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by kanechin
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初秋の小川山

 秋冷が肌に心地よい季節。最もクライミングに最適な季節を迎えるが、残暑が長引いたので今年の秋は短かそうだ。こりゃ、のんびりしている場合ではない。今回は、茅野のM氏、諏訪の美都さん親子に混ぜていただき小川山へ。

 さすがに3連休の中日だけあって、駐車場もテントサイトも超満員御礼!なんとか駐車スペースを確保しテントを設営。岩場も混雑しているのでは、と大急ぎで荷物をまとめてガマスラブへ。ロープ2本を使用し「ガマルート(8P、5.9)」へ。Kouki君の足慣らしとロープシステムの確認を含め、普段は割愛する1P目から登攀開始!著者がトップに入り、ベテランM氏がKoukiをサポート。
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 8歳のKoukiも快調にスラブを楽しんでいるようだ。シュリンゲで作ったチェストハーネスを併用し、靴はなんと著者と同サイズであったので貸してあげることができた。
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 2P目の終了点近く。核心のスラブも越えてきた。やるな。
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 3P目を登り始めてから、2P目終了点にいる3人を振り返り、「行ってきま~す!」。やさしく照る太陽のあたたかさ、そよぐ風が心地よい。
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 3P目の凹角を乗り越える2人。
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 5P目の核心部(5.9)に挑むKouki。乗り越しはさすがに身長が足りなすぎるので、人工スタンス(M氏の手)を使ってA0(?)で乗り越えた!それでも、自力で上がってきたんだから、たいしたもんだに!
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 6P目はカンタンな歩き。コンテで進む。
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 そして7P目終了点へ。ここまで登ってくると、金峰山荘やキャンプ場も一望できる。通常はここで終了とすることが多いが、初めて8P目(5.7、3m?)も登らせていただく。これでホントの完登だ!?
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 今回、ガマルートに行きたかった理由が、もう一つある。ダブルロープに慣れることだ。前回の錫杖で慣れないダブルロープさばきでパニックに陥りそうになった反省を踏まえて、リードするときもロープの流れやプロテクションの取り方・長さにも注意しながら登ってみた。
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 2人パーティでセカンドをビレーするときにはロープアップのときに2本一緒に上げて束ねていけばよいが、3人パーティでこれをやるとトップが再び登り始めるときにロープがこんがらがることに気付いた。
 慣れると、ロープアップで2本を同時に引き上げつつ別々に束ねていくこともできるようになり、非常に具合が良かった。(写真上)

 終了点から稜線を歩いてくる2人。ガマルートは何度か登っているが、山頂がこんな風になっているなんて知らなかった~!
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 山頂にてセルフビレーを取りながらのランチターイム!ちょっと風が冷たかったけど。。。サケのおにぎりをはじめ、ソーセージにハンバーグ、玉子焼きまで出てきてびっくり!?おいしかった~!
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 まず私が懸垂で下降し、Koukiをロワーダウンで降ろす。2Pの下降で再び大地を踏みしめた。初めてのマルチピッチ、美都さん、Kouki、どうだったかな??
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 若干時間があったので、「オーウェンのために祈りを(5.10c)」にトライ!するも、あれ~、どうやって登るんだったっけ??てな感じでちょっとズルをして、とにかくトップロープをセットし遊んだ。

 テントサイトに戻ると、辺りには夜の帳が降り始めていた。今夜のメニューはキムチ鍋!小川山というと焼き肉が定番であった私にとってはとても新鮮!でも、これからの季節は山でも鍋が良いかもしれない!野菜たっぷりでヘルシーだし、芯から温まるしでグー(死語)!
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 上州うどんとかいう、きしめんみたいな「うどん」がとっても美味しかった!
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 美都さん、Koukiそして筆者。激混の割には静かな夜。あつあつ芋焼酎が美味しい季節になったに。
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 翌朝。テントを打ち付ける雨の音で目が覚めた。タープもフライもないので、居れば居るほど水浸しになってしまうので、早々に撤収してそれぞれ帰路についた。昨日は停めるスペースがないほどに混雑していた駐車場も、今朝は閑散としていた。
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 秋は残すところわずか。もう1度は訪れたいところだが、実現できるかな。。。
by kanechins | 2007-10-08 23:25 | 「岩」の独り言