると、切れたったコル(鞍部)がある。Ⅳ級並のトラバースをすると、そこには、今にも切れそうなシュリンゲ数本をつないだものが、ほぼ垂直のルンゼに掛かっていた。その先には、真っ赤な残置ロープが崖に吸い込まれるように垂れていた。。。

 ボルトも1本しかなく、残置ロープにはとても体重を掛けられない。師匠、慎重に下る。5、6m下ったところで、頭大の石がロープでズレて落ちていったようだ!なんとか安全地帯まで降りたようなので、今度はワタシが下り始める。
 ガスに包まれよくわからないが、すぐ先の尾根に大阪隊が取り付いているのか、頻繁にすんごい落石音と「ラク~!」の叫び声が響き続ける。一体、ココはどうなっているんだ??

 下り始めてから、とんでもないことをしているのに気が付いた。ルンゼはほぼ垂直、張り付いている岩は風化してザレザレのボロボロで、チェックするとどれも軽い音がして信用が置けない。頭大の岩も細かいヒビが入りまくり、カンタンにはがれそうだ。ステミング、キョン足、ジャミング、静加重バランス移動などあらゆるクライミング手段を使って、3点支持で下る。

 さらに事態は悪化!ロープ下端まで来ると、な、なんとロープは途中で終わり、空中に浮いているのだ。そりゃ、回収できないわけだ。。。オーマイ。フリーソロ状態でボロボロの垂壁をさらに2、3mのクライムダウン。下は数百メートルの断崖。かろうじてトラバースできそうなところまでの10数m、心臓が止まるような勢いであった。脳の奥でアドレナリンがピュピュッと出る感じがし、そのせいか恐怖心が薄らいできたこと自体がさらに怖い。。。

 明らかに、ノーマルルートとは違うようだ。ここで後続カップルに追いつかれるが、彼らはなんと千丈沢側を巻きはじめた。そっちが正解か、今となってはわからない。師匠みたいなベテランならいざしらず、ワタシはロープを出すなり、ちょっと引き返してルートを探索するなどするべきであったと、反省。。。ここが、今回の核心となってしまった。。。

 気を取り直してさらに進むと、トラバースルートが急に無くなった。。。懸垂用の支点もあったが、このままトラバースし続けて稜線から離れ過ぎるのもマズそうだ。トラバースしていたら、小槍の基部まで行ってしまったという人たちも多いようだし。

 師匠がロープだけ持って、偵察に稜線へ。この場所はとても岩が安定していたので、ここを登り稜線へ戻る。ここで大阪組に追いつくが、彼らはトラバースルートを選択。
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 下手に稜線に上がると懸垂しないといけないし、巻きすぎるとガレガレの急なルンゼを登る羽目にもなりそう。ガスで先が読めない中、野性的判断で稜線、トラバースを繰り返す。
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 突如、写真のプレートが現れた!「諸君頑張れ」、遭難碑かもしれないが、少なくともハーケンのイラストで示された先には槍があるようだ。ガスでルートが判然としないなか、このプレートには随分と励まされた。(09:13)
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 少し空が明るくなり、うっすらとガスが晴れてきたようだ。突如現れた尖峰。きっと、あの「アルペン踊り」を踊る小槍に違いない。♪アルプス一万尺 小槍のう~えで・・・できるかいっ!!
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 とにかく、トラバースは最少に、できるだけ岩稜伝いに登り続ける。大きな尾根を乗り越えると、突如として巨大な岩峰が立ちはだかった。「な、なんだコレは??」
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 どうやら、コレが槍の穂先のようだ!確かに、とんがった先に人がいるのが望めた!さぁ、いよいよ北鎌尾根もフィナーレを迎える!(09:40) 

