カテゴリ:「沢」の独り事( 30 )

神通川水系 高原川 沢上谷(岐阜県上宝町)

 2017年6月3日(土)
 「でこでこてっぺん」を読んでいて、ふと「たまにゃ沢もいいなぁ」と思っていた矢先。以前に所属していた山岳会のお仲間から沢のお誘いが!!タイミングが良すぎ。

 日記を見ると、最後に沢に行ってからなんと6年。目的となる「沢上(そうれ)谷」は、手ごろな入門向けの沢らしいので丁度よい。

 松本で集合し、6:00過ぎに出発。安房トンネル、平湯温泉を抜け、県道89号線へ。沢上谷に掛かる橋を過ぎて、すぐ左手に駐車場が2カ所(合わせて5~6台は停められそう)ある。谷間なのでGPS測位に誤差あり、衛星「みちびき」に期待。
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 入渓点には7:40頃到着。ハーネスにヘルメット、そして久しぶりの沢靴を履いて、いざ入渓!
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 フェルトのフリクションを確かめながら歩くと、程なくして左手に10m滝が。左手から巻くことができる。
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 さらに進むと、6m滝。左岸(上流から見て左側)に巻き道あり。
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 この滝の上部は少し傾斜のあるナメとなっており、スリップに気を付けて進む。視界が開けると、そこが「五郎七郎滝」。
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 ナメは、登りよりも下りが怖い。スリップに気を付けて、慎重に下る。途中の小滝は、練習を兼ねて懸垂下降。
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 本流に戻り、先に進む。大きな淵も散見された。(撮影:T氏)
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 とにかく、ナメが多い沢である。(撮影:T氏)
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 段々状のナメ。
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 3段のナメ。
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 沢が左に曲がると、左手が開けてくる。およそ1:2の出合いを左手に進む。少々歩きづらい谷を進むと、突如、巨大な庭園のような空間が。そこに掛かる滝が「岩洞(がんど)滝」(30m)である。
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 周囲はオーバーハング状にえぐれ、なかなか圧巻。(撮影:T氏)
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 滝の裏側に回り込むことができた。暑い日であれば飛沫が気持ちよさそうであるが、今日はちと寒い。
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 1株だけ花開いていた、ラショウモンカズラ(シソ科の多年草)、花言葉は「幸せを招く」。
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 再び本流まで戻る。ナメの廊下が続く。
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 そして、目玉である「蓑谷大滝」(30m)に到着。
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 左岸の踏み跡を辿り、高度を上げていく。
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 滝の落ち口を越えると、進路が岩で阻まれる。ここまで上がってから、右手(下流側)の踏み跡を進む。
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 すると、まるで整備されたような道へ。
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 なかなかのスケール。
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 壁の末端まで登り、右手へ曲がるとすぐに下降点。小沢が出てきたら行き過ぎである。結構な傾斜の斜面を70m程度下る。
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 慎重に下ると、蓑谷大滝の落ち口へ。ここでのスリップは致命的。
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 さらに、美しいナメを進む。
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 縁に2本の滝が流れ込む。
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 10m滝は左岸にフィックスロープあり。
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 意外に滑るので、ロープがあるからと言って気が抜けない。
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 そして、再びナメ。沢は徐々に細くなり、旅を終わりを感じされる。さらに二俣となり、左手に橋が見える。右側の沢に入り、きれいなナメ床をあるくと、11:45にゴールとなる橋が見えてきた。
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 林道に上がり、トレッキングシューズに履き替える。しばし未舗装の林道を進み、国道89号に入る。途中、登ってきた蓑谷大滝に岩洞滝、五郎七郎滝を見ることができた。
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 13:15、駐車場に帰着。お疲れ様でした!
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 帰り道、平湯温泉「ひらゆの森」(500円)へ。 日曜日の割りには空いていた。
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 ウワサ通りのナメ天国で、4時間程度とコンパクトな谷にインパクトのある大滝が散在。気は抜けないが、沢入門としてはなかなかよいルートである。いつか、紅葉の季節に入ってみたい。
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 お誘い頂いたTさん、Yさん、ありがとうございました。
 今シーズン、機会があればまた沢をご一緒させてください!こえーけど、やっぱ沢はいいなぁ。

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by kanechins | 2017-06-03 23:17 | 「沢」の独り事 | Comments(0)

「週末」第4幕 白馬水系・楠沢北俣遡行

 2011年 8月 7日(日)
 鳥のさえずりで、午前6時前に目覚める。例年なら二日酔いでグダグダな朝を迎えるところであるが、昨晩は早々にゲキチンしたためか珍しく快調な朝。

 今日は会の例会山行に合流し、久しぶりの沢登り。沢ガイドでの記載も見たことがなく、遡行図もない。マイナーな沢なのか?最近流行のキャニオニングにも使われる沢と聞いてはいたのでそれほど深刻に考えていなかったが、久しぶりにセミになってしまった。

