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by kanechin
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年末年始ツアー day1 乗船。

 2014年12月27日(土)
 午前6時、起床。スマホのマイクに「大阪南港 かもめ埠頭」と吹き込むと誤字もなく変換し、さらに2秒後にはルートまで提案してくれるのには驚きを隠せない。スマホに操られるがままに、アクセルを踏み込む。年末で道路がどれくらい混雑するのか想像ができず、岡谷、飯田、恵那、小牧とノンストップで進む。幸い、一宮インター手前で2キロ程度の渋滞にはまっただけで名古屋を通過。

 最初の関門を通過できたため、養老SAで休憩を挟む。伊吹山は真っ白に化粧が施され美しい。再び車を走らせると、右は「大阪」、左も「大阪」という不思議なジャンクションが。スマホに導かれ、左ルートへ。瀬田東ジャンクションから京滋バイパスに入り、宇治を通過。久御山ジャンクションから第二京阪に入り、いよいよ大阪へ。さらに近畿自動車道、阪神13号を乗り継ぎ、上から読んでも下から読んでも「南港南」インターで降りる。

 まるで迷宮のような高速道路網は、ナビゲーション無しでは到底行きつけなかったと思う。鹿児島・志布志行きのフェリーターミナルである「かもめ埠頭」には、予定よりもずっと早い11:45に到着。小さい頃に雑誌で見て長いこと憧れであった、おっきなお日様が描かれたフェリーが目の前に。
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 乗船手続きまで3時間、折角なのでWTCまで足を伸ばそうかとも思ったが、迷子になり船に乗り遅れたら難儀なので、埠頭近くを散策。歳も瀬だけあって、乗船手続きは帰省客や行楽客で賑わっていた。車検証と乗船証を提示し、乗船手続き完了。
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 そして、16:10頃から乗船を開始。久しぶりの船旅に、否応なしにテンションが上がる。船体は、12,000tクラスの「きりしま」。
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 北海道航路に比べるとこじんまりしており、車はなんと4フロアも下の船底まで。入口の6階まで歩いて上がると息が切れた。席は畳部屋で指定であるが、帰省ラッシュで山小屋状態になりそうだ。なんとか、1人1畳は確保されていて助かった。
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 さようなら、大阪南港。さようなら、本州。
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 巨大な煙突。34,200馬力の排気量をもつエンジンには、これくらいの煙突が必要なのか。船は23ノット(およそ時速40km)で、西へ進む。
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 船はほとんど揺れず、静かに進む。最近ハマっている日置の芋焼酎「一燈照隅」で旅の無事を祈念し乾杯。
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 しばらくして船内を散策し、ロビーへ。焼酎を傾けていると、酔い酔いでゴキゲンなおじさまたちと相席に。ずっと和歌山で災害対策の仕事に出ていて、数ヶ月ぶりに我が家へ帰る所らしい。久しぶりの「かごんま弁」がすごく懐かしく、気付けば焼酎のボトルは半分近くまで空いてしまった。

 大阪湾を出てもほとんど揺れを感じることはなく、エンジンの重低音と心地よい振動で、いつしか心地よい眠りについた。本日の走行距離394㎞、走行時間5時間。明日には、九州に上陸だ。(つづく)
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by kanechins | 2014-12-27 23:23 | 「旅」の独り言