 振り返ると、ガスが少しづつ晴れてきて、大阪隊が登ってくるのが望めた。稜線伝いに登ってきたにも関わらず、北鎌平がどれかわからなかった。。。
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 槍の穂先に取り付く師匠。上部クラックが望める。
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 北鎌尾根をバックにワタシ。ココからが一番楽しかった!
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 2つの顕著なクラックを越えると、だんだんと尾根が狭くなってきた。不意に登山者が見えた!いよいよ、槍ヶ岳山頂だ!!(10:10着)
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 念願の北鎌尾根を無事に踏破!一緒に歩き通してくれた師匠と熱く握手を交わし、祠で記念撮影!やたー!!
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 20分ほど遅れて、大阪隊も到着!写真が北鎌尾根の最後の部分。この上は山頂だ。
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 しばらく、大阪隊や山頂にいる登山客と話をする。大阪隊は東鎌を下って、できれば一気に中房まで下るという。パワフルやなぁ。わずかな時間しか一緒にいなかったものの、なんだかず~っと一緒に登り続けてきたような感覚が残った。写真は、賑やかな大阪隊!右端の方は、初槍ヶ岳が北鎌とか!?か、かっこよすぎる~!
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 すると、見覚えのある外国人がノーマルルートで上がってきた。「あれ~、ジャステシンじゃない~!?」。アートウォールでたまに見かける奴らが登ってきた。こんな偶然ってあるんだ~。しばらく話をして、先を急ぐ我々は下山開始。(10:50)
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 名残惜しいが、今日中に上高地まで下山しないといけない。
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 長大な槍沢カール(圏谷)を下らないといけない。ホントの核心はココからか!?写真の小屋は思い出深い「殺生ヒュッテ」。
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 振り返ると、槍が「またおいで~」と輝きを放っていた。
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 ふと岩肌に目をやると「イワツメクサ(岩爪草)」が風に揺れていた。そういえば、今回初めて花に気が付いたなぁ。
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 槍沢を振り返る。ココから小雨がぱらつくようになってきた。
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 横尾にあった看板を拝借。黄色い点線が、今回ワタシたちが歩いたルート。(14:35)
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 延々と続く道を、ひたすらひたすら歩き続ける。すると、下界の風景が広がった!上高地バスターミナルだ(16:40)!とにかく、牛乳を買ってゴキュゴキュ乾杯!う、うまい!
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 観光客もまだ多いので早めにバスに乗り込む。バスの中は爆睡状態。沢渡駐車場にある「無料足湯」で疲れを癒す。
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 激しくも楽しい2日間であった。岩トレーニング、歩行トレーニング、素晴らしき仲間に恵まれ、念願の1泊2日・北鎌尾根踏破~!師匠、ホントにありがとうございました!結局、ロープもクライミングシューズも使わなかったね。。。

 さぁ、これで連休が終わりかと思ったら大間違い!?錫杖岳目指して、ワタシたちは新穂高温泉へ向かうのであった。。。   【続く】
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by kanechins | 2007-09-23 21:23 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(4)

槍ヶ岳・北鎌尾根 (初日)

 槍ヶ岳・北鎌尾根。
 日本第5位の高峰「槍ヶ岳(標高3,180m)」は、東西南北に伸びる大きな尾根に支えられている。18歳の夏、ワンゲルに入って最初の夏、白馬から上高地まで山中13泊14日の合宿途中で登ったのが最初だ。今でも、北側に伸びる荒涼なる尾根は印象に残っていて、「世の中にはこんなエライところを登ってくる人がいるんだなぁ」、「将来、日本を代表するこのクラシック・ルートに取り付くことができるだろうか」と感嘆したものだ

 あれから17年。いつの日か、と思いを馳せ続けた北鎌に挑むチャンスが訪れた。二度とクライミングをすることはないと思っていた自分に、再度、その楽しさを教えてくれたShimizu師匠と共に。。。

 前夜23時、松本で合流。漆黒の国道を走り、上高地の玄関口である沢渡駐車場へ。料金が1日単位(500円)なので、0時を少し回ったところで入場。同じような考えをした人たちが、続々と駐車場へ入ってくる。適当な場所を探し、テントを張る。これからの3日間、お世話になる師匠のゴアライト2人用だ。
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 コンビニで仕入れた「ビール」と「焼き鳥」で前祝い。山に持っていくワインをペットボトルに詰め、残りを2人の喉に流し込む。
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 久しぶりの「本ちゃん」、予想もつかない厳しい尾根道に思いを馳せるとなかなか寝付けない。と考えているうちに寝てしまった。。。