 栂池ゴンドラ「イブ」の駐車場に車をデポ(1台1日300円)し、楠沢の出合いへ。そこで入渓準備。
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 ところどころにコンパクトな滝が続き、快適。今日も本当に蒸し暑かったので、淵があれば喜び勇んで泳ぐ、至極快適!
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 中くらいの滝も、容易に巻けて楽しい。キャニオニングでは懸垂するのか、上部に立派なボルトが数本、打ち込んであった。
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 写真の水流際を直登できないか探索。細いクラックが幾重にも走ってはいるが、ちょっとリードする気にはなれない。
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 高巻いたあとにロープを下ろし、最近岩に沢に燃えているSugiさんがTRでトライ!下部はカチ持ちできるクラックが発達し快適そうであったが、後半はドスラブの模様。リードしなくてよかった^^;。
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 途中で、キャニオニングに参加している親子集団と遭遇!スライダー状の滝で飛び込み、気持ちよさそう!来年は、沢下りも含めて来てみたいな。
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 突如現れた、目測で10mほどの大滝。うーん、悪そうだ。遡行図もないので、冒険気分。
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 まず、我らがチーフリーダーS川氏が泳ぎで突破を試みるも、厳しそう。ワタシも突破を試みるが、雪解け水が見る間に体温を奪い敗退。
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 ワタシは「右岸から巻けそう」と突撃。出だしでTCUを2本決めて斜上しテラスへ。しかし、そこからは岩が外傾しており悪い。コケもびっちり付いてホールドも良くは無い。テラス右側にTCUを決めるも、とてもじゃないが突っ込めず、そして降りることもできずにひっさしぶりにセミに!!

 なんとかTCUを回収し、右下に向かってクライムダウン。十分な水深が得られそうなところで突然ホールドが吹っ飛び墜落。不意落ちでしこたま水を飲み込んでしまった^^;。まぁでも、無事でよかった。写真はK林氏。
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 我々が岩に弄ばれている間に、S川氏は左岸を突破!ロープをFIX頂く。ボロボロの悪い場所を慎重に突破できるのは、さすがベテランの証。
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 そこからも手ごろな滝が続くが、徐々に雲行きが怪しくなってきた。
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 それでも、シャワークライムが快適な気温。
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 地図上で2本の沢が交差する場所に。今回、SONYから発売されたハンディGPSを見せていただく。谷筋でも電波を補足できて25,000分の1図が表示されるのは優れもの。完全に頼るのはどうかと思うが、利便性は確認できた。

 今回は8人とメンバーが多いこともあって、どうしてもスローペースに。天候悪化の予兆もあり、当初予定の南俣は諦め北俣に進む。途中から雨が降ってきた、変更して正解かな?手ごろな滝をどんどん越えていくと、不意に人工的な滝が。これを越えると、そこは栂池ゲレンデであった。途中でいくつもスキーやボードが落ちていたのが印象的。
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 林道を登ってゴンドラで降りるよりも、このままゲレンデを下ったほうが早そうだということで、慣れ親しんだゲレンデを歩いて降りる。夏はこんな感じになるんだー。
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 林道で装備解除。たまたま着替えたシャツが黄緑だったせいか、数十匹のアブにまとわり疲れる。逃れるかのように林道を駆け下り、ゴンドラの中間駅から無事に下山。なんとか雨にも当たらずに済んでよかった!
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 やっぱ、夏は沢だなーって思えた反面、沢の怖さも思い出せたので参加してよかった。
 が、ハプニング発生。S川氏の車のタイヤがパンク!林道でのパンクは、場所によっては致命的。これからは、林道を下るときはよりゆっくり、慎重に進みたい。

 色々あったけれど、皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
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by kanechins | 2011-08-07 17:24 | 「沢」の独り事 | Comments(0)

涼しげな香り

 いよいよ夏らしく、蒸し暑い季節の到来。
 そんなときには、やっぱコレだ。
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 やっぱ、一眼が欲しいな^^。
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by kanechins | 2011-06-18 23:17 | 「沢」の独り事 | Comments(2)

ヒツゴー沢(利根川水系、2級上)

 9月27日(日)

 午前5時起床。昨日の下りでヒザを傷めたHisakoがベースに残って車を回してくれるとのことなので、ゆっくりできた。おのおの朝食を摂り、テントを撤収して出発。

 谷川温泉・湯テルメを過ぎY字路を右上へ。さらに次のY字路を左下に下ると、無料駐車場がある。ちょっとわかりづらい。ヒルがすごいとのことなので沢スパッツ+ミントオイルをたっぷり染み込まして、7:00出発!!

 登山道は意外に踏まれておりわかりやすいが、巻き道のアップダウンがちょっときつかったりもする。巨岩の「牛首」に7:50着。いわお新道を別け大きな道標を過ぎ、二俣へ。ここでフェルト靴に履き替え、ハーネスなど登攀具を装着し、9:10に遡行開始!

