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by kanechin
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第2回 西駒んボッカ。

 2014年 9月 7日(日)
 いよいよ、西駒んボッカの当日。

 午前04:50起床。このところの睡眠不足があってか、雨音も全く気にならずに熟睡。目覚めると、テントを打ち続けた雨音も、小豆を軽く当てた程度に。朝食を摂り、テントを撤収。予報は1日雨であるが、このまま雨が上がってくれるといいな。

 初めてのトレイルラン。距離は11.6km(ロード5.1km、登山道6.5km)だが、登り標高差はオドロキの1,750m!競技は往路のみだが、登ったら当然、来た道を下らないといけない。だ、大丈夫か?とにかく、鳩吹公園から桂木場登山口までのロードが辛いらしい!?
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 ギリギリまでザックの選択に悩む。薄くて軽いけれど背中の当たりが悪い軽量ザックか、重たいけれど背中当たりが良いザックか。「まぁ、ちょっとくらい重くても」と、快適そうな重いザックを選択。レンガに加え、必携装備(チェックで足りてないと15分加算)であるヘッドランプ、地形図、セパレートのカッパ、防寒着、水1L以上、携帯電話、行動食、熊鈴、携帯トイレ、ホイッスル、手袋を詰めると、結構な嵩(かさ)と重さに。なぜ、みんなあんなに小さくまとめられるのだ??

 午前06:00、開会式とブリーフィング。出走チェックを受ける。
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 スタートライン。そして、午前06:30ちょうどに、白鳥伊那市長の号砲でスタート。みんな、普通に走り始めてびっくり!?え?こんなペースで行くの?
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 2kmほど走ったところで、傾斜が徐々に増してきた。ここで飛ばしすぎると後半が持たないような気がして、途中から競歩ペースに。それでも呼吸器系はMAXでキツい。初めて通る道なので、傾斜や距離感がさっぱりわからず、メンタル的にも辛いロードとなった。そして、登山口へ。

 「登山道に入ればこっちのものか!」と思っていたら、既に足はガクガク。傾斜がそれほどでもないところは歩きこそすれいいペース。ただ、ちょっとでも段差があると足が上がらなくなり、終いには足が攣りそうになる、情けなし。咽(むせ)ないように注意しながら、ゼリー食でカロリー補給。

 ところで、この桂木場ルートは学校登山でよく使われるルート。新田次郎の「聖職の碑」の舞台でもある。いつかは登りたいと思っていたルートに、まさかこんな形で登ることができるとは。

 大樽小屋でザックを一旦下ろし、スニッカーズと水をしっかり摂る。その後も、途中でカレーパンを頬張る。もう、お腹が空いて空いてしょうがない。きつい傾斜が続く道を登ると、明るい稜線に出た!分水嶺では、スタッフとして待機していたTakakoやひさのさんらの声援を受け、充電!すっごい元気が出た!

 後は、トラバース道を小屋まで突き進む。たいした傾斜ではないのに、もう足はガクブル。そして、やっと西駒山荘が見えた!最後くらいカッチョよく走ろうかと思ったが、それもムリなほど、カラダ的にはギリギリであった。
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 そして、ゴール!この嬉しそうな顔、笑。
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 タイムは、運んできたレンガを置いた時点で計測。結果は、3時間9分5秒。「コースタイムの半分くらいでいけるっしょ!」と思っていたが、全然甘かった~、苦笑。順位は、男性クラス108人中44位となった。世の中、強い人はいっぱいいるなー!
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 振り返ると、標高が上がるに連れペースがどんどんと遅くなっているのがわかる。MAXペースで登り続けるのが、こんなにも辛いとは思わなかったなー。勉強になりました!
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 じきに相棒もゴール!女子クラス46人中、堂々の13位!しかも、「辛いのいやだから、楽しく登った」と。どんだけ強いんだ。。。小屋にはお湯にコーヒー、紅茶やお菓子、お味噌汁のサービスが!担いで上がったレンガにメッセージを残し、小屋の片隅に積む。このレンガで小屋の床が作られるそう。
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 そして、下山開始。分水嶺で荷を降ろす。お二人とも久しぶりの再会。続々と登ってくるランナーに声援を送りながら大休止。結局、朝方に小雨がぱらついたくらいで、カッパを着ることなく済んでよかった。
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 登ってきた道をゆっくりと下るが、こんな長い道を頑張って登ってきたのかと思う長い道のりであった。そして、登山口から鳩吹公園までが長いこと!夏の陽射しに炙られながら、なんとか閉会式に間に合った。
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 上位の2人は昨年も1位、2位を争った仲らしい!しかも、今年はハンディでレンガを2つ担いで上がったとか、すごい!参加賞にはワンカップもあり嬉しい!抽選会では、スポンサーからの豪華商品が当たるなど、お楽しみも充実!登っているときは本当に辛かったけれど、終わってみれば、すんごく楽しい大会だったな!
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 トレラン大会って、開催する側は本当にタイヘンだと思う。AEDを担いだランナー1名に、ドクターランナーも3名。随所にスタッフが待機し、登山道にはなかなか洒落たメッセージも随所に見られ、随分と応援してもらえた。スタッフのみなさん、本当にありがとうございました!すごく素敵な大会でした!
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 ちなみに、大会は来年も開催予定とのこと!腕(足)に覚えがあるみなさん、いかが? 
by kanechins | 2014-09-07 21:18 | 「走り」の独り言