 朝4時20分起床。今日は臨時で5時に始発が出るようだ。往復チケット1,800円を購入して乗車。
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 05:35。標高1,500mの上高地バスターミナル到着。肌を刺す冷気が心地よい。バックは焼岳。
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 05:00。荷をまとめて出発。河童橋から穂高連峰を見上げる。なんとこの週末、飯田山岳会からは5パーティ、8人が同じ北アルプスに入るという。
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 延々と続く梓川沿いの登山道を進む。「北鎌尾根・1泊2日」成功の可否(通常は2泊3日のルート)は「今日、どこまで行けるか」に関わってくるので、かなりのハイペースで黙々と進む。謎の「鈴少女」と抜きつ抜かれつ。お主、やるな。もしかしたら、山小屋のアルバイターかもしれない。写真は、明神を見上げたところ。
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 06:55に徳沢園、07:45に横尾を通過。ふと、槍ヶ岳が頭を覗かせた!!
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 09:00に槍沢ロッヂ着。庭の望遠鏡から槍ヶ岳が望めるらしいが、生憎、ガスに包まれてしまった。大休止して09:15に再出発。
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 20分ほど槍沢を遡ると、展望の良いキャンプ場に着く。右下に落ち込む尾根が「大曲」で、ここから右上の「東鎌尾根」へ登るのだ。
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 09:55、水俣乗越への分岐着。そのまま登り始める。
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 今回はテント1泊ということで、極力荷物を削減した。ロープは8mm20m、ガチャも最小限。寝袋は持たずにシュラフカバーで寝て、食糧も積極的にアルファ米を活用した。それでもやっぱり、一番重たいのは「登攀具」と「水」だなぁ。え?お酒も?
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 10:50、水俣乗越(標高2,480m)に到着。余裕の表情の師匠。上高地から既に標高差1,000mは登ってきた。ここから北鎌沢出合いまで660m下り、さらにまたコルまで650m登り返すのだ!!まじ??
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 左側が北鎌尾根で、ちょっとくぼんでいるところが今日の目標である「北鎌沢のコル」。はる~か下に見える河原まで一旦降りて、コルまで登りかえすのだ。。。先は長いので、5分だけ休憩して間ノ沢へ下っていく。
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 沢のツメはザレザレの急斜面。滑落が許されないので慎重に下る。少し下ると、北鎌尾根の全容が望めた。右端の大きなピークが「独標(P10)」である。
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 ザレザレ、ガレガレで、人も歩かないので岩が不安定な状態。下手に衝撃を加えると、岩雪崩が起きる危険すらある。オレの体よりも大きな石がカンタンに動いたりするから要注意。こんなのに飲み込まれたらひとたまりもないので、三点支持ですんごく慎重に下る。
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 水俣乗越を振り返ったところ。落石の危険地帯だし、登り返す気にはなれない。そう、我々はもはや引き返すことが困難な、深山の、携帯も役に立たない「下界と乖離したエリア」に立ち入ったのだ。もし事故が発生したら、ここを登り返すか、延々と貧乏沢を登るか、北鎌から槍を越える、しかないのだ。
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 1時間ほど下ると、傾斜も緩くなってきた。槍ヶ岳へ続く東鎌尾根を見上げる。あのスカイラインの向こうはものすごい数の登山者がいるが、こちら側には数えるほどしかいないのだ。
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 12:25、いよいよ「北鎌沢の出合い」(標高1,820m)まで降りてきた。今日の目的地は、あのコル(鞍部)だ。
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 ここで大変なことに気が付いた。干ばつのためか、沢が枯れているのだ!選択肢は2つ。「北鎌沢の水に期待し、このまま登る」か、「水を汲みに、来た道を引き返す」かだ。最悪のパターンを想定して、来た道を引き返すことにする。

 15分ほど上り返すと、間ノ沢で水が地表に出ている場所まで戻ってきた。2人で5リットル分の水を汲み、これからの急な登りに備えて沢水をガブ飲み!
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 45分ものタイムロスで、13:10に再出発。すると、、、なんと北鎌沢は豊富な水に恵まれていたっ!!まぁ、こんなこともあるさ。ここまで来て、水がないことの方が大変だに。
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 途中、大阪から来たという4人組みと抜きつ抜かれつになる。そのメンバーの一人が7月に北鎌を登ったらしいが、北鎌沢のツメで深いヤブこぎ&ザレ登りになり、倍の4時間掛かったという。それが本当なら、日が沈む前にコルに到着できないではないかっ!?
 
