カテゴリ:「滑り」の独り言( 124 )

戸隠山系・乙妻山BC(テレマーク)。

 2017年3月5日(日)

 久しぶりに戸隠山系・乙妻(おとつま)山へ。天候や雪面、己の体力、仲間などのコンディションが求められる、私にとっては敷居が高い山。

 午前5:45に大橋に到着。「これだけ早ければ駐車場は空いているだろう」と思っていたが、残り2、3台分しか空いていない。
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 午前6:10、大橋を出発。林道はカチンコチンに凍結し、シールが滑って少々歩きづらい。
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 6:20頃に朝陽が射し込みはじめる。6:40、黒姫分岐を通過。
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 佐渡山からの尾根と派生尾根を過ぎ、小さな谷を越えた尾根に取り付く。
 尾根に上がると、佐渡山からの尾根が2本、白く輝いてみえる。
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 前日に多くのスキーヤーが入り、削られた雪面がそのままカチンコチンに凍結。クトーの刃すら跳ね返す硬さでひやひや。
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 慎重に尾根を詰めて左にトラバースし、8:00に佐渡山のコルへ。
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 ここから先、携帯の電波が入らなくなる。装備、体調を今一度確認し、シールを付けたまま北西に延びる谷に滑り込む。
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 西日が当たるような場所は硬いモナカ、日陰はふかふかパウダー、これが交互に押し寄せる感じでなかなかテクニカル。往路は左岸の河岸段丘を目指して進む。

 中妻山からの沢の出合。7、8人ほどの大パーティーが休憩していた。ここも休まず通過。
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 ゴルジュ状の谷に降りず、トレースのない左岸を進む。何度かアップダウンするうちに、崩落地へ。ここを過ぎれば乙妻からの沢の出合、8:45着。ここで最初の大休止。
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 9:00、出発。予報はあまり良いことを言っていなかったが、素晴らしい青空に恵まれる。Tシャツ一枚でも暑いくらいで、小鳥のさえずりが春の到来を告げている。

 しばらくは林の中を進む。斜度は徐々に増してくる。林を抜けると、突如、広大な乙妻カールが眼前に広がる。この風景が大好きで、わざわざこのルートを選ぶほど。
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 気温の上昇に伴い、雪が緩んでくるのがわかる。昨晩は風が強かったのか、トレースはほとんど消失。深いところで、ブーツ上くらいのラッセルになってきた。
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 乙妻に近づくに従い、急激に斜度が増してくる。
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 振り返ると、妙高が頭を覗かせていた。
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 青空の下、ここまで来れただけでも満足。
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 標高1,750m付近からがくっと傾斜が変わる。
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 登高しやすい斜面を選びながら高度を稼ぐに従い、黒姫山も頭を覗かせた。
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 谷は貸し切り。贅沢な時間。
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 恰好のナチュラルナビゲーション。
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 同行者のあっきゃんが、自然の造形美を写真に収めてくれた。
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 時折流れてくる霧が、なんとも幻想的。(撮影:あっきゃん)
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 途中、ピットを掘ってみるが、顕著な弱層は認められない。表層も緩んできて、これなら稜線まで行けそうだ。

 稜線直下はクラストしていたが、クトーを付けるほどではなかった。11:50に稜線。遠く焼山、火打が望める。
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 中妻を登ってきたパーティも稜線まで無事に上がってきた。
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 コンディションが良いので、乙妻山頂を目指す。
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 幾つか小高いピークを越えると、眼前に乙妻の頂きが。もう少し!
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 北側の雪庇に気を付けながら進む。バック中央は中妻、右が高妻。
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 12:15、乙妻山頂(2,318m)に到着!ぐるり360度の大展望。
 少し休憩し、シールを外して12:25に滑走開始。
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 12:30、稜線からドロップ。
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 往路を忠実に辿る。稜線直下はクラスト、途中はモナカ、下部は重い湿雪と、雪質が目まぐるしく変わる。ワタシのへなちょこテレは、深い重い雪に脚を取られて何度も吹っ飛ぶ。けど、これもまた楽しい。(撮影:あっきゃん)
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 あれだけ苦労した登りがウソのように、あっという間に台地へ。素敵な一日に感謝。
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 13:10に沢出合。時間に余裕が見られたので、ここで大休止。
 13:30に沢出合を出発。
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 帰りは右岸を辿ってみる。中妻からの沢出合から見上げる中妻。
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 14:30に佐渡山のコル。後は下るだけなので、ここでも大休止。
 あっきゃんに分けてもらった普通の「紅茶オレ」が、めちゃくちゃウマイ。

 15:00、シールを外して佐渡山のコルを出発。往路にあれだけ手こずった尾根の雪はすっかり緩み、快適に林道まで滑走。
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 15:15に黒姫分岐を通過。ボブスレー状態の林道をノンストップで進み、15:20に大橋に帰着。お疲れ様でした!
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 戸隠神告げ温泉(600円)で脚の疲れを癒し、帰路についた。
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 国土地理院地図におけるGPS軌跡(国土地理院コンテンツ利用規約に基づき、地理院タイルにGPS経時位置情報を追記)。総行動時間は9時間、累積登高差は2,018m、沿面距離は19.7km(いずれもGPS数値)に及んだ。
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 断面図。
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 当たり前だけど、左右対称。登って滑ってを3度楽しめるルートである。