 最初のF1-7mは、左岸からそれとは気づかないうちに通過。すぐに写真のF2-20m「逆くの字滝」へ。右岸から階段状を登る。水量が多いと苦労しそうだ。
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 ゴルジュを過ぎると、ナメと階段状の小滝が小気味良く続く。
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 快適な階段状の滝。
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 心地よいナメが続く。
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 時折、スパイス的に小滝が現れる。
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 10:20、見たとおりの20m「くの字滝」へ。予報は晴れだったはずだけど、なんか雨降ってね!?
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 上部は左岸から落ち口を目指す。
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 8m滝。
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 そして、いよいよ核心の20mトイ状滝が見えてきた。
 左岸に巻き道が見えたが、水量が少なかったので本流に突っ込みフリーで登る。最後の凹角はかなりぬめって悪かった。
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 さらに続く20mクラック状滝は、左岸のカンテを容易に越せる。
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 ボルダーちっくな壁。Tokkyは岩にはがされ、背中からスローモーションで淵へ堕ちて行った。。。
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 最後に現れた無名の10m滝。左岸を小さく巻くが、結構ボロボロでここが一番悪かったかもしれない。右岸の藪にも巻き道あり。
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 いよいよ、源頭の詰め。ぐいぐいと高度を上げていき、とうとうガスの中へ。すると、二俣に巨岩がある場所に。高度計は1,500m(誤差あり)。T氏、姐さんらは「ココはゼッタイに右俣だ!!」と。私とSato氏は「うーん、なんか左っぽくねー??」と。

 間違えると、強烈な藪や草付が待っているらしい。多数決を取ると、ワタシとSato氏以外は右俣。「アンタたち、自信があるならソッチに行きなさいよー」と姐さん。じゃ、偵察も兼ねてということで、2パーティに分かれることに。記録のために高度計を姐さんから預かる。

 深いガス。まだまだ高度を400m近く稼がないといけないので、先を急ぐ。すぐに遡行図にあったチョックストーンがあった。こっちが正解か?さらに奥の二俣。水のない方が本流と聞いていたので、右俣へ。えっほら、えっほら登っていくと、そのまま藪こぎすることなく稜線へ出てしまった。13:40。やっぱ、こっちが正解であった。って、姐さんらは大丈夫??
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 あとはのんびり尾根を辿り、13:50に肩の小屋へ。
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 沢装備と登攀具を解除し、小屋の中に入って熱いコーヒー(400円)をいただく、うまいっ!!ゆっくりランチ。小屋のおじさんや登山客らと談笑。

 待つこと1時間。まだ来ない。。。ベテランの衆ばかりだから安心してはいたが、15:00にびっしょ濡れになった皆が小屋へ到着~。結局、藪やスラブを越えて、小屋の直下に出たらしい。お疲れ様でした~!
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 ロープウェイの時間もあるので、早々に装備を片付けてもらい、出発。ガスか小雨かわからない、薄暗い登山道を天神平を目指して駆け下りる。そして、ロープウェイ(片道1,200円)で快適に下山し車を回収。
 湯テルメ谷川(550円)で汗と沢臭さを流す。露天は湯が適度に熱く、また緑に囲まれたロケーションに心酔してしまった。
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 帰りに、水上のおいしーラーメン屋へ行くが閉店、汗。近くの蕎麦屋「坪の庵」で黒く太い、印象的な蕎麦を頂き、帰路についた。
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 谷川の名渓「ヒツゴー沢」。旱ばつのためか水量が少なく、コンパクトに感じた。が、水量が多いと、きっともっと登り応えのある1本になるに違いない。またいつか来てみたい沢である。みなさん、お疲れ様でした!!これで、2009年の沢はおしまい^^。
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by kanechins | 2009-09-27 23:56 | 「沢」の独り事 | Comments(0)

米子沢(巻機山・登川水系、2級上)

 9月26日(土)