 慎重にルートを選んでいく。数多の記録では「2時間」と書いてあるのだから、しっかりルートを選べば大丈夫!?多くの記録に「右に、右に登る」とあったので忠実に従うが、支沢が一杯あって悩む。写真は、コル直下の急なツメ。かなりの傾斜で、ほとんど岩登り状態。滑落は許されない。岩も不安定で、一手、一歩を慎重に。三点支持はもちろんだが、岩への加重もじんわりと。
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 15:00に「北鎌沢・右俣のコル」(標高2,470m)に到着!2人用と4人用を張れば一杯の広さだが、平らなのがウレシイ。近くに、遭難碑があった。古の魂は、槍を登っていっただろうか。
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 コル直下を見下ろす。堕ちたらひとたまりもない。
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 遅れること30分ほどで、大阪組も到着!オネエサンも頑張った!!しばし、言葉を交わす。彼らは貧乏沢から来たらしい。もう30分ほど歩いて、別の場所にテントを張るとのこと。
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 これがコルのテン場。奥が登ってきた北鎌沢で、手前側はわずか50cmほどで千丈沢へ向かって絶壁となっている。地震が来たら、コルなんて吹っ飛びそうだ。。。
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 やっぱ、コレだねぇ~。師匠は「ウィスキー&ハチミツ&レモン」。お湯で割ると、疲れが吹っ飛ぶ感じがして素晴らしいっ!ワタシは赤ワイン。二人でカンパ~イ!
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 アルファ米を炊いて、レトルトカレーを流し込む。普段買わないような贅沢なレトルトカレーで、具がたくさんでウレシクなった。昨晩もろくに寝ていないし、今日も10時間近い行程を歩いてきたので、すぐに眠気が襲ってきた。
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 いよいよ、明日。この17年間、夢見続けてきた「北鎌尾根」だ。思いを馳せつつ、シュラフカバーに入り込む。背中に当たる石が、妙にリアルであった。(18:30就寝)   【続く】
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by kanechins | 2007-09-22 21:46 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(2)

「舌ビラメ」と言えば??

 なんとしても連休を確保すべく、連日、こんな時間までお仕事。。。そんなこんなで、帰りに24時間スーパーに寄ると、がら~んとした鮮魚コーナーにパックが1つ。見れば、普段は披露宴ぐらいでしかお目にかかることができない「舌びらめ(399円)」が取り残されていた。。。
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 それも「3割引き」のシールの上に「半額」、さらには破格の「130円!」シールが!ほぼ7割引きだよ!?きっとワタシを待っていたに違いない、とカゴに入れる。

 が、待てよ、どう料理するんだ??「舌ビラメ」といえば。。。

 やっぱ「ムニエル」だよなぁ(こんな発想しかできない)。「そだ、ソース作るの面倒だから、テキトーなレトルト・パスタソースを使えばいいや」と「カルボナーラ(99円)」も併せて購入~!

 早速、塩・こしょうをふりかけ、牛乳に10分ほど漬け込む。
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 小麦粉を満遍なくまぶし、バター:キャノーラ油=1:1で表側から焼きあげる。
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 皿に盛って、大胆にソースをかけて完成~!
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 自分で言うのもアレだけど、うまかったに~^^!ちょっとソースが濃すぎてヒラメの味や香りが負けているといえばそのとおりだが。。。

 さぁ、明日の仕事をこなせば、いよいよ連休だっ!北アルプスが待っている!
 頼む、この週末こそは晴れてほしい~っ!!
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by kanechins | 2007-09-20 23:51 | 「料理」の独り言 | Comments(0)

