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by kanechin
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木曽御嶽の周遊??

 今年は雪に恵まれ、木曽からも「雪の状態が極めて良い」という知らせが入り、ネットでも「御嶽の西側はパウダー天国!?」というのを見て、御嶽方面に足を伸ばしてきた。

 飯田も一面真っ白で期待に胸が膨らむ。雪深き清内路を越え、国道19号に。木曽福島から進路を西にとり「開田高原」を目指す。開田といえば、蕎麦に木曽馬、ブルーベリーにアイスクリーム!?。まさかやっているわけないと思っていた「開田高原アイスクリーム」が豪雪の中、オープンしていた。。。
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 お客さんが来るのか心配になったが、スキー客、旅行客がちらほら。さすがに目玉の「ブルーベリーシャーベット」は季節限定で販売されてなかったが、しっかり「とうもろこしソフト」を暖房の効いた車内で頂いた、贅沢だなぁ。

 国道361号を西野に進むに連れ、雪が一層に深くなる。天気が良ければ御嶽の勇壮な峰が望めるはずだが、厚い雲に包まれたまま。標高1,350mに位置する「長峰峠」直前で、除雪車2台に追従。大きなタイムロスになるも、4WD+スタッドレスでも足元をすくわれそうな状況だけにありがたい。
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 なんとか峠に到着。日中だというのに氷点下12℃の表示が。こんな所で車がスタックしたら凍えてしまう。
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 除雪されてはいるものの、少ない交通量に加え、降り続く粉雪で足元が心もとない中、なんとか「チャオ御岳」まで来た。が、ここが目的地ではないのだ。
 さらに「濁河(にごりご)温泉」へと続く、一段と細い林道に進む。除雪が甘いのか、対向車が来て避けたら車体が浮いて「亀」になるほどの積雪量。スノースコップを忘れていたので冷や汗の連続。まるでボードで滑っているような感覚になるようなスノーダートがすんごく長い距離に感じられた。

 それで、それでやっと来た「濁河温泉スキー場」!意味不明の「アスピリンスノー」という言葉(逆にヒートアップして熱が上がるのでは!?)と、非圧雪エリアの存在に魅かれ、さらに1日券3,000円で平日は昼食も付くとか!?が、到着すると。。。
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 あれ?明らかに誰もいない?が、目を凝らすと、はるか上の方でたった1台の圧雪車が急斜面で右往左往しているのが望める。チケット事務所までも膝下までの深雪。明らかにオープンしていない!?人の気配もなく、呆然としたまま「町営露天風呂(合併して市営に)」に。が、腰までの深い雪に埋もれていた。。。
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 近くの温泉で汗を流す。聞いてみると「あぁ、あすこのゲレンデは、人が来ないとやらんのさ。」とか!?が、ここの素晴らしく野性味のある温泉に浸かると全てが吹っ飛んだ。
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 名前の通りに濁った温泉はミネラル分が豊富で、周囲はミネラルの結晶で変色。キンと冷えた厳しい世界に存在する天国、オアシスのようだ。

 すっかり温まったあと、恐ろしい林道を戻って「チャオ」まで行く気も起こらず、いっそ西に下って日本三名泉のひとつ「下呂温泉」に行くことに。
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 ご丁寧に、ありがとう。

 恐ろしい雪道を下り、なんとか「下呂温泉」に到着。そこでクイズ、日本三名泉は「下呂」とあと2つ、どこでしょう?(解答は下に)
 ということで、たまたま発見した「温泉博物館」に行ってみた。これが大変面白く、子供のようにワクワクしながら観て回った。
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 外には足湯体験できるコーナーもあり、1粒で2度美味しい感じ。
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 写真は、橋の上で休む「チャップリン卿」。
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 「湯あたりでもしたん?」

 写真は、名物「飛騨牛」を使用した「牛串定食(1,050円)」。古代米、赤カブ、うなぎかぼちゃも美味であった。
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 公共浴場である「クアガーデン露天風呂」で汗を流せば、下呂温泉にも夜の帳(とばり)が降り始めた。
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 国道257号、256号と乗り継ぎ、雪道にも関わらず下道で3時間もかからずに飯田に戻ってきた。なんだ、下呂ってそんなに遠くないんだ。

 (解答) 「有馬温泉(兵庫県)」、「草津温泉(群馬県)」
by kanechins | 2005-12-24 23:57 | 「日常」の独り言