 
鳥瞰図(北西方面から)。
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 予報が好転し、雪の状態も良く、久しぶりに乙妻山頂まで行くことができた。半端ない疲労感が残ったが、なんとも心地よい疲れである。

 苦労あっての充実感かもしれないが、素晴らしい1日を共有してくれたあっきゃんに感謝。いつかまた、ザラメの時期に再訪したい。

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by kanechins | 2017-03-05 22:56 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)

佐渡山北東面&黒姫山南面BC。

 2017年2月18日(土)
 天気予報が好転したので、急遽、天飾氏とまーこさんで佐渡山&黒姫山へ。
 諸事情で出発が遅れ、うち出発が06:50、戸隠大橋に08:20到着。駐車場が一杯なのは覚悟していたが、停まっていたのは3台のみ。08:35出発。
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 09:05に黒姫分岐。
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 10分ほど休憩して、佐渡山南尾根の末端から取り付く。
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 高度を稼ぐに従い、後半に登ることになる黒姫南面が見えてきた。
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 登ってきた南尾根を振り返る。雪庇の迫り出しは少な目?
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 佐渡山の山頂直下。いつものようなカリカリ斜面ではなかったので、快適に高度を稼げる。
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 10:55に佐渡山山頂(1,828m)。30分ほど大休止。気温は-8℃位か。シールを外し、11:20に滑走開始。バックは黒姫山。
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 コルに向かって滑り、途中から谷に向かって滑る。ツボ足で膝上のパウダーが温存されていて素敵。しかし、快適であったのは1,600m位までで、後はテレ泣かせの重たい雪に足を引っ張られる。

 右手に見える尾根の末端を目指し、11:40尾根末端。再びシールオン。
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 11:55に登り返し開始。大ダルミからの沢に沿って、右岸を辿る。静かだ。
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 12:20に大ダルミ。急に青空が広がり、これから登る黒姫南面が燦然と輝いている。
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 すっかり、春の雲。
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 大ダルミから高度を下げず、黒姫南尾根を目指す。
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 夏道に上がり、南尾根を忠実に登る。振り返れば、五地蔵、高妻、乙妻が。
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 紺碧の青空を望むのは何か月ぶり?
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 ここを登り切れば、外輪山の縁。
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 13:40、南尾根から外輪山(1,935m)に到着。
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 佐渡山山頂付近。我々が滑ったシュプールが望める。(撮影:天飾氏)
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 シールを外し、14:15に稜線からドロップ。(撮影:天飾氏)
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 途中、疎林を探しながら南尾根の左側の谷を滑る。
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 1,500m付近から始まる沢を避けるため、谷の上部を狙って途中から斜滑降。夏道に出る頃には、カリッカリの凍結斜面に泣かされる。まあ、これも山の一部。

 林道は凍ったトレースとなりボブスレー状態。ノンストップであっという間に戸隠大橋に帰着(15:10)。
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 国土地理院地図におけるGPS軌跡(国土地理院コンテンツ利用規約に基づき、地理院タイルにGPS経時位置情報を追記)。累積登高1,452m、沿面距離14.1km(GPS数値)、結構歩いたなー。
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 Google Map。
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 「出発が遅れたので佐渡山しか行けないかな」と思っていたけれど、足並みが揃っていたので黒姫にも行けてよかった!まさかの好天に恵まれ、思ったよりも雪質にも恵まれ、思いのほか充実した1日となった。

 特に佐渡山北面は雪質が良く、また来シーズンの雪が良いときに再訪してみたい。素敵な時間を共有させてくださったお二人に感謝!

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by kanechins | 2017-02-18 23:01 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)

黒姫山・東尾根BC。

 2017年2月11日(土)
 今日は先週とほぼ同じメンバーで、久しぶりの黒姫山へ。1回券チケット3枚(計1,800円)を購入し、08:35に第1クワッドリフト(チケット2枚)に乗車。次のリフト乗り場へ滑走。

 第2ペアリフト(チケット1枚)のオープンは9:00になりそうとのことなので、ワタシとこばさんは、ここでシールオン。(撮影:こばさん)
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 09:05、第2ペアリフト運転開始。09:10、リフト最上部へ。旧ゲレンデには、注意事項が記載された目立つ看板(英語表記あり)と、入山届の提出箱。昨今、オフピステへの進入禁止が各地で進む中、ありがたい対応である。くれぐれも、事故には気を付けないといけない。
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 メンバーは、ここでシール装着。
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 既にシールを装着していたワタシは、時間稼ぎで一足お先にラッセル開始(09:15)。ワタシの板(買ったときは太いと思えたセンター80cm)で脛から膝の深さ。
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 ふと振り返ると、え、こんなに人が!?
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 当然ながら、ラッセルを強いられるトップの歩みは遅いので、徐々に詰まってくる。上部リフト直下。(撮影:こばさん)
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 これだけの人数でのラッセルなので、効率は良い。もし我々だけであったら、1.5倍の時間を要していたと思われる。
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 時折、青空もちらり。(撮影:天飾さん)
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 12:10、ドロップポイントへ。普段ならここで大休止なのだが、こばさんの温度計はマイナス20℃を示したらしく、じっとしていると末端から痛くなってくる。ここでシールオフ。
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 12:30、ドロップ。(撮影:天飾氏)
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 出だしは結構な急斜面。尾根を忠実に辿る。広い斜面に入る前に、強めにスキーカットを入れてみると顕著な弱層は無さそうだが、油断ならない積雪量。