急遽、八ヶ岳 (2日目)+α

 午前4時半、起床。戸を打ち付ける風の音が強い。最も早く出発するグループに併せて朝食の準備を始める。出発を急ぐ人もいるので、小屋では最も慌ただしい時間となる。
 2グループ目が落ち着いた頃、東から暖かい光が入ってくるのに気が付いた。外に飛び出してみると、ガスの切れ間からご来光が!
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 相変わらず稜線には風速20m位の疾風が吹きつけているが、それが時折、ガスを追いやってもくれる。一瞬の隙に姿を見せてくれた富士さんっ!どうやら、上空は快晴のようだ。
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 姿を現せた富士さんを狙って、シャッターチャンスな人々。みな、手を掲げて拝んでいるようにも見える。
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 朝食の片付けが終わったところで、小屋の方々に挨拶をして出発!滅多にできない小屋ライフの体験と、多くの方々との出会いに感謝~!あれ?なんだかガスが薄くなってきたような!?
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 登り始めてすぐ、ウソみたいにガスが吹き飛んだ!写真は、八ヶ岳の主峰「赤岳(2,899m)」。しかし、風だけは止む気配がない。台風の引力ってすごいなぁ。
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 振り返ると、昨晩を過ごした展望荘に横岳(手前)、硫黄岳(奥)が望める。大同心も凛々しい!
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 阿弥陀岳方面。遠く、諏訪湖も望める。
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 昨日、赤岳鉱泉、行者小屋で出会ったステキなおねえさま方と稜線で再会~!真ん中の方は、なんと70歳とか!?とっても健脚で、年を全く感じさせなかった。
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 八ヶ岳南部・主稜線。
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 ぐわ~んと伸びる阿弥陀・南稜。今年の冬こそ、行けるカナ??
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 そして、赤岳登頂~!K君も頑張った!ここで、名古屋のK君も追いついてきた。あれ?私もK君だ?これで3K(クールにカシコク、カッチョイイ)だに^^;。だ、誰だ、「コギタナイの間違いでは?」だなんて言うヤツは!?
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 登山は、登りよりも下りの方が大変だし、事故も多いので慎重に。名古屋のK君がしっかりサポート!
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 予定ではキレットを越えて権現までピストンをかける予定であったが、分岐を過ぎてから、またウソみたいに深いガスと疾風が吹き荒れ始める。でも、ちょうど良いタイミングで山頂にいれたのだからラッキーなのは間違いない。写真は真教寺尾根の分岐にて。
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 こうとなっては、もう下山するのみ。たったか、たったか、流行のトレイルランばりに下っていく。写真は、南沢途中の「緑の楽園」。
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 早い、早い。K君も、とても小3とは思えない見事な歩きっぷり。
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 そして、出発点である「八ヶ岳山荘」到着~!温泉で汗を流し、楽しい2日間が終わる、はずであった。
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 けれど、なんとなく不完全燃焼であった我々は、松本の「Rock Gym ほりえ」へ向かって走り始めた。ジムは意外に空いていて、のんびりと手ごろなルートでクライミングも満喫!こんなに遊んでいいのだろうか、いや、いいんデス!
 
 滅多にできない小屋仕事や、多くの方々と出会う機会を与えてくれた美都さんにはと~っても感謝しております!楽しい週末を過ごしたので、明日からの仕事もがんばるぞぉ~!!
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by kanechins | 2007-09-17 23:38 | 「山」の独り言 | Comments(0)

急遽、八ヶ岳 (初日)

 悪天予報で北鎌が中止となった今、ポツンと独り、取り残された気分。周りは鋸や湯檜曽本谷、穂高に剣と、実にウラヤマシイ週末を送っているようだ。。。まぁ、いいや。遊びすぎで死にそうだったから「たまにゃゆっくり本でも読むかなぁ~」と思っていた23:00頃。針ノ木の雪上訓練で一緒になった美都さんから「明日、八ヶ岳の小屋に入るけど行かない~!?」とメールがっ!あ、明日って、もうあと1時間しかないんですケド。。。
 
