放浪の旅鳥 「静岡編」 No.5 「旅鳥、海の幸を喰らう」
2005年 07月 16日
浜名湖方面に向かうか、御前崎方面に向かうか悩んだが、雰囲気で御前崎方面へ向かう。
国道150号線に入り東方へ10kmほど進んだところで、不意に「福田(ふくで)漁港」の看板が見えた。(地図)
とりあえず、堤防釣りができる環境にあるか偵察。
理想としては、
1.堤防釣りができる
2.釣具屋、トイレ、コンビニが近くにある
3.治安が良い (車中泊や夜釣りをするのに物騒でない) が挙げられる。
実際に港まで行ってみると、防波堤際まで車で入れるようだ。
近くには、朝の4時から夜の12時まで営業している釣具屋があり、トイレも漁港に完備。コンビニも定番の3軒が争うように国道沿いにあった。
夜の帳(とばり)が降りる頃、防波堤で釣りをしている人の様子を伺ってみると、小アジを中心に釣れているようである。
偵察が終わってから、スーパーを求めてさらに東に進む。
すっかりと陽が落ち、暑く湿った重たい空気が漂う漆黒の道に沿って飛び続ける。
周辺は水田が多いようで、店の明かりなどはほとんど目立たない。
6kmほど進むと、突如、巨大なショッピングモール「ロックタウン大須賀」が現れた。(地図)
スーパーにDIY、カーセンター、レストラン、ゲームセンター、紳士服、衣料品、果ては貴金属店まで何でもござれ。
アルコールや肴、氷などを入手し、再び福田漁港を目指す。
静岡に来たもう一つの目的、海の幸を堪能するため、国道沿いにある、いかにも古くからありそうな食事処を探した。
じき、国道の北側に面した、看板に「海鮮旬菜『太助』」と書かれたいい感じの店を発見。
迷わず入り、オススメの「海鮮丼(1,100円)」を注文した。
マグロ、カツオ、イカ、甘エビ、サケ、タコ、イワシ、イクラで丼は覆われ、イワシの生姜煮にアサリの汁物、漬け物にメロンまで付いている。
味、量ともに、全く文句の付けようがない美味しさであった。
舌鼓を打った後、再び福田漁港まで戻る。
( 「太助」 水曜日定休、営業 11:00~14:00、17:00~21:00)