 ファットスキーでも、止まると膝くらいまで潜ってしまう、底付き感がほとんどないほどのパウダー。
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  あっきゃん、嬉しそう。(撮影:天飾さん)
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 はねとんも、いつになく吠えている。
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 下界からは想像できない積雪量で、ブッシュは全く気にならない。(撮影:天飾さん)
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 ワタシ。(撮影:天飾さん、ありがとうございます!)
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 休み休み滑走し、ブナの森も楽しむ。
 このパーティと相性が良いのは、このペース感覚かな?
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 楽しい時間はあっという間。最後の谷はブッシュが多そうであったので、右の杉林へ。意外にパウダーが温存されていて、最後の最後まで快適な滑走を満喫できた。13:30に林道。30分ほど大休止。
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 標高900m地点でも、気温は恐らく氷点下。「雪うさ」を作れないほど、雪はさらさら。14:00、ゲレンデへ向かって下降開始。

 敷かれたトレースに導かれ、快適にゲレンデまで。
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 最初に見えるリフト沿いに下ると、別のところに降りてしまうので注意。左奥の第1クワッドリフトを目指して大トラバース。そして、14:30に無事にゲレンデ帰着。

 鳥瞰図(Google Earth)。
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 国土地理院地図におけるGPS軌跡。(国土地理院コンテンツ利用規約に基づき、地理院タイルにGPS経時位置情報を追記)
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・沿面移動距離9.7km、累積登高約850m(リフト除く)、滑走標高差1,190m。

 今まで、自分は太板は必要ないと思っていたけれど、考えたら、必要な場面に遭遇したことがなかっただけか!?今日はさすがに、太板が欲しくなりました。

 リフトからバックカントリーに入ることが、大っぴらではないにしても許容されている貴重なエリア。十分な装備、体力を備えて、事故なく末永くこの状況が続くことを願っております。

 ともに素敵な時間を共有させて頂いた仲間、現地でお会いした全てのスキーヤー、そして黒姫高原スノーパークに感謝しております。

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by kanechins | 2017-02-11 22:19 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)

一難場山&蒲原山BCの動画。

 2月4日にご同行させていただいた「ぶなぱうさん」(http://buna-pow.com/)に撮影、編集頂いたステキな動画が届きました。



 9人中、テレマーカーが4人!天気も雪質もよく、貴重な休日を堪能することができました!
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by kanechins | 2017-02-05 22:42 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)

再び、一難場山~蒲原山BC。

 2017年2月4日(土)
 午前4時に起床し、白馬小谷を目指す。午前7時前には道の駅小谷に到着。
 先週とメンバーの大半は違えど、まさかの再び一難場山、蒲原山へテレで。

 木地屋集落先の除雪終了点に駐車。路面はツルンツルン。標高680m。
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 07:50、登高開始。この一週間で思ったよりも雪は降ったみたい。
 先週のぎったぎたに荒れた林道は見事にパックされていた。
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 林道をショートカットしながら高度を稼ぎ、08:20に杉ノ平。
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 前回と同じく、夏道の橋手前のスノーブリッジを渡る。
 この1週間で積雪が増し、すっかり渡りやすくなっていた。
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 一難場山の北西に延びる尾根に取り付く。
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 わいわい賑やかに登るのも楽しい。
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 標高1,380m付近で小休止。
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 登るのには快適な気温、皆さん余裕の笑顔。(撮影:こばさん)
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 朝日岳方面の視界が開けると、自然と歩みも早くなる。
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 稜線直下は雪が風で飛ばされ、急な上にカリカリで苦労。
 10:45、標高1,450m付近の稜線に出る。
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 稜線に上がってしまえば、山頂まではなだらかなスロープ。雪庇の左側を登るとラク。
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 ウサギ(?)に踏まれて締まった雪が残っていた。
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 山頂直下は若干、急ではあるが快適な登り。
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 雪面に走る切り取り線。
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 11:15、一難場山頂(1,518m)。そのまま稜線に沿って進む。
 11:45、蒲原山頂手前ピーク(1,629m)に到着。眼前に迫る雪倉、かっちょいい!今年の春に行けたらいいなぁ。
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 天気よし、仲間よし。皆の笑顔が絶えない。
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 リーダーこばさんのお誕生日に、Hiroさんがチーズケーキを焼いてきてくださっており、ご相伴に預かった。うまっ!皆で記念撮影!(撮影:天飾氏)
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 12:35、シールオフして滑走開始。天気が良い割には気温が低く、雪質は最上のままキープされており快適!(撮影:天飾氏)
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 稜線に上がった部分がカリカリの急斜面であったので、少し下った1,430m付近から西面にドロップ。出だしは硬かったが、それをこなせば快適な斜面が待っていた。
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 今回嬉しかったのは、自分を含めてテレマーカーが4人!しかも、みんな上手!ルート取りや全体の動きなど、刺激になった。
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 貴重な写真、笑。(撮影:天飾氏)
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 先週と違い、標高が下っても雪質が落ちない。結局、杉ノ平の平地まで快適に滑って降りることができた。14:00、渡渉点。20分ほど休憩し、14:20に再出発。