 まさに「渡りに船」であったので「行く、行く~!」って返事を送り、大急ぎで登山の準備を済ませ、深夜の国道19号を松本に向かって走り始める。松本から中央道に入り、みどり湖SAで「通勤割」適用時間ギリギリまで3時間ほど仮眠を取り、岡谷で美都さん、そして小3になるK君と合流~。

 八ヶ岳山荘で八ヶ岳連峰の主、F森氏とも合流~。荷の積み込みをお手伝いし、歩荷のパッキングも済ませていよいよ出発!美濃戸山荘で重量物を降ろし、北沢に入る。時折、小雨が混じったが、あれこれお話しているうちに、1年ぶりに大同心のお膝元へ。
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 赤岳鉱泉では中学生くらいの子がお手伝い~、頼もしいっ。ガスに包まれた阿弥陀を見上げながら、美味しいコーヒーを頂き小休止。
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 ここから中山乗越を越え、行者小屋に。
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 写真、左側の尾根が赤岳へと続く「文三郎」。今日の登りは「地蔵尾根」。
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 途中、崩壊が進んでいた箇所は石が積まれて整備されていたっ!
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 道を整備していたSさん。今日は小屋のお客さんが多いので、独りで整備されていた。ヘリで上げた石の山を、運び降ろしては丁寧に積み上げる地道な作業。登山道は、見えない場所でガンバる人のお陰で保たれているんだ~、感謝!
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 じきに、これまた針ノ木訓練でお世話になったM氏がガイドを務める団体さんに追いついた。
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 岩場のショートカットで一気に追い越しをかける。
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 樹林帯を越えると、荒々しい岩場が始まる。ガスに包まれた尾根をガシガシ登る。
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 強烈な風は、時折、ガスの塊を追いやってくれる。地蔵から見おろす美濃戸。
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 無事に展望荘に到着~!台風が引き寄せる強烈な風で、風力発電の羽根がもげそうだ。
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 受付を済ませて、とりあえず小屋に入る。いつもは通り過ぎるだけの展望荘なので、中に入るのは初めて!予想よりもはるか広くてビックリ!写真は、個室が並ぶゾーン。
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 とりあえず、日本人はやっぱコレでしょう!かんぱ~い!!
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 これがウワサの五右衛門風呂。標高2,720mにいるとは思えない。。。
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 看板小屋食でもある「バイキング」の準備~!今夜の宿泊は150名を越えるとか!?とっても忙しそうであったので、私もエプロンをつけてお手伝い~。
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 怒涛のような5交代の食事が終わり、片付けもひと段落すると20時を回っていた。小屋のみなさん、お疲れさま~!賄いが振舞われる中、持参のワイン、梅酒を持ち込んで小屋のみなさんと談笑~。ガイドのMさん、Iさんも加わる。硫黄の雪崩事故の救助に携わった時のメンバーが勢ぞろいらしく、興味深く回想録を伺った。

 小屋の朝は早い。22時を回ったところで毛布にもぐりこむ。寝不足続きであったので、堕ちるように深い眠りに入った。。。  【続く】
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by kanechins | 2007-09-16 22:59 | 「山」の独り言 | Comments(2)

詰め替え用 カップヌードル

 3連休の初日である今日は、天気も良いのにお仕事。土日に、しかも天気がいい日に仕事をする方の気持ちがちょっとわかったカナ。それにしても、9月中旬とは思えない暑さであった。。。

 帰りにふとスーパーで見かけた、とある商品。環境に優しい「詰め替え用・カップヌードルのお試し版」。これそのものは「ふ~ん」って感じだけど、目を惹いたのは「ラベル交換が可能な専用容器」。好きな写真を入れることができ、しかも2重になっているので若干の保温性能に期待!?こ、これは冬山で使えるのでは??
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 早速、買ってみた。詰め替え用は光を通さない黒いフィルムで真空パック状態。出始めなせいか、単価はちょっと高め。普及すれば安くなるのかな?っていうか、長野に越してきてからカップヌードルって食べてないナァ。。。

 カップヌードルのホームページには「ラベルつくりソフト」のページがあり、多くの既製のラベルに併せて、自分で好きなラベルが作れるようになっている。
 さて、いざとなると、何を写真にすればよいのか悩む。ちょっとクールっぽく、先日購入した「ナッツ一式」と、去年に登った「北岳バットレス・第4尾根」の写真を入れてみた。印刷すると、こんな感じ。
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 口の部分をクルッと回して外し、印刷したフィルムを入れる。表はこんな感じ。
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 裏は「マッチ箱のコル」。
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 なんか、イマイチ!?何かいいアイデアが有ったら、是非教えてほしいっ!!
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by kanechins | 2007-09-15 18:22 | 「日常」の独り言 | Comments(0)

大好きな「エビちゃん」!?