 前夜21:00発で十日町を越え、巻機山登山口へ。一面ガスガスで、なんかオドロオドロしい。

 午前5時半頃に起床。今年最初で、恐らく最後の沢。登攀具と沢具に身を包み、メンバー全員が集結。午前7:10に出発!と元気は良いが、ぱらぱらと雨が舞い、ガスガスの中のスタート。。。
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 林道を右に上がり、大きなカーブ手前で入渓。谷筋も深い霧。たまにゃこんな沢もいいかもしれない。有名な沢だけあって、前には3パーティほど入っている様子。
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 最初から大きな滝が現れ、右岸を巻く。ガスが深く、先が読みづらい。
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 以降、滝は基本直登。
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 大きなナメが多く、また苔生しているためか滑りやすい。事故が多いというのも、なんだかうなずける。
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 肌寒いくらいの今日は、シャワークライムはちときつい^^;。
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 有名(?)なネズミ返しで、どっぽーんと堕ちるメンバー^^。8人中、3人がダイブを満喫されていた。
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 標高を稼ぐにつれ気温も下がり、シャワークライムは修行の様相。ホントなら「あちーなぁ、気持ちいいなぁ~」って登るハズであったが^^;。
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 こんな日は、ヘツリも消極的。。。
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 知らない間に、第2ゴルジュ帯へ。通常は左岸を巻くようだが、基本直登で進む。7mチムニー滝。抜け口がヌメって、ちょっと悪かった。
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 20m・2条の滝。
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 大スラブ帯。ガスっていて、状況はいまいち呑み込めない。けど、堕ちたら一発でアウトだ!
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 2段15m滝?右岸に古いシュリンゲが垂れたリングボルト3本。フリーで抜けてみた。ホールドもスタンスもヌメヌメで悪い~^^;。
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 12m滝?にしては、大きいなぁ。
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 数百m続くナメ谷。源頭の雰囲気が漂ってきた頃に、ガスが少しづつ晴れ始めた。
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 二股。右側は巻機山へと続く沢筋。水源保護のためにロープが入り、右俣に入れないようになっていた。
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 左俣の快適なナメを歩いていると、不意にゴールが!?
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 13:20に素晴らしき登山道を通じてゴール!藪こぎゼロというのは嬉しい!
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 すんごくキレイな避難小屋で大休止!沢&登攀具を解除~。
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 巻機山方面!紅葉もピークかな~^^。
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 深いガスはうそのように晴れ、美しい山肌を眺めながら下山開始!
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 いよいよ、秋だなぁ~。
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 ウワサどおりのステキな沢であった。今度は青空の下、遡行してみたい^^。14:10、下山開始!
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 下山途中の展望台から、米子沢を望む。
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 16:40、駐車場着。天気はイマイチではあったが、久し振りの沢を満喫できた!

 水上温泉へ移動し汗を流し、幕営場へ移動。Tokky夫妻がおいしー水炊き&うどんを用意してくれていた!
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 美味しい料理にお酒を満喫し、明日の好天を祈りつつ寝袋に入った。。。 【続く】

※米子沢は事故が多発しており、基本的に入渓を控えるよう指導されております。
 実際、すんごく滑る沢でした。
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by kanechins | 2009-09-26 23:37 | 「沢」の独り事 | Comments(0)

魚野川水系「西ゼン」(2級上★★★★★)

 魚野川・仙ノ倉谷水系「西ゼン」(2級上★★★★★)
 流程の8割が、快適だがスリップが許されない巨大スラブ帯。確実なルートファインディング能力が求められるという「西ゼン」は、ずっと気になっていた沢のひとつ。今年の沢の締めくくりに、憧れの「西ゼン」を遡行してきた。

 10月4日(土)
 今日は土曜日出勤。仕事を終え、急いで沢支度。21時にピックアップしてもらい、土樽を目指す。2時間半ほどでゲートに到着。急いでテントを設営し寝袋へ転がり込む。既に1パーティがテントで就寝しているようだ。

