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by kanechin
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新野の盆踊り

 仕事を終えてから、仕事仲間と「新野の盆踊り(国の重要無形民俗文化財)」の盂蘭盆に参加してきたが、これがまた、普通の盆踊りではない。
 新野の盆踊りは、(1)夜9時~夜明けの朝6時まで踊り続ける、(2)笛や太鼓などなく、肉声だけで音頭を取る(=歌を知らないと辛い)、(3)踊りの種類は7つもある、ということ。
 今回は浴衣に扇子を用意して飛び入り参加。踊りの輪には保存会の方がいて、その後ろにちゃっかり付いて踊りを模倣する。たまたま、新野出身で仕事でお世話になっている方も参加していて、踊りを懇切丁寧に教えてくれた。
 平日の夜とあってか、お盆に比べると人は少なめ。
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 力強い歌声を覚えようとするが、言葉が聞き取れずに苦戦。来年は歌詞を覚えたい。
新野の盆踊り_b0050067_1110858.jpg
 櫓で踊る音頭取りと、輪になって踊る踊り子。
 音頭は掛け合いから生まれ、上の句、下の句の様に唄ったり、音頭取りが一句を全て歌った後、その一部を踊り子が繰り返したりと、それが延々と続く。一曲がかなり長いためか、時間が経つのを忘れる。
新野の盆踊り_b0050067_1195769.jpg
 踊りは「すくいさ(最初はこれで始まる)」、「高い山」、「おさま甚句」、「音頭」、「十六」、「おやま」、そして踊りの最後にだけしか踊られない「能登」がある。
 空が白む頃に「能登」が始まると、それはそれは燃え上がるとのこと。
新野の盆踊り_b0050067_11102368.jpg
 結局、翌日も朝から会議であったので、午前1時過ぎにこの地を去った。
 いつの日か、この「能登」を踊る日が来るであろうか。
by kanechins | 2005-08-25 02:43 | 「旅」の独り言