2017年 10月 01日 ( 1 )

第1回松本マラソン。

 2017年10月1日(日)
 松本平で初開催となる、第1回松本マラソンに参加。




 コースは総合体育館を南下し、松本城と城下町、寿を越えて野村橋で折り返し、信州スカイパークへ。ぐるり半周して二子を目指し、やまびこドームで折り返し。アルウィンを回って陸上競技場がゴール。
 一言にフルマラソンと言っても、長野マラソンの制限時間は5時間、東京マラソンは7時間と大会によって異なる。松本は5時間30分なので、少し厳しめの設定か。
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 結論から言うと、完走はしたものの目標不達。フルマラソンは3回目であるが、初めて「30kmの壁」に直面し、残り12kmという距離に愕然とし、リタイアも許されず、本当に辛いレースとなった。反省も含めて、記録として残しておきたい。
 

 午前4:15起床。納豆ご飯を食べ、軽くストレッチと準備体操。指定駐車場である松本クリーンセンターに5:15頃到着。シャトルバスに乗り、松本トンネルを潜ってスタート地点の「松本市総合体育館」へ。6時を回った頃に到着したが、既に会場には多くの人が。
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 軽く1kmほど走ってアップし、靴紐を調整。長野マラソンで黒くした爪は生え変わりが間に合わず、少しキツめに締めてつま先が当たらないようにする。
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 スタートはDブロック(申告タイムが早い順にA~Hブロック)。交通規制が始まってすぐに移動し、ブロックの一番前を確保。8:10に競技通告でブロック閉鎖。号砲まではまだ20分ある。

 軽く足踏みしながら、目標ペースを設定。先週のハーフの疲れがまだ残っている感があるが、5:30/kmをキープできれば3時間52分、長野のように6分位スタートロスがあっても、グロスで4時間を切れる計算だ。試走でコースの様子を把握し、体調も悪くなく、4時間は切れる自信があった。

 定刻通り、8:30に号砲。気温14.0度、風速1.2m/s。スタートしたのに動かない時間が、すごく長く感じる。歩いては停まり、歩いては停まりを繰り返し、スタートラインを3分46秒後に通過。順位は2,792位。

 団子になるかと思ったら、両車線とも規制されており流れは良い。むしろ周りはCブロックの人達なので、あまりペースに乗せられないよう5:30/kmを遵守。松本城の横を抜けて縄手通り。ものすごく多くの声援を受け、気が引き締まる。

 相澤病院の辺りで、強い陽射しを受けて暑さを感じるように。まだ5kmしか走っていないのに、両手両足にしびれを感じる。「この距離でなぜ?」、沿道で応援してくださる方々に極力手を振り、意識を逸らす。

 じきにしびれは遠のいて良かった。出川橋~竹渕まで、急に道が細くなって団子に。田川高校から野村橋までの往復4kmを超える長い折り返しは、遠くの景色や対向するランナーを眺めたりして距離感をごまかす。ハーフ地点まで行っていないのに、なんだかキツイ。16km地点で知り合いの方々の声援、ハイタッチを受けて盛り返す。

 大動脈の国道19号を乗り越える「えびの子大橋」の登りが、またキツイ。アルプスを眺める余裕もなく、ただ足元を見てひたすら登る。この頃から猛烈な空腹感を覚え始める。ハーフ地点の電光掲示板は1時間59分10秒を示していた。スタートロスを除くと1時間55分24秒なので、平均ペースはジャスト5:30/kmを維持できている。

 22.4km地点で最初の給食。小ぶりのおまんじゅうを4つ掴み、走りながら頬張る。空港東の信号手前の急坂は心臓破り。ここからも地味に登りは続き、慣れ親しんだスカイパークのジョギングコースへ。トイレのタイミングを逃してきたが、26.3km地点の簡易トイレの扉が開いているのが見えたので、すかさず駆け込む。