 10月5日(日)
 午前5時起床。空はほんのり白む程度。すっかり夜が長くなった。お湯を沸かして朝食をとりパッキング。もう1台の車が到着し、7人パーティが歩き始めた。幕営していた3人も歩き始め、ワタシが「鍵紛失騒ぎ」を起こしている間に出遅れてしまった。。。
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 06:05出発。15分ほど歩くうちに3人組を追い越し、毛渡沢出合へ。吊り橋を渡って平標新道へ入る。
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 40分ちょっとで遡行準備をしている7人パーティに追いついた。ここが仙ノ倉・西ゼン出合か?準備をしてるうちに3人パーティも追いついた。なんしか、賑やか~^^。
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 いきなり、ツルツルのナメが続く。う~ん、こりゃ先が楽しみ!?
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 ゴーロの伏流帯を越えダイコンオロシ沢を何気なく過ぎると、沢は明るく開けてくる。ここからはナメ滝の連続!彼方に望む山肌は紅や黄色に染まっている。う~ん、秋だなぁ。
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 さらにすすむと、東ゼンとの出合いに。「両門の滝」を想わせる、巨大スラブが現れた。写真は、これから進む西ゼン。さぁ、小川山スラブでの練習の成果はいかに??
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 出だしの2、3手が悪いが、後は斜上バンド沿いに快適に上がれる。まぁ、落ちても天然スライダー&淵ではあるが、この寒さでは濡れたくはないなぁ。
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 とにかく、ゴーロ帯ゼロなスラブの連続!適当に登って行き詰ったらセミになってしまいそうなので、ラインを慎重に選ぶ。浮石が多く、後続パーティがいるので神経を使う。
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 さらにナメ滝を進むと、奥に広大なスラブ帯が見える。これが第1スラブのようだ。
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 さらに進むと、6mチムニー状の滝。この季節に濡れる度胸がなかったので、無難に右岸を巻く。それにしても、もし青空だったらすんごくキレイだろうな~。雨が降らないだけマシか^^;。
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 気が付いたら、既に第1スラブの中にいるようだ。左岸を詰めすぎてエラい目にあったという記録が多かったので、右岸よりにルートを選ぶ。このルンゼ沿いは快適であった。
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 先のまたその先を読みながらラインを選定し、慎重に登る。登りながら、感覚的ではあるが水流沿いの方がホールドやスタンスが得られる感じがした。
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 第1スラブ帯は、なんだかアレッという間に終わってしまった。さぁ、核心はここからか!?第2スラブ帯の入口にある滝。右岸からコンパクトに高巻くが、草付きでチョイワル。
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 いよいよ第2スラブが始まった。傾斜は第1のそれよりも急になる。どこでもルートが取れそうに見えるが、ずっと先を読んでから取り付かないと後で泣きそうだ!?水流から外れないよう、ジグザグに登る。
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 ドキドキ、ワクワクの瞬間であった。
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 右に行き過ぎるとタイヘンという思い込みと、水流沿いにラインが見えたこと。それに加え、takeshiさんの記録にあった「2段・ハング状の黒壁」というのが頭に残り、自然と歩みはここに向かっていた。後続パーティははるか下方。このままトップでスラブ帯を抜けられるか!?
 写真の傾斜は、かなり実際に近い。左側の中洲状の尾根をノーロープで登る。かなりの高度感に圧倒される。
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 黒壁・1段目右側の白い部分にサビたハーケンがあり、ここでセルフを取りアンザイレン(ロープを互いに結び合う)する。
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 1本目のアンカーも同じハーケンに取る。ゼッタイに落ちられない状況だ。思い切って1段上がると、ゲ!なんのスタンスもないドスラブ!固まりかけたが、思い切って水流のド真ん中に突っ込み、シャワーの洗礼を受ける。。。
 なんとかラインを取り、30m、40mとロープを伸ばしていく。残りロープを確認しながら、落ち口のブッシュまであと5mというところでロープが一杯に!?少しクライムダウンし、極小の4番ナッツをかろうじて決めてGOサインを出す。結局、50m一杯、支点が一つも取れなかった^^;。墜ちれば、100mくらい吹っ飛ぶということか!?
 フォローも取り付きから苦労してるようだが、一歩一歩、慎重に上がってきた。その間、ワタシは両手がふさがったままブヨとの戦いに明け暮れていた。そうこうしているうちに7人パーティが左岸をかなり巻いて登ってきた。3人パーティも同様に巻いてきて、タイミングが悪く終了点で全員の通過を待つことに、汗。それでも、水流沿いに第2スラブを登れてヨカッタ、ヨカッタ!

 さらに進むと、黒壁を想わせる滝に。3人組みが左岸で苦労している中、右岸をさくっと巻いて追い越す。
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 10:20、水量比1:1の二俣。ここで全パーティが一時休戦!?高所恐怖症のワタシは、やっとここで落ち着いて食事を摂ることができた。遡行図は右俣を行く記録が多いが、takeshiさんの記録によると左俣も良いらしく、そちらに行こうか悩んでいた。
 3人パーティは右俣へ。7人パーティはしばらく悩んでいたが、お話してみて左俣へ行くことに。ここからは賑やかに、のんびりと稜線を目指すだけだ。
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 じき、7mくらいの滝が現れた。皆は右側から登っていたが、追越しをかけて左壁に取り付いたら、思ったよりもボロボロで悪いうえに、上部は猛烈なヤブが待っていた。。。結局、逆に引き離されてしまった。。。
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 やっとの思いでヤブからの脱出。
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 そしていよいよ、源頭の装いに。
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 う~ん、とってもいい感じ^^。
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 ここで水涸れになる。
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 自然が造った展望台にて。
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 ここから踏み跡もないヤブへ突入!背丈よりも高いところがあれば、ヒザくらいのところも。
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 ヤブは久しぶり~!平泳ぎの要領でヤブを漕いで行く。なんでこんなに楽しいのだろう!?水涸れから15分ほどで稜線に到着(11:45)!写真は仙ノ倉山方面。稜線は、もう晩秋の装いだ。
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 平標山方面。なんか、急に見える!?いや、実際に急登であった。冷たい強烈な谷風が吹き荒れ、見る間に体温を奪われていく。山頂には、こんな天気でも一般ハイカーの人たちが多かった。風に流されるワタシたち。ここで遡行装備を解除。7人パーティもじきに上がってきた。(山頂12:05着)
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 さぁ、いよいよ楽しい下り!のはずであった。が、傾斜がある上に笹が乗り、滑る、滑る。池塘から山頂を見返る。すごいところに道を作ったナァ。
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 ちょうど標高1,800mくらいが紅葉のピークのようだ。
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 急な斜面を慎重に下る。しつこいけど、すんごいところに道を作ったナァ。。。
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 こんな感じの急斜面。足にキテいると、ここの下りが核心になるかも!?
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 途中で、ワタシたちが登ってきた第2スラブ帯が一望できた。あの水流沿いに直登したと思うと、感慨深い。
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 上が第2スラブ帯、下が第1スラブ帯だ。
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 第2スラブ帯の拡大写真。
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 青いラインがワタシの取ったライン。赤いラインが後続パーティが取ったと思われるライン。ちなみに、水流左側にもラインが取れるらしい。
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 時折、西ゼンを振り返りながら、急な尾根を下っていく。仙ノ倉谷の出合い、毛渡沢の出合いを過ぎ、林道を下りゲートへ(15:40)!いやぁ、なかなか歩き応えのある沢であった。。。
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 お決まりの「岩の湯」(400円)で疲れを癒していると、雨が降り始めた。なんとか天気が持ちこたえてくれたことに感謝である。さすが、五つ星だけはある充実の遡行で、今年の沢は幕締めとなった。怪我なく、シーズンを楽しく過ごすことができた。仲間にも感謝である。ありがたや、ありがたや。
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by kanechins | 2008-10-05 23:52 | 「沢」の独り事 | Comments(4)