 標高が下がり、テレ泣かせのブレーキ雪に。なんとか脚は持ちこたえて、14:30に無事に林道終点。お疲れ様でした!
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 帰りは、道の駅小谷にある温泉(620円)で汗を流す。温泉に入ってからレストランで食事をすると、温泉の半額分を差し引いてくれるのがありがたい。

 実は、買ってきた食糧を家に忘れてきたことが登高直前に発覚、汗。ブラックサンダーだけで登って滑ってきたので空腹。ここの塩ラーメンは美味。だもんで、思い切って塩チャーシュー(900円)を。温たまも載っていて、んー、うまい!
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 今回のGPSログ。
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 Google Earthn落としたルート。
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 先週は技術が未熟なワタシには難しい雪質でテレターン率ほぼ0%であったが、今回は雪質もよく、テレで楽しむことができた。上手なみなさんに追いつけるよう、精進したいと思った一日であった。当分はスノーボードは封印だなー。

 飛び入り参加にも関わらず暖かく迎えて頂き、楽しい時間を共有させてくださった皆様、本当にありがとうございました。どうぞ、今後ともよろしくお願いします!

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by kanechins | 2017-02-04 22:27 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)

一難場山~蒲原山BCテレ。

 2017年1月29日(日)
 なんとか時間を確保し、以前から気になっていた小谷の一難場山~蒲原山へ。急遽、お仲間に混ぜて頂いた県内及び岐阜の方々と、なんと総勢10名というなかなかの大所帯。

 道の駅「小谷」で午前6:50に集合し、平岩から木地屋集落へ続く林道へ。路面に雪はほとんどない。除雪終了点に駐車し準備を整え、7:50出発。
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 林道をショートカットしながら高度を稼ぎ、8:25に杉の平。
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 木地屋川沿いに進み、渡渉点を見つける。夏道のちょっと手前に、かろうじて渡れそうな場所を発見。凍っていて、見た目よりもいやらしい。
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 雪は程よく締まり、また人数も多いので、しっかりとしたレールが敷かれた。
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 昨夏に歩いた朝日岳が真っ白に雪化粧が施されていた。
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 冬景色の明星山を眺めるのは初めて。西壁に落ちてる雪の量がハンパない。
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 標高1,370m付近。いよいよ、一難場山への最後の大登り。
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 稜線は平原状となっている。稜線はクラストした段々畑の登りを強いられるので、雪庇の下を登った方がラクそうであった。
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 一難場山(1,518m)は、どこが山頂だったかよくわからない。蒲原山を目指し、南下。写真中央が焼山で、左が雨飾山、右が天狗原山。
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 天気は下り坂。
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 蒲原山までは、なだらかな登りが続く。
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 そして、11:30に蒲原山頂、近くの1,629mポコへ。(撮影:Oさん)
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 朝日~白馬方面の展望が素晴らしい!そして、この雪倉のかっちょ良さ!
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 11:50、滑走開始。前半は、思ったほど雪は重くはないけど斜度があり、へなちょこなワタシはテレ姿勢に入れない><。とにかく、無事に降りるのが先決。
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 小谷にしては雪が少ない印象である。
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 下るに連れて雪の重さは増してくる。Oさんをはじめ、皆さん上手!
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 雪が少なく、入り組んだ小さな沢が埋まっておらず、来た道に戻ることに。再びシールを装着し、北へ進路を取る。
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 もう一滑りを企み、高度を落とさずにトラバース。行きのトレースに当たったところで、皆はシールを外す。ワタシはシールを付けたまま渡渉点を目指す。

 渡渉は、思い切りが求められる狭いブリッジ。
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 杉の平から林道へ滑り込み、駐車場へ。最後の林道はテレマーク泣かせのブレーキ雪であったが、ポジションを意識するには良い練習になった?

 14:00、駐車場。
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 ルート図。
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 2年ぶりのBCテレマークは、やっぱり怖い。けど、楽しい仲間に混ぜて頂き、なんとか無事に降りてくることができた。すっかりモチベーションが下がっていたけれど、これをきっかけに、またテレマークを頑張りたいなと思えた、貴重な1日となった。

 ご一緒させて頂いた皆様、ありがとうございました!

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by kanechins | 2017-01-29 23:50 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)

GWツアーday1-1、鳥海山BC。

 2016年5月2日(月)
 GW前半は厳しかったが、後半はなんとか時間を確保できそうだ。
 18:00過ぎに仕事を片付け、帰宅して慌ててシャワーを浴びる。

 19:00に、今回のツアーメンバーである天飾さん、あっきゃんと合流。19:20頃に出発。
 この冬は結局、ゲレンデを含めて1度も滑りに行けていない。「自分、大丈夫か?」と自問しながらも、急遽、お仲間に交ぜて下さったお二人に感謝。

 米沢SAで最初の休憩。小腹が空いたので、「鯖サンドジャンボ」なるものを頂く。
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 鯖の半身をフライにしてバンズにサンドし、レモン汁と塩胡椒を振りかけて頂く。なかなかのボリューム。

 運転を代わり、日本海東北自動車道をさらに北上。終点の「朝日まほろばIC」から国道7号に入る。
 当初は道の駅「あつみ」で仮眠を考えていたが、多くのスキーヤーらが雪を求めて鳥海に向かっているという情報が入り、「今宵のうちに祓川に入ったほうがよかろう」、と北上を継続。

