放浪の旅鳥 「静岡編」 No.6 「福田漁港で魚釣り」
2005年 07月 17日
相変わらず重たく湿気を抱いた漆黒の闇が港を覆っていたが、辺りには夜釣りを楽しむ人々が散見された。
取り急ぎ「仮の巣箱」を設置し、スピード天秤に針を3本つけてゴカイを刺し、海に向かって竿を振る。
暗くて水深がわからないが、仕掛けを引いた感じでは湾内の海底は砂地になっており、特に障害になるようなもの、岩や海草、ごみなどは少なそうだ。
3時間ほど竿を振り続けたが一向に当たりがなかったので、早々に巣箱に戻る。
信州人にとって大敵な「湿気」と「気圧」に悶えながら一夜を過ごした。
朝の4時に起床。早朝にも関わらず蒸し暑さが立ち込めていた。
釣具屋では、カゴ式よりも「トリック仕掛け」と呼ばれる、2重針にオキアミをひっかけて釣るのが主流とのこと。郷に入れば郷に従え。
海に仕掛けを入れてすぐに小アジがヒット。立て続けに釣り上げるが、ものの30分ほどでぱったりとアタリが来なくなってしまった。
10時にもなると、釣り客の層もマニアックな人たちから子供連れに代わってきた。
持参の竿はどれも短いので、投げさびきもやってみるが、いまいち。
結局、8cm程度の小あじから豆あじを中心に釣果は40匹ほど。