2020年10月10日(土)
2018年6月にリニューアルされた上越市立水族博物館「うみがたり」へ。上越水族館は思い入れがある場所。母が安塚の出身で、小さい頃から慣れ親しんだ水族館。
昔の水族館は完全に解体され、きれいな駐車場となっていた。洗練された外観の水族館に生まれ変わっていた。ちょっと寂しいけれど、これも時代。
サーモグラフィによる体温チェックを終え、券売機でチケットを購入してエントランスゲートへ。新しい施設は、なんだかわくわくする。
まずは、エイがお出迎え。まさか裏側から見られることの方が多いとは本人は思いもしなかっただろうが、愛嬌あるデザインは天からの贈り物かもしれない。
ガラス(強化アクリル?)は透明度が高く、澄むようにきれい。
外光を取り入れた水槽は、海底にいるかと思えるような美しい光景が広がっていた。
海外では「悪魔の魚」と呼ばれることもある、巨大なタコ(写真はミズダコ)。数多もの吸盤を持つ腕に絡まれたら、ひとたまりもないなぁ。「悪魔」と呼ばれるのも、これは無理がない。美味しいけれど。
かわいらしい、コウイカの子ども。
海の中の渓谷。
美しいハナガサクラゲ。刺胞に触れると激痛を感じるらしいが、死に至ることはないとのこと。美しいものには棘がある。
これまた、刺されるとめちゃくちゃ痛いらしいアカクラゲ。
ゆらゆら揺れる、危険なアカクラゲの触手。
タコクラゲ。これは刺さないらしい。 ゆらゆら泳ぐクラゲは、永いこと眺めていても飽きがこない。
続いて、癒し系のフグたち。トップバッターは、サザナミフグ。皮膚、精巣、肝臓、卵巣、筋肉が保毒しており、毒性分など不明な部分が多く、食用には向かないとのこと。なかなかのデザイン。
イガイガしたのは、名前のとおりのイガグリフグ。採捕例が少ないため人への毒性は不明で、食用に供してはならないとのこと。
これも見た通りの、ウミウシ。最も牛っぽい、シロウミウシ。一生をウミウシに捧げる人がいる、というのも、ちょっと頷けるかわいらしさ。
マツカサウオ。こう見えても、意外に美味しいらしい!?ウロコが硬く、Armor Fish、ヨロイウオとも呼ばれるそう。
水族館とてば、イルカショー。
ウォームアップのご褒美。
このシンクロ具合はすごい!ミリ秒単位の精度に驚く。
巨体が水面から飛びあがるには、相当な速度が必要と思われる。よく壁にぶつからないなぁ。
上越水族館といえば、マゼランペンギン。124羽を擁し、飼育数は世界一とのこと。2019年には国内初となる「生息域外重要繁殖地」に指定。準絶滅危惧種であるマゼランペンギンの保全に向け、うみがたりは重要な施設と位置付けられているらしい。
餌やりと、健康診断。
そして、今日のお疲れ様。色々な働く人のお陰で、きれいな水族館が保たれているのだなー。
気温が下がってきたこともあるのか、いわゆる水族館臭さを感じることもなく快適。近くにあったら年パス会員になりたいところである。