 いまだうちにはテレビが無いので、その「エビちゃん」とは違う。スーパーに行ったら、な、なんと大好きな「むきエビ」が66%OFFだったのだ!?迷わずカゴに放り込むっ!
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 軽く「エビちゃん」を湯がいて、レタス&オニオンと混ぜ合わせ、ノンオイル・ごまドレッシングで「いただきま~す!」。フツーじゃありえないエビの量に大満足~!
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 エビって、お亡くなりになるとすぐに臭いが出てくるので「この価格」は頷けるが、香りと思えば気にもならない。 今度は、ココナッツ&トウガラシで味付けをすれば、少々の臭いは気にならないかもしれない。いや、香ばしい「炒飯」も捨てがたいなぁ。

 今度はいつまた、ステキな「エビちゃん」に出会えるかなぁ。。。
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by kanechins | 2007-09-13 23:38 | 「料理」の独り言 | Comments(0)

トレーニング on 空木岳!?

 翌朝、6時に目覚めた。帰宅する者、人工壁に向かう者とそれぞれの中、自分の中には淡いプランがあった。それは「空木岳・日帰り」。登り1,600m弱、エアリア行動時間が11時間と、ちょっと登り応えのあるルート。折角、長野から駒ヶ根まで来たんだし、いつか実現させたい厳冬期登山の下見、それと秋のアルパインの足慣らしを兼ねて登ろうかな、と考えていた。

 林道終点の駐車場に着くと、当然のように車で満杯。
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 前日はしっかり呑んでいるし、駐車場は一杯だし、雲も重たそうだし「やっぱ、やめて人工壁班に混ぜてもらおうかな~」、と正直思った。ちょっと引き返したところで、ちょうど車3台ほど停められるスペースが。真剣に悩んだ挙句、久しく山にも登っていないし、ということで荷物をまとめる。軽量化を図り、「ライト&ファースト」で行くことにする。

 登山口に入ってすぐ「あれ?見たことある人がいるなぁ」と思ったら、な、なんとU嬢とそのお友達に遭遇!!午前6時位から登り始めるはずが、トラブルがあってこの時間(07:10)になってしまったとかで、お仲間に混ぜていただくことに。写真は小地獄を登る2人。冬期2泊3日だと、地獄前に幕営するのがよいかと、テントを張れそうなスペースを確認。
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 山慣れしている2人であり、折角なので登頂を果たしたいとかなりのハイペースで登っていく。写真は尾根ルートと避難小屋ルートの分岐。
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 空木は何度か来ているが、避難小屋に行くのは初めて!3年ほど前に改築されたらしく、とーっても綺麗な内装にオドロキ!トイレも素晴らしく、これで1泊1000円ならお買い得!?冬も使えるのか、気になるところだ。
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 小屋からは沢伝いに結構な急登となる。迷いやすい支沢にはケルンが積まれている。
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 9月の高山なのに、汗ばむほどの暑さ。チングルマが風にそよいでいた。
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 丸山をバックにルンゼを詰める2人。ここから駒峰ヒュッテまでは胸突き八丁。
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 そして尾根に辿り着いた!写真は駒峰ヒュッテ。
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 分岐から空木岳山頂を見上げる。
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 山頂直下から駒峰ヒュッテ、尾根を見下ろす。
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 そして、11:40に空木岳山頂(2,864m)に登頂~!稜線は冷たい風が流れ、秋を感じさせてくれた。少しのんびり昼食タ~イム!
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 駒峰ヒュッテまで降りる。今日の小屋番はHさんでした~!昨晩、駒ヶ根で一緒に呑んだHさんのお父さんということが発覚!?小屋に泊まっていたオヤジさんたちとしばしの談笑。イロイロと差し入れ、ありがとうございました!小屋番、お疲れさまです!
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 稜線上にはボルダーが一杯!?岩に食べられつつあるU嬢。
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 やっぱり、こうなってしまうんだな。お約束の駒石にも登る。
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 ここから、鬼のような長~い下りが始まる!「特急」でガンガン下っていく。他にも妙齢の日帰りのパーティーが何組がいたが、さすが日帰りで来るだけあって、早い、早い!20年後、私もそんな速さで登れているだろうか。。。