万太郎本谷(4) 番外編

 特に「泊まりの遡行」はザックが大きい上に重たい。ザックを背負って登るのが困難な場合には、空身で登って後でザックを回収する方法もある。けど、多くの場合にソレは困難を伴うので、できるのならザックを背負って登った方が時間・労力を短縮できる。

 写真は、水をたんまり吸って激重のワタシのザック・・・。パッキングが甘くて水が浸入し、シュラフ(寝袋)が濡れた人がいたとか、いないとか。パッキングは確実に~!
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 一ノ滝を登ってぐったり!?
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 一ノ滝の待ち時間で、マグロになって服を乾かす人々。
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 我らがCL(チーフリーダー)も、知らないところでマグロに??
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 人も通れる魚道。水位が低く、とても魚が通れる状態ではなかった。。。
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 それにしても、この巨大な堰堤が機能するようなことがあれば、美渓「万太郎」は土砂に埋まってしまうってこと??どうか機能するような事態が起こりませんように。。。
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 夜。朝用にとってあったご飯に味付けして半殺し(軽くつぶしながら練る)に。それを笹に刺して炭火でカリッと焼くと、これまた美味!!ナイス、U嬢!
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 ザンゲ岩でザンゲする面々。さぁ、悪行のアレコレをザンゲするのだ!?一番最後まで座っていたのはダレ??
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 土合駅の階段下から見上げたところ。標高差1,000mの山道は楽しいのに、70mの階段は実に辛そうだ。。。階段の段数が変わるとは良く聞くが、階段左側に段数が1段1段、ペンキで記されていた。これで怖くない??
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 お疲れ様でした。
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by kanechins | 2008-09-15 23:34 | 「沢」の独り事 | Comments(2)

万太郎本谷(3) BP ~ 土合

 9月15日(月)
 AM05:00起床。笹がクッションとなり、快適なBPであった。
 今日の食糧当番はワタシ。時間短縮のため雑炊系のお達し。ケド、担当本人があまり好きではない。そこで考えたのが、カレーリゾット。トッピングには「とろけるチーズ」。お味はどうだったかな??
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 AM06:30、出発。ノゾキ沢の出合いを右俣(2:3)に進む。しばらく源頭の雰囲気が続くが、すぐに顕著な二俣(2:3)が出合う。ここも右俣へ進む。
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 このあたりの岩肌は滑るので気が抜けない。
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 続く小滝を快適に越えていく。
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 「黒いスダレ」と称される二俣(3:1)。ここは自然に直進。
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 茂倉から伸びる尾根が見えてきた。
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 奥の二俣を右に進むと、いよいよ源頭への登りとなる。徐々に傾斜は増してくるが、岩は安定していて快適。
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 それでも、スリップすればちょっと痛そうだ。。。
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 万太郎のフィナーレが近づいてきた。
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 笹原に入りしばらく進むと、万太郎山へと続く稜線に出た。ヤブ漕ぎなしで稜線。う~ん、万太郎、すばらしい!肩の小屋へ向かうと、じきにガスの中に小屋が浮かんできた。AM08:30、肩の小屋着。
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 みな山頂に行くかと思ったら、ガスだからイヤだとか!?初・谷川岳のワタシと、やっぱり山頂を踏まないと気がすまないK氏2人で、山頂まで駆け上がってくる。
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 冗談で「早く帰って来ないと、先に下っちゃうよ~」と言われていたので、それでも走って下る。すると、どうも冗談でなく、本気でみな出発しようとしていた!?アブナカッタ。