 2016年5月3日(祝)
 AM02:40分頃に、祓川登山口の駐車場に到着。
 さすがGW、一番上の駐車場の空きスペースは、残りわずか数台程度。そのままシートで仮眠。

 うつらうつらしたまま、05:00頃に白み始めた空と、周囲の声で目覚める。
 徐ろにおにぎりを頬張り、出発の準備を始める。

 シーズン初め(?)にテレマークでBCに行ける自信がなく、今回はボードに。
 あまりに久しぶり過ぎて、スノーシューの装着に手間取る、汗。

 Am05:30に、標高1,170mの秡川ヒュッテを出発。
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 朝陽を受けながらの、清々しい登り。
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 雪面はよく締まり、スノーシューの刃がよく効いてくれて助かる。風もなく快適。(撮影:天飾氏)
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 雪は少ないであろうと覚悟していたが、昨年よりは多い印象である。
 標高1,550m付近から、避難小屋へ続く斜面。

 スノーシューは直登が合うので、ワタシだけこの斜面へ。
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 秡川を振り返る。まだ、人もまばらである。
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 久しぶりの山歩きということもあり、ボードの重みが肩にずっしりとくる。
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 06:45、避難小屋着。ここで、がっつり大休止。
 半年近く「登る」という行為をしてこなかったため、太ももに張りを感じ始める、汗。
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 標高1,700m付近から、七高山を見上げる。
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 直下の大斜面下でも、ゆっくり休憩。少し風が出始めてきた。予報通り、下り坂のようだ。
 今回はスノーシューであったので、北側の斜面を直登。

 風の音、脈打つ身体、流れる吐息。
 あー、山にいるんだなー。ものすごく、久しぶりの感覚にうきうきした。

 09:50、多くのスキーヤーで賑わう七高山頂(標高2.229m)に到着。
 この頃には、かなり風の勢いが増してきて、背負ったボードが煽られる。
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 3人でぱちり。
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 10:10。板を置いて、千蛇谷へ降りて新山へ向かう。
 写真は、大物忌神社。外輪山から谷への下りはかなり急。
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 鎖は岩肌に沿って氷に閉ざされている。慎重に下降。
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 が、谷間で降りてびっくり!西からの強風は千蛇谷に沿って吹き上げ、まるで漏斗のように風が集まっている。常に突風が吹き荒み、10:35、ここを我々の山頂とした。
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 一旦、七高山まで戻る。(撮影:天飾氏)
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 下から上がってくる人の数は尋常ではなく、折角の雪面も荒れ始めたので、11:00に滑走開始。
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 天飾氏。レンズ3本を担ぎながらも、颯爽と下っていく。
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 ブルースクリーンをバックに、楽しそうに下っていくあっきゃん。
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 途中、山形県警のヘリがホバリングしていた。
 BCスキーヤーが足を取られてケガをされたらしい。強風の中、無事にピックアップされたようでよかった。
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 標高2,000m付近から、山頂を振り返る。
 残雪を求め、あちこちから集ってきたのだ。
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 七高山をバックに滑走する、天飾氏とあっきゃん。
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 11:30、避難小屋でパンパンに張った太ももを休ませる。
 初めて中に入ってみたが、なかなか快適そうである。

 そして、名残惜しきラストラン。
 12:05に、無事に祓川ヒュッテに帰着。
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 今シーズンの初滑りは、おっかなびっくりで腰が引けまくり。
 登りで張った脚は、下りで完全に力を失ってしまった><。初滑りでBCは、やっぱ、ちょっと無茶だったと反省。。。

 それでも、大好きな鳥海山に晴天の下で登ることができて、ほんと嬉しかった。
 初・鳥海でどぴーかんに恵まれたあっきゃんの「晴れパワー」に感謝。

 他は雪が少ないためか、いつになく人が多かった。
 下の駐車場も満車で、林道にも車がいっぱい。
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 このまま秡川ヒュッテに泊まる予定であったが、時間が早く、明日は荒天であることから、一旦、象潟まで降りることにした。 (つづく)
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by kanechins | 2016-05-03 14:01 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)

2015指導者研修会報告。

 2016年1月30日(土) day1
 この週末は、県山岳総合センターの指導者研修会に3年振りの参加。毎年、テーマを決めて開催しているが、今回は「探索」がメインとのこと。

 主任講師は今年も東秀訓先生。初日の午前中は講義。基本に立ち返って、積雪の経時変化や結晶の変態、雪崩の種類とその特徴や、雪崩が発生しやすい地形や気象状況などについて復習。
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 内容は過去のブログ(下記にリンク)にも記載しているので省略するが、印象的な部分のみ備忘のために記載したい。

・雪温は降雪時の気温を記憶し、層差5℃以上で表面霜が発生しやすくなる。(温度差のリスク)
・南岸低気圧が増加しており、冬なのに日本海側が晴れることが増えてきた(霜の発生が増加)
・春先に縦しわが見えたらリスク大で避けるべし。横クラックの下もリスク大。
・ピットチェックよりも山(地形や気象)チェック。
・多数トレースがある=安全ではない。
・降雪中、降雪直後は動かない。
・エアポケットは口腔への雪の流入を防ぐだけでなく、空間を確保しアイスマスクを予防。
・雪が降り続けて晴れた休日に、事故は起こりやすい。

