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by kanechin
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山岳指導員の検定会(day1)

 2014年 5月24日(土)
 この週末は、いよいよ県山岳協会主催の指導員検定会。午前8時半に大町人工岩場に集合。余裕をもって8時前に到着すると、もうみんな居るではないか!

 装備リストを確認し、服装、ハーネス、ギア類、シュリンゲのまとめ方、ヘルメットの装着などについてお互いに確認する。ふと無意識に行っていることではあるが、ひとつひとつを言葉で説明するのは、意外に難しい。余った時間で、学科テストの予習もできた。早起きは3文以上の得であった。

 初日は、岩登り技術の検定。午前中は技術確認を含め、受験者同士でロープを結び合って、わからない点などを指導者に教えを請う。
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 「普段やっていることをやればいいだ」と言われても、やっぱり緊張するわ^^;。
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 お昼を食べてから、いよいよ検定開始。各項目について指導者:受験者=1:1で実技や指導方法などを聞かれる。まずは、ダブルロープによるトップ。体勢やホールド、スタンスの置き方、支点の取り方、セカンドのビレーを行い、トップでいくつかの項目について質問された。ザイルパートナーは、以前からセンターでお世話になっているA嬢であったので、落ち着いてできた^^。
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 続いて、懸垂下降。下降支点や器具の設置はもちろん、なぜ行うのか、リスクなどについて質問される。着地直前で停止し、着地時やマルチ下降時の注意点も聞かれた。

 他にも、トップのビレー時の指導、アンカーの考え方だけでなく、ハーネス、カラビナ、ロープ、シュリンゲの種類と強度、扱い方から購入のポイントまで質問された。

 そのあとに、フィックス通過のやり方と注意点についての指導もチェック。
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 最後に、トップが墜落してロワーさせられない状況でのビレイヤーの脱出法と、シュリンゲを使った登り返しも検定。今回はワタシを含めて6名が受験。写真は、一通りの実技が終わって「ほっ」としている同期^^。
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 16:30には実技が終わり、山岳総合センターに移動。

 経歴を含めた受験申請書、課題の作文を提出し、学科試験。指導者の定義や登山に関わる基礎知識、天気図の作成、弱層について、トラブル時の対応や登山計画書の必要性、地形図や山岳名称など多岐に渡る筆記試験で、結局は1時間をフルに使った。テストを受けるのなんて久しぶりで、学生の気持ちを思い出した。これ、予習してなかったらかなりヤバかったと思う^^;。
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 夕食を頂き、夜の部の検定へ^^。写真はA嬢が差し入れてくれた「純米吟醸無濾過生原酒『大雪渓・集大成』」(契約栽培美山錦100%、精白歩合:55%、アルコール分:16度)を頂く。名前のとおり、杜氏をはじめ蔵人皆が今季の「集大成」として持てる技術をつぎ込み丁寧に醸された絶品らしい!
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 夜の部の検定も盛り上がりを見せ、話が尽きることはなかったが、明日は4時起き。久しぶりのセンターの布団に23時には包まれた。(つづく)
by kanechins | 2014-05-25 23:00 | 「山」の独り言