保育所で先生?
2007年 02月 19日
担当しているS村は梅の産地。下伊那生まれの「竜峡小梅」の伝統を後世に引き継ぐべく、R先輩の企画で保育所の年長児童を対象に「梅おにぎり」講座を行った。
保育所に着くなり、もう賑やか賑やか~。今日は年長2クラス、45人の児童が集まった。手をしっかり洗って、頭巾とマスクをして準備完了!
まず私から「梅」にまつわるエトセトラ。なぜ梅がすっぱいのか、なんで梅の花は良い香りがするのかなど、事前にふかせ咲かせておいた実物の「梅の花」に触れ、香りも嗅いでもらいながらお話しした。
つぎにR先輩から、イラスト豊富に「食と健康」についてのお話し。ちょっと難しい話しかなとも思ったけれど、なんのなんの、みな元気に質問に答えていたっ!
さて、ここから実際に「おにぎりづくり」開始!。
ラップの上にこだわり「売木米」に、地元うまい会産の竜峡小梅の梅干しを載せていく。
敢えて形については触れないでいると、想像力豊かな児童は「ボール型」「梅型」「ウルトラマン型」「富士山型」「ハート型」など、想像を越える豊かな形に「おにぎり」を作っていく。
みんな揃ったところで「梅ジュース」「牛乳」も配って「いただきます!」。
梅干しが食べられないという子供も「梅がなぜすっぱいのか」という話しを聞いたり、わいわいみんなで一緒になって「おにぎり」を作ったのが楽しかったのか、果敢に挑戦しているようであった。
当初は「ご飯に牛乳にジュースは食べきれない」だろうという話しもあったが、そんなもんで「おかわり、おかわりー!」の声が!?「食」と「楽しさ」の結びつきって、本来はとても大切なものなのかもしれない。
最後には先生から「今日、おうちでご飯が食べられなかったら、お母さんに今日のお話しをするように」とお話しいただいた。。。
食べ終わった児童から「もっと梅の香りを嗅ぎたい!」とあったので、梅の花を配る。
小さい頃の「香り」の記憶って大切なものと思う。みんなのなかに「里の香り」としてずーっと脳裡に残っていてくれれば嬉しいな。