 最新のビーコン事情としては、デジタル・アナログのハイブリッド(遠距離探索はアナログ、分析可能域に入るとデジタルに自動切換)、埋没者発信信号のロック機能(プローブヒットした後にロックし次の探索に入れる)、トリアージ機能(複数埋没時に埋没者毎に埋没深が表示され浅い者を優先できる)、スマートトランスミッター(埋没時にアンテナ方向を分析して発見が容易な向きに発信アンテナを切り替える)など。ビーコンも進化している。

 午後はセンター前の広場で、雪崩捜索法の実技。
 4グループに分かれて、ビーコンの指示特性を確認。
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 昨年に新調したマムートのバリフォックス。音が大きく音程差が明確で、聴覚に頼った捜索に頼もしい。
 発信者は右前にいるが、電波特性で正面を指示している。
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 班長らによるデモ。役割(リーダー、見張り、パトロール、サーチャー)と、捜索5段階(状況分析、プライマリーサーチ、セカンダリーサーチ、ファイナルサーチ、掘り出しと応急措置)を確認。
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 指導者として、初めての方にどう説明したらわかりやすいか協議。
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 夜は夕食を兼ねて懇親会。雪崩用エアバッグ、PIEPS社のJETFORCEを持ってきている方がいらっしゃり、実演!モーター式で、満充電で4回膨らませる。ボンベ式でないので、練習できるのが良い。パニックレバーを引いてから膨らむまで、わずか2秒ほど。
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 浮力を得るだけではなく、膨らんでから一定時間後にエアが抜けて空間を確保してくれるのもミソ。価格は15万円程度するらしいが、色々考えれば、ハイリスクエリアに入る方々には決して高い買い物ではないかもしれない。

 2016年1月31日(日) day2
 例年は、2日目は例年は鹿島槍ヶ岳スキー場上部で実技を行うが雪不足のため、旧大町スキー場にて。(許可を得て行っております)

 我々のチームは、最初は近いところで捜索シーケンスを確認。その後、100mスケールでの捜索訓練。
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 それぞれが役割を意識しながら行動。視界が悪ければ、それも捜索を困難にさせる要因となる。
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 スピードも大事だが、それぞれの役割を意識することに重点を置いた。
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 横穴を掘って人が入り、プローブで人や地面をヒットした感覚を感じる。 
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 掘り出し訓練。ブロック雪だと、わずか1m掘るだけでも甚大な労力を要することがわかる。
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 午後2時に終了、お疲れ様でした。4班の皆様、至らぬ班長でごめんなさい。
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 終了式。
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 いよいよ本格的なシーズンを迎える。毎回思うが、雪崩に巻き込まれたらいかに大変なことか。
 雪崩対策で大事なことは、雪崩に巻き込まれないことであることを再認識。
 この冬、事故なく、山に入る皆さんにとって楽しい冬となることをお祈りしております。

【2013年講習の内容】
1日目:http://kanechin.exblog.jp/19886343
2日目:http://kanechin.exblog.jp/19911179/

【2012年講習の内容】
1日目:http://kanechin.exblog.jp/17677867/
2日目:http://kanechin.exblog.jp/17689320/

【2011年講習の内容】
1日目:http://kanechin.exblog.jp/14802311/
2日目:http://kanechin.exblog.jp/14807623/

(備忘メモ:チーム捜索のシーケンス)
1)雪崩発生:事故パーティのメンバーを落ち着かせ、安全な場所へ移動。必要に応じて保温など。
2)周囲の安全確認:上部破断面を確認し、2次雪崩の発生が懸念される場合は無理な捜索は行わない。
3)状況の確認(メンバー数、雪崩に巻き込まれた人数、最後に見えた消失点、ビーコン有無など)
4)雪崩規模の確認(幅、長さなどのサイズ)
5)リーダーを決定し、役割をはっきり伝え、チームで捜索に当たることを明確にする。ビーコンスイッチを探索モードに切り替え、できた人に挙手させる。遭難チームのスイッチにも注意。
6)見張りが安全を確保したら、パトロールはデブリに向かって走る。途中、遺留品を見つけたら必ず持ち上げ、他のメンバーに大きな声で伝達する。さらに下り、電波を拾ったところで再度伝達。(状況によるが)末端まで走り、雪崩サイズを確認して上側に向かって捜索開始。
7)サーチャーは20m間隔で下降。電波を拾ったら他のサーチャーに表示距離を伝達。表示だけに気を取られず、遺留品や2次雪崩にも気を配る。
8)クロスサーチに入ったら最も近い捜索者1人にし、他のサーチャーはプローブやスコップを準備。
9)スパイラルプロービングでプローブがヒットしたら抜かず、埋設深の2倍下方からV字コンベアで掘り進める。最初にスコップの振り距離を確認し、先頭の指示で回転する。その際、スコップは置いておく。
10)姿が見えたら、まずは顔から掘り出し呼吸を確保する。堀り出しにはかなりのスペースが必要である。余力があれば、安全地帯や保温などの準備を平行して行う。
※警察への連絡は速やかに(日没近いと飛べなくなる)。通報すると「事故ですか、救急ですか」と聞かれるが、繋がる先はセンター。まず「山岳遭難による事故」と伝えると、所轄の警察署に回してくれることもある。事前に救助隊の番号を調べておくと、時間を節約できる。
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by kanechins | 2016-01-31 16:50 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)

