国宝・犬山城。
2014年 12月 07日
今日はフクベでボルダリングでの予定であったが、きっぱり諦めがつくほど路面はびっちゃびちゃ。ということで、ハズレがない相棒のリクエストで「日本モンキーセンター」に行くことに!スマホナビが言うままに犬山市を目指す。
途中、「(ナビ)左折してください」「ん、え?凍結につき通行止めってなっとるけど!?」。そのまま直進し、今考えたらアホだけど、引き返して逆から入ろうとトライ。当たり前だけど、こちら側からも「通行止め」の看板が。「尾張パークウェイ」は冬季閉鎖らしく、結局、ぐるーっと山を巻いて目指す。
街中から山に向かって進む。この先には森しか見えないのに、なぜか渋滞発生。すぐに、「日本モンキーパーク」(センターではない)渋滞であることが判明。里から私設駐車場が続き、300円、500円、800円と上がっていく。 「『センター』はそんなに混まないだろう!」と思っていたが、どうやら駐車場は一緒みたい。駐車場はどこも一杯っぽいし、ものすごい人の多さに辟易してしまう。一気にテンションが下がり、なんとなーく、近くにある「犬山城」に行くことに。
「犬山城なら、きっと人は少ないだろう」と踏んでいたが、甘かった。ごめんなさい。犬山城が国宝級のお城だなんて、知りませんでした。途中、駅から途絶えることのないハイカーを横目に、慎重に車を進め、なんとか丘の上の駐車場へ。
折角なので、散歩がてらに一旦、木曽川まで降りてみることに。ほほう、これはなかなか。川を背にすれば、攻防すべき面は減るわなぁ。お堀の代わりに、2面は流れる川に守られている。
木曽川沿いにぐるり一周歩いて、およそ30分ほどか。500円の入場料を支払う。
緩やかな石畳を登り、入り口へ。
宝犬山城は、室町時代の天文6年(1537)に織田信康(織田信長の叔父)により築城され、天守は現存する日本最古の様式だそう。なかなか堂々として、こじんまりとしてはいるが重厚でもある。
折角なので、天守閣まで上がってみることに。入り口で靴を入れる袋を頂く。入っていきなり、かなりの傾斜。入り口は地下室の様相だ。急な階段を上がっていく。床は氷のように冷たく、スリッパをお借りしなかったことを後悔。
お殿様が使用した部屋「上段の間」。お城の最上部にある部屋のようで、奥には「武者隠し」の間があり、お殿様を守る武士が待機していたとのこと。
木造モデルの展示もある。
天守まで上がると、ぐるり外側を一周できる。天守の高さは19mとのことだが、小高い丘の上に位置するため、思ったよりもはるかに高度感があり、自分的にはかなりコワイ。伊木山方面を望む。木曽川も、下流はこれほどまでに幅広の河川になるのね。
成田山方面。
木曽川の上流方面。
下を見下ろす。おお、高い。
日本に国宝級のお城は4つ。「松本城」「彦根城」「姫路城」そしてこの「犬山城」。意図せずも、「国宝級のお城」の半分をコンプリートできる結果に。自然の地形を応用した造りとなっている。今回は城下町は散策できなかったが、また東海地方に登りに来て天気が悪いときにでも、散歩してみたいな。