韓国・インスボン遠征記 day4

 2011年 9月25日(日)
 
 いよいよクライミングツアーも終盤。4日目の今日は、「下部大スラブ 2P100m」からクラック主体のルート「ウジョンA(友情、우천A、5P160m、5.9☆☆☆)」へ継続する7Pのルートへ。日曜だけあって、朝から大混雑。大スラブ左側のテラスで準備。
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 待っている間も韓国人からロープのことを聞かれる。ダブルロープが珍しいのか「細い」っていう印象が強いのだろうか。インスボンのスタンダードは60mみたいで、ここでも「50mじゃ短いヨ!」って言われる。

カンタンそうなスラブ面は、それこそ団子状態^^;。ロープがからまない?
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 どうもスラブに臆してしまったので、下部スラブは好調なパートナーへ譲る^^;。1P目はフレークでTCU1本に、上部スラブはわずか2ピンで50mいっぱい。
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 ビレーポイント(以下、BP)ですぐ後ろについてきた強そうなおじさんにルートを譲ると、「コッチダヨ!」ってルートを示してくれた。2P目を登るパートナー。とにかく、ボルトが見当たらない、というか無いらしい^^;。
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 パートナーはなぜか左よりのBPをスルーし、まっすぐ上にロープを伸ばす。嫌な予感がしたが的中し、ロープ一杯に!?しかたなくシュリンゲにセルフを移し、上がれるだけ上がってロープを伸ばす。行ってみると、ぎりぎりBPに届かずTCUで支点を作っていた。
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 ここが「ウジョンA」の取り付きだ。うっわ、上部はすごい人だかり^^;。
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 どうやら先行パーティは5人組で、しかもリーダーっぽい人がビレーや登りを指導しながら登っている。ここだけで、ほぼ1時間待ち^^;。周囲のどのルートにもパーティが取り付いているので、腹をくくって待つことに。

 やっと出番が。1P目(5.7、35m)はワタシ。悪くないコーナーをレイバック気味に登るので、かなり疲れる。意外に幅が広く、最後は思わずボルトにクリップしてしまった。写真は1P目をフォローするパートナー。
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 うーん、ほんとにすごい人だ。
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 「色々なものが落ちてくるから、気をつけたほうがいいヨ!」って言われていたとおり、大きなザックがいや~な音とともに墜ちていった。笑ってはいけないが、みんな「カバーン」「カバーン」って叫んでいたのが印象的。人に当たらなくてよかった。
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 2P目(5.9、26m)はパートナー。ぱっと見は悪くなさそうであったが、傾斜が増しクラック幅も広くなりかなり消耗した。最後はオフィズスであったが、なんか岩に挟まるのが気持ち良かった、やばいな^^;。
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 3P目(5.8、25m)はワタシ。やはりオフィズスから始まりびびる。傾斜はさらに増し、取れるところを探してカムを積極的に決めていく。最後のハング部は4番があま~く効いてるだけ、気休め。そこからフェースに移り、スラブに立ち込んでの軽いデッド!?ワタシにとっては今回一番シビれたパートとなった^^;。
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 懸垂してきた先行パーティに日本語が堪能な女性がおり、しばらくお話する。「明日も一緒に登ろう!」と言われるも、明日はもう帰らないといけないのだ、残念(><)。
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 4P目(5.6、20m)はパートナー。傾斜が落ちたオフィズス~ハンド。
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 だんだんと陽が傾いてきた。
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 4P目(実質6P目)取り付きから、登ってきたルートを振り返る。
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 5P目はワタシ。トポには「5.5、40m」とあるが、50mロープでは足りずに途中の木でビレー。
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 終了~、クラック主体のルートでなかなか楽しかった^^。コンティニュアス(ロープで結び合った状態)で山頂を目指す。通称「タヌキの腹」。チッピングが施されているので、それほど難しくはない。
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 そして山頂!取り付きでお話しした、日本語がちょっと喋られるクライマーと再会!最初で最後のパーティ写真を撮ってくれた^^。
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 さぁ、帰ろう。前日、宿に泊まっていた九州クライマーに下降路を教えてもらっていたので、イメージが沸いていた。ノーロープでスタスタ(とはいかないが)と傾斜の緩いスラブを西面に向かって降りる。下降の順番待ちをしている人たちが見えたので、下降ポイントはわかりやすかった。
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 別のパーティーが「うちらのロープと合わせて1回で降りようヨ!」って提案してくれるが、我々のロープは50mで1回半の懸垂が必要^^;。すると、さらに他のパーティーの人が「このロープで降りたらいいヨ!」とロープを貸してくださった。後からも続々と下山者が来そうだし、結局甘えてしまった。60mならどこの支点からも1回で下降が可能みたい。
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 振り返ったところ。60mのシングルロープを2本合わせてカウンターで2人づつ降りてくる、なるほどな~。
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 おかげで、真っ暗になる前に白雲山荘に帰着!李さんもちょっと心配していた様子^^;。最終日も豪勢にプルコギ(불고기、タレを揉み込んだ焼き肉)。好天と無事に感謝し、乾杯。大阪クライマーの方々も明日は下山らしい。山荘も、急に静かになっちゃうんだろうな。
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 明日はいよいよ帰国日。「まだ登るのか!?」って感じではあるが、天候も良さそうなので朝食をキャンセルし(1泊夕食だと1人20,000W=1,500円!)、日の出からクライミングをすることに。荷物をまとめ、早目に寝袋に入った。 (つづく)
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by kanechins | 2011-09-25 21:25 | 「アルパイン」の独り言 | Comments(0)


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