急遽、八ヶ岳 (初日)
2007年 09月 16日
まさに「渡りに船」であったので「行く、行く~!」って返事を送り、大急ぎで登山の準備を済ませ、深夜の国道19号を松本に向かって走り始める。松本から中央道に入り、みどり湖SAで「通勤割」適用時間ギリギリまで3時間ほど仮眠を取り、岡谷で美都さん、そして小3になるK君と合流~。
八ヶ岳山荘で八ヶ岳連峰の主、F森氏とも合流~。荷の積み込みをお手伝いし、歩荷のパッキングも済ませていよいよ出発!美濃戸山荘で重量物を降ろし、北沢に入る。時折、小雨が混じったが、あれこれお話しているうちに、1年ぶりに大同心のお膝元へ。
赤岳鉱泉では中学生くらいの子がお手伝い~、頼もしいっ。ガスに包まれた阿弥陀を見上げながら、美味しいコーヒーを頂き小休止。
ここから中山乗越を越え、行者小屋に。
写真、左側の尾根が赤岳へと続く「文三郎」。今日の登りは「地蔵尾根」。
途中、崩壊が進んでいた箇所は石が積まれて整備されていたっ!
道を整備していたSさん。今日は小屋のお客さんが多いので、独りで整備されていた。ヘリで上げた石の山を、運び降ろしては丁寧に積み上げる地道な作業。登山道は、見えない場所でガンバる人のお陰で保たれているんだ~、感謝!
じきに、これまた針ノ木訓練でお世話になったM氏がガイドを務める団体さんに追いついた。
岩場のショートカットで一気に追い越しをかける。
樹林帯を越えると、荒々しい岩場が始まる。ガスに包まれた尾根をガシガシ登る。
強烈な風は、時折、ガスの塊を追いやってくれる。地蔵から見おろす美濃戸。
無事に展望荘に到着~!台風が引き寄せる強烈な風で、風力発電の羽根がもげそうだ。
受付を済ませて、とりあえず小屋に入る。いつもは通り過ぎるだけの展望荘なので、中に入るのは初めて!予想よりもはるか広くてビックリ!写真は、個室が並ぶゾーン。
とりあえず、日本人はやっぱコレでしょう!かんぱ~い!!
これがウワサの五右衛門風呂。標高2,720mにいるとは思えない。。。
看板小屋食でもある「バイキング」の準備~!今夜の宿泊は150名を越えるとか!?とっても忙しそうであったので、私もエプロンをつけてお手伝い~。
怒涛のような5交代の食事が終わり、片付けもひと段落すると20時を回っていた。小屋のみなさん、お疲れさま~!賄いが振舞われる中、持参のワイン、梅酒を持ち込んで小屋のみなさんと談笑~。ガイドのMさん、Iさんも加わる。硫黄の雪崩事故の救助に携わった時のメンバーが勢ぞろいらしく、興味深く回想録を伺った。
小屋の朝は早い。22時を回ったところで毛布にもぐりこむ。寝不足続きであったので、堕ちるように深い眠りに入った。。。 【続く】