 陸上競技場、アルウィンを越えると30km。ここに来て突然、嘔吐感を伴って左下腹部に痛みが。「なんで?なんで?水分不足?むしろ飲み過ぎ?」と逡巡しながら、二子への折り返しコースに入る。クライミングと一緒で、一回歩いてしまう(テンションしてしまう)とメンタルが一気に崩れてしまうので、「あの角まで」「あの看板まで」と歯を食いしばる。

 郵便局が見えたところで、意識が遠のき倒れそうになり、とうとう停まってしまう。屈伸しようとしたら、いきなり攣りそうになった。いつの間にか、足にも相当のダメージが及んでいたようだ。どんどんとランナーに抜かれるのを横目に、停まってしまった以上、しっかりレストしようとゆっくり歩く。

 そこからは地獄のよう。ちょっと走っては足の感覚が遠のき、歩いてはまた走る。日陰となる高速道路の高架下にコールドスプレーのブースがあったので、太もも、ふくらはぎにたっぷり散布。まだ31kmを過ぎたばかり。ということは、「まだ残り12kmもあるのか?」。体の状態を考えると、絶望的な距離。リタイアするにしても、審判員かエイド、関門まで行かないといけない。

 「とにかく動こう」。歩くのと停まるのでは大違いであるので、歩き始める。二子の折り返しまでの1kmが異様に遠く感じる。調子が良いときって1kmはあっという間。しかし、こんな状態になると、1kmのなんと遠いことか。むしろ歩いて時間をかける方が辛いと思い、走っては休み、また走っては休みを繰り返す。沿道の皆さんが「がんばって!」と声を掛けてくださるが、これが結構きつい。マラソンで歩くなんて情けない姿だけど、これでも1秒も無駄にしたくなくて頑張って歩いているのだ。。。

 そんな中、郵便局の前辺りでご高齢のおばあちゃんに「足を労わってねえ~」と声を掛けて頂いたのが嬉しかった。町神の信号を右折すると、再びアルウィンが目に入った。しかし、コースは無常にも一旦、やまびこドームに向かう。ドームは見えるのに、なかなか近づいてこない。

 スカイパークの外周に入り、これまた慣れた道を走る。もう、何度歩いたことかわからない。気付けば、風がかなり強く吹いている。たとえ向かい風であろうと、自分は体温を下げてくれる風はキライではない。馬術場、アルウィンを越え、陸上競技場入口の信号を左折。ここからも長い。

 陸上競技場の外周に入ると、多くの方々が声援を送ってくれていた。競技場に入ると、「青空」と「鮮やかな茶色のトラック」だけが目に入った気がした。映画のワンシーンのようにスローモーションに感じながら、あと200m、100m。そしてゴールが見えた。

 そして、いつになく嬉しいゴール。記録は、グロス(号砲からの時間)で4時間11分41秒(1,911位)、ネット(スタートラインからの時間)で4時間7分55秒。数えきれないほど歩いた割りには早く、逆にちょっとびっくり。
 
 ゴール後は計測タグを回収され、Finisherタオル、メダル、おしぼり、おにぎりを順に頂く。
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 荷物を受け取り、ちょっと休もうかと座ろうとしたら、前屈できなくて横に倒れ込む。しばらく天を仰ぎ、頂いたゴールドパックのりんごシャーベットを頬張る。あー、なんて美味しいんだ。

 起き上がるのにも四苦八苦しながら、荷物を回収。近くで「お兄さん、マッサージしていったらどお?無料だよ?」と声を掛けて下さる。あまりに足腰が痛いので、マッサージコーナーへ行き受付。250番の札を頂くが、まだ170番位が施術中。
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 テント内外を含めると40人位のマッサージ師らが、次々にマッサージを施していく。思ったよりも早く順番が回ってきて、靴を脱いでベッドに横たわる。マッサージが始まると、いきなり激痛が。

 「わ、いたたた。」「大丈夫?」「よく効いてます、ぜんぜん大丈夫っす」と、足腰全体を10分位かけてマッサージしてくれた。「すごく上手ですね!」と言おうとして、「そりゃプロですから」と言われそうで止めた。けど、やっぱ言っておけばよかったと後悔。

