ローカル岩場、第2弾「尼厳山」
2013年 03月 24日
今日はチームMに混ぜて頂き、ローカル岩場である「尼厳山」に行ってきた。写真は、IchicoをビレイするM山隊長。
正直、尼厳山の岩場をなめていた。随分と前に登りに来たときは「ブッシュがひどい」「クラックの中は泥だらけ」とあまり良い印象ではなかったのだが、今回はすっかりこの「尼厳山」の魅力にどっぷりハマってしまったので、その魅力を報告したい。
「尼厳山」と言えば、長いアプローチ。山好きにはこのアプローチが楽しみでもあるが、落ち葉で覆われた斜面がいやらしい。更埴の町並みのバックに聳える北アルプス連峰。
さらに歩みを進めると、写真のカンバン(Lizardさん作?)が。
カンバンを越えると、そこには見事なスケールの岩が聳える。M山リーダーとワタシの2班に別れ、マルチ気分で上部岩壁を目指す。ワタシらは右側のダブルクラック(5.7?)へ。
クラック内部の様子。すっきりとし、思ったほど汚れてもなく、快適。カムは1セットのみで、限られたタマを上手に使うトレーニングになった。ロープスケールで20mほど。
フォローするFuku-chan。
同じく、Oggy。
M山パーティは、マルチの講習会。
「ニッチモサッチモ」(5.8?)をフォローするT氏と、フォローのビレイを練習するIchico。
続いて、上部岩壁で遊ぶことに。Fuku-chanの課題となっていた(過去に登ったらしいが、今回はカンテ限定で登りたいらしい)「バレーフェイス」(5.10d)へ。
ワタシも触らせて頂くが、1便目はちんぴんかんぷん!?これで10d?しかし、ひとつひとつムーヴを解決していくと、こ、これは面白い!スケール、岩質、内容ともに星が付いてもよいのでは?
続いて「ラスト・エンペラー」(5.10b)へ。こちらもスケール、内容ともになかなかの1本。1便目は核心を越えたにも関わらず、最後でホールドを見失いテンション、ばかばかー。やっぱ、堕ちるまで登るクセを付けないといけないな。
M山班は懸垂下降の練習をしつつ、下部岩壁へ。
Pon-chanも合流し、我々は皇帝目指してトライ!ボルダラーOggyは1撃、さすがやわ^^。写真は修行中のIchico、がんば!
皆神山。もうしばらくすれば、田に水が入って緑豊かな大地へと変わる。
そんなこんなで、楽しい時間はあっという間。
急遽、お仲間に混ぜていただいた皆様。楽しい時間をありがとうございました。
それにしても、昨日の鳶岩といい、近場にこんな素敵な岩場があっただなんて。これからは、折りを見て再訪したいな。
■本日のメニュー■
・「ダブルクラック」(5.7?、NP) ○(OS/m) グレード通り、ホールド、スタンスが豊富なハンド中心のきれいなクラック。スケールもあり、アルパイン気分が味わえる。
・「バレーフェイス」(5.10d) ×○(RP) 最初はちんぷんかんぷんで10dには思えなかったが、ムーヴがわかればなるほどな、というポイントが幾つかある好ルート。ルート名は、登って納得。右に左に、舞うように登る。ボルト位置がちょっと高め。
・「ラスト・エンペラー」(5.10b) ×○(RP) すっきりしたスラブフェース。スケールも大きく、核心の上部はムーヴが求められてなかなか手強い。青空に向かって登るほどに明るくなり、気分はまさにエンペラー。グレードは辛め。