越後妻有里山現代美術館「キナーレ」。
2016年 08月 29日
迷走台風10号の急襲により日曜日が仕事となったため、今日はお休み。以前から気になっていた、越後妻有(えちごつまり:新潟県十日町と津南町からなる地域名)にある現代美術館「キナーレ」に行ってみることに。
入ってびっくり、ロの字型の建物の中庭に水が張られている。
企画展「水あそび博覧会」が催されているようで、来館者は入ることができる。上のオブジェは、長谷川仁氏による作品。水は深さ30cm程度。一本橋を渡った先には、釣りができる体感オブジェが。
さとうりさ氏の「Mirrors」。かなり巨大で、ゆらゆらと動いては表情を変えて面白い。
鏡でできたステージは、乗るとゆっくりと沈み水の中へ。少年は鏡の中に何を見るか。
入館すると、何やら発砲スチロール玉のプールが。杉浦隆夫氏による体感できる作品とのこと。
防護服の上にマスクを装着し、入ってみる。腰よりも深く、暖かいパウダースノーの中をラッセルしている感じ?スチロール玉はデッドエアーを抱くため保温効果があるのか、かなり汗が出る。
この美術館がすごいのは、基本、撮影OKというところ!2Fの展示室に入ると、炭化されたオブジェがお出迎え。山本浩二氏による作品「フロギストン」。
Leandoro Erlich氏(アルゼンチン)による作品「Tunnel」。
入ると、そこはまさにトンネルの中。進んでいくと、あることが!?
Elmgreen氏(デンマーク)とDragset氏(ノルウェー)による作品「POWERLESS STRUCTURE,FIG.429」。
栗田 宏一氏による作品「ソイル・ライブラリー/新潟」。新潟県内各地の土576種を集めた力作。
Carsten Holler氏(ベルギー)による作品「Rolling Cylinder、2012」。
中に入ってみると、まさに名前の通り!筒の内側が回転しており、螺旋模様が独特の感覚を呼び起こしてくれる。
お昼時であったので、館内にある展望レストラン「越後しなのがわバル」へ。
妻有ポークと夏野菜をふんだんに使用した「かおり佳麗」(税込745円)を。逆光で映りはイマイチだが、彩り鮮やかで香りもよく、美味しかった。
館外にもオブジェが。
原広司氏とアトリエ・ファイ建築研究所による作品「Three Travellers」。
「もぐら放送局」。舞台に立って中を覗くと。
「越後妻有里山現代美術館/キナーレ」(HP)
住所:新潟県十日町市本町6
電話:025-761-7767
開館時間 10:00 - 17:00
休館日:水曜日
入館料:大人800円 小中学生:400円
「キナーレ」は、方言でこの場所に来て下さいという意味である「来なされ」と、十日町地域の特産品である着物を着て下さいという意味である「着なされ」という意味をかけて付けられた、公募名とのこと。
標準観覧時間45分と書かれていたが、ランチを含めて4時間強も居てしまった!旅はさらに続く。(つづく)