 今回は下見も兼ねていたので、初めて「池山避難小屋」にも寄ってみる。行ってびっくり、ここもステキに綺麗&明るい&広い小屋であった!前夜にここまで上がって来ることができれば、日帰り登山がもっと身近なものになるかもしれない。
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 18:10、休憩やボルダータイムを含め、9時間で帰ってくることができた。最後の最後は夕立に降られたものの、心配してくださった師匠も池山手前まで迎えに来てくれ、念願であった空木・日帰りが、偶然にも楽しい仲間と登れて充実した1日となった!ありがと~!

 帰りもまた「お約束」の「こまくさの湯」にて汗を流す。
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 2人は羽広ファームへバイキングを満喫しに向かったようだが、私は帰路も長いのでここで失礼。けど、結局、サー○ルKで牛乳を飲んだら深い眠りに入ってしまい、目覚めたら外はもう真っ暗。。。こんなことなら、オレもバイキングに行けばよかったかなぁ!?
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by kanechins | 2007-09-09 22:40 | 「山」の独り言 | Comments(0)

一杯呑みに駒ヶ根へ

 収穫シーズンを迎え、忙しさもピークを迎えるこの頃。休日を死守するためなら平日のサービス残業も痛くはない。この週末はBrianに「槍にいくぞぉ~!」と誘われていたが、金曜日も午前サマではとてもとても。。。

 ということで、土曜日は久方ぶりに「まったり~の」!部屋の片付けや布団干し、シーツ洗いにアイロンかけと精を出すが、9月とは思えぬ暑さで汗びっしょり~の!夕方から県山協・伊那支部交流会のお誘いを受け、「ちょっと一杯」のつもりで駒ヶ根へ向かう!一杯で済むわけがないが。。。

 「夜の帳(とばり)」が中央アルプスに降り始める頃、N氏の別荘に到着。既に林の中に会場がセッティングされており、「じうじう」と肉が炭火の上で踊っていた。久しぶりに会う人ばかりだし、みんな元気に山と接している様子でウレシ~!
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 残念ながら伊那の会は市民登山と重なってしまったらしく不参加。。。地元、駒峰の方々と交流を深めることができた。安全登山を祈念して「カンパ~イっと」!!
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 元ワンダラーJ子さん、師匠が肉を焼き焼き~!精肉屋から届いた美味しい肉たち、そしてそれを美味しく焼いてくださった二人に感謝~!
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 おちゃけ大好きJ子さん、呑んでるぅ~??私も焼き焼きさせてもらいながら、つまみ食い。
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 樹にくくりつけたスクリーンを使っての報告会~。
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 J子さん夫妻「お気に入り」の「わしが國」を持参してくれたっ!青年小屋のオーナーであり高所登山家でもあるT氏の「超オススメ」の逸品。頼めば、「遠い飲み屋・青年小屋」でも呑めるそうなぁ~。
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 キリリと冷えたお酒は喉越しよく、豊満な香りがシアワセな気分を誘ってくれる。いよいよ、日本酒が美味しい季節になってきたにぃ~。

 積もる話に花を咲かせながらも、翌日にちょっと足慣らしをしようと目論んでいたので、こっそりと早め(と言っても午前様?)に寝袋に入った。心地よい駒ヶ根高原の冷涼な空気と、遠くに聞こえる歓談の声を子守唄に、深い眠りに入っていった。。。  【続く】
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by kanechins | 2007-09-08 23:01 | 「山」の独り言 | Comments(0)


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