東北ツアーday2「鳥海山BC(祓川ルート)」

 2015年 5月 3日(日)
 04:30、周囲の物音に目覚めて起床。東から登る朝日に、無意識に今日の無事を祈る。
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 お湯を沸かして朝食を摂る。平野部は27℃を越える予報であったので、気温が上がる前にスタートすることに。
06:00、登高開始。祓川には何度か入っているが、こんなに黒い鳥海山を見るのは初めて。
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 好天が約束されたGW、次々とスキーヤー、ボーダーが上がってくる。
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 標高1,420m付近から見上げる、七ツ釜避難小屋手前の斜面。左から巻いたほうがラクなのだが、雪がつながっていないように見えたので、この斜面を上がる。つい先日、左側尾根したのクレバスにスキーヤーが落ちて、ドクターヘリが飛んだらしい。確かに、小屋下にはぱっくり開いたクレバスが。
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 07:10に七ツ釜避難小屋をスルー。しばらく、急な斜面が続き、息が上がる。
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 標高1,700m付近。傾斜が緩い、左側から巻くことに。あちこち、クレバスが口を開いている。
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 標高2,000m付近。七高山直下の広大な斜面。比較的、傾斜がゆるそうな左側を登高する。
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 広大な斜面は、どこを登っても、どこを滑っても良い。自由だ。
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 かっちょいい、見知らぬテレマーカーさんと、高度を同じにしての登高となった。
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 09:20に七高山(2,229m)に登頂!風も穏やかで、雪面も適度に緩んでいて、快適な登高であった。釜の内側は雪がめちゃくちゃ少なく、下るのは怖そうだ。
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 09:50、滑走開始。出だしは急だが、雪が緩んでいるので安心して滑ることができる。
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 洗濯板も、それほど気にならない硬さ。
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 標高1,450m付近。この辺りから、急に板に強烈なブレーキがかかるようになる。これが、ウワサに聞いていた「謎の黒いタール状物質」か?
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 ここから祓川ヒュッテまでの強烈な板の重さは、へなちょこテレマーカーには拷問だ。休みながら滑走し、10:30に祓川ヒュッテに無事に帰着!駐車場まで降りると、救急車が。なんと、今日も先日と同じクレバスにスキーヤーが落ちたらしい。命には別状はないらしいが、腰を強打し起き上がれないとのこと。雪が少ない季節は、こんなリスクもあるのね。。。
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 日本海の北側から眺めると、こんな感じになるみたい。
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 今回の登高、滑走ルート。
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【登高・滑走データ】
 沿面距離 9.7km
 累積登高 1,261m
 累積下降 1,249m
 瞬間最高速度 31.9km/h
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 花立牧場の池越しに振り返る、鳥海山。
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 由利原グリーンランド横の直線道路。気温がぐんぐんと上がり、霞んでいる。
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 今日は趣向を変え、初めて東北ツアーに来たときに寄った記憶がある天然温泉、にかほ市温泉保養センター「はまなす」(http://www.onsen-hamanasu.jp/)へ。入湯料はオドロキの300円(大広間の休憩込みだと500円)。温泉は朝6時から夜9時まで入れる。泉質は茶色がかったナトリウム-塩化物強塩泉で、温泉感溢れる素敵な湯。しかも、空いているのがよい!次回からは、ここかな!
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 併設されている食堂で、遅いランチ。「ヒラメとマグロの漬け丼セット」が、1枚でお釣りがきた!これは美味しい!営業時間は午前11時半~午後2時半なので注意。
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 汗を流し、お腹も満たされたので、秋田・山形県境にある「三崎海岸」を目指す。下見で岩場まで降りてみたが、暑いなか、何組かのクライマーさんらが登っていた。
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 日本海に沈む夕日に、旅の無事も祈って乾杯!
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 折角なので、小瓶の地酒も賞味。米処のお酒は、やっぱり美味しいなぁ。
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 (つづく)
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by kanechins | 2015-05-03 22:02 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)

東北ツアーday1「月山・姥ヶ岳BC」

 待ちに待ったGWは、3年ぶりに東北ツアーへ!過去2年とも計画はしていたのだが、仕事が入ったり、天候に恵まれなかったりで「お流れ」になっていたのだ。4日の天気が芳しくないという報せから、急遽、初日から東北入りとし、準備を他所(よそ)に、早めに布団に入る。

 2015年5月2日(土)
 「あれ?何時だ?」。時計を見ると、なんと午前1時45分!?「ね、寝坊っ!」、慌てて布団を飛び出し、急いで準備。寝付きが良くなかったのだから、「準備をしてから寝ればよかった」と反省。予定よりも1時間以上遅れ、午前2時45分に長野を発つ。

 上信越自動車道、北陸自動車道と乗り継ぎ、新潟を目指して北上する。いつもの「黒崎インター」で最初の休憩。毎回思うが、1ピッチ目としてこの距離が丁度良い。さらに北上を続け、新潟から日本海東北自動車道へ入る頃には、夜の帳(とばり)が上がり始めた。延伸した「朝日まほろば」インターで高速を降りる。

 国道7号に入り、さらに北上。いつも休憩に寄っていた道の駅「あつみ」をスルーし、延伸した「あつみ温泉」インターから、再び日本海東北自動車道へ入る。そのまま山形道(山形方面)には入れないらしく、鶴岡西インターで一旦降り、国道7号。鶴岡インターから山形自動車道へ。