 さぁ、あとは天神平まで下るだけ。タッタカ、タッタカ下っていくと、ほどなくして天神平ロープウェーにAM10:00着。大所帯にしては、予定よりも早めに下ってこれたな~。
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 山麓駅まで1,200円(+荷物代300円)の空の旅。山麓駅から車道を歩き、JR土合駅へ。
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 これがウワサの階段。改札からホームまでの標高差は70.7m。移動距離481m、486段の階段があり、改札からホームまで10分を要する、すごい駅だ。谷川全盛期には、ここを多くのクライマーが重たい荷物を背負って登っていたのだろう。
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 光に運ばれ、1駅・230円でJR土樽駅へ。
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 駅から下ったところで、車の回収班が空身で歩いてくれた。「岩の湯」(400円)で汗を流し、国道沿いの海鮮レストランでボリューム満点のミックスフライ丼を頂き、それぞれが帰路についた。

 念願であった万太郎。泳ぎあり、登りあり、ナメありと「沢の百貨店」と称されることが納得の美渓であった。今回は水量が少なかったので快適であったが、水量が多かったら困難と思われる場所も随所に見られた。いやぁ、ここはもう一度行きたいなぁ~。メンバーのみんな、楽しい遡行をありがとー!
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by kanechins | 2008-09-15 21:39 | 「沢」の独り事 | Comments(0)

万太郎本谷(2) 一ノ滝登攀 ~ BP

 開けた谷に落ちる、一筋の水流。万太郎の顔とも言える30m大滝「一ノ滝」と、念願のご対面~!時間は9:45。人数が多い割には、早めに着いた。
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 まったくもって、堂々たる見事な大滝である。
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 遡行図では右壁を登るとあるが、左壁も登れるらしい。メンバーでこの滝を登った人がいないので、情報は遡行図とオブザベーションのみ。じっくり眺めると、どうも水流左の方が良さそうだ。念願の大滝。ここは手を上げて、トップを行かせていただくっ!

 最初のリングボルトにクリップし、あとはひたすら攀じ登る。ハーケンセットを持たず、ギアはナッツ数本のみ。支点はプアで、墜落は許されない。濡れたスタンスを慎重に選び、ゆっくりと登る。
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 ランナウトしてきたので、ここで左側の潅木に支点を取る。
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 こうやって見ると、伸ばしたつもりのシュリンゲも、まだまだ短いのがわかる。まだまだ修行が足りないなぁ。
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 ほとんど登りきったと思ったが、核心は最後の最後にあった。傾斜が落ちてきたので支点も取らずに登ったら、最後のスラブはスタンスが乏しく、おまけに磨かれてツルツルに滑る。
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 遠くのヤブで気休めの支点を取り、思い切ってスラブへ突っ込む。雰囲気的には、ガマスラブ2P目の核心をフェルト&ランナウトで越え、軽くデッド気味にリップを取る感じ??ここで落ちたらかなりフォールするのでビビッた。。。てか、今思えば、ザックを置いていけばよかった??

 なんとかOSをきめ、振り返る。念願の一ノ滝を登れて、実に満足、満足^^。
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 人数が多いので、皆が登ってくる間に荷物や服を乾かしに入る。I女史も登ってきた。写真の部分が核心となったスラブ。45分ほどで、全員が無事に一ノ滝を登り終えた。
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 谷川の稜線が見えてきた~。気が付けば、青空が!!
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 二ノ滝(10m)は、右側を快適に登れる。直登の記録もあったが、既にみんな服の乾かしモードに。8月の暑い日だったら、シャワーが気持ち良さそう~!
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 さらに谷を遡行すると、ハングした三ノ滝沢が見えてきた。いよいよ、三ノ滝だ。(12:30)
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 下部は右側の凹角から。トップはSリーダー。支点が取れずノープロだが、ホールドは豊富。
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 問題は上部。じっくりオブザベーションするも、どうにもルートがわからない。それっぽいラインが2本あるが、どちらもシャワーだ。Sリーダー、迷いもなく右側のルンゼに入っていく。かなりヌルヌルなので要注意。途中から樹林帯に入り左にトラバースし、50mロープ一杯で落ち口へ。
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 14:20、全員が無事に三ノ滝を越え、ビバークポイント(BP)を探す。かなり上流まで偵察に出るが、なかなか良い場所がない。笹を踏み、なんとかBPを設営。タープを張り、火を起こしたところで乾杯~!充実した遡行であっただけに、ウマイのなんの!
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 9人分の調理は大変~。
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 夕食の食糧当番は、普通のメニューじゃもはや満足しないU嬢。ツナの炊き込みご飯&春雨スープ!これがまた、ウマイ!ツナと炊き込みって、こんなに相性がいいんだ~。
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 ウマイ、ウマイとみな、箸が進む。
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 じきに陽は西に傾き、焚火を囲みながら盃を傾ける。
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 ガスは晴れ、白鳥座が夜空を羽ばたく。稜線から大きな満月が飛び出した。そうか、中秋の名月か。心地よい疲れを芋焼酎で溶かしこむ。さぁ、明日も"make my day”だ! 【続く】
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by kanechins | 2008-09-14 22:09 | 「沢」の独り事 | Comments(4)

万太郎本谷(1) 入渓 ~ 一ノ滝

 9月13日(土)
 朝から雨。溜まっていたブログの更新を行い、車検の見積もりへ。予約をしたにも関わらず、土曜とあってか異様に待たされ焦る。帰りに食糧を買出し、沢の準備&料理の下ごしらえ。この週末は、念願の魚野川水系・万太郎本谷(2級、★★★★★)へ!