 マッサージ師の皆さんは休みなく、20人、30人とマッサージするのだから、相当に大変だと思う。随分と歩くのがラクになった気がした、ほんと、ありがとうございました。

 応援naviを見ると、もうすぐ、ろみーさんもゴールしそう。出口付近で待つ。彼女も苦戦を強いられたようだが、制限時間前にゴール、さすが山屋だ!スキーシーズン以来だったので、お会いできてよかった~。

(反省点)
1.練習不足。この1か月にハーフを3回走ったが、それよりも30km走をしておいた方がよかったか。

2.ハーフ大会の翌週に、フルの大会はやはり厳しいか。ハーフって結構無理してしまうので、年齢も考えると、十分な回復期間が足りなかった可能性がある。

3.ペースの乱れ。13km地点までは想定ペースを維持できていたのに、欲が出てしまい、5:10台までペースを上げてしまった。それが後半の失速の一因となり、過去のフルマラソンでは感じなかった30kmの壁が想像以上に高く立ちはだかった。ペースを抑えるのって、本当に難しい。
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4.水分の摂り方。各給水所で摂取した水分が少なかったのかもしれない。例え数秒停まってでも、しっかり摂らないといけないな。逆に、給食は食べ過ぎか?

5.結果的に前半で消耗し、後半で歩いてしまったこと。かなり限界まで頑張ったつもりなので、これは結果だと思う。ログを見ると、28km位まではペースキープできていたのに、30km以降に17、8回は歩いているようだ。
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6.靴紐。アップをして微調整したつもりだったが、右足が少しきつ過ぎたのか、30km位から右足だけ指の付け根が痛み始めた。緩すぎると足が動くし、靴紐は5mm単位での調整が必要に感じた。

7.トイレ対策。ブロック前列に並ぼうと、最後の給水を7:15頃行い、トイレは7:20位に。スタートの頃に軽い尿意を覚えるほど。早く列に並びたいので難しいところだが、給水はスタート直前にすればよかったか。

 グロスでの4時間切りは「行ける」と思っていただけに、まさか歩きが入るとは夢にも思わず、ゴール直後は悔しいやら、情けないやらで、「父ちゃん、情けなくって涙が出てくるわ(暴れはっちゃく風に)」であった。初フルのときは「なんだ、サブ4なんてちょっと練習すれば楽勝じゃね?」なんて思ったのに、初フルより遅いだなんて。。。
 
 初フル 大町マラソン(H27.10.18) グロス 4:10:52 ネット 計測なし
 2回目 長野マラソン(H29.4.16) グロス 4:04:58 ネット 3:58:50
 3回目 松本マラソン(H29.10.1) グロス 4:11:41 ネット 4:07:55

 ともかく、今年のマラソンはこれで終了。去年から持ち越しとなっていた抱負「ハーフの1時間40分切り」or「フルのグロスで4時間切り」は今年も持ち越しになってしまった><。今年で卒業できると思っていたのに、奥が深いぜ、マラソン。(もっと練習しろよ、自分)

 ちなみに、第1回松本マラソンの完走率は、スタートの気温が14.0℃、13:00で22.9℃と極端に高くはなかったが、風が後半は強く、思っていたよりもアップダウンがきついコースということもあってか、制限時間が5時間半の大会としては低めの「79.5%」となった。偶然、以前所属していた山岳会のランナーにもお会いできたが、「かなりキツイ部類のマラソンコースに入ると思う」とのことであった。




 松本平で初の、フルマラソン大会。運営はとてもスムーズで、苦戦はしたものの、素晴らしい大会になったと思います。多くの運営スタッフ、ボランティアスタッフの皆まさ、沿道で声援を送って下さった皆様、そして共に苦楽を共にしたランナーの皆様。本当にお疲れ様でした&心からありがとうございました。

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by kanechins | 2017-10-01 20:30 | 「走り」の独り言 | Comments(6)


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