 湯殿山インターで降り、国道112号を山形方面へ進み、月山インターからぐるりと回り込む。「雪が無い」とは聞いてはいたが、これほどまでとは。ブナの新緑が目映く、季節が大きく前進していることを感じる。

 月山スキー場の駐車場に、08:15着。長野から5時間半か。家からおよそ400km。びっくりしたのが、GoogleMapでのルート検索との誤差、わずか2分!?駐車料(月山環境美化協力金)は1日500円。あれ?3年前の記録をみると1,000円だった。

 08:40に準備を整え、リフト乗り場まで登るのが、最初の核心である。
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 センターで登山届を提出。
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 リフトに乗ってびっくり、リフト下に雪が無い!リフト代は3年前は560円だったが、今年は580円に。出羽三山のひとつ「月山」を見上げると、いつになく黒々している。徐々に高度が上がると、東北の白黒まだら模様の山々が見えてきた。
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 雪が無いと言っても、姥ヶ岳はさすがに真っ白。
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 月山、く、黒い!!
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 リフト降り場。バックカントリー狙いの人も少なくない。
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 シールを装着し、09:20登高開始。一旦、カールに滑り込んで谷筋を詰めるか考えたが、長旅の疲れもあるので、素直にトラバースルートを取る。雄大なカールの淵を辿る。
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 肌を焼く陽射しは強く、日焼け止めも気休めにしか思えない。
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 のんびり、ゆったり月山カールを登高する。雪が切れている部分はなく、快適。
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 10:30にコル。ここから先に少し上がると、ノドのかなり手前で雪が切れていたので、そこにスキーをデポ。
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 テレブーツはまだしも、兼用靴でガレ道を登るのはきつそうだ。
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 途中、小さな雪田を越え、しばらく登ると稜線に。
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 11:30に月山(1,984m)山頂!南側斜面に広がる大雪原。あれ?あの滑りはまさか!?
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 お仲間さんに声をかけてみると、やはりM隊長であった!Aさんは「ゆきうさ」のお師匠さんらしく、作るところを初めて見させていただいた。お見事!
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 M隊長は、かなり下の方まで滑っていかれた。登り返してくるまで時間がかかりそうであったので、12:20に下山開始。スキーをデポしたところまでブーツで歩くが、中で足が動いて擦れ、修行の様相に。スキーを装着し、12:50に滑走開始!コルからそのまま月山カールに滑り込む。洗濯板もそれほどひどくはなく、雪も頃合に緩んでいたので、テレでもなんとかこなせた。
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 13:15、再びシールを装着し、姥ヶ岳を目指して登高開始。
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 傾斜が変わるような部分にはクレバスが開き始めていた。
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 月山をバックに。
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 13:45に姥ヶ岳(1,670m)山頂。広場に雪がなく、木道が姿を見せていた。写真左は湯殿山。
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 14:00、滑走開始。板が走るザラメ雪で、快適!
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 滑りはあっという間。14:15にリフト乗り場。駐車場まで滑り降りて、14:30に無事に帰着!久しぶりの滑りで心配していたが、久しぶりの月山、やっぱ好きだなぁ。
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 再び山形自動車道に入り、酒田へ。わずか1時間ほどの間で、2ヶ所で覆面パトカーに捕まった、気の毒な車が。制限速度が70kmなので、走行される方は御注意を!さらに国道7号を北上し、秋田県へ。

 にかほ市にある、道の駅象潟(きさかた)「ねむの丘」(http://nemunooka.jp/)へ。周囲には、以前はなかったセブンイレブンやガソリンスタンドが立ち並び、交差点が渋滞するほどの賑わい。ここ数年の変わりようはすごい。
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 4階にある展望温泉「眺海の湯」で汗を流す。温泉は、鉄色をしたすごくしょっぱい塩化物泉。広大な日本海を眺めながらの温泉は格別である。

【眺望温泉「眺海の湯」】(http://nemunooka.jp/huro.html
 営業時間 午前9時~午後9時
 入浴料金 90分―大人350円、小人200円
 源泉名 象潟温泉「ねむの湯」(象潟RD井)
 泉質 ナトリウム-塩化物強塩泉(旧泉質名:強食塩泉)
 泉温 40.8℃
 効能 きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、神経痛
     筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、
     くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復

 休憩所から望む、久しぶりの対面となる鳥海山。
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 料理をするのが面倒になってしまい、夕食を2階レストラン「眺海」(営業時間:11:00~16:00、17:00~20:30、http://nemunooka.jp/resutoran.html)へ。お決まりの海鮮丼(1,380円)。
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 日本海に沈む夕日を眺めながらの夕食。
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 にかほのジャスコで買い物をし、祓川登山口を目指す。月夜が裾野を照らす明るい夜ではあったが、やっぱり道がわかりずらい。さすがGW、最上部の駐車場はほぼ満車であった。(つづく)

【登高・滑走データ】
 沿面距離 9.6km
 累積登高 923m
 累積下降 1,251m
 瞬間最高速度 41.0km/h
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【前回の記録】
 http://kanechin.exblog.jp/18239426/
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by kanechins | 2015-05-02 01:13 | 「滑り」の独り言 | Comments(0)


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クライミング、沢に限らず「登山」は体力、技術、経験、ルート状況、気象条件、装備などによりリスクを伴う活動です。本ブログに起因するいかなる事象についても責任は負いかねます。皆様の安全登山をお祈りします!
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