 19:00、待ち合わせ場所に集合。花火大会があるのを知らず、国道は大渋滞でちょい遅刻。乗り合わせて、飯山、津南を越えて土樽へ。真っ暗で、すんごくわかりづらい林道を進んで、3時間ほどで仲間と合流。今回のメンバーはな、なんと9人の大所帯!?テントを設営し、仮眠を取る。

 9月14日(日)
 午前5時起床。おのおの朝食を摂り、入渓の準備。
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 午前6時、遡行開始!いきなり堰堤からスタート!魚道を伝って簡単に越えられる。
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 さらに進むと、去年にできたばかりのウワサの堰堤へ。
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 近づいてみると、その巨大さに圧倒される。
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 単調な河原歩きを終えると、淵が出迎えてくれた。
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 ジェットスライダー状のナメ滝。この時点では曇り空で、まだ水に浸かる勇気がない!?
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 カラホリ沢と出合うと、5m滝が待ち構えていた。釣り人に「左岸から巻けるよ」と言われるが、ブッシュの様子。ここはやっぱり、右岸を巻かせてもらう。
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 トップの赤シャツがワタシ。以下、ワタシが写っている写真はU嬢提供。サンキュ!
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 淵は胸までの深さで、洗礼を受ける。ちょっとホールドは細かめだが、フェルトで十分に拾える。
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 滝の上部は、ポットホールも見られる奇岩状。
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 じきに、関越トンネルの換気口が見える。近くまで行くと、その巨大さに驚く。ゴ~っという低い音が響いていて、ちょっと異質な雰囲気。あれ?ここって、何かの映画に使われてなかった??
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 川棚沢に出合うと、いよいよ沢はゴルジュの雰囲気。右側からオキドウキョウ沢がスダレ状に流れ込む。なんとも涼しげだ。というより、ちょっと寒い!?
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 オキドウキョウのトロ。20mほどのトロ場となっている。まず、右岸のバンドを進む。
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 バンドの終端から飛び込み、数m泳いで対岸へ。思ったよりも流れがある。
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 末端にある小滝。普通は巻くようだが、突破を試みる。まずワタシがトップで右岸をウナギ泳ぎするも、泊まり装備のザックが頭にひっかかり、実に泳ぎづらい。
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 体が冷えてきたので一旦泳ぎ返し、Sリーダーが空身で左岸をへつる。横ホールドが続くが、スタンスがちょっと悪い。
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 全身フリクションでワタシも追従。とにかく人数が多いので、10mロープに加え、50mロープも流してザックピストン開始。その間に50mのもう一端をワタシに結び、トップを登る。が、次のゴルジュはほんの数mだが水流が強く、気合いで突破。さらに強烈なシャワーを浴びたりと、なかなか登り応えがあり楽しい!が、体の芯まで冷えてブルブル。写真は、トップから見た様子。
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 3m2条滝は、左岸を泳いで右壁を登る。
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 末端は、こんな様子。滝の落ち口に居るのがワタシ。
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 今回は初心者が数名いたので、ロープをFIX。要所に残置ハーケンあり。
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 この後は、楽しい小滝とナメの連続。
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 谷が屈曲するとゴルジュを抜け、急に明るい雰囲気となる。
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 小滝の連続で、飽きがこない。
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 噴水状の滝を持つ奇岩滝。
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 自然の造形って、すごい。
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 釜川を彷彿とさせる釜が続く。
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 こんな面白い出合いもある。
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 西沢渓谷・七つ釜を想わせるエメラルド・グリーンの淵が続く!巻くのも自由。泳ぐのも自由。ワタシは楽しく泳がせてもらう^^。
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 しばらく、このようなナメ状の楽しい滝が続く。
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 時間が経つのも忘れて、ナメ床を一歩一歩詰めていく。
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 淵から淵。ナメからナメへと、ひたすらに続く。
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 波打つような、楽しいナメ。
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 そしていよいよ、念願の30m大滝「一ノ滝」と御対面~!ここ何日も写真に魅入っていたので、ほんとドキドキの対面となった。 【続く】
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by kanechins | 2008-09-14 13:24 | 「沢」の独り事 | Comments(2)


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